追撃コラム&取材メモ

どの記事にも”ニュース”がある。かったるい話ヌキの一次情報発信ブログ。民主党は政権交代したものの、霞が関、マスコミ総ぐるみの反発でピンチ!ダム問題も詳しい。官僚政治の問題点追求。

長野市議に初当選した元長野県職員が知事のつぶやき乱用

選挙公報に、誤解を招くような掲載
知事会見で知事に、お礼どころか抗議

長野市議選(11日告示、18日投開票)で初当選した元県職員の小泉一真氏(45)が阿部守一知事のツイッターのつぶやきを知事側の了解を得ず、無断で選挙公報に引用して問題になっている。
問題のつぶやきは以下のもの。
最初に小泉氏が阿部知事宛に【退職ご挨拶】として送信したものに阿部知事が儀礼的に答えた。

https://twitter.com/#!/shuichi_jp/status/74655225310478336
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kazumakoizumi 小泉一真
【退職ご挨拶】人並みの給料、年金、退職手当。恵まれ安定した身分が、お役人が攻めた仕事をしない理由の一つ。小泉は、その身分を外したときに、公共のために何かできるのかどうか、自分をためしていきます。 @shuichi_jp
5月29日
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@shuichi_jp 阿部守一 長野県知事
@kazumakoizumi 小泉さん、県職員としての勤務お疲れさまでした。私も公務員を辞めたとき、改めて公務員のあり方についていろいろなことを感じました。新しい立場で、初心を忘れず公共のためにご活躍されますことを期待しています。
5月29日
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阿部知事のツイッター
https://twitter.com/#!/shuichi_jp
小泉氏のツイッター
https://twitter.com/#!/kazumakoizumi

みればわかるとおり阿部知事はサービス精神から、一応元職員に返答しただけのものだが、それを小泉氏は3カ月後の市議選の選挙公報にちゃかり載せている。
阿部知事はこのやり方に、誤解を招くものとして、会見で不快感をあらわにしている。
その載せ方も細かな細工が施され、あたかも知事の応援を得ているかのような印象を見るものに与えている。
だが、常識的に考えて市議選レベルに知事が特定候補を応援することはめったになく、多くの場合それは避けられている。なので、事前に知事に了解を求めれば断られると思ったので、わざとしなかったのではないか?と思える。今回の市議選でも阿部知事がほかの特定候補を応援するような発言はしていない。
小泉氏は、政治家が公言したことだから、どう利用しようと自由。抗議するほうがおかしい─と主張している。

阿部知事のつぶやきのこの部分を見ると
<公共のためにご活躍されますことを期待しています。>
選挙のことが頭の片隅にあったのではないかとも思えるが、それは小泉氏のつぶやきに
<公共のために何かできるのか>
という文言があったので、それに応えてのものだろう。
阿部知事はまさか、このつぶやきが選挙公報に引用されるとは思わずに、善意でコメントを返したのにそれを悪用するのではこの世の信頼関係はズタズタになってしまう。


9月14日に長野市内に配布された問題の選挙公報。
小泉一真 選挙公報
選挙公報に引用された知事のつぶやきには日付が入ってない。日付が入っていれば、3カ月以上前のものなので、選挙のためのものでないことがわかりやすくなる。なので、省いたともとれる。

そして、その下には茅野實氏(元八十二銀行頭取)の推薦文が載っているのだが、よく見ると、こちらも怪しい。

推薦:県民主権を勧める会代表 茅野實氏(元八十二銀行頭取)
<これからは、とにかく長野市議会の雰囲気を変えていかないとしょうがないなということでございます。その変えていくエネルギーの第一人者が小泉さん。>
このように書かれているのだが、推薦文にしては変。まるで会話のよう。それもそのはず、これは茅野氏が小泉氏の事務所開きに行った時の挨拶なのだ。
小泉氏のホームページにアップされているUSTREAM動画から確認できる。
http://www.ustream.tv/recorded/16923687
=5分20秒あたりから=
これは果たして茅野氏の了承のもとに行われていることなのだろうか?(現在確認中)
ここで問題なのは茅野氏の推薦文?の冒頭につけられている「推薦」の文字だ。茅野氏は本当に推薦したのだろうか?
小泉氏の論法を借りると、これも公人が公の場で発言したことなのだから、どう使おうと勝手─ということになるのかもしれないが、それは拡大解釈というものだろう。
この二つを並べて載せることによって知事も推薦しているような誤解を生じる可能性が高くなる。作為的にそのようにしたのではないかとの批判を受けてもしょうがないものだ。

