追撃コラム&取材メモ

マスコミにない情報を独自取材して書いています。タレント性の強い政治家などに関連したものが多いです。初期の記事は田中康夫長野県知事に関したものが主です。

2009年03月

小沢の涙と検察の敗北

  検察サイドの質問しかしない記者
  民主党政権で”会見開放”をカットするマスコミ
小沢一郎民主党代表が、西松献金の処理に関して秘書が起訴されたことを受けて24日夜9時40分から民主党本部で会見した。この中で涙をぬぐうシーンが何度もあった。強面の小沢氏がこのような姿を見せるのはよくよくのことだろう。
泣かないはずの男の涙は価値がある。小沢氏の涙を見た国民の多くは同情的になり反検察ムードへつながっていくだろう。
民主党ホームページ 小沢代表記者会見 動画
会見は約40分間にわたって行われ、何人もの記者たちが質問したが、検察のやり方に問題があるという観点からの質問はなかった。
検察は無謬ではない。秘書は起訴されたかもしれないが、推定無罪の原則を記者たちは忘れているようだ。これを忘れて検察サイドからの質問しかしない記者たちはバランスを欠いている。
 
小沢氏はかねてから国策捜査だと検察を批判している。その線で小沢氏に水を向ければ面白い答えが出てくるだろうに、センスがない。
民主党は、いま現在国民から多くの支持を得ている政党だ。その政党の代表の立場に立った質問もすべきだ。記者たちは検察の側にばかり立たないで、国民の側からの視点も持なくてはいけない。
 
総選挙を間近に控えたこの時期に、野党第一党党首の秘書を形式犯で逮捕、起訴するのは選挙に大きな影響を与えることだ。検察だって批判されて然るべきだが、検察を批判する論調がほとんどないのは異様でさえある。まるで検察国家ではないか。
検察は総額3500万円分の虚偽記入について秘書を起訴しただけで、巷間いわれていた小沢氏の事情聴取はなかった。
ここで私がすでに書いているように検察はびびったのだ。
この時期に秘書を逮捕までして、それだけで終わりでは検察の負けだ。
虚偽記入など、どこの政治家もやっていることだ。検察が違法だというから罪になるだけで、大半は見逃されているのが実情だ。
車の駐車違反と似ている。違反をしてもその場に警官がいなければ捕まることもないが、たまたま運悪く警官に見つかると切符を切られる。運が悪かっただけなら諦めもつくが、狙い撃ちされたら公平とはいえないし、政治的意図をもっての捜査ということになる。検察は小沢氏を駐車違反で死刑にしようとしたようなもので、どだい無理がある。
 
小沢氏が代表だと民主党は選挙で不利─という見方があるが、必ずしもそうではない。
今度のことでは検察が負けて、一転して小沢氏・民主党が有利になった。検察の弾圧に遭ったが不正なことはやっていないので検察も手が出せなかったのだ─と主張できる。こういう恐ろしい検察を正すためにも政権交代をする必要がある─ということができる。
 
小沢氏や民主党はしばしば国策捜査と批判しているが、このいい方はよくない。政府と検察がぐるになってということだが、そんなことは簡単に証明できることではない。状況から考えてそれに近いとはいえるが、疑いを受けた当事者が言うとどうしても言い逃れに聞こえる。なので、「政治の大事な局面で検察が表面に出てくるのは好ましいことではない」と言うにとどめておくのがいい。

 
この会見で注目すべきところがある。 
独り敢然とマスコミに立ち向かう、われらが上杉隆氏がフリー記者として質問しているのだ。普通このような会見には記者クラブに所属している政治記者しか出席できないのだが、民主党はオープンにしているため記者クラブに入っていない上杉氏でも出席できる。
 
上杉氏は「政権交代が実現したら、記者クラブ以外にも開放するか」と質問し、
ディスクロージャーは大事。制限はしない─という回答を引きだしている。
民主党ホームページ会見動画だと33分あたりから。
大事なところだが、テレビニュースではカットされている。
 
これで民主党が政権をとれば記者クラブの既得権益の一部が崩れることが明らかになった。マスコミは正面切ってこれに反対することはできないが、意識下で反民主党になり、報道にもそれが反映されることが今より多くなるだろう。マスコミにとっても民主党政権は好ましからざるものなのだ。
 
