2025年01月11日
薬師如来像
修復作業が完了した薬師如来像。総高で２２０�僉∩�高１５０ｃｍ程。
頭部は平安時代、体と台座光背は江戸時代に新造された像で、各時代の合作となっている。
胎内に修理銘札が納入されており、その辺の事情が当時の住職の言葉で記されている。
それらの銘札も、記録をとったうえで胎内に再納入している。
平安期に作られた後、破損し、おそらく首だけ保管されていた期間は長かったのだろうと思われるが、それを江戸時代に修理して体を新たに作るというのは、大きい像だけに大変であったろうと思われる。
壊れたものが次の時代に残っていくのはなかなか大変なことだが、次の時代にも残っていってほしいと思う。
今年も良い年でありますように。
怪我なく事故なく病気なく頑張っていきたい。
