ジェネラルパーパス・テクノロジー 日本の停滞を打破する究極手段 (アスキー新書 70) (アスキー新書 70)

先週の日曜日に買って、一週間で二回読みました。

野口先生の本はやっぱり面白い。

いつも思いますが、面白い本はアッというまに読んでしまいます。

ITに関する本ですが、日本はITで世界から取り残されているそうです。

‘本の電子政府の世界ランキング
 ブラウン大学が作っているランキング・・・世界40位(北朝鮮の次)
 国連によるランキング・・・世界11位
 
△箸海蹐日本政府は「電子政府推進計画」という文書の中で、
「わが国は(中略)世界最先端のIT国家となった」と宣言している!

M由は日本政府がITを回線の問題としか捉えていないためで、確かに日本の高速回線の整備状況は世界のトップレベルにあるが、問題はそれを使って何が出来るか?ということである。

電子政府を例にとって日本経済の停滞原因を説明されているのですが、非常に的を射た説明です。

日本の電子政府では、何か手続きをしようとしたときに、

世界最速の高速回線を使って市役所などのホームページにつながるが、

そこには「市役所の窓口に来て手続きしてください」と書いてある。

などと書かれています。

まったくその通りですなー

私などは日常業務で電子政府を使って申請・届出などをしようと思うことがありますが、その整備状況には驚くことがあります。

ー蠡海の要領がホームページのどこに書かれているかがわからない。
⊇颪方が回りくどくて良く理解できない。
C甘窓口が明記されていないことが多い
づ当な部署に電話すると2、3人たらいまわしにされたあげく、出てきた人はすぐに怒る。
(不機嫌な対応。俺の知らないことを聞くな!という態度)

という具合です。

地方公共団体のホームページは、市民・県民に対する行政サービスというよりも、

「公務員は批判されていますが、こんなにたくさんの仕事をしているんですよ」という自己アピールの場であるように思われます。

但し!

国税庁の電子申告については別。

私は、上記のようなIT後進国(ハードは得意だがソフトは苦手)において、よくココまでのシステムが構築できたと感心します。

別に国税庁のご機嫌をとろうとしているわけでは決してないのですが、国税庁のホームページやメールマガジンなども私はすごく便利だと思います。

私は思うのですが、何事も

「誰にでもわかりやすいもの」

を作ろうとすることは、結果的に

「誰にとっても使えないもの」

を作り出してしまうのではないでしょうか?

その点、国税庁のHPや電子申告システムは専門家である税理士などが利用することを前提としているので(少なくとも最近の傾向ではそうなっているように思う)便利なシステムになったのだと私は思います。

「日本経済の停滞原因はITを活用できない社会構造にある」

というのがこの本の趣旨ですが、

その意味では国税庁のIT化をキッカケに日本のITはこれからドンドン進化して、

同時に日本経済も(地獄を見た後で)復活していくのではないかと私は思います。