民主党の次の敵はマスコミだ。追撃コラム読者はこれを頭の中に叩き込んでニュースを見ることを勧める。

国民本位の献金システムは自民党ではできない

  政治とカネ Paypalで個人献金

西松建設献金事件は結局は政治家とカネの問題だ。古くて新しい問題で、これといった解決策がない。企業献金は利権の温床になりやすい。個人献金が多くなればいいのだが、日本にはその風土と仕組みがない。風土は仕組みができれば醸成されるはずだ。

自民党型政治は大企業から献金を受けてその見返りに大企業有利の政治を行ってきた。これはやり方がソフィスティケートされすぎて法律の網にすら引っかからなくなっている。これを変えなければ日本の政治は変わらない。

国民主体の政治にするには国民も政治献金しなければならないのだが、現在の政治に献金する気には正直ならない─というわけで堂々めぐりになっているのが現状だ。

個人献金がもっと簡単にでき、税制上の優遇措置もとられるようになればいいのだが、これをやると新しいタイプの政治家には有利だが古いタイプの政治家には不利なのでなかなか実現しない。

自民党は自分たちに不利な献金制度を実行する気はない。国民主体の献金制度は民主党でなければできない。

ひとつの問題は献金をする具体的いい方法がないことだ。多数から小口の献金を集めるのが個人献金の望ましいかたちだが、これには送金手数料の壁がある。現状たとえば千円を送金するのに銀行を利用すると他行宛だと200円ほどかかるところが多い。これでは銀行がもうかるばかりだ。

クレジットカードを利用できればいいのだが、これは買い物には向いても献金向けではない。カード会社は政治がらみということで過度に慎重になっている。カード会社は社会的責務からも手数料の安い献金システムを構築すべきだ。


現状でできるいい方法がないかと探したらこれがあった。
Paypal
https://www.paypal.com/j1/cgi-bin/webscr?cmd=_home-general&nav=0

支払う側の手数料は無料で、受け取る側が1回につき以下の手数料が必要になる。
3.4% + $0.30 USD
これだと他の仕組みよりかなりいい。ネット上での買い物など、ほかの支払いにも利用できるというのでさっそく登録してみた。
この追撃コラムブログの右側に
「追撃コラムへ購読料の」 ( 寄 付 )
というボタンを設置した。
これをクリックすると任意の金額を設定し、寄付をすることができる。政治家はこれを利用すればいい。
Paypalについて細かいことは同社のホームページからご覧いただきたい。
同社に電話してたしかめたが、政治献金や寄付の利用についても問題がないということだった。

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これはあくまでも任意だし、献金や寄付の仕組みの紹介を兼ねてのものなので、寄付をしなければ追撃コラムを読むなということではない。

スカイプ電話を使えるようになりました

パソコンからインターネットを介してする電話です。普通の電話のように話せます。
ここからソフトをダウンロードして利用します。
Skype 
思っていたより簡単で、5分ぐらいで登録できました。この仕組みは知ってはいましたが、難しそうでなんとなく敬遠していましたが、もっと早く使えばよかったと後悔しているぐらいです。
パソコンのほかにマイクとイヤホーンがセットになったインカムが必要です。千円前後でいろいろあります。パソコンによってはあらかじめマイクがついているものもあるようです。
スカイプ同士なら国内はもちろん海外へも何時間でも無料通話できます。普通の電話や携帯へも、割安でかけることもできます。
私への情報提供やご意見などで、メールより電話のほうが話しやすい場合にはこれをご利用ください。
メールをいただければ、電話番号にあたる私の「スカイプ名」をお知らせします。
いたずら防止のため、どこのどういう人か、ある程度の存在証明をしてください。

選挙直前、超弩級小沢爆弾さく裂か?

  怖くてできない、小沢事情聴取

西松建設の違法献金事件が大変な騒ぎとなったが数カ月後には、あれはなんだったのか─ということになるだろう。
いま取りざたされているのは、数百万円から数千万円単位のカネだ。政権交代前夜の覇権争いにしてはあまりに額がちいさい。もっと、ドでかいスキャンダルが選挙間近になってさく裂する可能性がある。数億から数十億円単位の話が飛び出せば西松建設の話などすっ飛んでしまう。そうなれば形勢は一挙に逆転だ。

東京地検特捜部が小沢一郎民主党代表の公設第1秘書大久保隆規容疑者をいきなり逮捕し、その後同じく元秘書の石川知裕衆院議員を事情聴取、さらには小沢氏の事情聴取も行われるのではないかといわれていたが、その後事態は沈静化している。

小沢氏は国策捜査だと検察批判を展開したが、検察は常に正しいと信じる国民が多数を占める現状では盛り上がりに欠けた。一旦は検察批判のトーンを下げたものの、検察の弱腰や自民党への飛び火を見越して強気の発言もしている。

