追撃コラム&取材メモ

マスコミにない情報を独自取材して書いています。タレント性の強い政治家などに関連したものが多いです。初期の記事は田中康夫長野県知事に関したものが主です。

私の記憶に残る、津川雅彦さんのいいシーン

津川雅彦さん、78歳、今月4日に死去。
姿形のいい役者さんでした。

私の記憶に残るいいシーン。
深夜のなじみのバー。さっきまで軽口をたたき合っていた仲間たちはいつの間にかいなくなって、津川さんが1人カウンターでグラスを傾けている。
津川さんは主人公ではなく脇役。いつも忙しいを連発し、軽口をたたいているテレビディレクター。家に帰る時間もなく、妻との間にはすきま風が。
だが、若い愛人がいて、今夜はどうしようか迷っている。妻も愛人も津川が来るのを待っている。妻は夫としての義務を果たせと。愛人は寂しいからと。

そこに当時はやっていた、小林明子が歌う、恋におちて -Fall in love-が流れてくる。 
https://www.youtube.com/watch?v=zC6S9BLFi-Y
妻と愛人の間で苦悩する、軽薄そうだが、実は重い悩みを抱えているディレクターの役を背中で演じていた。
カメラは、1人きりでカウンターの椅子に座っている津川さんの後姿をぐるっと回るように撮る。その間、曲が流れるだけで台詞はナシ。
いいシーンでした。何も言葉を発せず、男の苦悩を背中で表現していた。
津川さん、その当時47歳ぐらい。思うに男の盛りはその年ごろかも。

世間が思っているより記者はずっと若い!

高齢政治家取材の隠された問題点

これは、麻生財務相がNHK記者を朝日記者と間違えたことでもネット上で話題になっている約12分間の囲み会見の日テレニュース映像だが、
その中身も問題だが、ここでは記者たちの若い声に注目。麻生大臣の記者たちに対する対応と年齢が関係あると思われるからだ。
こんな指摘をするのは、たぶん、私ぐらいだろう。

記者たちは何歳ぐらいだと思いますか?声を聞いてわかるように、そんなに歳をとっていない。
だいたい30前後。いっても40ちょっと。麻生財務相は77歳。そこからして無理がある。
77歳の老人が、30歳代の若者の生意気な質問にまともに答えると思いますか?あなただったらどうです?麻生大臣は毎日これをやっている。考えてみれば偉いとも言える。こんなことをシステムとしてやっている新聞社がおかしい。しかも読者に実態を知らせずに。

もし記者の年齢がもっと高かったら麻生大臣もそれなりに気を使ってあまりぞんざいな対応はしないのではないか?
その前にそもそも、日本のどんな業界で30歳前後のものが第一線でこんなに活躍しているところがあるだろうか? 多くの会社、組織では30歳前後ではハナタレ同然の扱いではないか?マスコミ業界は若年者活躍社会でもある。ま、それが悪いとは言わないが、世間とのズレが問題。そんな実態を知っている人はほとんどいない。大抵の人は記者といえばもっと歳をとっていると思っている。

もし記者の年齢を記事の最後に名前と同様に表記するようにしたら、その記事の信用性は大きく落ちるだろう。たぶん金を出して読む人は少なくなると思われる。
その記事を書いた記者より上の年代の人たちは、自分より若い者が偉そうに高説を書いているものを金を出して読む気にならないだろう。 厳密に言えば新聞は読者を騙していることにもなる。読者の錯覚、思い込みを利用して問題を見過ごしているといえる。

今では一般化しているが、記事の最後に記者の名前を表記するようにしたのは毎日新聞が最初だ。今では多くの新聞がこれに追随している。しかし記者の名前だけでは、よっぽど有名でなければ単なる記号で読者にとって意味はあまりない。しかしそこに年齢が加わると情報として意味がある。 

年齢を明記しないのは、できないのは、記者の年齢があまりに若すぎて逆効果になるからだ。
えっ!そんなには若い記者が偉そうにこんなことを書いていたのか? と多くの読者が思うことを恐れて新聞社はこれをしないでいる。

で、私は提案したいのだが、どこかの新聞が、記者の名前だけでなく年齢も付記したらどうだろう。もちろんそのためにはベテラン記者の活用が前提になる。これをやれば他の新聞との差別化ができ、有利になる。
さしづめ、部数減に悩む毎日新聞あたりがやったらいいと思うがどうだろう。
これをやれば読者は増えることはあっても減ることはない。だが、同業他社からは迷惑がられるかもしれない。一番の問題はこれだろう。
ほっておくと高齢読者が多い産経新聞がやるかもしれない。

関心の高い米山知事の会見が、県ホームページに掲載されない!

