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軍事政権時代に「金日成万歳」など独り言をつぶやいたという理由で緊急逮捕されて拷問を受けた被害者が46年ぶりに再審を請求した。

6日法曹界によれば民主社会のための弁護士会(民弁)公益人権弁論センターは前日、反共法及び国家保安法違反の疑いで有罪が確定したムン某(76)氏に対する再審請求書を受け付けた。

ムン氏は去る1972年8月、「キム・イルソン マンセラ~(※金日成万歳だ~)」など独り言をつぶやいた疑いで警察に緊急逮捕された。当時30代だったムン氏は一歩遅れて音大に入学して、マンハクド(※晩学徒、高齢で入学した学生)として音楽を専攻する自分に不満があった父親から「北朝鮮にでも行きなさい」などの小言を聞いて、散歩する途中に独り言をしたものと伝えられた。

ムン氏は捜査の過程で暴行と虚偽の陳述を強要されて、拷問を受けて指を使用することができなくなったと主張している。懲役1年に資格停止1年、執行猶予2年が確定した後に楽器の演奏を諦めなければならず、精神的なショックで歌うことができなくなったというのがムン氏側の主張だ。

民主社会のための弁護士会はムン氏の事件記録を一部確保して検討した結果、当時逮捕状の発行無しに不法監禁されて、診断書及び当事者の一貫した陳述などを総合した時、捜査中に暴行及び苛酷行為があった蓋然性(※確率、可能性)を確認することができると考えた。

民主社会のための弁護士会関係者は「ムン氏は音楽を専攻する平凡な大学生だった」として「今回の再審請求を通じて一市民の人生の夢を踏み躙った国家の責任を問いたい。人権弾圧の目的で活用された反共法及び国家保安法に対する問題提起も一緒に議論する予定」と話した。


ムン氏は去る1972年8月、「キム・イルソン マンセラ~(※金日成万歳だ~)」など独り言をつぶやいた疑いで警察に緊急逮捕された。

秘密警察か密告か分からないけど怖いなぁ。
根拠法は国家保安法と社会安全法(現:保安観察法)。職務として西氷庫などで拷問を行った。組織・職員・予算は非公開とされ、職員は公募されず、生え抜きの軍人から約10万人が選抜され、国民生活の隅々まで監視した。朴の独裁に反対する国民を拷問・誘拐し、殺害さえすることもあることで知られた。その活動は国外にまで及び、日本で起きた金大中事件では、日本の東声会や山口組系暴力団と共に児玉誉士夫がKCIAに協力して金大中を拉致したことで知られる。