検察の事情聴取を受けてもいいと発言しているが、これは検察への逆襲でもある。肝心の検察からは事情聴取に関するリーク情報がその後出ていない。
この事件に関して検察のリークが非常に多い。多すぎてわかりやすいぐらいだ。マスコミは検察の手先になっている。

民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は樋渡利秋検事総長の証人喚問を検討すべきだといい、これに自民党は反発している。まるでマフィア映画のような展開だが、これにはマスコミも一枚かんでいることもあって扱いは地味だ。へたに騒ぐとマスコミにまで火の粉が飛んでくる。

1992年9月、当時世間を騒がせていた、佐川急便5億円ヤミ献金事件で、疑惑の人となった金丸信元自民党副総裁を検察が略式起訴ですませたことに抗議する男性が検察庁の看板にペンキを投げ付ける事件があった。黄色いペンキで汚された検察庁の看板は、文字通り検察の汚点の象徴で、その映像のインパクトは百万言に勝る影響力がある。
この映像を大量に流してもいいはずだが、なぜかマスコミはしない。検察に遠慮してのことだろう。

また2002年4月には、検察の裏金疑惑を内部告発をしていた三井環元検事がテレビ出演や週刊誌とのインタビューをひかえた直前に逮捕されたこともある。検察による口封じと批判をされた。
この際、こういったこともぶり返して大きく報道されるべきだが、そんなことをすると検察の不興を買い、リークにありつけなくなることを恐れるマスコミは検察にとって都合の悪い情報には極力手をつけない方針だ。


検察は、なにが飛び出すかわからない小沢氏の事情聴取など怖くてできないだろう。したとしても形だけのものになる。政治資金に関したことで何の問題もない政治家はほとんどいない。問題は与党である自民党のほうがより深刻だ。
小沢氏も元は自民党であり、政界暗部の裏の裏まで知り尽くしている。小沢氏はいま最大のピンチだ。あんまり追い詰めると苦し紛れになにを言い出すかわからない。小沢氏には超弩級の隠し玉が何個もある。返り血を浴びるのは自民党の方だ。

検察がへたに事情聴取などすれば、小沢氏は墓場まで持っていくつもりだった超弩級の爆弾を特捜部の懐で爆発させるかもしれない。野党第一党代表の取調室での供述を握りつぶすことはできない。事情聴取のあと、これこれこういった話をしてきました─とテレビカメラの前で話せば検察は動かざるを得ない。
そうなれば自民党も民主党もない。公明党にだって飛び火するだろう。政界全体が大激震だ。そんな危なすぎる爆弾の処理が、根は役人の検事にできるはずもない。
このときの主導権は小沢氏にある。自分にとって一番都合のいい話をするはずだ。

小沢氏はここで弱みをみせたら政治生命は終わりだ。死なばもろともで、みんなを道ずれにするぐらいの覚悟はとっくの昔にできているだろう。最初のうちは浮かれていた面々も、へたに追い詰めるととんでもない逆襲にあうことに気づいてか、このごろではトーンがぐっと下がっている。

小沢氏にしてみれば、他にもっとひどいことをしているやつがいるのに、なんで俺がこんなチンケなことで騒がれるのだ。それだったらもっとドでかいことを大っぴらにしようじゃないか!ということになる。

政府高官とオフレコとメモ合わせ

  記者も顔を出して説明を
  言ってはいないが意思表示した?

西松建設の違法献金事件で「自民党には波及しない」とオフレコで述べた政府高官は漆間巌官房副長官であることが8日、明らかになった。

だが、漆間副長官は9日午後の参院予算委員会で「言った記憶がない」としている。一方その後で行われた懇談に出席していた記者たちとの会見では、記者が「言ってないと主張するのか」と迫ると、双方の認識の違い─などとかわしている。これではどっちが本当かわからない。

懇談はメモをとらない約束になっているので、最後は水掛け論になる。そこに逃げ込む作戦ではないか。

漆間副長官は国会にも呼ばれ、記者との会見でも説明している。記者のほうも顔を出して説明すべきではないだろうか。そうすれば真相がわかりやすくなる。このままだと漆間副長官の作戦勝ちになってしまう。

記者は普段から、なぜか表に出たがらない。そこを突いた作戦なんだろう。懇談に出た記者がテレビカメラの前で「こう質問してこう答えました」と話せばいいのになぜしないのか。