8月末に行われた世論調査でも阿部知事の支持率は85%と高く、この応援を得ているとなれば得票に大いにプラスになると思われる。選挙公報に、マイナスになることをわざわざ載せる候補者はいないので、小泉氏は得票にプラスになると思って知事のコメントを無断引用したのは間違いないだろう。だが、小泉氏はマスコミのインタビューやツイッターでも、問題ない─とする発言を繰り返している。

小泉氏は、公開された政治家のコメントだから、どのように使おうと自由だと言っているのだが、それはネット上でブログなどに引用する時の理屈で、選挙公報を作成するときとはまた違った判断基準がある─と普通の人なら考えるのだが、小泉氏はそうではなかったようだ。

▼知事会見で知事に抗議
小泉氏は選挙が終わって直近の知事会見に出席し、選挙期間中に知事側が小泉氏の事務所に抗議したのはけしからん─といったような趣旨の発言をしている。
抗議を受けても仕方のないことをしているのは小泉氏の方なのに、抗議をするのはけしからんと言っているのだから頭がこんがらがる。
知事会見録 9月21日
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20110921.htm#4
動画 14分20秒あたりから25分すぎまで。
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/movie/20110921.asx

阿部知事は10日から14日まで公務でイタリアに出張していて、知事の後援会を通じて「誤ったメッセージを伝えていることになりはしないかという大いなる懸念」(知事会見の発言)を小泉事務所に伝えたという。圧力にならないよう気をつかった発言をしている。

あとになって抗議をするぐらいなら、最初に十分注意すればよかったのだし、どうしても引用したければ、事前に知事の了解を得ればよかったのではないだろうか。知事の応援を受けているような引用をして、そのお蔭もあって当選しておきながら、恩をあだで返すようなことをしているのだからあきれる。

知事会見は県政に関した情報を表現者に公開する場で、一市会議員の選挙の問題を取り上げる場ではない。小泉氏は市議になることにかなりの策略を弄した、といって悪ければ努力したので、その苦労が実って舞い上がって見当違いのことをしているように見える。

会見でのやり取りを見ればわかるように、小泉氏の言ってることはかなり無理がある。
しまいには阿部知事も、個人的な話なので会見の場でするのは適当でないと判断して、別途話し合いを提案したのだが、それにも素直に応じず、見かねた広報課の職員が「小泉さん」と割って入る場面もあったのだが、すぐにはブレーキはかからなかった。
阿部県政になってからしばらくぶりの波乱だが、この程度のことは開かれた会見のコストと阿部知事には割り切ってもらいたいものだ。

小泉氏は自身のツイッターでこの件に関して何度も触れているのだが、すり替えが多い。
<知事が地方選挙にこのような形で介入することは大変遺憾。市議の発言にブレーキがかかり、市民益に反する。>
https://twitter.com/#!/kazumakoizumi/status/116766508767641600
介入といってるが、そもそも小泉氏が最初に知事につぶやきを乞うたのが発端ではないか。逆切れしたかのように”抗議”をするのはあまりに身勝手ではないだろうか。介入などと言うのは筋違いだろう。
このようなことが横行すると、うっかりものが言えなくなる。知事の発言にブレーキをかけているのは小泉氏の方ではないか。


選挙公報に虚偽を掲載するのは違法なのはよく知られているが、錯誤を生じさせるような記載をするのも問題ではないだろうか。
知事のつぶやきは虚偽ではないが、それを日付を省いて載せたのは錯誤を誘うことになっている。ほかならぬ知事自身が誤解を生じるのではないかと心配している。虚偽記載が禁じられているのは、誤解を生じさせないためだ。その原点に立ち返れば小泉氏のやったことは虚偽記載以上に手が込んで悪質ではないか。

このようなことが横行すると選挙公報の信頼性にキズが付く。
市選管は、候補者が出してくる原稿をチェックはするが、候補者が掲載したい、問題ない─と言えばそれにストップをかけることはできない。問題点の指摘はしたが、小泉氏は聞き入れず掲載したことになる。市選管はこの事態に困惑している。

