tudorcatsのブログ

東京シェイクスピア・カンパニーのメンバーによるブログです。 稽古場情報、観劇日記、はたまたプライベートの休日情報など、 書き込んでいきます!

RSC「じゃじゃ馬」も中止

公演中止が続く中、早くも6月のRSC公演「じゃじゃ馬ならし」も中止となりました久々の来日公演で、とても楽しみにしていたのに、本当に残念です。
今年は明治大学のシェイクスピア・プロジェクトも「じゃじゃ馬〜」なので、TSCも5月にリーディングをやります。今大学生諸氏に聴いてもらうため、台本を作っております!
今年は「じゃじゃ馬〜」の年かな〜!?と思っていたのに、返す返すも残念です。

この作品はフェミニストの立場からすると言語道断の芝居ですが、これまでは結構「言葉のバトル」として、丁々発止のやり取りが面白いラブ・コメディとして上演されていました。じゃじゃ馬の妻を調教したつもりが、実は妻の方が上手で、最後に従順になったように見える妻が観客にウインクして終わる、というエンディングも流行りました。映画では、リチャード・ バートンとエリザベス・テイラーによる、イタリアロケの明るさを満喫できる作品が有名です。エリザベス・テイラーの下手なセリフ回しも、この映画では、R。バートンの教育の甲斐あって、楽しめる仕上がりです。

舞台で印象に残っているのは、1987年にロンドンで観た、ブライアン・コックスとフィオナ・ショーによる本当のラブ・コメディです。愛に飢えている長女キャテリーナと、計算高い次女ビアンカという設定で、最後のペトルーチオの「キス・ミー・ケイト」で観客は泣きました。こんなにも泣ける芝居だったのか、と当時驚いたものです。
今回のRSCは、男女逆転させていて、かなり過激な演出のようです。一体いつ観ることができるのやら。。。
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コロナに泣く世界、雪に泣く桜

一年ぶりの更新となりました。お許しください〜
世の中大変なことになっております。
季節的には、例年より早い桜の開花でしたが、コロナウィルスの
関係でお花見自粛要請が出、TSCの恒例の花見も断念しました。
夏に、芝生(マルボーリオが整えたということになっています)を愛でながらの
カレー・パーティーを予定していますが、
それまでに世の中どうなっているのか。。。

いえ、それより前に、明大での5月の朗読、そして12月公演「冬物語」に
向けてのワークショップ(5月28日から)は開催できるのか!?

写真は家の前の桜に積もる雪です。桜も受難の年。
みなさま、耐えましょう!
江戸馨  2020.3.29 
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シェイクスピアの名ゼリフに苦しめられ、泣かされ。。。

前回の投稿から、1ヶ月半経ってしまいました。「続きを!」と思って下さっていた皆様ごめんなさい。ぐうたらしていた訳ではないのですが、明治大学での朗読の為、「ジュリアス・シーザー」の翻訳台本を作っておりました。戦いの芝居かと思われるかもしれませんが、これが、実にセリフが多いのです。(シェイクスピアだから当たり前ですが)今流行りの’オジサン・ズ・ラブ’を思わせるような場面も多くあり、時間がかかってしまいました。まさに、「言葉」によって歴史を変えた物語です。

さて、’鏡の向こう〜’シリーズですが、先日ナショナル・シアター・ライブ(映画)の「リア王」を観たので、それに 関係して一言。実に力強く、威厳あるリア王でした。グロスターも強い父親、リアへの忠誠などがはっきりとわかり、目を失くしたグロスターと、気の触れてしまったリアとの場面(江戸大好き!)は、本当に泣けました。それぞれの家族の物語だなと強く感じました。
リアを、年を取った痴呆老人のように描く舞台が多々ありますが、そうではないのです! あれほど彼を慕う忠臣たちがいる、強く、威厳溢れる指導者がリアです。人を見る目もあります。ところが、老いとともに、色々歪んで来てしまっている。娘たちの仕打ちに、心まで壊れて行くのです。
もう一つ誤解されがちなのが、末娘の、父王のお気に入り、コーディリアです。彼女は父親同様強い信念を持ち、頑固です。決して、上の姉二人にいじめられているような、か弱い存在ではありません。それは、彼女のセリフから明らかです。よくここまでいうなぁ。。。と感じるほど、強気です。TSCの「リヤの三人娘」はそこから始まりました。もしコーディリアが老王のことを慮って 、自分の信念に反して一言言っていたら、リア家の歴史は変わったはずです。
ああ、しかし、「リア王」は、本当に美しい名ゼリフだらけです!
まとまりがなくなってしまいましたが、再開ということで、今日はこの辺で。 江戸馨 
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