記者は20人もいたという。読売新聞記事には(TBS記者)という記述もある。
漆間官房副長官、答弁と記者会見の要旨 (2009年3月10日  読売新聞)
http://tinyurl.com/annvo3
なのに私が見たTBSニュースではこれに触れていない。TBSは自社のニュースに記者を出せばいいではないか。


オフレコは正式な会見と違って、メモや録音をとらない約束で本音を聞きだすものだ。終わったあとに記憶をたどってメモを書くのは自由だ。だが、長い話の全部を正確に憶えるのは難しい。そこで、とったメモをその場にいた記者たちが付き合わせて正確を期す。これをメモ合わせと呼んでいる。
国会だけでなくいろんな場所でこれをやっている。もはや習慣化している。間違いを防止するだけならいいが、記事の中身や論調も同じになってしまう。横並び記事が作成されるひとつの大きな原因だ。だが、この場合はこれが幸いした。

20人もの記者がメモをとり、照らし合わせてまでいることが事実とかけ離れている可能性は極めて低い。うそをついているのは漆間官房副長官のほうだろう。3人の秘書官にも確認したので真実は我にありといっているが、口裏を合わせているだけだろう。となると悪質だ。そこまでやるのは、どうせ記者の側は表に顔は出せないという読みもある。マスコミのニュースは相手を批判はするが自分たちの問題点については触れない。


現時点で、ことの真相を推し量ると、
記者の側が「自民党の議員にも及ぶことはないか」と質問したのに漆間官房副長官が「それはない」と受け取れる意思表示をしたのだろう。だから、一方は言っていないといい、一方は言っているということになる。どっちも正しいといえば正しいのだ。
いずれにしろ直接的な話し方はしないものなので、禅問答のようにはなる。
これではすっきりしない人のために私なりの解釈を書いてみた。

結論=漆間官房副長官は報道されているような意味合いの意思表示をしてはいるが、はっきりと言ってはいないようだ。

体制維持体質の検察が本性むき出しの民主叩き

 独自ネタ右近参事以外に複数事情聴取
 民主党長野県連が帰趨を決める

検察は社会秩序の安寧を保つのが最大の存在理由で、体質的に保守だ。革命に対する国家の抑止装置というのが検察の素顔だが、革命など及びもつかない平和な時代にはこの素顔は隠されているし世間も忘れている。

しかし、ひとたび社会体制がひっくり返るようなことになれば、その本性を現して体制維持に走るのが検察本来の姿でもある。その意味で、今回東京地検特捜部が、西松建設の献金問題で小沢一郎民主党代表をターゲットにしているのは当然だ。検察の狙いは小沢でなく民主党による政権交代の阻止なのだ。

政権交代が起これば検察にとって都合の悪いことが山ほど起こる。民主党は半分は元自民党だが、もう半分は労働組合や市民を背景にした革新勢力だ。検察はこの革新が大嫌い。歴史的にもこういった勢力には弾圧を繰り返している。

政権交代になって民主党が検察の上に立てば、検察はこの大嫌いな勢力のいうことを聞かなければならなくなる。それだけではない。検察は過去に革新勢力をさんざん痛めつけてきたので、その仕返しが怖いのだ。表に出せないこともたくさんやってきた。それらの内部資料を民主党に握られると検察は牙を抜かれたようなものだ。だからなんとしてでも政権交代は阻止したいのだ。


西松建設の献金は今に始まったことではなく、少なくとも10年以上前から広く行われていた。検察がやる気になればとっくの昔にやれたものを、今になって出してきたのは、いつの日にか起こるかもしれない政権交代の危機にそなえて、このネタを温存し、隠し玉として利用しようという深謀遠慮があったからなのだ。

事実経過を見ればそれは明らかだ。今回の小沢一郎秘書逮捕は民主党叩きのための国策捜査というほかはない。

「証拠があり、金額的にも突出していた」というのが小沢氏の秘書、大久保隆規容疑者(47)の逮捕理由として挙げられているが、これにはトリックがある。
これは小沢サイドを狙って執拗に調べたから証拠が出てきたにすぎず、ほかの政治家も念入りに調べれば、もっと多くの証拠や金額のものが出てくる可能性がある。検察はそれをしないだけだ。検察にとって都合のいい証拠は執拗に探すが、都合の悪いものは紛失したなどといって裁判の場でさえ隠すことがしばしばある。