この選挙公報を見て小泉氏に投票したが、勘違いだった。あるいは投票したのは間違いだった─と思った有権者は警察や選管に相談してみるべきではないだろうか。


小泉氏は他にも問題あることをやらかしている。
選挙ポスターに6歳と7歳の自分の男の子供の写真を載せているのだ。
小泉一真 選挙ポスター
選挙に未成年者は関わってはいけないことになっており、運動員なども未成年ではなれない。それをポスターに出してしまうのは掟破りというものだろう。

小泉氏は退職前に、長野県庁を批判する本を一冊出しているのだが、選挙公報では作家を名乗り、主著として本の題名を書いている。だが、大方の人が知る限り小泉氏が書いた本は一冊だけで、それなのに作家を名乗り、主著と表記するのは自己表現意欲が高すぎはしないだろうか?
ついでにいうと、本の宣伝ではないかとの指摘もある。
今回の小泉氏の一連の言動をみていると、この本の評価も下がりはしないかと心配になってくる。

選挙公報には<市役所・市民会館建て替え住民投票の署名を集めました>の文言が入っているのだが、これにもこの活動にかかわった人たちから「選挙に利用するのはいかがか?」といった疑問の声が出ている。

選挙が終わった後で、当選のお祝いやお礼を言うのは事後買収の温床になるとして禁止されているのだが、小泉氏はこれもツイッター上で何度も行っている。これも選管のアドバイスを無視して確信犯的にやっているのだろう。

20日、午前11時に長野市役所で当選証書付与式が行われたのだが、小泉氏だけが5分遅れている。たいてい時間前にいって市役所の様子などを取材したりするものだが、小泉氏は初当選にもかかわらず悠々遅れて、それを先輩議員にツイッター上で指摘されても意に介さないようだ。大物なのだろうか?
https://twitter.com/#!/kazumakoizumi/status/116287932469477376

ツイッター上での私と小泉氏のやりとり。
http://twilog.org/tweets.cgi?id=tuigeki&word=%40kazumakoizumi&param=desc
このページの検索欄に<@kazumakoizumi>小泉氏のアカウントを入れれて検索すれば最新のものが表示される。

私は市民派の政治家に期待するものだが、小泉氏のような人がいるのはまことに残念だ。こういうひとが議員になってどんなことをするのか心配だ。

前原外相辞任と外国人献金

在日韓国人が外国人か?
形而上学的、足利事件との関係

前原誠司外相が政治資金規正法に抵触─ということで、引責辞任の形だが合点がいかない。

同法の趣旨は外国から多額の献金を受け、日本の政治を曲げることを防止するものだ。そのため公民権停止など罰則も厳しくなっている。
今回問題となっているのは旧知の在日韓国人から5万円×5回=25万円の献金を受けたもの。
法に抵触しているといえばいえるが、政治を曲げるには額が少なすぎる。善意の政治献金であることを疑うものはいないだろう。これを大声で非難していては、ただでさえ政治献金意欲が薄い世論にますます献金に対する警戒意識を持たせてしまう。

前原氏は旧知の人からの献金なので、外国人などとは意識していなかったのだろう。似たような人間関係は我々の身近にも沢山ある。日本人と同じような顔をして日本語も普通に話している人を、あるときだけ外国人だと思えというほうが無理がある。
前原氏もそこを話せばいいのだが、反発を面倒と思ったのか、避けてしまっている。政治家ならそこんところを強調し、本音の議論に持ち込むべきだろう。そうしてこそ世の中は変わっていくのではないだろうか。前原氏に罪があるとすれば、そこにこそある。

古くは米国、最近なら中東、中国の巨額資金アングラマネーから日本の政治を守るのが同法の存在理由ではないだろうか。本末転倒、枝葉末節の議論がまかり通り、大臣辞任にまで至ってしまうのは我が国の民主主義の未熟さの証明。献金問題よりこっちの方が重大だ。この程度のことで大臣が辞めていては国際社会の評価も下がろうというものだ。

これが前例となり、外国諜報機関が特定の政治家を狙い撃ちにして失脚させることも容易となってしまう。国内の権力争いにうつつを抜かしているうちに外国の都合のいい政治家が多くなってしまう危険を今回のことは教えている。

