2017年06月24日

石井真弓/写真家

石井真弓/写真家

Mayumi Ishii PHOTOGRAPHY

何年か前に、「ANA国際線機内誌WINGSPAN」の取材を受けたのですが、その時、撮影してくれた写真家、石井真弓氏のHPです。リニューアルしたと連絡をいただきました。
私もイケメンに撮っていただいております。
数年前なのですが、はるか昔のことのように思います。
写真を見て若いなぁ…と感じました。




tukiou1 at 20:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他 

2017年06月23日

毘沙門天

826NPOで補助した毘沙門天像。修復が完了した。
総高で150cm。像高は105cm程。カヤ材の一木造り。修理前は近代の補修による彩色や漆箔のせいもあって博物館の調査では、江戸時代末の作と考えられ、実際、私も江戸時代かなと思っていた。

今回の修復によってある程度本来の姿を取り戻すことができたかと思う。
修復完了後のこの像を江戸時代制作と考える人はまずいないだろう。
それくらいに雰囲気が大きく変わった。古い像であることを伝え、市の教育委員会の下見が一度あり、再度、県の博物館の調査が入ることが決まったようでよかった。

中世に遡ることに博物館のお墨付きが出れば、この地方では最古級の仏像になるとのこと。
残念ながら、墨書類、銘文の類は出なかったが、修復によって地域の文化財を掘りおこした良い例となった。
修復について寄付をしていただいた方々にお礼を申しげます。

納めた時の様子もいずれUPします。お待ちください。


tukiou1 at 08:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0)仏像修理の行程 | NPO補助修理

2017年06月16日

825夕方に突然、雹が降り出して驚く。ものすごい雨と芝生に積もるほどの雹。止んだ後、せっかく咲いたばかりのユリは全部折れるわ、育てていたホタルブクロの葉は千切れるわ、キンシバイは全部散るわで、がっくりくる。車も凹んでいないか不安。

tukiou1 at 19:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他 

2017年06月11日

十二神将

824今年も去年に引き続き、十二神将像の修復をおこなうことに。今年度は丑、辰、巳神の3体の予定。各像とも今までに行われてきた修理で細かな部材が入れ替わっている。

今回は巳神と辰神の頭部が入れ替わっている可能性があり、部材を注意深く解体し、部材の入れ替わりを確認している。一応、首と胴体に巳とか辰とか書いてあるのだが、修理するたびに書き付けたのか、明らかに間違った表記もありあまり参考にならない。

tukiou1 at 20:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)仏像修理の行程 | 天部

2017年06月05日

山の中の廃寺

823山中のお堂に仏像を見に行った。

人里から山の中に入って500m程。明治の初めに廃寺になり、現在は集落管理のお堂となっている。平安時代創建の格式のある寺院であったが、山の中にあることもあり、150年程度でここまで山に飲み込まれるのか…と驚く。寺宝もまた、多くが流出しており、近隣の寺院の所蔵になっている。わずかに何体かの像が残っており、それが市の文化財に指定されている。教育委員会の人と行ったのだが、参道もほとんど獣道と変わらず、参道と知って歩かないと不安になるほど。

今回は山中で、風はでるわ、雷は鳴るわ、空は暗くなるわ、5cmぐらいの巨大蜘蛛が何匹も厨子にくっついているわ、教育委員会の方々が一旦、下まで降りて山の中のお堂に一人取り残されるし、今までで一番心細くなった。「開けると人死にが出る」といわれているお堂なのだが、そんなこともあるかな…といった気分になった。今、恒川光太郎の小説を読んでいるのだが、その世界に入ったかのよう。こんな気分になることはそうそうない。

tukiou1 at 08:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)仏像文化財調査 | その他

2017年05月28日

阿弥陀如来の台座

822仮組した阿弥陀如来の台座。蓮弁も含めて結構なくなってしまっているところが多い。
苦労しているのは蓮弁の葺き方。外すときに一枚一枚取り付け場所を記録して外しているのだが、何度も修理されているため、釘穴もあてにならず、結局、一から調べ直す必要が出てくる。通常の蓮台だとそこまで苦労しないが、蓮肉自体も一部彫り直されており、またさらに踏み分けの蓮台ということもあり、少し面倒。

tukiou1 at 18:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)如来 | 仏像修理の行程

2017年05月16日

武将像

821武将像、剥落止めの作業をしているところ。現状で残っている彩色は江戸時代の補修時のものなのだが、除去せずに剥落止めをすることに。すでに彩色の剥落片がなくなっている箇所は補彩する予定。髷もあるのだが、何か違和感。江戸時代の補修の時に作られたものであるような気がする。口髭はたぶん、馬の毛を植毛した模様。

心束を彫り残す特徴的な造り、また、寺院のご本尊がやはり院派仏師の作であることから、この像も院派仏師の作と考えられている。
製作は室町時代。一木造り。前後と両側面を割矧いでいるのだが、クセのありそうな広葉樹で、少し作りにくそうに感じる。





tukiou1 at 21:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)仏像修理の行程 | その他の像

2017年05月08日

阿弥陀如来

820阿弥陀如来の光背にとりつける化仏。二寸ほどの大きさ。密教系の阿弥陀如来らしく、光背に五体の化仏を取り付けていた痕跡が残っているのだが、像そのものは残っていないため新造しているところ。

以前に修理した像が、天台宗であったが、一番上に大日如来、他4体に釈迦如来、薬師如来、観音菩薩、弥勒菩薩となっており参考にした。ただ、今回の像は、大きいものではないので、四体の化仏についてはすべて如来形とした。

tukiou1 at 19:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)如来 | 仏像修理の行程

2017年04月29日

阿弥陀如来像

819
修理中の阿弥陀如来像の右側面。
前後割矧ぎに左右側面材を剥ぎつけるシンプルな構造。
ただ、内刳りが適切でなく貫通している箇所があったり、後の修理で大きく削られていたりと、そのまま組んでも不具合があるのに苦労する。

右側面材の内部が削られているため、下から見ると穴があり、内刳り内部まで簡単に虫やネズミが行き来できる状態だった。
写真はその穴を塞いでいるところ。

tukiou1 at 07:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)仏像修理の行程 | 如来

2017年04月17日

毘沙門天像

818なくなった箇所の新造を終えたところ。ここまでくれば作業も峠を越えた感じ。修理前の状態があんまりな雰囲気だったこともあり、だいぶ良くなったと思う。光背もゴテゴテと火炎付き輪宝に変更されていたが、後補材は撤去して全体にすっきりとした。何より表情が生き生きしたと思う。

tukiou1 at 20:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)天部 | NPO補助修理