世界史の旅 -探訪記と歴史グッズ-

世界史好きの旅行ブログやってます。現地で買ってきた土産物などをアップしてます。

カテゴリ:<探訪記>ジャンル別 > 歴史的名所(古代~近代)

●魔女裁判所
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探訪日時:2017年8月
入場料:6ユーロ

【どんな場所?】
16世紀に建てられた魔女裁判所。
神聖ローマ帝国皇帝カール5世公認の「魔女の秤」が置かれ、
魔女の嫌疑が掛けられた人が計量された。「魔女計量所」とも呼ばれている。

メモ:
中世ヨーロッパの代名詞でもあろう「魔女狩り」「魔女裁判」。
カール5世公認の魔女の秤が置かれているとなると、行くしかない。
アウデワーター村へユトレヒト経由で向かう。

個人的満足度:★★★★

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これが魔女の秤
魔女は体重が極端に軽いとされており、
体重を量って軽ければ魔女と判断されるが、
1729年の最後の判定までの間、この秤で魔女と判定された人は一人もいない
魔女でないことを示す帝国公認の証明書を発行してもらうために、
多くの人々がこの秤で体重を量ったといわれる。

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こちらは2015年に訪れた、ベオグラードの中世拷問博物館の魔女の秤。
ここの解説文を読んでアウデワーターの魔女計量所の存在を知り、今回の探訪に至ったのだ。

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魔女裁判で体重を量る女性の絵も展示されている。
17世紀末以降、近代に進むにつれて、
かつての迷信めいた魔女裁判も廃れてくる。
科学の発展や、裁判官など知識階級の考えの変化などが影響したと考えられる。

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この秤、現在は観光客も量ることができる。
子連れの家族に紛れて、2ユーロ払って私もチャレンジ。
もしかしたら自分が魔女かもしれないからな

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見事、魔女ではありませんでした
証明書を発行してもらった。カール5世のスタンプが映える!

●ピョートル大帝の家
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探訪日時:2017年8月
入場料:3ユーロ

【どんな場所?】
ロシアの皇帝ピョートル1世が、西欧視察の際に造船技術を学ぶために1697年に滞在した家。


メモ:
17世紀の繁栄を極めたオランダは、近代化をめざすロシアにとっても手本となった。
西欧視察中のピョートル大帝は、ここザーンダムに滞在した際に
偽名を使い船大工として自ら技術を学んだが、2m超の身長からすぐに身バレしてしまったといわれている。


個人的満足度:★★★★★

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建物の内部に、当時の家がそのまま残る。

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当時の家はこのような形であった。

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家の内部へ入ってみる。なんか斜めのような…。

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ものすごい斜め…。平衡感覚を失う。

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内部にはピョートルや王妃エカチェリーナの肖像が!

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ピョートルの絵が多く飾られている。

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ピョートルといえばコレ、手形。
モスクワの歴史博物館でも見ることができる。

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部屋の外にはピョートル滞在時の様子がパネルで展示されている。
造船所の所長から教わるピョートルの図。
説明文を読んでみると、オランダの船大工たちが図面に頼らず「感覚で」作業を
していることにピョートルは失望したらしい。

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バスタブを制作するピョートル。
新たな工具を用いて作った初めての作品らしい。
さすが「大工のツァーリ」と言われるだけある。

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ピョートルの生涯を描いた絵より、息子アレクセイの死…。
性格が真逆で信心深い息子とはウマが合わず、
政府転覆をおそれたピョートルは、アレクセイから継承権を奪い獄中死させてしまう。

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「ピョートルの家」はここザーンダムの他に、
モスクワ、サンクト・ペテルブルク、タリンにある。

私がザーンダムを訪れたのも、モスクワのコローメンスコエにある
ピョートルの家のレプリカを見たことがきっかけである。
説明文を頼りに3年越しに辿り着いた…!

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庭にもピョートル。
ザーンダムでの造船技術を学んだことは
ロシア近代化の大きな一歩となったであろう。

●市庁舎
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探訪日時:2017年8月
入場料:2ユーロ

【どんな場所?】
カール大帝の宮殿跡に14世紀に貴族の居城として建てられた、
ゴシック様式の建築。後にアーヘンの市庁舎となる。

メモ:
意外と見どころ多い!

個人的満足度:★★★★

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市庁舎前にはカール大帝!!

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デューラーのカール大帝像!おそらくコピー。

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戴冠式の広間。神聖ローマ帝国の皇帝の戴冠式がここで行われた。

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あ、このマークは!!
よくアーヘンの道で見かけて「たぶんカール大帝のことだよな…?」と
思ってたけど、解説を発見!
KRLS」は「KAROLUS」、ずばりカール大帝のモノグラムだった!

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これこれ。アーヘンの路上でよく見かけるやつ。
オルレアンにもジャンヌ・ダルクのマークがあったな。

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壁にはフレスコ画が描かれている。
778年のコルドバの戦い。中央にカール大帝がいる。
カール率いるフランク王国軍はバスク軍に敗れ、
フランク王国軍のローランが戦死した戦いとしても知られる。
ローランの勇姿は語り継がれ、11世紀に「ローランの歌」としてまとめられる。
騎士道文学の代表作ですね。

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カール大帝のパヴィア入城(774年)
カール大帝は北イタリアのランゴバルド王国を征服し、
首都パヴィアへ入城したシーンを描いたもの。

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こ、これは…!!
インペリアルクラウン!!
ウィーンにあるはずでは…!?

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ロンギヌスの槍!!
磔にされたイエスの脇腹を刺したとされる槍(ホーリーランス)
これもウィーンの宝物館で見たなあ。

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あ、やっぱりウィーンにある聖遺物のレプリカのようだ。
1938-46年、ナチス政権下の時代にニュルンベルクに移されたが、
戦後に再びウィーンに戻されたことが書かれている。

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