ゴールドラッシュの「超」ビジネスモデル

前にも書きましたが、野口先生のこの本は面白い。

あんまり面白いので一気に三回読んでしまいました。

19世紀のゴールドラッシュや、現代のIT業界の発展を分析して、現代日本の進むべき道を示すというのがこの本の趣旨で、

日本は製造業中心の産業構造から脱却して、新たなビジネスモデル(中国にできないこと)を作り出さねばならない。

と書かれています。

ところが、日本は政府も企業も借金で問題を先送りすることしか眼中になく、これでは構造改革は一向に進まない。

野口先生は、このような思考を

「日常性への執着」
「サンクコスト(今まで費やした費用)への執着」

といった言葉で説明されており、これらの思想がわが国経済を停滞させている大きな原因であると説明しています。

まったく野口先生の言われるとおりで、非常に勉強になる本です。


ただし、しかし、

人の考え方を変えるのは簡単ではない。

ましてや一国の経済ともなると、めったなことではその方針は絶対に変わらない。

日本の将来はやはり暗いのか?


でも、ベンチャー企業のように創意と工夫でビジネスモデルを構築し、少しずつ実力をつけている若い経営者が、私の事務所のお客様にも結構おられます。

このような若手経営者を見ていると、日本の将来も明るいのではないかと私は思うのです。

おそらく、いずれ日本経済も体質改善が実行されて、復活する日が来ると思いますが、そのころには平成生まれの若手経営者が、野口先生の言われるような「超ビジネスモデル」を駆使して大もうけしているような気がします。

体質改善というものは政治やコンサルタントにできるようなものではなくて、人間の世代交代とともに自然と行われていくものではないでしょうか?

誰かの考え方が変わるのではなくて、考え方の違う誰かが増えていくのだと思います。

そう考えると日本の将来は明るいかもしれません。

そんな時代についていけるよう、私も勉強しなければ!