フィーユ・ドゥ・レール賞 (日本のエリザベス女王杯予想の参考に!)

PRIX FILLE DE L'AIR フィーユ・ドゥ・レール賞  G3 3歳以上牝馬 2100m トゥールーズ競馬場

メトロを降りて、10分ほどで左手に見えてくる、街中の競馬場である。
トゥールーズはフランスでは大きな街であり、エアバスという飛行機を造っている街であるから、日本にも縁が多い。
もっとも、日本のワールドカップ最初の試合は、ここで行われたわけである。
そして、ばら色のレンガの街でもある。


このあたり、ピレネーの麓も競馬が盛んな土地柄である。アジャン、オッシュ、タルベ、ポー、ダックス、ボルドー、ボーモン・ドゥ・ロマーニュなどでは、重賞、重賞級のレースも行われる。
競馬が盛んな理由のひとつは、アキテーヌ地方が英国領であったからでもある。ポー競馬場の障害レースはそんなところも影響しているようだし、ポーに厩舎を構える調教師さんも結構いるようだ。


さて、うんちくはいいとして、このレース、エリザベス女王杯出走予定のフェアブリーズトレラピッドと好勝負した馬が出走してくる。
これを見たら、エリザベス女王杯が的中すると言うわけではないが、エリザベス女王杯に出走せず、こちらのレースに出走していたかも知れぬ馬が、今日本にいるわけである。


まず、BLUE RIDGE VIEW。最近、流れのひとつにある、スペイン馬。フランスバスク地方からマドリッドあたりで走っている。エキアーノやバナビーのG1奪取で一気にスペイン競馬を知らしめた2008である。
STELLA DI QUATTROはミュージカルウェイと好勝負し、コースタルパスともそこそこ戦った経験の持ち主。このクラスなら軽視は禁物。
ALAMANNIは、オペラ賞9着、メシドール賞7着であるが、このレース出走していた馬は、そうそうたる顔ぶれ。ここで大敗と言うわけではないのだから、人気がなくなれば大穴候補かも知れぬし、人気そのものはフランス馬券親父の動向しだいである。
LA BOUMは、日本人注目の馬である。この中では格上といっていい。フロール賞6着、コリーダ賞でエリザベス女王杯出走のフェアブリーズの2着。重賞2着の実績で、ここは別定戦。
FOLLE ALLUREは強力3歳牝馬のそろったロワイヨーモン賞4着。
ALPINE ROSEミネルヴ賞3着。勝ったDAR RE MIからは2馬身以内である。
そのミネルヴ賞4着馬が、TANGASPEEDである。フロール賞4着ではエリザベス女王杯出走予定のトレラピッドは3着であった。ザルカヴァのG1ヴェルメイユ賞はザルカヴァから7馬身差。メイショウサムソンも凱旋門賞ではザルカヴァから7馬身程度の差なのである。

注1 BLUE RIDGE VIEW
穴2 STELLA DI QUATTRO
 3 CLASS ATTRACTION
単4 ALAMANNI
 5 LA BOUM
 6 FOLLE ALLURE
対7 ALPINE ROSE
 8 KAREEMAH
 9 CYMBAL
 10 EPIC SIMILIE
 11 RAINBOW DANCING
 12 ABRIL
本13 TANGASPEED