2011年12月15日

時をこえる仏像

時をこえる仏像〜 修復師の仕事

筑摩書房 (ちくまプリマー新書)
出版2011/12/5

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本屋さんにも並んだようなので、もう一回、紹介します。
・時をこえる仏像〜修復師の仕事 〜

内容は題名そのままです。仏像の修復に関わる話を書いています。
実は仏像をガンプラに例えたようなことも書いたのですが、編集の人にカットされたようないきさつがあります。
そういったわけで、前回の「壊れても仏像」に比べると、内容は修復に関わることに絞った上で、地味にかつ、まじめに書いています。
さて、内容は4つのパートに分かれています。
1.仏教と仏像について
2.どのように修復するのか?
3.修復について
4.雑感

1.は修復を語る上での事前の基礎知識です。比較的、若年層を対象にした本なので、仏教や仏像の知識があまりない人のためのパートです。
2.はそのままです。どんな風に壊れるのか、どんな風に修理するのかといった内容。
3.は修復についての理念に触れています。修理と修復はどう違うのか?なぜ、修理と修復では作業完了後の仕上げがまったく違ってしまうことがあるのか?もし、芸術家が修理したらどんなことが起こりえるのか?など、修復の理念に関わることを取りあげています。
個人的には、このパートが書いていておもしろかったです。読んでもおもしろいはずですよ。ここはオススメです。
4.は雑感です。思いついたことを書いています。

ちくまプリマー新書というレーベルの個性なのでしょう。
様々な分野について専門性が高い内容を手短にわかりやすくという方針のようです。
この本は、まぁ、専門性が高いというか、マニアックというか、誰が読むのか不思議な本でもあります。
どんな人に必要かと考えると…、

・仏像が好きな人
・美術品が好きな人
・美術品の管理者(お坊さんも含む※美術品ではないと怒るかもしれませんが…)
・文化財の修理、修復を勉強している学生
・勉強しようと考えている学生
・美術を勉強している人
・美術史を勉強している人

ページ数は170ページ前後で薄い本です。1時間もあれば読み終わりますので、正月の暇な時間に手にとって見てください。

興味ある方は↓からどうぞ
時をこえる仏像〜 修復師の仕事

tukiou1 at 21:17│Comments(2)TrackBack(0)その他 | 取材

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この記事へのコメント

1. Posted by ねこまろ   2012年02月06日 12:06
ちょくちょく、覗かせてもらっております。
信州在住ねこまろです。

このたび、『時をこえる仏像〜修復師の仕事〜』を拙ブログで紹介させていただきました。
前にも『壊れても仏像』を…。

私は仏像が好きで、学生時代からよく各地の寺へ足を運びましたが、東北は行っても行っても行き尽くせない奥深さがあります。
今回貴本を読みながら、いろいろ考えることがありました。

今は子育て真っ最中ですが、また余裕ができたら各地を歩いてみたいと思っております。

地方の仏たちの修復、とても大切なお仕事です。
ぜひ頑張ってください。

では、失礼いたします。
2. Posted by iizumi   2012年02月06日 18:17
ねこまろ様
本を紹介していただきありがとうございます。寺院は本当に星の数ぐらいあるんで、あちこち行こうと思ったら、一生涯の趣味にできるところが魅力ですね。

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