空を見上げて
トップページ » 2005年02月
2005年02月

新江ノ島水族館

昨日新江ノ島水族館へ行ってきました。新しくなった水族館は、いい水族館でしたよ。江ノ島という島の特性をいかした環境へのアプローチと自然と人間との関わりをテーマとした、子供から大人まで楽しめる水族館でした。
私は小さい時この近くに住んでいたので、子供の頃よく行った思い出があり、懐かしかったです。イルカショーではお約束で海水をかけられました(笑)。
どの魚も動物達も元気で見ているこちらが楽しくなってしまうほど、動き回っていました。海の近くの水族館だから潮の匂いが動物達を元気にしているのかも…。
また行ってみたいと思いました。



tukiyono123tukiyono123  at 15:02コメント(2)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

かけがえのないもの


かけがえのないもの

前回の子供を育てる方法論とは全く別の生き方論。『子供はこんな風に育てよう』という”7つの習慣小学校実践記”の読書とは、180度違った子供と向き合う方法論を、脳みそをぎゅっと変換させながら読みました。
養老さんの本は以前から数冊読んでいますが、読むたびに再確認しながら読みます。自然との子供とのかかわり方。大人として考えなくてはいけないこと、歴史、未来、鎌倉という小さな古都に住みながら、目の前にある東京都いう都市について痛切に感じていること、やらなくてはいけないことを体感している文章だと、読むたび思うのです。

読書中に鎌倉に行ったので、鎌倉の自然について身体で考えました。本で読むより、海辺へ行って潮の匂いをかぎながら自然について考え、『かけがえのないもの』の存在を強く感じました。

都市が脳化していること、予定を立て続けることで子供たちの未来までなくしてしまっていること。都市が大人にとって都合のいいものになればなるほど、『自然』な存在の子供たちの居場所を削っていることを実感しました。
意識と無意識、都市化と自然。子供と大人、無駄なことと効率のよさ、否定と肯定。養老さんの言う言葉の裏にあるものを考えた読書でした。

tukiyono123tukiyono123  at 08:55コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

7つの習慣小学校実践記


7つの習慣小学校実践記―ミッションが書けた!自分が変わった!!

最近、娘が”何をやっても無駄””やる気がない””どうせダメでしょ”という言葉を使うようになったので、物事を肯定的に考える力はどうやってつけさせるといいのか、参考にしたくて読んだ本。
小学中学年の娘はこれからどんどん、自分の考え方で生きてゆくでしょう。それを無条件で容認するのが親としても、その方法やヒントを先に立って教えてあげる必要があるのではないかと、考えたのです。なんて、分かったようなこと言ってますが(笑)、実は娘の学級が一年通しても一向に良くならず、学校で一番問題のあるクラスになってしまったのが原因。親として補える部分はないかと焦って読んだというのが本音です。

しつけと同じように考え方も習慣をつけさせてあげたい、という作者(教員)の考えが始まりで、熟読していた7つの習慣を小学生の授業にとりいれた試みの本。
子供たちにはまだ難しすぎるのではないか、宗教ではないのかという反対の言葉を、成長する子供たちはみごとに打ち砕いてゆきます。
授業を進めるうちに、先生と生徒の繋がりがつよくまとまって行く姿が伝わってきます。
物事を肯定的にとらえ、前向きに考えるというのは大人でも難しいことです。その考え方を子供のうちから育てるというのはいいことだかなと思いました。

7つの習慣をそのまま全て実行したいとは思わなかったけど、考え方のコツ、教え方のコツがこの本で分かった。洋書の訳だとどうしても分かりにくい部分があるけど、小学校で実践した内容なので分かりやすく、”自分の子供にならどう話すかな…”と考えながら読めました。

それから、この習慣を身につける前にやっておかなくてはならないことがあります。それは根本的な”思いやりの心”です。これがないと、習慣は身につきません。人のことをどれだけ思いやれるか、それが自分をも思うことに繋がり、肯定に繋がるんだなあと、当たり前のことなんだけど、教育として基本的なことだと思いました。

tukiyono123tukiyono123  at 09:38コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