どの政治家をどの程度濃厚に調べるかは捜査する側の胸先三寸だ。必ずしも公平にやっているわけではない。
小沢代表が献金を多く受けている西松建設が目についたので執拗に調べたら「証拠が出てきた」のだったら公正な捜査といえるだろうか。
たとえば別のA建設会社を同じく執拗に調べれば、自民党の政治家が多額の献金を受けていて、証拠もあるかもしれないのに、そっちは「調べてないから証拠がない」では、そもそもなんための捜査なのかということになる。

実際、西松建設から多額の資金提供を受けている政治家は小沢代表以外にもいて、そのうちのひとり二階俊博経済産業相は、「違法ではないが道義的見地から返還する」というのだから自ら問題を認めたようなものだ。しかし、返すべき政治団体はすでになく「どこに返すのか、西松建設か」と6日の参議院予算委員会で共産党の小池晃議員に突っ込まれて場内の嘲笑をあびていた。さすがに二階経産相は捜査対象になるらしいが。

▼右近参事の自殺が再浮上
ここで重要になってくるのが村井仁長野県知事の側近、右近謙一参事の自殺だ。この自殺は当初原因不明だったが、西松建設がらみで特捜部の事情聴取を3日間に渡って受けた末のことだったことが翌日になってわかった。さらに、村井知事周辺に1千万円以上の現金を提供したと西松建設関係者が特捜部の調べに供述しているという検察のリークと思われるニュースも流れた。
追撃コラム 関連過去号記事
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/cat_50018635.html

つまり、右近参事は村井知事を検察から守るために自ら命を絶ったことになる。村井知事は「まったく心当たりがない」などと他人事のような発言しているが、何もなくて自殺する側近などいるはずもない。政治家を守るために秘書が自殺するケースはこれまでにも何度もあった。これを調べなくてどうするのか。

過去の例からすると、関係者が自殺すると捜査の手が緩むものだ。温情からなのだろうが、それがあるから自殺する関係者はなくならないという悪循環を生むものともなっている。この悪循環を断ち切るのも検察の役目だ。自殺者が出ても捜査の手は緩まない─ことが一般的に知られれば無駄な自殺が減るのではないだろうか。

特捜部は村井知事にも事情聴取すべきだろう。あわせて村井事務所や長野県庁も捜索対象とすべきだ。小沢代表より村井知事のほうが、側近が自殺しているだけに嫌疑は深い。小沢代表の事情聴取をするなら村井知事の事情聴取もしなければ公平な捜査とはいえない。


村井知事は知事就任時に、国会議員時代の自分の秘書だった3人を強い反対を押し切って長野県庁にねじ込んでいる。そのひとりが自殺した右近参事だったわけだが、注目すべきもうひとりの元秘書が長野県の東京事務所にいる小林一巳次長だ。
http://www.pref.nagano.jp/xsoumu/tokyo/gstaff20.htm
私が独自につかんだ情報では右近参事のほかにも複数の事情聴取が行われているという。それがいつ、どの程度の規模で行われたのかは定かでない。右近参事を死なせてしまったのは逮捕が遅れた特捜部の失態だ。特捜部は第二の自殺者を出さないためにも早目の対応が必要だろう。


長野県議会は、いま開会中でもあるので真相究明にはちょうどいいタイミングだ。だが、肝心の議員たちは問題意識がなく、この非常時に通常モードで県レベルの問題しか視野にない。

西松建設問題に関しては、ピントずれの質問を散発的に5分程度しているにすぎない。
村井知事はこの質問に「信じがたい嫌疑を受けた」などと他人事の答弁を繰り返し、結果的に弁明の機会を与えているだけだ。これでは議会の役目は果たしていない。

共産党長野県議団は6日、この問題について調査委員会の設置などを検討するように下崎保議長に申し入れている。下崎議長は「捜査の行方を見守りたい」としているが、ほかの会派や議員もこれに同調すべきだろう。

右近参事の自殺は一地方の問題ではなく、政権交代前夜に起こった国家レベルの問題であることが明らかになっている。民主党長野県連にとってもここは頑張りどころで、黙って見ている手はない。民主党が天下を取れるかどうかは民主党長野県連の働きにかかっているといっても過言でない。

なお、小沢代表は民主党の代表にそれほどふさわしいともいえない。もともとほかの人たちが次々コケたのでお鉢がまわってきたにすぎない。適当な時期に代わるのもいいのではないか。

