世界史の旅 -探訪記と歴史グッズ-

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カテゴリ: <探訪記>ジャンル別

陝西省歴史博物館その2、漢代以降です。

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館内の様子。
前漢の長安、後漢の洛陽と、
陝西省は引き続き王朝の中心地であった。

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張騫
彼は武帝の命により大月氏へと派遣された。
大月氏との匈奴挟撃の同盟は不成立に終わったが、
西域事情が判明するきっかけとなった。

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張騫が訪れた西域のルートがジオラマになっている。

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前漢の外戚、王莽によって建てられた新朝。
王莽が発行した貨幣は15年間で28種類にも及び、
度重なる相場の変動は社会不安を引き起こした。
それにしても小さい!

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後漢の時代に確立された製紙法の解説。
製紙法は唐代のタラス河畔の戦い以降、西方世界に伝播した。

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西魏の武士像。かわいい。

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西魏の騎馬武士像。
北魏や西魏の像はゆるいものが多い。

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唐代の長安の城壁。
現在の西安の城壁は明代に造られたもので、
長安の城壁は現在よりもはるかに広く、
東西9.7km、南北8.5kmに及んだ。

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唐の長安はシルクロードの始発点であり、
西方からの文化を受容した国際色豊かな都市であった。
胡人を模した像が多く展示されている。

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ラクダの唐三彩。鮮やか!

●陝西省歴史博物館
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探訪日時:2017年3月
入場料:無料

【どんな場所?】
収蔵物の質・量ともに中国国内有数を誇る博物館。1991年開館。

メモ:
博物館の名前から「地域の博物館」と誤解をするかもしれないが、
陝西省は秦の咸陽、漢の洛陽、隋唐の長安など、
中国歴代の王朝の中心地であるため、展示しているものは中国史そのものである。
展示品も多いので、2回に分けて書きます。

個人的満足度:★★★★★

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館内は暗い。
旧石器時代から殷周・秦まででもかなりの展示数。

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黄河流域では前5000~3000年に幾何学文様を施した
土器が多くつくられた。いわゆる彩陶ですね。

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彩陶の文様パターン表がまとめられている。
この博物館はパネルが丁寧でわかりやすい。

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周代の青銅器。三本足の鼎(てい)。

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鼎も使用法が制度化されている。
周王、諸侯、卿大夫士の階層ごとに使う鼎が決まっており、
中に入れて良い食材まで決まっている…!
一番低い士は干し肉しか入れてはいけないのか…。

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秦代。兵馬俑が数体。
まあこの後兵馬俑に行く予定だったので、
ここでは感動を抑える。

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始皇帝の統一事業は政治・経済・思想など多岐にわたり、
その後の中国の王朝の基礎を築くことになる。
ここでは文字の統一が紹介してあった。篆書ですね。

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貨幣は半両銭に統一。
今の時代もコインがこの形で使われているのは、
単純に使いやすく持ち運びやすいからであろう。
刀銭とか布銭とかだと財布に入らないし、蟻鼻銭は小さすぎるね。

続きます。

●大雁塔
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探訪日時:2017年3月
入場料:――(外観のみ)

【どんな場所?】
唐代の第3代皇帝、高宗の時代に、
玄奘がインドから持ち帰った仏典を保存するために
652年に建立される。
玄奘はインドから帰国後、この塔で仏典の翻訳につとめた。

メモ:
西安のシンボルでもある大雁塔。
周囲は公園となっており、多くの人で賑わっている。
時間の都合で外観のみ。

個人的満足度:★★★

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遠くからも目立つ!
玄奘は15年ほどインドで修行を行い、
帰国後、大雁塔で600巻にわたる「大般若経」を漢訳した。
西遊記のモデルでおなじみの「大唐西域記」も著した。

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噴水もあるのね。

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公園には唐代の詩人たちが並ぶ。
こちらは韓愈

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「詩聖」杜甫
中学生の頃「国破れて山河あり…」の
「春望」を習ったことを思い出す。
高校生になって世界史を学んで、
この詩が安史の乱の時代を謳っていることを知ったなあ。

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「詩仙」李白やはり酒を飲んでいる…!
彼のお酒で失敗エピソードは
・皇帝の玄宗に暴言を吐き、長安から追放された。
・水面に映る月を捕まえようとして船から落ち、溺死した。

などシャレにならないものが多く、死に様も破天荒である。

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