はっぴぃさん

この寒さの中、息子と(また)都電に乗ってきました。「なんか乗りたいなぁ〜」というのが彼が乗り物に乗りたくなった時の口癖です。三歳児に”なんか”と言われても困ります。途方にくれつつ、雪が残る情緒ある線路を眺めてきました(笑)。

帰りにJRを乗り継いで4つぐらい乗り物に乗って、乗り換えは8つぐらいしたと思う(都電は一日乗車券を買い4回乗った)。ノンストップで…もう我慢大会みたです(笑)。
宛てもなく息子と乗り物に乗っていると、なんというか不思議な気持ちになります。息子がいなかったら絶対都内をこんなふうに回ることはなかったし、車掌さんや運転手さんに手をふってもらうこともありませんでした。息子が大きくなったら、きっともうしないと思うとオリジナルな途中下車の旅に出ているような気持ちになるのです。

そしてそれは多分、私のぱっぴぃさんを探す旅なんだろうな、とふと思いました。自分にとっての幸せの形を探す旅、息子がいなかったらこんなた旅に気がつかなかったかもと思うと、振り回されているのは素晴らしいことかも…と思えてくるのです。


はっぴぃさん

戦地に住む男の子と女の子がそれぞれ自分の住む街から、はっぴぃさんに会いに旅にでます。はっぴぃさんは願いごとを聞いてくれるので、願いをかなえてもらいにゆくのです。岩場で二人は出会いはっぴぃさんを待つのですが…。

tukiyono123tukiyono123  at 14:59コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

ひなまつり

娘のためにお雛さまを出しました。
ここ数年息子が産まれてから出してあげずに申し訳なく思っていたので、面倒なんだけど(笑)思い切って出しました。

我が家の”どちて坊や”がうるさいうるさい。おひなさんを指差し「ここは何ていうの?」「(ぼんぼりの)電気つけて」と、ひっきりなしに語りかけてきます。
最後は両手を合わせて、なむなむしてました。仏壇じゃないんですけど(泣)

大切なものだというのは分かってくれたようで、欲しがったり触りたがったがったりせず、ほっとしています。

以前にとったうちのお雛さまの画像。



お内裏さま見るたびに、娘の将来の旦那さまを想います。
私のお内裏さまは…(泣)。

tukiyono123tukiyono123  at 17:04コメント(4)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

イギリス・カントリー四季物語


イギリス・カントリー四季物語―My Country Diary

またまた、イギリスの本。今回は作者のイギリスでの生活を振返った本です。土屋さんの本をずっと読んでいて一つ疑問になったのは、楽しかったこと、よかったことばかり書いてあり、苦労したことが少なかったので、歳をとって移住すると心が広くなるのかな、と思っていました。

この本はイギリスに再度滞在することが決まり、セミ・デタッチドハウスを探すところから始まり、電車での通勤、近所の人とのつきあいなどがエッセイとして乗っています。
私が特に注目したのは、中古車の買い方とイギリス人の中古車の考え。これをエッセイに書いている人は土屋さんだけではないでしょうか。とても参考になりました。イギリスにある自動車協会(AA:The AutomobileAssociation)の名称や中古車販売の表示の方法などが書かれ面白かったです。
他にも本物のジェントルマンや、釣の楽しみ方や、やりかた、日本との違いなども乗っていて、他のエッセイとは違った面白さがありました。
こういったやっかいだけど、イギリスらしいものが私はとても好きです。湖水地方の風景が素晴らしいだけでは楽しめない、ほんとうのイギリスがあるように思うのです。

イギリスに行ったらハチロクはまだまだ”普通の”車なんだろうな。エンジンが壊れたジャガーをフリマで買って、リビングで治してのせようなんて、日本ではまず考えないなぁ(笑)。

tukiyono123tukiyono123  at 08:10コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

