日本は悪くない―悪いのはアメリカだ (文春文庫)
日本は悪くない―悪いのはアメリカだ (文春文庫)
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ところでこの本には他にもたくさん注目すべき記述があります。

・自由貿易というのはそれ自体が善なのではない。(中略)最初に国民経済があって、その国民経済にとって利益になる場合のみ自由貿易は意味がある。(70ページ)

・アメリカの経済学者はケインズ経済理論の導入以来、カネの調整だけで経済がコントロールできると思い込んでいる。すなわち、財政と金融の調整をうまく組み合わせれば、経済はうまく回転すると信じているのである。(99ページ)

・(イギリスの経済学者 サー・ロイ・ハロッドの論説を引用)「完全雇用は自由貿易にもまして第一の優先目標である。完全雇用を達成するために輸入制限の強化が必要であれば、不幸なことではあるが、それを受け入れなければならない。」自由貿易とはそういうのもである。(105ページ)

・非常に簡単かつ明瞭なことだが、世界中の国がそれぞれ節度ある経済運営をすれば、世界経済は安定する。世界経済といえばいかにも大げさに聞こえ、複雑に思われがちだが、これは各国経済の単なる連鎖にすぎない。従ってどこかの国が異常な経済運営をすれば、世界経済にそのまま反映して、世界経済そのものが不安定になる。ただそれだけのことである。では、異常な経済運営とはどういう状態をさすのか。累積債務国がまさにその異常な経済運営をしている代表格だ。(123ページ)

・私は日本人の消費態度は非常に健全だと思うし、消費抑制的な状態というのは日本の経済にとって宝なのだが、消費をむやみに増やすためにはその宝を破壊する以外にない。浪費的な国民に変える意外に消費を増やす余地はないのである。(166ページ

非常に勉強になるマトモなことを言っておられます。

日本では失業者がドンドン増えているのに、どうして町の飲食店や、町工場ではあんなに外国人が働いているのか?

貯めるな使え」なんて大前研一さんも言っていますが、それは大切にすべき日本人の長所をなくしてしまうことではないか?

金融緩和とか景気刺激策(バラマキ)などは本当に効果があるのか?

やっぱり日本は江戸時代のようになるべきではないでしょうか?