de te fabula ~ ダーターファブラ

他人事でない自分の人生。時事の話題・オーディオ・車・写真・スキー・音楽・コーヒーなどなど多彩な話題のブログです。

サンスイ

IDK社のサンスイ製品カスタムサービス、AU-X1111のカスタムを頼んでみました。

かなり以前から(メーカーとしての山水電気が製品を製造しなくなってからも)、サンスイ製品のアフターメンテナンスを引き受けている会社があります。

茨城県にある「株式会社IDK」です。
ちょうど10年前、手持ちのサンスイアンプとナカミチのデッキを持ち込み修理のため訪問したことがあります。
Phile-Webコミュニティに掲載していますので、興味ありましたら読んでみてください。
(余談ですが、ナカミチ製品は去年からIDK社によるサポートを離れています。福岡の有限会社エムエーサービスさんで継承とのこと)


去年の夏頃からAU-X1111MOS VINTAGEの調子が悪くなり、電源スイッチが入らない、音が出ないというなかなかの重症具合で秋には入院させていました。2003年に入手後、3回目です。

古い年式であること、以前の修理で判明していたフロントパネルの固定部分の劣化の影響で電源スイッチの不具合がなかなか直らずにいたところ、ちょうど始まったのがタイトルにあるカスタムサービスです。
何気なくIDK社のホームページに見に行ったら内容が全面的に更新されており、じっくり読んでいったら発見した次第です。
https://idkcorp.co.jp/service/service9/
このページの下のほうに入り口があります。カスタム・チューンナップという呼称ですね。

ちょうどAU-X1111を預けっぱなしでしたし、サービス開始直後に見つけたのも良いタイミング&何かの縁だと思ってすぐに見積りを依頼しました。

具体的な金額はホームページ上に記載が無いため詳しくは書きませんが、例えばRCA端子の24Kメッキ品への交換は1ヶ所(L/R共)の部品代が1000円(税別)です。

僕の場合、テープデッキ端子と画像入力端子は交換を見送り、電源ケーブルのインレット端子化を注文しました。
それから正面パネル右下にあるLINE2(FRONT)は、交換を依頼したものの部品の大きさの関係で24K仕様は入らないかもしれないという回答で、その後やはり無理だったとのことで交換していないです。

で、ギリギリ2021年の年内で仕上げてもらえました。

こんな感じです。日付を削除していますが、コンデジをしばらく使わないでいたら日付がリセットされていたのに気付かなかったためです。(^^;
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SP端子は非常に差し込みが楽になりました。WBT製ではない、安い方の仕様です。

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24KのRCA端子は直径が標準品よりもわずかに大きいため、本体のレタリングが一部隠れてしまう感じです。

天板から見ると、24KのRCA端子はこれだけ出っ張り具合に差があります。
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この24K端子、見栄えも格好良くてシッカリ感もあり頼もしいのですが、ちょっと注意点があります。

通常の端子よりも微妙に直径が大きいらしく、RCAケーブルによっては入らなくなる可能性があります。
僕の手持ちのものだと、アクロリンクの7N-A2110IIIと、6N-A2050(これはPhile-Webのメンバーさんからの頂き物)の2つが完全に接続できなくなってしまいました。7N-A2110IIIは、通常端子でも少しきつめだったので、24K端子ではもうどうにもならないぐらい差し込めません。(^^;
ピンジャックの部分を手回しで固定できるタイプのほうが無難かもしれませんね。

電源ケーブルのインレットは特に問題なく普通に差し込めます。
取り急ぎ、現状はStereo誌の付録の自作品を使用中です。

音質のほうは、カスタム完了後丸1ヶ月経過した現在の印象として、アクロリンクのケーブルが使えなくなった状況ではありますが、かなりクッキリとメリハリが増した感じです。
稼働直後は妙にきつい気がしていました。しかし、2週間を経過するころから、現在のメインスピーカーのビクターSX-M3の「ガラスの球体の表面に、薄い水の膜が張っている印象」が戻ってきました。

また、音源によってはSX-M3を導入した時と同じように、あれこんな音・声が入っていたのかと気付くケースがまた出てきています。

これまではサンスイ製品をカスタムするのが売りの会社でしかやってこなかった端子の交換が、メーカーから正式に委託をされていたアフターサービス会社でやってくれるというのは、予想していなかったことですし、非常に頼もしいと思っています。