新潟県庁記者クラブの都合で、いつもと違う部屋で会見

新潟県の
米山隆一知事の女性問題が、4月19日発売予定の週刊文春に掲載されるらしいーということで、米山知事が17日午後1時から1時間ほど県庁で行った会見について意外な事実発見!


新潟県知事の記者会見のページを見てもそれはアップされていない。

http://www.pref.niigata.lg.jp/kouhou/chijikaiken.html


いつになったらアップされるのだろうと思って、新潟県の広報課に聞くと意外な返答。

17日の会見は新潟県知事としての定例会見ではなく、プライベートな会見なので、いくら待っても県のホームページにはアップされないのだという。

定例会見は大体木曜日に行われてきた。4月17日は火曜日。この日に行われた会見は、新潟県庁の記者クラブの求めに応じて米山知事が開いた会見ーという体裁になっている。

一般県民、国民にとってはどうでもいいことだが、記者クラブがでしゃばることによって、新潟県の情報開示が制限されていることになる。


17日の会見は米山知事が辞意を漏らしたことで関心が高いのに、新潟県のホームページでは、今後もそれは見られないことになりそう。これはおかしなことではないか?


通常は、1日後ぐらいにはアップされているようだが、4月17日に行われた会見は今後もアップされないのだという。新潟県は映像データも持っていないという。

会見が行われた部屋は、ネット中継設備が整ったいつもの部屋ではなく、記者クラブ側が要求した別の部屋で行われた。なお、両方とも広さは80人程度が入れるほどでほとんど変わらないという。変えた意味がわからないのだが、記者クラブ側の都合ということなのか?


平たく言うと、新潟県庁記者クラブの都合のために、県民だけでなく多くの人が関心を持つ米山新潟県知事会見の映像が、新潟県のホームページにアップされない事態となっている。

米山知事は新潟県柏崎市刈羽村にある東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重姿勢で、その去就は今後の原発再稼働の議論に影響を与えるとみられている。
今後も会見が行われる可能性は高く、それも記者クラブの仕切で行われると、新潟県のホームページにアップされないことになる。
マスコミが切り貼りした情報はニュースとして流されるかもしれないが、 その大元になった新潟県知事の会見は、新潟県のホームページにアップされないというのだ。そんなことでいのだろうか?
この件に関して新潟県には数件の問い合わせがきているという。

世論が大きくなれば、新潟県のホームページに米山知事の会見がアップされることになるかもしれない。

意見のある方は以下に電話を。

新潟県庁 025−285−5511(代表) 広報広聴課 企画調整係 025−280−5013


これに関する朝日新聞記事。

新潟・米山知事、辞職表明見送り「整理する時間ほしい」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL4K3SHZL4KUOHB007.html

佐川国税庁長官の罷免求める署名活動、もっとやって!の声に押されて第二次開始!

佐川宣寿(のぶひさ)国税庁長官の罷免を求める署名活動をしている、
「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」(発起人・醍醐聡東大名誉教授)が第二次署名活動を9月13日に開始し、10月12日まで行われる。
8月1日から9月20日まで行ったのだが、締め切り後「ニュースで知った」「続けてほしい」という声がたくさんあり、再開することになったもの。
最初の署名は約1万人以上あった。その後、閉め切ってからも9百通以上あった。集まった署名は麻生太郎財務相に提出された。

佐川国税庁長官は、森友学園を巡る問題に関し、国会で「当時の交渉記録は破棄した」などと答弁、その後国税庁長官に”出世”し世論の批判を浴びている。
慣例となっている、長官就任後の会見も再三にわたるマスコミ側の要請にもかかわらず「諸般の事情」を理由にしていない。

署名について、詳しくはここをクリック。
また、同時に、全国の税務職員・税理士・公務員・事業者を対象にしたホット・ラインを設置し、意見・情報を募集している。
第一次のネット署名には自営業者や税理士、税務職員などからも税務に関する体験を交えた佐川長官に対する意見、怒りの声が同会に多数、寄せられたという。そこで、この声に応える専用の窓口を設け、意見や情報提供を得ようというもの。

「異議あり! 佐川国税庁長官 ホットライン」

森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会
運動の進捗状況は逐次、会のHPに掲載するほか、BCCメールでも知らせるという。

