自民惨敗の大元は松岡農水相誕生にある
 議席より大事な神通力を失った公明党

自民惨敗の理由はありすぎてよく分からないが、大元をたどってみれば松岡利勝前農水相にたどりつく。松岡大臣が自殺して、その後任の赤城徳彦農水相がこれまた同じ事務所費問題でけ転んだ。あのでっかいガーゼはそのときのキズを隠すためのものではないのか?
クレームのついた商品の代わりがまた欠陥品だったわけで、それじゃー誰だって怒る。なのに欠陥商品のほうは謝らない。規則通りやってます─とどんな規則だか知らないが、壊れた録音機みたいに繰り返す。それでも辞めさせられなかった。

でっかいガーゼを貼ったまま、一国の大臣が何でもありませんを繰り返す、なんとも間抜けな図。それをテレビで見ている視聴者=有権者は怒りの一票を持って投票所へと向かった。忘れっぽいのが身上の国民だが、さすがに今度は忘れる間がなかった。

この話の展開は、できの悪いドラマの筋書き。もしテレビドラマだったら誰も見ないだろうが現実だと話は逆。こんなバカな話が実際あるのかと、かえって興味を引く。高視聴率はそのまま怒りの一票となった。
投票率はそう高くなかったが中身が違う。いつもだと行く組織票がアホらしくて減り、いつもは行かない無党派がバカにすんなと増えたのではないか。

松岡なんかを大臣にしたのがそもそもの間違い。松岡はこれまで何度も大臣候補リストにあがっていたが、こんなもの危なくって・・・と誰も扱わなかった。それを安倍首相が大臣にしたのが不思議といえば不思議。安倍首相だけの判断だったのか、それとも何かがあったのか?松岡を辞めさせられなかったのは、このへんの奥深い事情がからんでいたのかもしれない。

安倍ちゃんは一連の混乱で何も決断していない。ただ庇うのみだ。毅然と庇うならまだしも、いつも視線は宙をさ迷っていた。北朝鮮拉致問題に対する時のような毅然たる態度はどこにも見られなかった。多くの人が安倍氏に期待したのはあの時のような態度だったのではないか。あれはどこにいってしまったのか?安倍氏の強腰はタカ派体質から出たもので、人道主義ではなかったのかとの疑念が湧く。


自民党は上下で二極分化している。長野県の県連関係者に聞くと、全国県連レベルの東京での会合では、これまでもしばしば党中央執行部に注文を付けていたのに党幹部らは真剣に聞かなかったという。こういったことを話す関係者の口調はいまでも不満気だ。怒っているのは無党派ではなくて自民党の身内なのだ。
一線のひとたちが一生懸命票をかき集めても、大臣のひと言でみーんな逃げてしまう。
今度、地方レベルの人たちが東京に集まるときの様子に注目したい。いつもだと11月ごろにあるようだが今度はどうなるのか。

党中央は組織があるから選挙は何とかなるだろう、という楽観が底流にある。しかし、実際選挙をやっている人たちはそんなことは思っていなかった。組織はないに等しい。あってもかつてのように動かない。組織が動くのは見返りがあるからで、それがなければ動かない。郵便、建設、農協、これらはかつては自民党の強力な集票組織だったが小泉純一郎前首相にぶっ壊されて動かない。──そうか、今の事態は小泉改革の成果なのか?だったら何もあわてることはない、自民党は成果を自慢すればいい。


公明党は取りこぼしが少ないので有名だった。5人立てれば5人全員が当選というのがこれまでの神話だった。ところが今回の選挙でそれが崩れた。これまではたいてい予定通りに当選していたが、それが予定通りにならなかった。それもまた不思議だが、この不思議の理由はみんな知っている。創価学会という強固な組織票があるからだ。だが、神話は崩れた。神話というのは神話であれば様々なご利益も生むが、崩れてしまうとご利益もなくなる。

計算どおりに行かない選挙で計算が立つというのは、たとえその数が少なくても様々な影響、ご利益を生む。アテにならない選挙でアテになることの意味は大きい。どこまで本当か知らぬが、それゆえに神通力はあった。
国政選挙だけでなくすべての選挙に、公明票は噂を含めて影響を及ぼしている。それに翳りが出るわけだ。公明党が失ったのは議席だけではないようだ。議席は取り返すことができるが、神通力は一度なくすと取り返すのは難しい。

公明党に投票しているのは何も創価学会員だけではない。選挙となると創価学会員たちが活発に動いているのは多くの人が知っている。学会員に頼まれて入れている人も結構いる。そういった人たちが今回は公明党に入れなかったのではないか。公明党に期待されたのは自民党への協力だけでなくチェックでもある。公明党は自民党のやることに肯くだけでブレーキをかけることが少なかった。頼まれて入れている人たちはお付き合いで入れているだけなので、あまりにひどければ入れないということだろう。


安倍首相は辞めないということだが、これを外国から見ると奇妙なことになる。あれだけ大敗したのにWHY?となるわけだ。このあとAPECなど外交日程あるが、そんな首相が行って日本の国益にかなうのだろうか。今の政局論は国内の視点だけのものでしかない。外国から見たらどう映るかなどは考慮の外だ。


とりあえず内閣改造をするようだが、新しくなった内閣からまた問題大臣が出たらどうなるのか。こういう期待は裏切らないのが安倍内閣。絆創膏にも驚いたが、今度はどんな大臣が出てくるのか楽しみだ。


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