特に電源インレット化されたことで、出来る事・可能性が広がったため、また長く使えそうなのがとても嬉しいですね。


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アキュフェーズ DP-11 購入後、約半年経過

僕のオーディオブログにもその経緯は掲載していますが、今年の6月上旬に某OFFにて、アキュフェーズのCDプレーヤー DP-11を購入しました。
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ちょうど3年前にUSB-DACのクリエイティブSB-DM-PHDを購入してからというもの、ほぼ完全にPCオーディオに移行していた僕のオーディオは、今回DP-11を導入したことにより、またディスクを回すオーディオに回帰しています。

DP-11は1989年12月の発売ですからちょうど24年ですね。
当時の定価は270,000円ですから現在の感覚ではそれほど高額モデルではありませんが、トランスはアナログ系とデジタル系にそれぞれ1個ずつ搭載しており、バブル時代のかなりの物量投入モデルと言えるでしょう。

現在、アキュフェーズのプレーヤーでトランスを2つ積んでいるのは、DP-600(定価840,000円)以上のモデルですから、いかにコストがかかっているかわかります。


音質について、当時のFM-fan誌の「ダイナミックテスト」によると、長岡鉄男氏は以下のように書いています。

「スピード感のあるクールでシャープな音作りで、音像の輪郭も小さく引き締まっている」


確かに、爽やかさと音のクリアさではCD-α607を上回るようです。解像感も高いのですが、それでいて聴き疲れはありません。解像感自体は、2ランクぐらいDP-11のほうが上ですね。
コッテリとした音の濃さはCD-α607のほうに軍配が上がるようです。


SB-DM-PHDとの比較では、DP-11のほうが音の広がり感で一歩譲るという感じでしょうか。
これについては、RCAケーブルの差(DP-11とCD-α607は1000円程度のもの)、SB-DM-PHDはfoobar2000をWASAPI排他モード、さらにResamplerで96KHzにしていますので、この辺の影響が出ているのかもしれません。
あとは、SB-DM-PHDのほうが、少しきめが粗く角が尖った感じです。
少し乾燥した聴き心地になります。

SB-DM-PHDとDP-11を比較して初めてわかったのですが、SB-DM-PHDのほうが聴き疲れする印象です。DP-11を買う前はまったくそんなこと無かったのですが。



それにしても、ディスクを回すという旧来のオーディオの楽しみ方というのも、改めてやってみるとなかなかいいものです。
使っている機器がそれなりに良いものであるという、満足感から来るものもあるかもしれません。
現在のアキュフェーズのラインナップからは考えられないほどの筐体の薄さ、これがまた見た目の優美さを醸し出しており、所有欲を満足させます。

同じコンセプトで出た製品には、パワーアンプP-11、プリアンプC-11、チューナーのT-11があり、共通のデザインになっています。


また、このDP-11は、24年前の製品にもかかわらず、いまだに修理可能となっています。
大手電機メーカーでは考えられませんね。
そのことが、部品の寿命も気にせずにガンガン使用できる、ということにもつながっていると思います。


現状、プリアンプにはフェーズメーションCM-1000、パワーアンプは2系統あり、サンスイB-2105MOS VINTAGEとAU-X1111MOS VINTAGE、スピーカーも2系統でビクターSX-V1とテクニクスSB-M01という構成です。

この中で特に良いと思うのは、パワーにB-2105、スピーカーにSB-M01ですね。

聞いていて気持ちいいのが、アコースティック系の楽器です。管楽器もOKです。
ジェファーソン・スターシップのギタリストだったクレイグ・チャキーコCraig Chaquicoの、アコースティックギターをフィーチャーしたアルバムなんて、それはもう絶品です。


僕の場合、聞く音楽ジャンル的に、SACDではほとんど出ないため、通常CDがかかるプレーヤーで充分なんです。
また今後、PCオーディオではUSB-DACの良いものをと考えていますから、ハイレゾ音源が手に入ればそれでいいわけですな。

DP-11は既に年代ものですが、これからもさらに長く使えそうです。



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EXIMA CONCEPT Speaker Cable 使ってみました。(SPEAKER BOOK 2013)

