2017年11月15日
空也上人

空也上人が鹿に乗ってこの地を訪れ、亡くなったという伝承があり、上人の墓とその上人が乗っていた鹿の角が残っているとのこと。また、お堂が残っており、ごく素朴な空也上人が祀られており、やはり口から小仏が出てくる様子が表現されています。空也上人というと有名な六波羅蜜寺の像が思い浮かびます。口から南無阿弥陀仏の六字を現した六体の仏像が出ている像ですが、今回の像は、雲に乗った阿弥陀三尊であろう像が素朴な彫刻で表現されているのが、可愛らしい像でした。
この像が先の震災で倒れた際に、口から出された阿弥陀三尊の部分が破損し、折れてしまったということで、簡易修理に現地に行ってきました。