法は万全ではない。足りないところは議論して補うのが近代国家の仕組みのはず。本来ならマスコミがリーダーシップをとり議論を深めるのがあるべき姿だが、誤まれり現状追認ばかりしていて頼りにならない。流れに引きずられるのでなく、向かい合う姿勢が大事だが、今のマスコミにはそれがない。
甲論乙駁という気風が希薄で、右顧左眄してどちらか流れの強い方に乗ろうという考えが底流にある。庶民がそうなるのは致し方ないとして、マスコミや言論人までが大勢に迎合するようでは存在価値がない。

民主党は政権交代してまだ1年半。半世紀に及ぶ自民党の実質的一党支配から日本国が脱するにはそれなりの時間がかかるのは当然だ。理屈からいえば同じ半世紀間は政権交代などしてはならないところだが、大まけにまけて衆議院任期4年2期分の8年間は「政権交代」の文字を封印するのが現在必要なことではないだろうか。


◆話はここから形而上学的展開になるが、
<菅家さん冤罪足利事件「私は真犯人を知っている」(清水潔日本テレビ記者)>

という記事が文芸春秋ですでに5回キャンペーン連載されている。これはネット上で全文公開されてもいる。必見⇒ http://p.tl/rB2v
おりもおり、3/6(日)13:20〜14:15 日本テレビ「action!特別版緊急検証 "足利事件" 浮上する不審人物」という番組が関東ローカルでだが放送された。

同記事によると、犯人の容貌が「ルパン三世似」と特徴までわかっていて、一時はパチンコ店にいるところを警察が集中監視までしておきながらDNA鑑定上、警察、検察に不利とわかると包囲網を解き、犯人と目される人物を放置している。
犯人逮捕より警察のメンツ優先。市民の安全など二の次、という信じられないことが起こっている。真犯人は今も栃木、群馬の県境でのうのうと幼女を物色していることになる。性犯罪は再犯性が高いといわれている。もし類似事件が起きたら警察はどう責任をとれるのか?被害にあった人は泣くになけない状態が続いている。

さらにこの事件で問題になっているDNA鑑定で、飯塚事件では死刑判決が出て2年2ヵ月ほどという異例の速さで2008年10月に死刑が執行されている。再審請求させないための執行ではないかという指摘がある。

これは警察の不祥事などという生易しいことではなく、なんと表現していいかわからない空前絶後のことだ。歴史上あることなら表現言語も存在するが、過去に例がないことなので表現しようもない事態となっている。歴史に残る大事件といって差し支えないものだろう。

なぜこのようなことになっているかといえば、自民党時代の悪弊がつもり積もって顕在化したというしかない。警察が頼りにならないどころが、犯罪隠しのようなことをしているのだから、この事件の真相を暴き、正すのは政治力をもってするしかない。民主党政権はこのような不正義、社会悪を根本から正してこそ存在価値を多くの人に示せる。いわば千載一遇のチャンスでもある。だが、単なる殺人事件としてしか見ていないのか関心は薄い。

さらにいえば、小沢一郎民主党元代表への「政治とカネ」という根拠薄弱なる検察、司法、マスコミぐるみの批判に対抗する力ともなるものだ。建前的にはこれらの事件は関係ないようだが、関係者にとって無関係だなどはけしていえないはずだ。

民主党政権は自民党時代に溜まった、社会の悪や矛盾を正すのが政権交代の大きな目的のはず。多くの国民はそう思っている。大局的視野をもって、ことにあたってもらいたい。そうすれば活路は開ける。

旧政権時代の悪事を暴きだし、正すのは古今東西政変の基本中の基本。そのための政権交代でもある。それをしないで新勢力が権力を掌握できるわけがない。民主党は生ぬるい勘違いをしている。

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大桃美代子ツイッター騒動の裏の仕掛け人は日垣隆か?