小沢側近逮捕!政権交代阻止の検察の暴挙

  検察に左右される国家でいいのか

検察が前面に出て国の行方を左右するのは後進国なみだ。
東京地検特捜部が小沢一郎民主党代表の公設第一秘書をこの時期逮捕したのは暴挙というほかない。

わが国はいま半世紀近くにわたる長期政権からの交代期でもある。検察のとった行動はそれを阻むベクトルのものだ。検察は政治にかかわらないという建前をも踏みにじるもので看過できない。
政権交代前夜にはこのようなことがあるかもしれないとは思っていたが、今回の検察の行動は指揮権発動に匹敵する愚挙だ。いや、指揮権発動なら政治に負けたといういい訳が立つが、今回は自ら政治に介入しているのだからそれよりたちが悪い。検察の汚点として長く残るものだろう。

特捜部の最大の責務は普通の警察や検察では手に負えない権力犯罪を摘発することにある。民主党は政権交代間際といわれているが、現時点では野党で政治権力は持ち合わせていない。それを検察が叩くのは過去にも例がないし、政治的弾圧となんら変わるところがない。
問題があるならまず与党を叩いてその後バランスをとる意味で野党を叩くのがこれまでの検察のやり方でもあった。今回はそれが逆で、まず野党から叩いているところが異常だ。今後早急に与党を叩かなければ従来の検察手法からも離れたものとなる。

もし、小沢周辺にカネにまつわる問題があったとしても、今の時点で強制捜査をするのは、たとえ動かぬ証拠があったとしても政治的行動になる。避けるのが当然で、検察のやっていることはあまりにおかしい。動かぬ証拠があったなら、なおのこと今やる必要はない。総選挙後にやればいいのだ。
時効が迫っていたからという情報が流れているが、これは検察の情報操作とみるべきだろう。検察がその気になればやれる案件はたくさんある。なにも小沢である必要はないのだ。今回の逮捕は小沢を狙い撃ちしたものであることは間違いない。

違法な献金をしたとして問題になっている西松建設は与野党とわず政界の多方面に長年にわたってカネをばら撒いている。中央政界だけでなく数人の知事周辺にもカネは流れているようだ。慢性的にカネの流れがあると、献金と請託との関連を証明するのは難しい。
献金した側が見返りを期待したとしても、受け取った側がそれに応じて便宜供与をしたことを検察は立件しなければならない。

この事件の直接の被害者はいない。強いて言えば国民ということになるのだろうが、検察が事件だというから事件になっているともいえる。
これは形式犯でもある。書類上の不備があったのなら修正すればいいだけの話でもある。なにも逮捕するほどのことではない。

この件に関連して、村井仁長野県知事の側近、右近謙一参事が3日間にわたる特捜部の事情聴取の後2月24日に自殺している。
追撃コラム&取材メモ過去記事参照
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/cat_50028665.html 
自殺後、知事周辺に1千万円が流れたとする情報が検察からリークされている。
これは小沢秘書逮捕の際にも中央マスコミではほとんど触れられてないが検察の大ミスだ。いかなる悪事を働いたとしても裁判もなしで人を死に至らしめる権利は検察といえどもない。

長野県議会や村井知事は特捜部に対して、右近参事にいったいどんな事情聴取を行ったのですか?と問いただしてもいいのだがそんな空気はない。右近氏は人によっては図太いと表現する人もいるくらい精神的にタフな人だ。ちょっとやそっとのことで自殺するような人ではない─と多くの人が思っていた。それが、議会開会中の最中に、路上の電柱で首をつったのだ。よっぽど切羽詰ってのことと思われる。検察がどのようなことをしたのか、議会は問いただす必要があるのではないか。なにしろ知事の片腕の参事なのだから。県民にとっても損失だ。ありていに言えば、右近参事は検察に殺されたようなものだ。黙って見過ごす法はない。

私が憂慮するのは、政治家とカネにまつわる嫌悪感や小沢嫌いからか、国民の間に検察の動きに対する批判があまりないことだ。私も同じ嫌悪感を持つものだが、ここは事態を一歩引いて眺めてみたい。今の流れは間違いなく検察の意向によって左右されている。問題は一政治家の犯罪ではない。国の行方だ。
日本が検察国家でいいのか。政権交代を検察が阻むようでは文明国とはいえない。
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▼ロッキード事件などの取材経験豊富な元記者による、かったるい話ヌキの独自情報発信ブログ。田中康夫関連ではマスコミを出し抜く情報で評判。改革偽装派の田中知事を引きずり降ろした陰の立役者、などと噂されている─らしい(笑)
田中康夫参議院当選後は、国政ネタから社会時評、マスコミ批判は好評。石原都知事、そのまんま東知事などタレント色の強い面白政治家も対象。

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