2009年11月17日

D&D4版に対する懸念事項

 さてそんなD&D4版で、まだPHBを読んだだけなので現状どうなっているのか知らない状態なのですが、ちょっとした懸念が有ります。
 4版は色々細かくて面倒なルールは省いて、状態異常を毎ラウンドのSTで回復できるようにして、HPや回復能力を高めて、『1ミスで終了するような事もないし、面倒な事は考えずにガンガン殴りあってくれ!』というようなルールになっていると思われます。だがしかし、2008年GameDayのシナリオの時点でそれが怪しく感じられてしまいました。

 3.5版は『どうしようもない事態への対処を考える』というのが重要でした。武器落とし・武器破壊・掴み・盲目・朦朧、etc・・・。そういう致命的な事態に対して、陥らない為にどうするか・陥ったらどうするかを考え、また逆に敵を陥れられないか考える事が重要でした。また後半になれば強化呪文がかかっているかいないかで戦力が激変する為、ディスペルする事/されない事も同じように重要でした。
 4版では武器落とし・武器破壊のルールは(少なくともPHBには)なくなり、掴みは大幅に弱体化し、状態異常は毎ラウンドのSTで回復できるようになり、ディスペルに神経を尖らせる必要がなくなり、細かい事は考えずに殴り合う様に設計されているかと思われます。1発終了な事態がなくなればそれへの対処に追われる負担もなくなります。それは良い事です。(そういう方向性の好き嫌いは別として)

 ところが。2008年GameDayのクリーチャーとして配置されていたスタチューがやっちゃってくれました。

 『4版では起き上がりのAoOがでなくなりました』→『このクリーチャーは起き上がりにAoOが出せる能力があります』

 3.5版では面倒な事態であった起き上がりに関して、4版では気楽に考えていていいのかと思った矢先に、いきなり例外ですよ。これはやばい。例外が存在する事がわかったのがやばい。お試し的シナリオだと思われた2008年GameDayシナリオで存在するくらい気楽に例外が存在しそうだという事実がやばい。
 その事態に陥る事がないなら対処も必要なく、考える必要もない。でも例外とはいえ存在しうるなら対処は考えておかなくてはならない。武器落としされるパワーがあるかもしれない。武器壊されるパワーがあるかもしれない。掴み脱出時の防御値に+10されるとか掴んでいたら対象も自分も移動される事はないとか掴んでいるだけで自動で物凄いダメージを与えるとか、そういう能力があるかもしれない。状態異常のST判定が数ラウンドさせてもらえないパワーがあるかもしれない。そうなったら致命的だから対処を考えておかないと!
 例外と言ったって能力を持っていないといけないという意味では3.5版でも4版でも同じわけで。そういう事態がありえるとなったら対処が必要で、常にその事態を意識し、対処が出来る能力/アイテム/パワーを取らないといけなくなるわけで。そうなると鉄板というものが発生して、選択肢が狭まる事になる。いやまぁ当然選択肢が消えるわけではないのだけど、『危険かもしれないけど敢えてそれを取らない』とか、鉄板以外も存在するけど普通は選ばない選択肢なわけですよ。3.5版でいうとフリーダム・オブ・ムーブメントが典型でしょうか。用意されていないわけがわからない。

 実際どのくらいの頻度で例外が発生するのかわからないので、そこら辺がわかれば『例外はあくまで例外で頻度が低い。犬に噛まれたと思って諦めよう』となるのかもしれないのですが。細かい事は考えず殴り殴られと単純に楽しめる様に、完全になくしちゃえば良かったのになぁと思います。



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