6月11日の記事で取り急ぎ購入報告をした、SPEAKER BOOK 2013の付録ケーブル「EXIMA CONCEPT Speaker Cable」ですが、いよいよ接続してみました。

EILEX(アイレックス)社のケーブルで、これが開発モデルになります。
製品版は3000円/mで今年限定発売だそうです。


まず、こんな感じにシースを剥きます。
直接芯線を指で触ることは避けたいので、先っちょはシースが付いたままです。
この先っちょをくりくりと回せば芯線も捩ることができますので一石二鳥。
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接続はAU-X1111MOS VINTAGE(パッシブプリCM-1000)⇔SX-V1にしました。

オーディオテクニカの大昔のケーブルAT6S27(500円/mぐらい)からの変更になります。

まず、音が出た瞬間に思ったのは、中音域の温度感が高めだということですね。
あったかい質感です。

そして、Jennifer Warnes「The Hunter」の2曲目、男性ボーカルとJenniferとの距離感が一層はっきりしました。男性ボーカルのほうが明らかに後ろです。(囁き声とは別ですよ)
前後の奥行きはよく出る方だと思います。

あと、高域が綺麗に出るようです。
きらめく感じです。が、派手ではありません。以前神奈川に住んでいた時、同じくSX-V1でAT6S27からゾノトーン6NSP-2200S Meisterに変えたときほどの高域の特徴はありません。(現在6NSP-2200SはSB-M01に使用中)
それから、6NSP-2200Sに変えたときはものすごく違和感があり、それからたっぷり30時間ほどかかってエージングが済んだのですが、EXIMA CONCEPTはそういう違和感はありませんね。
スッと音楽が耳に入って来ます。

音の広がりは、ソースによってスピーカーの外側までよく広がるものと、それほどでもないものがあります。
Craig Chaquicoのアルバム「Acoustic Highway」はそれほど広がりません。

今日つないだばかりですので、感想はまた変わるかもしれないですが、とりあえずの印象はこんな感じです。エージングでどれほど変わるか、または変わらないかですね。


フェーズメーション CM-1000 導入後3ヶ月経過

今回の記事は僕のオーディオブログを元に再構成したものです。

本ブログでも購入直後に第一報を入れていますが、導入して3ヶ月ほど経ちましたので改めてレビューしてみようと思います。



1.導入の経緯
当時神奈川に住んでいた時のピュア系アンプは、AU-X1111MOS VINTAGEの1台のみでした。

AU-X1111のプリ部を通した音は滑らかで力強く、なおかつ高域もよく出て「濃い」音だと思います。ネット上での評判も良いようですので、なかなかの実力機なのでしょう。

パワーアンプダイレクトの音質は、鮮明かつ高精細、さらに鮮烈な音です。
しばらく直結で聴いていたのですが、どうもあまりの鮮烈さに聴き疲れしてしまい、結局2日程度で元に戻してしまいました。
プリ部を通した特徴を残しつつ、より鮮明かつ鮮烈にしたのがパワーアンプダイレクトなんだと思われます。


その後しばらくしてフェーズテック(当時)の試聴会に参加する機会があり、都合2回行きましたが、その時に聴いたのが、パッシブアッテネーターの初代モデルであるCM-1です。

http://community.phileweb.com/mypage/entry/2892/20110227/22990/
2回目に行った時は、パワーアンプにMA-1を使用し、コントロールアンプはCA-3Ⅱと、試作改良型と思われるCM-1Aとの比較になっていました。

その時に説明を受けた改良内容から、CM-1A≒CM-1000と思われます。

コントロールアンプのCA-3Ⅱ(定価577,500円)もかなり高いレベルで、これで充分ではないかと思わせる音質でした。しかし比較してしまうと、明らかに艶と滑らかさ、潤い感の点でCM-1Aがまさっており、聴き疲れもしなさそうでした。
さらに、この2回目の時はパワーアンプにMA-1という超弩級モデルを使用しており、その効果もあるのではないかと思われます。


