「あなたの自治体は大丈夫か?」
〜地方分権時代の財政制度と議会の役割〜
と、題した勉強会(主催 三重県議会)に午後1時から出席させて頂きました。
名張市議会議員は、15名出席したいました。
今回講演をしていただいたのは、桜内 文城(さくらうち ふみき)さん、現在新潟大学の助教授と財務省の専門委員や特別研究官等の職についておられます。

講演の目次は
1、財政破綻とは何か
○夕張市における不適切な会計処理
○特定調停を行った公社・三セク
2、新地方会計制度の構築
○ストック指数の導入
○新地方公会計制度研究会報告書
3、税金とは何か〜県民は顧客か、出資者(所有者)か〜
○アカウンタビリティ
○ガバナンス
4、財政民主主義とは何か?
○世代間の衡平(時間軸上の資源配分)
○予算編成におけるシミュレーション
5、地方財政制度・運営にかかる議会の役割とは何か
○予算編成上の意思決定
○予算執行の監視
○決算報告の承認

である。内容・目次を列記すると難しそうに見えるが、非常に分かりやすい中身の講演でした。

1について
.丱薀鵐好掘璽蛤估・歳出に注意。特に地方債、借入金に見えない名前がつけられている場合がある。資産の部で、出資金については、価値を見極める。
経済効果 行政の言う効果を信用しない。眉唾。
2別棔^兮金にいろいろな物が含まれる。臨時の人件費。補助金についても、見極める。

2について
発生主義を活用した公会計の整備を3年以内に導入
新しい再建制度とフロー(流れ)指数とストック(財産のあるもの)の指数を整備していく。

3について
パブリック・アカウンタビリティとは、政府(行政)の国民に対する受益者責任について、その設定から解除に至るプロセスを会計的に説明。
委託者(納税者)が、信託(税金)を出し、受託者(政府・行政)が予算編成・執行・意思決定をし、受益者(現在及び将来の国民)がある関係。信託受益権=基本的人権、衡平法上の物権(実質的」所有権)=国民主権と考えることで、説明が出来る。

4・5について
予算は、大切。資本をどこに投入するのか?税を上げて歳入を増やすのは良くない。
議会は、立法府。住民密着でないと出来ない。予算も立法と同じように扱う。議会が予算をしっかり吟味すれば、行政がどう使うかは関係ない。
土地開発公社については、銀行に債権の放棄を求め、整理する。貸した銀行にも責任を持たす。

かなり、無理した要約です。(少しでも分かっていただけますか???)
今日の講演を聴いていたら、長より議員の方が強くなれる要素があるように思いました。行政の長として、名張市役所がどうあるべきかより、議会はより住民の立場で、住民の受益享受のために、予算を吟味、修正し、委託者(主権者)として権利を主張することが大切なこと。また、判断の基準として、今生まれていない人に対しても責任を負うことの自覚を再認識もしました。

名張の議会の15名が本日参加して、どう何を学んだのか分かりません。しかし、議会と理事者との馴れ合いは辞めよう。市民の側でモノを考えよう。市長が、お金がないからって言われようが、議会は住民サイドで判断をしよう。そのためには、もっと住民のことを知ろう。理解しよう。そして、我々市民が行政に対して、信託(納税)し、行政はそれを受託するだけであり、受益は我々市民が享受していく。
市長の判断、議会の判断、これは違うんだ。ひと括りで、同じ土俵に乗せて判断を市民にしてもらう事のないように、議員としてしっかり研鑽していきます。