山路徹氏が年越し討論会をUST中継で
私(奥秋)も出席します

タレントの大桃美代子ツイッター騒動が、年末にふって湧いたように起こったが、その裏側には追撃コラムでは悪評で知られている、著述業を名乗る日垣隆氏がからんでいるらしい。
各種情報を総合判断すると、日垣氏がどこかで聞きかじった噂をツイッターやネット上に書き、それを鵜呑みにした大桃さんが問題のツイートをしたため騒ぎが大きくなったものらしい。

日垣氏はこれまでにも、どこまで本当かわからないようなことをネット上で書き散らし、騒動を巻き起こしている。勘違いや思い込みによるものが大半なのだが、多くの人は、まさかそんな嘘を著述業を名乗る人物がつかないだろう─という性善説から信じてしまうので騒ぎが起こってしまう。

大桃ツイッター騒動の登場人物のひとりでもある山路徹APF通信代表が主催する以下の企画にお誘いを受けたので私も出席します。日垣隆というのはどんなことをしてきた人物か語ることになると思います。大晦日から元日にかけてお暇な方はダラダラとご覧ください。

マスコミではわからない騒動の真実が語られるのではないかと思う。

騒動を起こした裏の張本人、日垣隆氏にもAPF通信が出演依頼をしているようだが、いまのところ反応はないようだ。

そのほかに、
あっ!と驚くような、そして、えっ!と笑えるような企画も用意しているらしい。乞うご期待!


APF通信 年越し生放送企画
「マスメディアでは絶対に語れない!2010重大ニュースを揺れる日本の今後を徹底討論」
平成22年12月31日(金)23:55~30:00
http://www.apfnews.com/whatsnew/2010/12/2010.html

〔配信日時〕
平成22年12月31日(金)23:55~30:00


〔配信アドレス〕  後日録画がアップされる予定。
http://www.apfnews.com/apf_visible/apf_live/

〔内容〕
★検察審査会が小沢一郎議員を強制起訴へ
★尖閣衝突映像と国際テロ情報がネットに流出、ウィキリークス問題まで
★アフガンで常岡氏が拉致、ビルマでAPF山路が拘束、その後…
★取材の最前線DEEPトーク/報道できない部分が作られる事情
★0円で読んでる記事も、誰かが血と汗を流してる!
★ニュース天国、取材地獄/ライターは貧乏になり、報道の公共性は消えゆく


出演者は私のほかに以下の方々。さらに飛び入りもあるかもしれません。
山路徹(APF通信社代表)
常岡浩介(ジャーナリスト)
安田純平(ジャーナリスト)
今一生(フリーライター)

 

阿部知事のダム建設継続表明の裏側

和田副知事ら側近職員の必死の説得で

長野県の阿部守一知事が県営浅川ダム(長野市)の建設継続を、意外ともいえるタイミングで11月29日に表明したが、この陰には和田恭良副知事ら側近職員の必死の説得があったらしい。

阿部知事を和田副知事と側近幹部職員4人ほどが囲み、建設継続の発表を強く迫ったという。和田副知事は聞き入れられなければ副知事の辞職まで口にしたという。
和田副知事と以前一緒に仕事をしたことがある職員は、和田副知事は論理的で骨っぽい仕事振りと評する。部下ともとことん議論するが、熟慮のうえ判断したことは簡単には曲げない性格だという。

阿部知事より年齢は10歳上で東大法学部卒。副知事になったのも阿部知事と波長が合うからというより、職員間の人望があるから。阿部知事の兄貴分的立場でもある。

田中県政時代は田中康夫知事に煙たがられ、そのころそういう職員を島送りのように異動させた県の社会福祉事業団西駒郷の所長も経験させられている。

和田恭良副知事 略歴
http://www.pref.nagano.jp/governor/wada.htm


ところで、田中県政時代に一時期田中知事に重用されたが、その後不興を買い飛ばされ、メンタルヘルス的長期休職をしていたある職員が阿部知事側近に復活している。
阿部知事に提出する文書は4部コピーし、そのうちの一部はその課長補佐のところに持っていくように─というお達しが出ているのだという。

先日その職員に電話をしたことがある。もともとよく知っている職員なので、気安く簡単な問い合わせの電話をかけたのだが、不在だったので折り返し電話をくれるように頼んでおいたら、しばらくたって本人ではなくその部下から<いいつかって、代わりに>電話がかかってきた。本人は忙しいらしいのだが、なにも部下にかけさせることはない。どうもそういうところが・・・。

阿部知事が浅川ダム建設継続表明

田中元知事の脱ダム・回り道の挙句、否定

田中康夫元知事の「脱ダム宣言」以来、ここ10年近く長野県政を揺るがし続けてきた県営浅川ダム(長野市)の建設継続を、田中県政当時に副知事だった阿部守一知事が11月29日表明した。
阿部知事は知事就任以来、十分検討してから結論をくだすとしていたが、11月長野県議会一般質問前日というタイミングでの建設継続表明は唐突感は否めない。表明は知事会見の場で行われたが、これは予定になかったもので急遽行われたもの。それやこれや考え合わせると議会対策の臭いがする。

