2017年06月05日

山の中の廃寺

823山中のお堂に仏像を見に行った。

人里から山の中に入って500m程。明治の初めに廃寺になり、現在は集落管理のお堂となっている。平安時代創建の格式のある寺院であったが、山の中にあることもあり、150年程度でここまで山に飲み込まれるのか…と驚く。寺宝もまた、多くが流出しており、近隣の寺院の所蔵になっている。わずかに何体かの像が残っており、それが市の文化財に指定されている。教育委員会の人と行ったのだが、参道もほとんど獣道と変わらず、参道と知って歩かないと不安になるほど。

今回は山中で、風はでるわ、雷は鳴るわ、空は暗くなるわ、5cmぐらいの巨大蜘蛛が何匹も厨子にくっついているわ、教育委員会の方々が一旦、下まで降りて山の中のお堂に一人取り残されるし、今までで一番心細くなった。「開けると人死にが出る」といわれているお堂なのだが、そんなこともあるかな…といった気分になった。今、恒川光太郎の小説を読んでいるのだが、その世界に入ったかのよう。こんな気分になることはそうそうない。

tukiou1 at 08:03│Comments(0)TrackBack(0) 仏像文化財調査 | その他

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