俺は、中小企業のおやじ
俺は、中小企業のおやじ
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これは傑作本です。

これぞニッポンの名経営者。

はじめから終わりまで勉強になる話が満載ですが、なかでも43ページの、「会計の基本は二つのポケットだ」という話が秀逸。

曰く

・バランスシートが読めなくても、商業簿記を勉強しなくても二つのポケットがあれば用は足りる

・この話は青果店のおやじさんから聞いた。

・おやじさんのエプロンにはポケットが二つある。

・おやじさんは毎朝、市場に出かけて仕入れてきたものを店で販売する。

・販売するときには、たとえば今日仕入れてきたものが10万円なら、今日の売上が10万円になるまでは「右のポケット」だけにおカネを入れてしまっておく。

・売上が10万円を超えたらはじめて、超えた分のおカネを「左のポケットに入れる」

・なんでこんなことをするかというと、それは「売上」と「儲け」は違うということがわかっているからである。

・右のポケットのお金は明日になればまた仕入に使わなければならない。

・これに対し左のポケットにたまったお金は正真正銘の利益であって、パチンコに使っても貯金しても良い。好きなように使える。

・往々にして人はひとつのポケットにすべてのカネを突っ込んでしまい、他人に支払わなければならない原価の分まで儲かっているように錯覚してしまい、失敗する。


という、いい話。

優れた経営者は言葉は違っても皆同じことを言葉にし、実践されていると思います。

鈴木社長の投資方針は、

「自分で稼いだ金の範囲で投資し、その一線を踏み越えない」

ということで、

「人からカネを借りているようじゃダメだ。金輪際、借金はしない」

という覚悟で経営をされてきたそうです。

ホント頭が下がります。

自動車産業の将来は見通しが暗いですが、日本経済を復活させる経営者は間違いなく鈴木社長のような「中小企業のオヤジ」だろうと私は思います。

余談ですが、私は大のスズキ自動車ファンです。

ロシアンラリー











もうずいぶん昔ですが(1994年)、タイヤ会社勤務時代に、スズキのエスクードというクルマでロシアンラリーというイベントに出場しました。
ロシアンラリーについてはこちら 実に楽しいイベントです)

といっても勤めていた会社がスポンサーをしていたので、うまく便乗参加させてもらったのですが・・

写真は、4X4マガジンという雑誌の特集記事で、先頭に写っている赤いエスクードが私のクルマで、もちろん運転しているのも私です。

このエスクードというクルマは小さいですがロシアでも本当にパワフルでよく走りました。

当時、私は四輪駆動車用のタイヤの商品開発を担当していましたので、同じスズキの四輪駆動車ジムニー専用のタイヤ(195R16という珍しいサイズ)を開発して発売したりもしたなあ。

タイヤ会社をやめて会計事務所に勤務し始めた頃は、そのジムニーに乗っていました。

また、実は私の妻の実家はスズキの販売店をやっています。
(59ページに紹介されている「動くカタログ」が、もちろん設置されています!)

いろいろとご縁のあるスズキ自動車で、私は大のスズキファンなのです。

話は脱線してしまいましたが、本当に勉強になる本でした。