和田恭良副知事をリーダーとする作業チームが約2ヵ月かけてまとめた50ページの報告書を受けて─ということになってはいるが、県の担当部局に聞くと、この日にこういう発表をする予定にはなっていなかった。27日土曜日に報告書ができ上がり、29日に発表しようということになった─というのだが、27日に報告書ができたのは以前からのタイムスケジュールには乗っていなかったようで、知事が急がせた可能性はある。

浅川ダムの論点再確認報告書
http://www.pref.nagano.jp/doboku/kanri/shomu/hokoku.htm

議会関係者に聞くと、改革・緑新の議員らから知事への突き上げがあったようだ。
もともと、阿部知事は検討する時間が必要─としていたが、知事になって約4ヵ月の間、勉強してはいるようだったが、方向性をうかがわせるような言動は努めて抑えていた。途中でそういうことを漏らしてしまうと雑音がでるので黙っていたのは理解できるが、長年この問題に取り組んできた議員にしてみれば、知事の意向がまったくうかがえず、それが知事との間に冷たい空気を生むものにまでなっていた。

客観的に見て、いまさら建設中止は難しい。建設継続しかありえないが、その決断に時間がかかった。
議会関係者、県職員に阿部知事のことについて聞くと「決断力」という言葉が否定的な意味でよく出てくる。いろんな観点から検討していると時間がかかることは確かだ。阿部知事は知事になって間がない。このような重大な判断をするには時間が必要なのはわかるが、なんの方向性も議会側にうかがわせもしなかったのは、かえってまずい結果にまでなっている。

予算上のテクニカルな問題のタイムリミットは、来年1月中と見ていた関係者は多い。阿部知事もそれを念頭においていたはずで、それを急遽、前倒ししたようだ。

阿部知事は会見の最初の方で、「変更、撤回に足る重大な瑕疵(かし)は見当たらなかった」と述べているが、このスタンスで浅川ダムの建設計画を見ると、瑕疵など見つからない可能性が高いのは当然ともいえる。かといって、本当に浅川ダムが必要かの議論からはじめるのは議論の蒸し返しになり、またまた膨大な時間とエネルギーの空費にしかならない。なにより、工事が始まっている現実を踏まえればそのようなことはできるはずがない。最初から決まっていた狭い選択肢の中から結論を選ぶにしては長くかかったともいえる。

浅川ダムはザックリ言って、6:4ぐらいで建設GOではないかと思う。造れば造っただけの効果は若干ある程度だと思う。だが、防災とはそのようなものではないか。ダムを造ったからといってすべての水害が防げるものでもない。ダムは治水対策のひとつで、大きな柱ではあるが、これですべてが解決するものではない。護岸工事や川底の浚渫などいろんな方策を講じて災害に備えるものだ。

浅川の河川改修は、すでに十数年前から浅川ダムが建設されることを前提に行われている。これを今から変更するのは大変なお金がかかる。県の工事関係者に聞いてもどれぐらいかかるか予想もできないぐらいだという。川幅を広げ民家の立ち退きなども行わなければならなくなる。民家の密集度が高い浅川流域でそのようなことをするのは現実的に不可能に近い。ダムをポンとひとつ造って、それらを解決するのは費用対効果からも効率的で現実的だといえる。
そのダムの建設費も最初は約2百億円といわれていたが、いま行われている工事の落札価格は約50億円だ。ダムの規模が小さくなったことと、建設不況による競争から県の工事担当者の予想を下回るものとなっている。

ダム建設反対派の人たちの意見はなにもない平時の時の議論で、なにかあったときの事はあまり考えていないように思える。
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▼ロッキード事件などの取材経験豊富な元記者による、かったるい話ヌキの独自情報発信ブログ。田中康夫関連ではマスコミを出し抜く情報で評判。改革偽装派の田中知事を引きずり降ろした陰の立役者、などと噂されている─らしい(笑)
田中康夫参議院当選後は、国政ネタから社会時評、マスコミ批判は好評。石原都知事、そのまんま東知事などタレント色の強い面白政治家も対象。

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