cyoro4
チョロの一日は、木村さんのおばあちゃんがくれるパンの耳の朝食から始って、次は木村さんちの子供達、小学2年生の夏海ちゃんと、お兄ちゃんで小学5年生の秋彦くんが学校へ登校する時に途中まで見送りに行くことにしています。
学校まで付いて行きたいと思っているらしいのですが、学校に行くには猫の事が嫌いなおじいさんのいる角の薬屋さんを通らなくてはいけないのです。
おじいさんは猫を見ると必ず追っ払ったり猫の嫌がるスプレーをまいたりして何度もチョロは恐い思いをしているからなかなか勇気がでません。
チョロは薬屋さんの手前に来ると立ち止まって、夏海ちゃんと秋彦くんの「行ってきまーす。」を聞くとひょいと引き返して来てしまいます。
知らない人が聞くと薬屋さんに「行ってきまーす。」をしているかわいい子供達だと思っているかもしれません。
そんな夏海ちゃんも秋彦くんも、薬屋のおじいさんの事は苦手なのです。