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{横浜町有機ほうれん草と津軽海峡ヤリイカの和え物。}
この料理は自分の青森の郷土料理の辞書には無かった料理です。
今まで、プロ用から一般家庭用の料理書を拝見していても目にしたことがありません。
もしかしたら、何かの本には載っている料理かも知れませんが、なかなかありそうで無い料理かもしれません。
たまたま、津軽平野の真ん中のおば様の会話の中で「今日のバンゲまま(晩御飯)は、ばっちゃのスギだ(好きな)ほうれん草とイガ(イカ)の和え物と、とっちゃ(父さん)のスギだホダデ(帆立)フライだじゃ・・・。」という会話を耳にし、「へへ~。ほうれん草とイカね~・・・。」と感心し、「これも津軽の郷土料理だろうな。」と作るようになりました。
自分の家では、夏場は母親が、裏の畑から朝取りしてきたナスとイカを醤油炒めしたおかずは食べてきましたが、お浸しでこの料理は食べたことがありませんでした。
青森市という目の前が海の地域で、町場のスーパーでも透明な烏賊が買える環境にあれば、多くはお刺身、茹で烏賊、焼いて田楽など、烏賊そのままがシンプルに料理されることが多いものです。
ですから、津軽平野の海の無い内陸部であれば、青森市ほど新鮮な魚介類は無いので、何かかしら工夫して烏賊を調理し、しかも農産物は腐るほどあるので、このような組み合わせの料理が存在するのかも知れません。
作ってみると美味いです。
料理屋風に仕立てるなら、出汁を効かせ、そこにお塩少々の薄口醤油、柑橘類を数滴垂らせばなかなか渋い一皿で、コースの中に緩急が作れるでしょう。生姜の搾り汁を効かせた八方出汁も乙であります。
家庭では、市販のそばつゆをかけて食べたり、若い人向けにはドレッシングでサラダ感覚もお勧めできるでしょう。
夏場は津軽海峡のスルメイカと東側の津軽平野のほうれん草。
冬場は津軽海峡のヤリイカと西側の寒締めほうれん草と合わせると良いでしょう。

津軽割烹店主話もご覧ください。http://www.tk-mirai.com/
ヤフーブログ‘食の桃源郷 青森’もご覧ください。