銭湯の女神

ユニットバスではどうにも体が温まらない都会の冬、関節が痛くなると銭湯に行きます。銭湯って入浴料400円です。高くなりました。
OLの頃に一時銭湯通いをしていた頃があって、あのころは280円くらいだったと記憶してます。消費税ができてからぐんぐん値上りしました。流行の日帰り温泉などに比べれば安いけど、帰りの牛乳代を合わせると500円になってしまうのは、ちょっと辛い。

去年、地元の標語公募に夫と応募したら入選して、貰った賞が「公衆浴場組合賞」でした。10枚綴りの入浴券をもらって、寒い日が続く時には一人ゆっくりと銭湯で湯船につかって楽しみます。毎日子供の世話してるんだもの、たまにはこんな生き抜きも必要です(笑)。

昨日銭湯でぼんやりしてたら昔読んだ「銭湯の神様」を思い出しました。たくさん収録されているエッセイの一つなのですが、印象にのこるいいエッセイでした。
近所の銭湯が公団住宅の建てなおしに合わせて、どんどん減っています。ここ半年で2つ無くなってしまいました。下町に銭湯がなくなるのは寂しいです。


銭湯の女神

tukiyono123tukiyono123  at 13:07コメント(2)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

白の鳥と黒の鳥


白の鳥と黒の鳥

たくさんの短編が入った話。おとぎ話っぽいのからホラーっぽいの、落語っぽいのまで色んな話が入っていました。いしいさんの話は柔らかい気持ちのいい話ばかりだと思っていたので、新しい流れに驚きながらも楽しんで読みました。話の展開がどうなるのか分からないので、油断できないぶん面白い。
特に好きだった話は「肉屋おうむ」「白黒の鳥の声」「太ったひとばかりが住んでいる村」。「太った人ばかりー」が一番よかった。
今回の本は作家の色んな側面をみたように思いました。このあとの小説が楽しみです。

tukiyono123tukiyono123  at 07:09コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

キリクと魔女


<絵本> キリクと魔女

気がつくと色々なものに文句をつけているなぁと気付いた時に、この絵本の言葉を思い出すようにしています。
主人公キリクが山奥に住む祖父に会いにゆき、お願いをするときの会話。

キリク「お祖父さん、ぼくは小さいけれど、大きくなりたい」
祖父「それで大きくなったら、おまえは小さくなりたいと思うだろうかな…?
   今日、おまえは小さい。
   だから誰も入れなかったところに入ることができた。
   それを喜びなさい。
   そして大きくなった時に忘れずに自分が大きいことを喜びなさい」

今の自分を見失うなとお祖父さんが言っているように私には思えます。
自分が自分であることを、一番最初に喜ぶのはやはり自分なんでしょうね。
映画も素敵です。魔女がどきっとしますよ。女性ならばあの言葉にできない怒りは身近に感じると思う(笑)。そしてそれを溶かすのはキリクの愛なのです。素敵ですよね。
絵本と映画同時にお勧めです。

tukiyono123tukiyono123  at 08:47コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

本の予約



Driving Ambitionという、バーンズの本を始めてネットで予約しました。これがもうじき来るはずなんです。楽しみです。

以前
Richard Burnsを買い少しずつ和訳して楽しんでいます。

小さい頃、ソーセージやフライドポテト、豆を嫌っていたこととか、お母さんが馬を飼っていたこととかが分かり楽しいです。
家の前を通る車の車種を音を聞いただけで当てる車好き少年だったようです。バーンズは車に関係したバックボーンを持たなかった分、父親のラリー好きが目立っていますが、父親の影響が全てだったわけではないよう。内気で友達を多く持たなかった少年。車を借りて横滑りさせることが何よりも好きだったと思うと、バーンズがまたまた好きになってしまうのです。

tukiyono123tukiyono123  at 14:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!