=========  追  記  2017-09-25 10:00   ==========
     チラシ 表               チラシ 裏
佐川署名ポスター表佐川署名ポスター裏
「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が佐川国税庁長官の罷免を求める署名のチラシを作った。A4サイズ。
入用な方は(moritomosimin*http://yahoo.co.jp )へ *を@に変えてメールを。
郵送先の住所と枚数などを書いて。
9月24日以降に発送。チラシの代金、送料等は無料。



=========  追  記  2017-09-13 14:00   ==========


この署名活動は庶民の怒りをタイミングよくくみ取っていると思う。
佐川長官はさぞかし仕事がやりにくいことだろう。部下たちにも当然それは波及し、国税庁全体のパフォーマンスも引き下げている。国民益にかなっているとは思えない。
よくもまぁ、こんな露骨な依怙贔屓人事をしたものだと思う。
この依怙贔屓人事は、森友、加計問題にある、安倍首相の政治の私物化の象徴的な例ともいえる。ここでこんな人事をやっているくらいだから、森友問題でも国有地を不正に払下げ、加計問題では理事長が安倍首相のお友だちだから、様々な便宜を図ったのではないか?と多くの庶民は想像するのだ。
語るに落ちる話だ。

日刊ゲンダイは「10月辞任も」と書いている。
税務署員も悲鳴 佐川長官「罷免運動」拡大で10月辞任も

なお市民の会の、ネット署名には以下のようなメッセージが添えられているという。
いくつかを紹介します。

●「署名運動に気がつくのが遅れ、ギリギリのタイミングで間に合い
ました。既に目標は突破したとのことですが、提出後も反応がないよ
うでしたら引き続き署名を募り、さらに大きな声にして行くことも必
要だと思います。今回は間に合いませんでしたが、継続の際には周囲
の友人、知人にどんどん呼びかけます。」
 (8月20日、神奈川県、無職)

●「国民の大切な財産である税金を私物化する内閣や官邸、それに対
して忖度と言えば聞こえは良いが自分が得する為に従っただけの佐川
に出世が許されるとしたらこの国は民主主義国家ではない。まして証
拠である文書を都合よく廃棄して罪にもならぬことは決して許されない。
私達は声を挙げ事実をきちんと知る権利があるはずです。
黙っている事は容認したことと同じであることを、知るべきです。
おかしいことにおかしいと言える世の中にしていきましょう。
他にも私たちができる事があればどんどん発信してください。」
 (8月21日、広島県)

●「お疲れ様です! ご報告有難うございます。
お役に立てて何よりです。疲れますが、歩みを止めると馬鹿どもの言いな
りになりますから、抵抗を継続したいです。
善き市民たる我々は、国家を挙げての人権侵害を許容すべきではありませ
んね!」
 (8月24日、平和を希求する薬剤師)

●「この度の署名活動について私は今知りました。遅ればせながらでご
ざいますが参加させて下さい。この活動を始めて下さった皆様に心から
敬意と感謝を申し上げます。安倍政権のおごり、『国民の皆様の信頼を
取り戻したい』と10秒頭を下げるなんて要りません。正当な手続きを
ただ粛々と進めてほしいだけです。
微力ながら応援の熱意だけは負けないつもりです。もし可能でしたら今
後このような活動をお知らせ頂けたら嬉しいです。私の家族も友達(主
婦)も皆力を合わせてくれると思います。」
 (8月24日、茨城県取手市)

●「残念なことに、今頃、こうした運動を知りました。しかし、悪代官
が居座っている以上、引き続き署名活動を続ける必要もあり、今からでも
署名を提出することで、活動の一端を担えますか?  友人達にも、紹介
して、参加して貰おうと思っています。 8月20日を締め切り日と
ありましたが、また、署名募集をやって下さいませんか。」
 (8月30日)

●「短期間に多くの署名集め、そして申し入れお疲れさまです。
その上、こうして丁寧に報告までいただきありがとうございます。
とにかく、森友・加計問題をはじめとして、次から次へとアベ友の勝
手な振る舞い私たちの税金、財産を私物化人事権を振り回しての横暴
許すわけにはいきません。
もっともっと市民が怒るべきだと思います。
私も友人とともに、小規模ながら『森友・加計問題を忘れさせない』こ
とを目的として街頭でモリカケ寸劇パフォーマンスやってます。
おもしろおかしく、自分たちも楽しみながらやっていると、
信号待ち通行人からクスリと笑いも漏れてきます。
声が聞き取りにくいですが、10分動画 ご笑覧いただければ幸いです
★「モリカケさーん! 出番ですよ 森友・加計えこひいき あーずるー」
http://twitcasting.tv/revedisorl/movie/389069433
署名が継続すれば参加します。」
 (9月2日)

