高齢政治家取材の隠された問題点

これは、麻生財務相がNHK記者を朝日記者と間違えたことでもネット上で話題になっている約12分間の囲み会見の日テレニュース映像だが、
その中身も問題だが、ここでは記者たちの若い声に注目。麻生大臣の記者たちに対する対応と年齢が関係あると思われるからだ。
こんな指摘をするのは、たぶん、私ぐらいだろう。

記者たちは何歳ぐらいだと思いますか?声を聞いてわかるように、そんなに歳をとっていない。
だいたい30前後。いっても40ちょっと。麻生財務相は77歳。そこからして無理がある。
77歳の老人が、30歳代の若者の生意気な質問にまともに答えると思いますか?あなただったらどうです?麻生大臣は毎日これをやっている。考えてみれば偉いとも言える。こんなことをシステムとしてやっている新聞社がおかしい。しかも読者に実態を知らせずに。

もし記者の年齢がもっと高かったら麻生大臣もそれなりに気を使ってあまりぞんざいな対応はしないのではないか?
その前にそもそも、日本のどんな業界で30歳前後のものが第一線でこんなに活躍しているところがあるだろうか? 多くの会社、組織では30歳前後ではハナタレ同然の扱いではないか?マスコミ業界は若年者活躍社会でもある。ま、それが悪いとは言わないが、世間とのズレが問題。そんな実態を知っている人はほとんどいない。大抵の人は記者といえばもっと歳をとっていると思っている。

もし記者の年齢を記事の最後に名前と同様に表記するようにしたら、その記事の信用性は大きく落ちるだろう。たぶん金を出して読む人は少なくなると思われる。
その記事を書いた記者より上の年代の人たちは、自分より若い者が偉そうに高説を書いているものを金を出して読む気にならないだろう。 厳密に言えば新聞は読者を騙していることにもなる。読者の錯覚、思い込みを利用して問題を見過ごしているといえる。

今では一般化しているが、記事の最後に記者の名前を表記するようにしたのは毎日新聞が最初だ。今では多くの新聞がこれに追随している。しかし記者の名前だけでは、よっぽど有名でなければ単なる記号で読者にとって意味はあまりない。しかしそこに年齢が加わると情報として意味がある。 

年齢を明記しないのは、できないのは、記者の年齢があまりに若すぎて逆効果になるからだ。
えっ!そんなには若い記者が偉そうにこんなことを書いていたのか? と多くの読者が思うことを恐れて新聞社はこれをしないでいる。

で、私は提案したいのだが、どこかの新聞が、記者の名前だけでなく年齢も付記したらどうだろう。もちろんそのためにはベテラン記者の活用が前提になる。これをやれば他の新聞との差別化ができ、有利になる。
さしづめ、部数減に悩む毎日新聞あたりがやったらいいと思うがどうだろう。
これをやれば読者は増えることはあっても減ることはない。だが、同業他社からは迷惑がられるかもしれない。一番の問題はこれだろう。
ほっておくと高齢読者が多い産経新聞がやるかもしれない。