2022年03月05日

墨書

910市教育委員会の調査風景。修理中の仏像の胎内から墨書の書かれた紙片が出た。幕末の志士で地元でも有名な人ということもあり、お寺からの連絡で確認にきたところ。

玉眼押さえの紙にはおそらく造立銘と思われる墨書があり、そちらは「文政十二丑ノ九月日 常州阿波村 大佛師秀興」とあり、1829年の作であることがわかる。納入紙片は、切り取られた紺紙金泥の一節と共に頭部に納入されていたのだが、天保十二年(1841年)の年号が記されており、造立してからの期間が短いのが気になるが、おそらく修理の際に入れたものなのだろう。内容は、天下泰平への願いが書かれたもので、特に新資料というものではないが、地元の有名人の名が出るのは嬉しい。




tukiou1 at 07:03│Comments(0) 仏像修理の行程 | その他

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