この製品をAU-X1111につなげば、パワーアンプダイレクトの鮮烈さや聴き疲れが中和されてちょうど良くなるのではないか、と考えました。

さらに、今年10月に導入したパワーアンプB-2105MOS VINTAGEのFIXED入力も、AU-X1111のパワーアンプダイレクトと同じような傾向がありました。(音量調整はfoobar2000のボリュームを注意深く使用)


こうして、導入を決心しました。




2.技術面の簡単な紹介
フェーズメーションのパッシブアッテネーターには、「ハイブリッド・パッシブ・アッテネーター」の名称が付いています。
「ハイブリッド」とは、オートトランスと抵抗を使用していることから名付けられたようです。(と言っても僕は詳しく説明できません・笑)

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「コントロール・マイスター」の称号からも、その自信のほどがうかがえます。


CM-1のカタログによると、「半導体などの増幅素子を一切使わず、高品位音楽再生の理想とされる、高入力インピーダンス、低出力インピーダンスを小音量からフルボリュームまで実現した」とあります。
これはフェーズメーションHPより引用しました。
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出力インピーダンスの変動を抑えることで、「10m以上の長さのRCAケーブルを使用しても高音域等の劣化は認められず、音量を絞っても浸透力やキレの良さを保ち、音がやせることなく」音楽が楽しめる、とのこと。

これをハイブリッドゲインコントロール回路(同社特許)と呼んでいます。
この回路は、コントロールアンプのCA-1とCA-3Ⅱにも採用されています。


そして、配線にはプリント基板を使わずに手配線で行い、三次元的な部品配置を行っています。試聴会で中身を見せてもらいましたが、芸術的でさえありました。
ちなみに、プリント基板を使用してコストダウンを図ったのがCM-3になります。(これも試聴会で聴きましたが驚きの音質です)


CM-1からの主な改良点は、トランスのコアサイズ変更(確か大型化したと言っていました)と、シャーシを単なるアルミ材からさらに1.6mm厚銅メッキ鋼板を重ねたことです。これにより、CM-1と比べて重量が1kg増えて5kgになっています。
小型の筐体ですが、持つとずっしりとした重みがあります。

CM-1000のカタログから引用します。
「【CM-1】の高音質を受け継ぎながら各部を見直し、音量調整回路の心臓部とも言えるアッテネーター用オートトランスのコアサイズや積層コアの厚み等を再検討・再設計することで、従来にも増して鮮度が高く、緻密で広大な音場の再現を達成しています。」


3.外観
こちらが入力切替ノブ。材質はアルミ削り出しです。
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こちらがSP出力切り替え。
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新品ですが、少々ガリが出るのが難点。構造的に仕方ないのかも。
保証期間内に一応問合せするつもりです。
ボリュームはクリック感の良い操作感です。操作時にプチプチノイズが出ることがあるのは仕様だと説明書に書いてありますが、僕の個体はノイズが出ることはありません。

ボリュームノブは左右独立しています。
先代モデルのCM-1は連動機構を採用しており、連動機構無しのモデルにCM-1sがありました。
CM-1000は、連動機構は省略されています。ちょっと残念です。
(HPにはスリップクラッチ式連動機構云々と書いてありますが、間違いと思われます)


リアパネル。
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インプット端子です。
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アウトプット端子。入出力端子はいずれもWBT社製でとても重厚感があります。
「DIRECT」というのは、セレクターを経由しない端子なのでより高音質が望めますが、この端子を使う場合は他の端子には接続してはいけないので、使い勝手の点から試していません。
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フロントパネルはアルミ材削り出しで8ミリ厚、天板は5ミリ厚です。
天板は上から蓋をする形状をしており、角の部分はなかなか迫力のある面取りが施されています。
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外観も非常に良い仕上げで、所有欲も満足できるつくりだと思います。



4.音質
実は最初の音出しをした瞬間は、「あれ?しまったかな?」でした。(笑)

ですが、2時間ほどするとだんだん今までより「音の質」のランクが上がったように感じ始めました。


ここで一つ断っておかないといけないのがRCAケーブルです。
今回の導入に合わせてアクロリンクの新品のものを購入し、接続したために、エージングによる変化がどっちの影響なのか判断が付かなくなってしまっている可能性があります。



現段階でわかったこと・変化を感じたことなどを箇条書きで挙げてみます。
機器の組み合わせはこの記事の接続表をご覧ください。
また、スピーカー(Contour1.1、SX-V1)の組み合わせは、AU-X1111とB-2105それぞれで試しています。

