世界史の旅 -探訪記と歴史グッズ-

世界史好きの旅行ブログやってます。現地で買ってきた土産物などをアップしてます。

カテゴリ:<探訪記>ジャンル別 > 歴史的名所(現代史)

●張学良公館
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探訪日時:2017年3月
入場料:無料

【どんな場所?】
西安事件の中心人物である張学良が、1935年に暮らしていた住居。
1936年の西安事件の際には、共産党の周恩来も宿泊した。

メモ:
華清宮に続き、西安事件関連その2です。


個人的満足度:★★★★

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張学良が暮らした住居のほか、他の棟は博物館になっている。

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館内には西安事件をめぐる展示がある。
打倒日本帝国主義」「停止内戦 一致抗日」の文字が。

張学良らは、国民党と共産党との内戦をやめ、統一戦線で日本に対抗するため、
国民党の蒋介石を監禁し、国共合作を呼びかけた。いわゆる西安事件である。

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華清宮のジオラマ。一昨日ここに行ったばかり!
西安事件を再現しており、銃撃戦が行われている。
蒋介石は裏山へ逃げたが、その後捕えられ、張学良に説得されることとなる。

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茂陵と蒋介石(左から2人目)、宋美齢、張学良ら。ここも昨日行ったばかり!
現在よりも角度が急ではないか?
木も生えてないし現在より「陵墓」感があるな。

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張学良の用いた軍刀、ブーツなど。

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西安事件を伝える日本の新聞も展示してある。
「支那政局全く混乱」「蒋介石氏突如監禁さる」などの
見出しで一面で報じている。

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共産党代表の周恩来が宿泊した部屋。

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会議室には蝋人形が!
張学良、楊虎城、周恩来、宋美齢らが会談し、
国共合作へと向かうこととなる。

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こちらの棟は張学良の住居。

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張学良像。
彼は西安事件後、中国各地を転々と軟禁されることとなる。

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張学良はその後1991年にハワイに移住し、余生を過ごした。
波乱の人生を送ったことが展示からもうかがえる。

●弾薬の丘
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探訪日時:2016年12月
入場料:無料

【どんな場所?】
1967年の第3次中東戦争(6日間戦争)の激戦地
ここの丘にはヨルダン軍の要塞が置かれており、
イスラエル軍がエルサレム攻略をする際の要地であった。

メモ:
第3次中東戦争はイスラエルの奇襲により
圧倒的勝利に終わった戦いである。
この戦争の結果、イスラエルはシナイ半島にまで領土を広げ、
エルサレムを含むパレスティナ地方を占領した。

ここの丘には戦車や廃墟が残されており、戦いの跡を見ることができる。
屋内の展示施設には犠牲となったイスラエル兵の写真が並ぶ。
イスラエルにとってみれば、聖地を回復した偉大な戦いなのだろう。

しかしこの戦いによって新たに100万人の難民が生まれ、
現在のパレスティナ問題にもつながっていることもまた事実である。
ここを訪れた日の午前中に、ベツレヘムの分離壁を見てきただけに、
複雑な気分である。

個人的満足度:★★★

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丘には戦車が並ぶ。
当方ミリオタでないため流し見で申し訳ない。

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戦いの後、そのまま残しているのだろうか。

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建物には大きな弾痕が。

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見張り台であろうか。

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丘の樹にはイスラエルの国旗が巻かれている。

●分離壁
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探訪日時:2016年12月
入場料:無料

【どんな場所?】
2002年に建設が始まったイスラエルとパレスティナを分断する壁
イスラエルでのテロ事件を減らす目的で建てられたが、
第3次中東戦争の停戦ラインを越えてパレスティナ側に建設されることもあり、
土地や移動の自由をパレスティナから奪っている。
現在壁にはイギリスの覆面アーティストのバンクシーの作品など、
多くの壁画が描かれている。

メモ:
聖誕教会を見終わった後、どうしても行きたかった分離壁を見るべく、
広場でタクシーに乗り込む。
運転手のイスマーイールは、口を開けば近郊まで連れて行こうとするから
まったく油断も隙もない。
「シェパーズフィールドにも行きたくないか?」
「ヘロデオンにも行きたくないか?安くするぞ」などと
信号で止まるごとにしきりに周辺の観光を勧めてくるので、
オンリーバンクシー」の一点張りでかわす。

ただ、警戒しているだけでは彼の善意も汲み取れないので、
自分の目的は壁画だけで時間もないから、周辺はまた今度来たときにするよ、
ということを伝えると、イスマーイールもようやくおさまる。

壁で居住区を区切るという発想はやはり悲しい。
ベルリンの壁やユダヤ人ゲットーなど、
街中に突如として築かれた壁は、負の遺産しか思い出せない

第二次大戦後のイスラエル建国は、ユダヤ人にとっての悲願であったが、
元々住んでいたアラブ人を圧迫し、現在も入植地を拡大している。
現在も続くパレスティナ問題について、壁の無数の落書きを見ながら
考えさせられた。

個人的満足度:★★★★★

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こちら側はパレスティナ側。壁の向こうがイスラエル側である。

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パレスティナ解放人民戦線の活動家であったライラ・カリド。

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バンクシーのアート作品。こちらは小さい!

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パレスティナの国旗が多く描かれている。
また世界中の言葉でのメッセージもみられる。

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壁の向かいにあるバンクシーショップ。
バンクシーが手掛けた作品がグッズとして売っている。
ちなみにこの男が運転手イスマーイール。

最近この隣りにホテルがオープンしたようだ。世界最悪の眺めが売りとのこと。
バンクシーが「世界最悪の眺め」のホテル開業 パレスチナ自治区
(AFP通信2017年3月4日)

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その他ベツレヘム市内にあるバンクシーのアート作品。
平和の象徴である鳩が防弾チョッキを着ている。

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ハートを落とす天使。
自力で見つけるのは難しいほど、さりげなく描かれている。

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花束を投げる男性。バンクシーの作品でも有名なものの一つ。
ガソリンスタンドの裏に描かれている。

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