2021年05月22日

仁王門

874仁王門。仁王像の修理を考えているので見てほしいとのことで、千葉県一宮町まで。200段はありそうな石の階段の先にある仁王門。市の調査で胎内に墨書と修理銘の入った木札が確認されており、元禄に江戸伝馬町の「善慶」が制作したことが記されている。かなり上手いという印象で全体によく整った作風。阿形像はぐらつくもののまだ自立していたのだが、吽形像は主要部材の多くが外れてしまい、壁に寄りかかっている姿がノックアウト寸前のボクサーを想像させた。幕末に修理は受けているものの、この時は漆の塗り直しが中心であったらしく、であれば構造的には手が入れられないまま300年たったということになる。状態としてはすでに全壊状態で、今回、修理が決まるかどうかは別としても、どちらにせよ修理の時期が来ているのは間違いないようである。

tukiou1 at 21:34│Comments(2) 仏像修理の行程 | 天部

この記事へのコメント

1. Posted by naoyanootera   2021年05月23日 21:14
そちらから一宮では結構な移動距離ですね。
2. Posted by iizumi   2021年05月23日 21:39
そうなんです。距離というよりも高速が使いにくい位置にあるのが大変。高速は東京に行くのに便利なようにできているなと感じます。

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