猪瀬氏の選挙の意外な実態

●政策に自信ありの正体
●5千万円と大きなカバン

◆地元都議が聴衆動員
これは2012年12月14日、武蔵小山駅前商店街で行われた東京都知事選での猪瀬直樹候補の街頭演説の模様だ。選挙カーの上には猪瀬氏、勝間和代氏、石原宏高氏が。ほかに森田健作千葉県知事、俳優の宍戸錠氏らが応援演説に立った。
勝間森田健作宍戸錠
 




 
聴衆は年配者が目立つ。地元の都議や区議もこの前にあいさつに立っている。ということは、この聴衆の中には地元の議員らによって動員された人もいるのだろう。選挙カーが来る数十分前から待っていた聴衆が何人もいた。
聴衆
 



 
白色のおそろいのジャンバーを着た運動員は物馴れた物腰。市民派の選挙でよく見かけるのとは異なった人種に思えた。
白いジャンバー こういうことから推察できるのだが、猪瀬氏の選挙は無党派とか市民派の選挙というより、従来型組織選挙の臭いが強い。
猪瀬氏ならこんな選挙をしなくても楽勝だったはず。どうもこのへんから違和感が漂っていた。

猪瀬氏のために動員をかけた地元の議員たちは、これで貸しを作ったつもりになったことだろう。借りはどこかで返さなければならない。そういう貸し借りが政治や行政を歪めてきた。裏では当然ながら金が絡む。組織選挙で見返りなしにこういうことをする人はいない。応援しますから、あとでよろしくね─という暗黙の了解がここにはある。

ここに集まったのはたかだか、百人前後だろう。演説のあと商店街の長いアーケードの中を猪瀬候補は40分以上ねり歩いた。しかし、猪瀬氏に握手を求めてくる人はまれで、猪瀬氏のほうから商店の中にまで入って手を伸ばして、やっとという状態だった。こんな状態で大丈夫なのだろうか?と心配になるほどだった。それがまさか、434万票もの大量得票になるとは思わなかった。猪瀬氏への大量の得票は猪瀬氏のこれまでの活動と知名度から湧き上ったもので、選挙運動で得られたものはごくわずかだろう。

街頭で選挙活動をやっても直に猪瀬氏と触れ合える人はたかが知れている。こんなことをいくらやっても434万票には届かない。猪瀬氏は無駄な努力をしていたように思える。

しかし、こんなことをするのにも金はかかる。選挙カーは必要だし事務所も借りなければならない。
無駄な努力をするために発生した金銭的不安のために、結局使わなかった5千万円を借りて、それが命取りになった。なんとも皮肉なことではないだろうか。

◆政策に自信ありというのだが
猪瀬氏は知事辞任を決意した後で、政策には自信があるが、政務がアマチュアだったと反省してみせた。
しかし、これに疑問がある。
猪瀬氏の言う、政策に自信があるというのは設計図を書くことだと思える。だが、設計図だけで建物が建つだろうか?
実際には、現場監督がいて、施工の際に発生する様々な問題を解決しながら建物はできていく。

猪瀬氏はファクト(事実)やエビデンス(証拠)などという言葉を織り込み、数字をもちいて説明するので、それを聞いた人は、この人ならできるだろうと思い込む。だが、いくらよく書けていても設計図だけでは実際に物はできない。

現場には日程や材料の調達など、現場でなければ発生すらわからない様々な問題がある。それらを現場が解決することだ─と部下を怒鳴り付けているだけでは物事は先に進まない。現場即応の対人接遇能力が必要だが、猪瀬氏にそれはない。褒めてやらねば人は動かず─という山本五十六の名言を猪瀬氏は知らないだろう
組織として物事を構築する経験と考えが猪瀬氏にはなく、個人商店主の発想と手法ではなかったか。


◆尻すぼみの天然ガス火力発電所
猪瀬知事は東京湾岸に100万キロワット級の天然ガス火力発電所の新規建設を華々しくぶち上げたが、この話はその後尻すぼみになっている。
詳しく検討したら無理だと事務方に言われて、そのままになっているとようだ。猪瀬氏が政策通というなら事務方を説得しなければならない。
政策を実行するのに、物理的、予算的、社会背景的に無理なことはあるが、役人の世界の常識で無理とされることもある。猪瀬知事が本当に政策に強いならそこを見極め、具体的にここをこうすればいいんだよ─と役人を説得すればいい。それをやってこそ政策に強いといえるのではないだろうか。
設計図を書くだけでは、パンフレットのようなことを言うだけでは政策に強いとは言えない。

