明王

2021年05月15日

不動三尊

873不動三尊像。少し遠方のお寺なのだが、無事に納めることができた。今回は小修理ということで、解体などはせず欠失した手先や足先、持物を新造するぐらいの軽微な修理を依頼されたのだが、作業をやり始めると彩色の剥落や岩座と框の隙間、光背のむき出しの修理痕などが気になり、そういったところも修理することに。不思議なもので、初めは気にならなかったところも、形が整ってくると目につくようになってくる。小修理は小修理で難しいものだなと感じた。





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2020年08月30日

愛染明王 金具

839愛染明王の金具の近景。立体的な金具はあまり作ったことがないのだが、やはり見栄えがする。多少、色味を付けて色味を落ち着かせているのだが、写真だと反射して目立つ。写真をうまいこと撮るのが難しい。

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2020年08月24日

愛染明王

838愛染明王像。座高で27冂。修理が完了したところ。修理前の状態としては、後頭部や持物などがほとんどなくなっていた他、首が胴体に陥没したり、各部部材の接合がずれて接合されていたのが気になるところだった。彩色についても後補のうえにさらに修理で墨を塗ったらしく、黒一色であった。

今回の依頼では、奈良国立博物館の愛染明王に近づけてほしいという要望があり、金具類はすべて写真からデザインを起こした。あまりこうしたことはやらないのだが、それでも立体的な頭飾金具など構造を想像して展開図を作るのはいい経験になった。色味についても薄く色味を施した。

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2019年07月12日

不動明王像

587不動明王立像。お盆前に無事に納めることができた。江戸時代の中頃の作だと思うが、全体にセンスの良さが感じられる像だった。台座に墨書があり、年号はないものの、父母の菩提を弔う為といったことが書かれており、造像理由がはっきりわかるのは後の人間にとってはありがたい。ひとまず、納めることができてホッとした。

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2018年05月02日

不動明王

528不動明王像。新造部分を作り終えたところ。個人蔵の像だが、個人でお祀りするものとしてはかなり大きい。代々神主をされていた家系ということで、多分、修験道に関係する像なのだろう。在地の仏師の作で、作風としては鄙びた感じがするが、丁寧に彫られている。

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2018年03月17日

玉眼

521注文していた水晶の玉眼が届いた。

不動明王像。片目は元の玉眼が残っていたのだが、もう一方は後の修理によってガラス片が代用として嵌められていた。ガラス片なので、目の曲面にうまく合っておらず、違和感があったのだが、今回、ちゃんとしたものに変えることができた。今はわざわざ水晶を使わずとも、ガラスを加工して玉眼として使うことも多いが、仁王とか不動明王とか目を大きく開く像は水晶で加工をお願いしたほうが、良いような気がする。

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2018年01月05日

光背

510不動明王の光背。台座、光背ともにがっちりと塗料が塗られているのを除去しているところ。台座は塗料の状態がかなりひどかったため、迷うまでもなく除去したのだが、光背はそこまでひどくないため、場合によっては除去する必要もないかなぁ、などと思っていたが、やはり色合いが合わないため除去することに。下地をひかず塗っているようで、除去にかなり苦労する。

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2017年10月24日

不動明王

843鹿嶋市、海沿いの大きなお寺。修復が完了した不動明王像を納めに。本体が2尺、総高で100cm程。江戸時代の作、よく整った像でした。年内に納めることができて良かった。

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2014年11月10日

不動明王

713等身ほどの大きさの不動明王坐像。三尊で2カ年かけて修理し、今回納めることができた。集落管理のお堂だが、かなり趣のある建物。岩屋に被さるようにお堂が建てられており、不動明王の背にはむき出しの岩が見えている。かすれていて判別しがたいが、背面のこの岩に彩色をして火炎光としていた時期もあったと思われる。とりあえず、無事、修理が完了し、安心した。

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2014年06月03日

玉眼

653後頭部の穴から不動明王の玉眼を嵌め入れるところ。後頭部の穴は前回修理の際に開けられたもの。サイズが合わないガラス製のもので代用されていたので、今回の修理では水晶製の玉眼に戻した。体幹部の接合を外せば玉眼の嵌入も楽なのだが、今回は体幹部は解体せず後頭部の穴からなんとか嵌め入れた。ほとんど曲芸。手を入れると中身が見えないし、えらく苦労した。

tukiou1 at 21:33|PermalinkComments(2)TrackBack(0)