長い間友達に貸していた本が戻ってきたのでまた読んでみました。

2010年革命 ~団塊の世代が会社から消える日

これはホントに面白い本です。

で、読みながら思うのですが、

例えばスーパーマーケットですが、

/品を工業的な発想で工場で作る
∪渋ぅ灰好箸下がり、大量生産でコストダウン
G笋蠎蠅魯后璽僉璽沺璽吋奪箸鮑遒辰涜舂未忙兎れて安く販売する
ご存の商店街などの小売店は淘汰される

とこうなったわけですが、こういう規模の経済やら薄利多売という考え方とはいったいなんだったのか??

結局2〜30年のスパンで見たら失敗ですな。

多くは採算が合っていない。多額の負債を背負って倒産したりします。

実はこういう形態を支えているのは借金です。

で、借金を支えているのは国民の税金や預貯金ですな。

で、借金した金を豪快に使ってみたものの、実は全然儲かっていなかったのです。

別の本で読みましたが、そもそも工業化を支えていたのは、昔なら地方から都会に出てきた集団就職などの安い労働力。今で言うなら外国人労働者ですな。


そういう安い労働力がなければ成り立たないのです。

大量生産によるコストダウンを支えていたのは機械化でもコンピューターでもなかったのではないか?

すると大企業の工場で働くのは割に合わない仕事になる。

いやすでになってますな。

業務委託、派遣労働、契約社員など、安い給料で働かされている人はドンドン増えているそうです。

別に小泉さんが格差社会を作ったから悪いとか、安い賃金で従業員を働かせる経営者がけしからんなどといった問題ではない。もともと払える人件費はこんなもんだったのではないでしょうか?

で、若い人にはそういう会社に滅私奉公して働く気がない人が多くなっています。

すると、そのうち気が付くのは、

/べるもの
着るもの
住むところ

を一生懸命作って売るのが結局一番トクな生き方であるということではないでしょうか?

インターネットで物を買うのもそろそろ皆飽きてくるような気がします。

すると、昔のような商店街がまた復活するかもしれない。

農業も違う形で復活するのではないでしょうか?

結局、時代は同じ事を繰り返すような気がしますな。


もうすぐそのきっかけになるような大きな出来事がおこりますな。

それは世の中の人が全然借金できなくなることです。

国は膨大な債務(国債)を背負っていますが、これは他人事ではない。

地方自治体も同じ。夕張市みたいなことはこれからドンドン起こります。

国や地方が破綻するということは、銀行などの「貸し手」は大きな支えを失うことになります。

すると今のようにお金を貸せなくなる。

「商売は金を借りてするもの。」

ではなくなります。

で、今は

「どうしたら銀行は金を貸してくれるか?」

ということに必死になっている人たちが、

「原価よりも高く売って儲けるにはどうしたらよいのか?」

を考えるという本来の姿に戻っていくのではないでしょうか?

家も同じ。

住宅ローンで家を建てるという習慣がなくなります。

家は三回払い。先祖代々の土地に住み続ける。

きっとこうなりますな。

なんのことはない。戦前の世の中みたいになる。


昔は戦争に負けて何もなくなって、ゼロからのスタートを切った日本ですが、

今度は財政破綻で何もなくなってゼロからのスタートを切るのです。

でもそう考えると、我々の子供達が大人になった頃の世の中も、まんざら捨てたものではない。
案外、物はないけど豊かな心をもった楽しい時代になるような気がします。


先日テレビでお餅を作っているメーカーの工場が紹介されていました。

四角いおモチに縦横に切れ目が入っていて、これがあるとキレイに焼けるそうです。

このテレビを見て、食べ物は基本的に大量生産するモノではないと思いました。

いくら工場の人が工夫をしても、私はやっぱり毎年妻の実家で父さん母さんが作ってくれる丸いお餅が好きですな。

おいしさが全然違う。

妻の実家ではおせち料理も作ってくれますが、デパートなどで売っているおせち料理よりも絶対手作りがおいしい。

お弁当もそうですな。

自分でつくるのが一番安くておいしいのです。

私もたまに料理の本を見ながら中華料理など作ってみますが、本のとおりに作ったときにはそのおいしさに驚きます。


なんだか話があっちこっちに飛んでわけがわからなくなりましたが、そういうことを考えさせられる「2010年革命」という本は本当に名著だと私は思います。