◆ダムについての勘違い
2005年ごろ長野県では浅川ダム建設論議が賑やかだったが、猪瀬氏はあるときこれについて妙なことを言い出した。
当時、素人ダム評論家が跋扈していて、それらが口にする類のものだった。
河川に手を付けるときは洪水の恐れがあるので、下流からでなければならないのが鉄則なのだが、素人論議ではそこが抜け、問題となっている箇所だけを工事すればいい─というような話が一部にあった。

それではだめですよ─ということを電話でいっても聞かない人なのでメールで詳しく説明したらそれ以後それについては言わなくなった。
猪瀬氏はこの話を知り合いのNHK記者から聞いたらしい。
発想力や突破力はある人だが、全能ではない。

◆5千万円と大きなカバン
猪瀬氏のカバンに、5千万円が本当に入るのか?と、議会で話題になり、札束の模型を無理やり押し込む映像が流されて、入らないのではないかと疑問をもたれたことがあった。

普通はそんなに大きなカバンを持ち歩く人はいないので、猪瀬氏が言っていることに疑いが持たれたのだろう。
しかし、猪瀬氏は普段から大きなカバンに荷物をいっぱい詰め込んで持ち歩いている人なのだ。
2005年9月に道路公団相手に猪瀬氏がバトルしているころに私が撮影した数枚の写真がここにあるが、その中に猪瀬氏の大きなカバンの写真も写っている。印象に残った大きなカバンなので撮影しておいたものだ。
猪瀬氏の日常活動を知っている人なら猪瀬氏がいつも大きなカバンを持ち歩いていることを知っているはずなので、5千万円をカバンに入れたという話もうなづけただろうが、東京都議会関係者、さらには記者たちもあまり知らなかったのだろう。疑惑が妙な形で膨らんでしまった。
猪瀬氏の説明もうまくなかった。人は、自分が日常的にやっていることは特に他人に説明する必要を感じないものだ。猪瀬氏は自分を客観視することがおろそかになっていた。
「僕は昔からずっと、こんな大きなカバンを持ち歩いているのです」と都議会の場で、その場にいる人たちにではなく、テレビを見ている人たちに伝えるべきだった。大事なのはあの場にいる人たちではなく、テレビの向こう側にいる人たちなのがわかっていなかった。

猪瀬氏の周りには猪瀬氏をサポートする人材がいなかったということでもある。猪瀬氏は以前「俺にはブレーンなんていないからね」とぽろっと言ったことがある。
都知事は一人ではできない。いなかったらつくるべきだったが、チーム猪瀬を構築する意思もテクニックも猪瀬氏にはなかった。

新右翼団体代表と徳洲会の徳田虎雄氏のところに大金の無心に行くなど、常識では考えられないミステークだ。こんなことをしてしまう猪瀬氏のセンスはおかしい。とめる者はいなかったのか?と思うが、いなかったんだろうな。そういうものをそばに置けなかった猪瀬氏の大いなるミスだろう。
こういうことは誰かに言われてどうこうすることでなく、本人のセンスの問題。猪瀬氏は選挙の実際を知らなくて、こんなことをやってしまったのだろう。選挙とカネの問題を皮膚感覚で感じ取っていればこういうことはしなかったはず。俺様ぐらいになれば、誰かが資金援助するのは当たり前ぐらいに思っていたのだろう。 
 
政策さえちゃんとやっていれば大丈夫という自信があったのだろうが、猪瀬氏のいう政策には疑問があるし、本人が自慢するほどのものではない。世間も猪瀬氏に高評価を与えすぎた。
それを別にしても一人で知事はできないことがわかっていなかった。知事に必要なのは政策だけではない。小店主の発想と手法から抜けられなかった。
猪瀬氏は堕ちるべくして堕ちた。
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▼ロッキード事件などの取材経験豊富な元記者による、かったるい話ヌキの独自情報発信ブログ。田中康夫関連ではマスコミを出し抜く情報で評判。改革偽装派の田中知事を引きずり降ろした陰の立役者、などと噂されている─らしい(笑)
田中康夫参議院当選後は、国政ネタから社会時評、マスコミ批判は好評。石原都知事、そのまんま東知事などタレント色の強い面白政治家も対象。

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