・透明感・空気感が改善された。非常に気持ちいい。
・ドラムスやパーカッションの細かい音の分離。
 重量感の改善。こちらへ迫ってくるよう。
・バスドラムが鳴るときの音の分離がわかり易くなった。
・シンバル・ハイハットの微妙な振動の描き分け。
・高域の伸び。聴き込むほどに増してきた。
・今までのシステムでは起こらなかった、ボーカルの人の姿が見え隠れする。
・鮮烈さと聴き疲れの無さが両立している。同時に艶と深みのようなものが加わった。
・導入当初~1ヶ月ほどはソースの質はハッキリ描き分けていたが、時間が経つにつれて音質のあまり良くないアルバムもそれなりに表現するようになってきた。3ヶ月経った現在では音量さえ少し上げればそこそこ聴けるようになってきている。
・音の広がり方がより明確になった。
・CM-1000の導入前、コンター1.1の再セッティング時に、ステージが現れる感覚があったが、その感覚はあまり変わっていない。
・音像の上下の高さはあまり出ていない。なので、上で書いた見え隠れするボーカルは座った状態。
・下のほうに書いた試聴リストの中の、Basia「It's That Girl Again」の1枚のみ、少々耳に刺さる感じが気になる。
・前後の奥行き感も出る。
・SX-V1はコンター1.1よりも現状で約39センチ内側かつ約37センチ奥に設置してあるが、音の出てくる位置が、SX-V1とコンター1.1の間の空間~コンター1.1の位置から出てきている感覚がする。
・充実した中音域。元々コンター1.1のほうが中音域は良く前に出てきていたが、導入後はSX-V1も遜色なくなった。
・特にコンター1.1で言えることだが、導入前よりも音量を上げ気味になった。うるさく感じない。



エージングが進行することによる音質の変化についてですが、通電(電源はありませんが・笑)からしばらくは順調に良い傾向が続いていました。
しかしちょうど2週間経過後、急にとげとげしく、高域が耳に突くような音質傾向に変化しました。
一抹の不安を覚えながらエージングを続けていましたが、翌日にはこの傾向は消えていましたので、ホッとしました。
また、1ヶ月経過目前という27日目に、広がり感が一段上がったように思えます。



5.まとめ
音質的に見ても、製品の質感的に見ても、導入は成功、と言えると思います。
音楽をこれまで以上に楽しめるようになりました。
正直言って、電源の無いパッシブアッテネーターがこれほどのものかと非常に驚いています。



試聴会で経験した、カンターテドミノの「声楽隊が目の前に現れる」現象は、CM-1000と最上級パワーアンプMA-1の組み合わせでした。
僕のシステムではパワーアンプはそこまでの製品ではありませんが、ボーカルが見え隠れする状態にはなって来ています。
まだまだ伸びしろはあると信じ、これからもセッティングを詰めていきます。


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オーディオ修理業者に質問したら。

僕のオーディオシステムには、パワーアンプとして使っている製品が2つあります。

サンスイのAU-X1111MOS VINTAGEとB-2105MOS VINTAGEです。
先日公開した接続図の通り、それぞれに1系統ずつスピーカーを接続しています。

CM-1000で切り替えて音楽を楽しんでいました。ちなみにAVアンプはAU-X1111につながっています。
ところがある日、ふと、パワーアンプが2台あるならバイアンプもできるんじゃないか?と思ったわけです。当然、CM-1000はA/Bスピーカーへの同時出力が可能です。


まだ漠然と思っているだけですし、しかももともと欲しいなあと思っているスピーカーはシングルワイヤリングですし、何よりお金もありません。(笑)
だからあくまで将来的なシステム発展のため、ちょっと調べようと思ったわけです。

で、先週土曜日の名古屋オーディオフェスタでアキュフェーズ社のブースに寄った際、バイワイヤやバイアンプの解説リーフレットが置いてあるのを発見し、これ幸いと貰ってきました。
それをよく読んでいると、「使用するパワーアンプは同一ゲインのものにしてください」という文言に目が留まりました。

