菩薩

2021年10月09日

千手観音

891修理が完了した千手観音像。通例の四十二手ある像。修理前の台座は後補の上、デザインもかなり華奢だったので、千手観音にあったどっしりとしたデザインで新造した。修理して改めて思ったが、千手観音はやはり大変。脇手の数が多い。簡素化された手ではあるが、彫るのはそれなりに時間がかかるし、その手に執る持物も作らなくてはならない。脇手を取り付けるときには、正面から見たときにできるだけ重ならないようにしたいし、持物もそれぞれに干渉しないようにしたい…と、調整するところが多くて苦労する。




tukiou1 at 20:51|PermalinkComments(0)

2021年09月23日

地蔵菩薩像

889地蔵菩薩像。横芝光町のお寺。お彼岸を前に納めることができた。ふつうはやらないのだが、この像についてはどうしてもということで、他の方に依頼して新たに彩色をおこなっている。どうかと思ったが、意外としっくりとくる。堂内の暗い中では、鮮やかな彩色が効果的に見え、日常とは違う空間を演出するには効果的だと感じた。思うに、今は照明が明るくなりすぎたのだろう。ともあれ、いろいろと考えさせられ勉強になった。

tukiou1 at 07:23|PermalinkComments(0)

2021年09月04日

千手観音

887脇手の取り付け風景。鉄鉢手を除いて片側19本の38手取り付ける。正面から見たときに腕と腕が重ならないようにして、隙間を少なくした方が見栄えが良いのだが、取り付けスペースにほとんど余裕がないため苦労する。これに持物を取り付けるとさらにバランスが変わってくるため、位置を決めるのに時間がかかる。千手観音はやはりきつい。

tukiou1 at 09:30|PermalinkComments(0)

2021年08月01日

千手観音

884久しぶりに千手観音を修理しているが、やはり苦労する。脇手の位置が正面から見て奇麗な位置に調整するのも大変だが、持物を持たせると、それらがぶつかるところも出てくるためさらに調整が必要になってくる。くたびれた。ひとまず、仮組みしてみたところ。

tukiou1 at 19:41|PermalinkComments(0)

2021年07月25日

いろいろな仏像

883お寺から段ボールいっぱいの仏像の部材を預かってきた。はっきりとは確認していないが、阿弥陀如来の脇侍菩薩2体がメインで他に小さな仏像やら様々な仏像の台座の破片が入っているようである。まだしっかり確認していないのだが、台座などは一部しか入っていないような感じ。まずはどんな像が入っているか確認してからだが、修理するとなれば結構、手間がかかりそうである。

tukiou1 at 17:56|PermalinkComments(0)

2021年07月04日

地蔵菩薩像

880地蔵菩薩像。無事に修理作業が終わり、お寺に納めることができた。総高で約62冂。江戸時代の像だと思われるが、蓮弁などは簡略化せず後ろまで葺いてあり丁寧な作り。(…といっても制作当初の蓮弁が数枚しか残っていなかったため大部分を作ることになったのだが…。)
像本体も両肩迄含んだ一木造り、面部のみ割矧ぎ、玉眼嵌入と、古風な作り。おかげで台座、光背はかなり補修の手が入っていたが、像本体についていては構造的にはほとんど問題なかった。改めて、一木造りは耐久性があるなと感心する。ひとまず、お盆前に納めることができて安心した。

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2021年06月18日

地蔵菩薩像

877千葉県山武市の寺院。地蔵菩薩像。作業が完了し、無事に納めることができた。

総高で約100僂曚匹梁腓さ。2寸(6僉砲曚匹慮みの板を集成材のように細かく貼り付け、ブロックのようにした上で彫り出すという制作方法。寄木造りといえば寄木造りではあるが、材を無駄なく使うという意味では現代的な感性のように感じる。作風的には古くて幕末から明治や大正に入っているのかもしれない。内部に鉛筆で神像の戯画があった。お寺では記録が残ってないとのことでわからないが、これが制作時のものであれば明治以降の制作ということになるのだろう。ともあれ、厨子に良い雰囲気で納まった姿を見て安心した。

tukiou1 at 19:36|PermalinkComments(0)

2021年05月09日

地蔵菩薩

872地蔵菩薩像。江戸時代作だと思われるが、両袖も含んだ一木割矧ぎ造りで彫られている。そのせいもあってか壊れにくく、無くなった部材はあるものの本体は大きな損傷もなく残っていた。保存を考えるとやはり一木造りは良い。

写真は、足らない部分を作り終えたところ。

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2021年04月29日

千手観音像

871千手観音像の部分修理。本体はだいぶ煤けているものの構造的に大きな問題はないため、脇手と台座が修理の中心となる予定。

金の塗料が塗ってあったり、本来の数に満たない状態で脇手が本体に取り付けられていたりと、修理の手が入っていたことはわかっていたものの、いざ脇手を外してみるとかなり状態がよくない。約2/3程度が後補で、当初のものも欠失や途中から継いであったりと破損がすすんでいる。手の長さも統一感なく接合されているため、かなり修正を入れる必要がありそう。持物は当初のものが一つだけ残っていた。あとは彫り直しするしかないかも。



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2021年03月07日

台座

864地蔵菩薩像の台座。蓮弁を仮葺きしたところ。各段が省略なく後ろまで葺いてあることもあり、五段葺き程度でも50枚となる。蓮弁一枚一枚は大して彫るのに時間もかからないのだが、数が多いのと、各段で角度を調整したりと、実際に葺くにあたっては細かな手間が出てくる。ただ、こうして一枚一枚、蓮弁を葺くタイプの蓮華は美しいなと思う。

tukiou1 at 18:30|PermalinkComments(0)