当初の医師の診断では
  オイラにつけられた病名は「脳幹出血」だった
 脳幹といえば
  人間である前の
     動物的生理機能を有する場所だ
 具体的に言うと
 たとえば
 脳が
  呼吸をする、体温を保つ、心臓を動かす、等の
    生きるために
       必要な最低の機能を司るところ‥

 ‥が、今になって
 「ちょっと待てよ~ 脳幹ではなかったのでは?」
                 と思うことがある
 《なんとまぁ疑い深い
    この後に及んで
         と思いつつ》
 ‥何故って? 
 《このオイラは
 今、現実に
  こうして生きているのだから‥


 ただ
  それでも、一つだけ
 「そうかな?」と思うところがある
 それは
  他の脳卒中患者には見ることのない
 真っ直ぐ立って
  そのままバランスを保って(立ち続けて)いられる
             ‥という機能を全く失っている点だ

 今でも
  そんな体勢から、ちょっと手を伸ばしただけでも
 ものの見事に
  (簡単に)バランスを失なってズッコけることがある
 それを考えると
 「やっぱり《脳幹》なのかな?」と
     (たちどころに) そこに舞い戻ってしまうのだ‥


 (もしかしたら)
 そんなふうに思ってしまうのも
  ヒトは
 それだけ
   複雑怪奇/精緻絶妙の(一筋縄ではいかない?)
                 ものだから、だろうか‥

 そういえば、二・三年前

  《ひょっとして
    ヒトは
 (これは -オイラの-
    ふとした思いつきでしかなかったが)
   誰でも、自分が知らないうちに 死んでいるのでは?》
                       と思われて‥
 (そんな、ゴク当たり前? のことに)
      一人で、唖然としたことがあった‥