でまあ、僕のパワーアンプは何dBだろう、と疑問に思ったわけです。

説明書を読んでもネットで検索しても、具体的な数値が記載されていません。

しかたがないので、サンスイ製品のアフターサービスを請け負っているIDK社にメールを送ってみました。(山水電気本体のHPにはメールフォームが存在しません)
IDK社には去年の2月、修理品を3台持って直接行ったことがあります。

すると、メールに、単位は違いますが出力に関する数値は一応記載してくれていましたが、わからないので添付した仕様書を見て判断してほしいとのこと。

でも仕様書にも何dBかは載っていませんでした。


しょうがない、こうなったら、サンスイアンプのチューンナップで有名なところに藁をもすがる思いで聞いてみるか、と思ってメールしました。
かなり丁寧な文面で。
元技術者の人がいるし、何年か前の雑誌の記事や最近の報道でもいい印象があるし。


・・・ってことで返事が来ました。

驚愕の文言が1行目に書いてありましたね。


「質 問 の 意 味 を 理 解 し て い ま す か ?」


なにこれ僕煽られたの??
〇〇様、も無しなら、会社勤めの人なら書いて当然の挨拶等の文言も無し。


素人が素朴な気持ちで質問したんですよ。
プロのバリバリの技術者からしたら変な文面であったとしても仕方なくないですか?
そもそも、将来オーダーをするかもしれない人間に対して、こんなこと書きますか普通?


肝心な回答は、両機種ともボリュームを変えられるので合わせられるから問題ない、先のIDK社の回答の数値が同じなら同じということ、ということでした。

「何dBなのか」が聞きたかったんですが、斜め上の回答です。
しかもB-2105には音量調整できないFIXED端子もあります。

わからないならわからない、仕様上そこまで計測してない、で済むじゃないですか。

他社アンプと組み合わせることになった時の参考にもなると思ってたんですがねえ。
ちなみにアキュフェーズ社のパワーアンプはすべて28dBだそうです。
この数値の範囲を超えてたらボリュームが付いてたって調整できないじゃないですか、何を頓珍漢な回答してんだか。

昔勤務していた事務所で、評判悪い親会社の課長殿がこんなようなことを平気で言う性格でしたが。
わからないから質問してるのに、わからないことを責められちゃどうにもならんですわ。


非常に不愉快な旨明記して、もう返事は不要と書いて返信しておきました。
アホくさ。
多分本人は屁とも思ってないと思いますよ。


ニュースサイトの動画では社員は高齢の3人だけらしく、後継者もいないようです。

まあ、こんだけ癖のある人ではなかなか育たないのか、育てる気もないのか。
この人らが出来なくなったら多分終わりなのでしょう。

僕のアンプはまだまだ使いますが、アフターサービスはまだIDK社にお願いできますし、そこがもし駄目になっても最近トライオード社が始めた「TARES」が他社製品の修理もやってくれますから、まず安泰だろうと思われます。


ま、消えていく会社はそうしてもらうしかないですね。


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プロフィール

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当ブログへの迷惑行為の対応について
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使用機材
【オーディオ】
<愛知の自宅>
アンプ:サンスイ AU-X1111MOS VINTAGE
    パイオニア A-2050
    ダイヤトーン DA-U640
    ティアック A-BX10
CDP:アキュフェーズ DP-11
DAC:クリエイティブ SB-DM-PHD
SP:ビクター SX-V1、SX-M3
  テクニクス SB-M01
AV AMP:マランツ NR1603
ANALOG:ビクター QL-V1
TUNER:サンスイ TU-α707EXTRA
CASSETTE:CR-70 XK-S9000 TC-K555ESL

<岐阜の家>
アンプ:サンスイ AU-α607NRA2
SP:ダイヤトーン DS-66Z
  DYNAUDIO CONTOUR1.1
  ダリ Royal Scepter
CDP:サンスイ CD-α607
TUNER:オンキヨー T-425AT
CASSETTE:CassetteDeck1
ANALOG:ケンウッド KP-7010


【カメラ】
KONICAMINOLTA α-7DIGITAL
SONY α700
MINOLTA 17-35mm F3.5G
KONICAMINOLTA 28-75mm F2.8
SONY 70-300mm F4.5-5.6G SSM
MINOLTA 5600HS

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