凱旋門賞への道〜フランス競馬ブログ親父

凱旋門賞へ向け、フランス競馬を中心にした話題、フランスダービー、フランスオークス、パリ大障害、アメリカ賞他

凱旋門賞:2008

2008年凱旋門賞ウィーク総括

ショードネー賞 WATAR  ボニヤ
ロワイヤリュー賞 BALLADEUSE  ペリエ
フォレ賞 PACO BOY  スミヨン
キャドラン賞 BANNABY  スミヨン
ダニエル・ウィルデンシュタイン賞 SPIRITO DEL VENTO  ペリエ
ドラール賞 TRINCOT  メンディザバル
アベイ・ド・ロンシャン賞 MARCHAND D'OR  ボニヤ
マルセルブーサック賞 PROPORTIONAL  パスキエ
ジャン・リュック・ラガルデール賞 NAAQOOS  ボニヤ
オペラ賞 LADY MARIAN  ブフ
凱旋門賞 ZARKAVA  スミヨン


G2が4レースG1が7レース(アラブ除く)あったが、すべてフランス競馬所属騎手(ただし、スミヨンはベルギー人)が勝利した。
一番人気での勝利は、PACO BOY、MARCHAND D'OR、ZARKAVAのみであるから、地の利も腕も最大限に生かされたといえるだろう。

スミヨンはG1を3勝
ボニヤはG1を2勝とG2を1勝
ブフ、パスキエはG1を1つずつ
ペリエはG2を2勝
メンディザバルはG2を1勝


秋に入ると、オブライエン厩舎快進撃にかげりが見え、3歳牝馬の勢いだけが止まらない。
ドイツ、スペインに縁のある馬の活躍も引き続きあり、これが、今年秋以降の典型的流れであったのだろう。

メインイベントは終わった。今後の要注目ナンバーワンがPROPORTIONALという穴馬で、マルセルブーサックを勝った2歳牝馬。ザルカヴァと同じレースを勝ったのである。
注目2番手はWATAR。これは、おそらく今月末のロワイヤルオークG1へ進むだろう。来年は長距離路線かそれともクラシックディスタンスへ名乗りを上げるかもしれない。
香港やドバイへ向けては、MARCHAND D'ORPACO BOYの動向にも注目である。


さて、フランスの競馬は今後まだまだ、来年へ向けて続く。
まずは、平地は今月末の古馬も出場するロワイヤルーク賞G1の長距離戦。来月の2歳G1がある。
そして、来月前半へ向けてそろそろ、障害競馬がたけなわとなる。
その後はいよいよトロッターの出番である。
このトロットウインターミーティングが終わるころ、欧州では障害競馬が花盛りとなり、あらたな平地シーズンが開幕してゆく。

欧州中距離クラシック戦線全体としては、英チャンピオンステークスで、有力馬はおよそ幕を閉じ、アメリカのブリーダーズカップ、JC、香港へと流れていくことになる。

2008年 凱旋門賞 他 結果

アベイ・ド・ロンシャン賞 (ボニヤのオレンジ旋風とまらず!)

PRIX DE L´ABBAYE DE LONGCHAMP  アベイ・ド・ロンシャン賞  G1 2歳以上 1000m ロンシャン競馬場

MARCHAND D'ORがここも戴冠。スタート直後、行きたがるところを抑える風にも見えたが、ボニヤのゴーサインで外を進出すると、先に抜け出しを食らわせたMOORHOUSE LADをあっさり競り落とし優勝。
この人馬は抜群の相性だ。日本のスプリンターズステークスをも思わせる。2着はMOORHOUSE LADがねばり、内で加速が遅れたか?BORDERLESCOTTは3着までで届かず。


1着本8 MARCHAND D'OR  ボニヤ
2着--10 MOORHOUSE LAD  クローリー 1馬身半
3着単11 BORDERLESCOTT  コスグラーヴ 1馬身
4着--3 STRIKE UP THE BAND  ニコルス 半馬身
5着注18 FLEETING SPIRIT  ムーア 頭
6着--17 ROCK HARMONIE  ルメール 頭
7着--14 TIZA  スミヨン 1馬身半





マルセルブーサック賞 (今年から来年は再びライトグリーンにピンク肩の勝負服に注目か!)

PRIX MARCEL BOUSSAC  マルセルブーサック賞  G1 2歳牝馬 1600m ロンシャン競馬場

MARQUESAの逃げ。道中かかる馬もいたが、初戦で敗れた相手を後ろに従えて、PROPORTIONALの勝利。
サドラーズウェルズ系パリ大賞馬ビートホロー産駒。母父は日本でお馴染みジェネラス。
この血統なら、またまたエルメス賞まで楽しめる牝馬であろう。
プロポーショナルは、昨年のザルカヴァに続いて、覚えておくべき名前ですな。
初戦はともかく、2戦目の勝ちで一変したといえる。
展開向いたこともあるが、横綱相撲であることは確かだ。
人気の一角、G1馬アゲインは、全くいいところなく終了


1着--1 PROPORTIONAL パスキエ
2着単6 ELUSIVE WAVE ルメール 3馬身
3着本2 COPPERBEECH デットーリ 3/4馬身
4着--17 PLUMANIA ペリエ 鼻
5着--13 MARQUESA ヘファーナン 半馬身
6着--16 GO LOVELY ROSE ブフ 4馬身
7着--14 ROSE DIAMOND ヒューズ 半馬身






ジャン・リュック・ラガルデール賞 (連勝街道はどこへ?)

PRIX JEAN-LUC LAGARDERE  ジャン・リュック・ラガルデール賞  G1 2歳 1400m ロンシャン競馬場

MASTERCRAFTSMANがここでも停まることはあるまいと思ったが、とまった。
なんとも、相手がこれらしかいないだろうと思われた、モルニー賞組のワンツー。
じわじわ先頭に立つとNAAQOOSがそのまま脚色衰えることなく優勝。2着も必死に追い込むMILANAIS。
展開もあるとはいえ、その他はじりじり直線で離されるという結末であった。
モルニー賞のレベルの高さが浮き彫りとなった。が、来年までこのままではあるまい。
マイル、クラシックディスタンスとは、このレースは距離が違う。


1着穴1 NAAQOOS ボニヤ
2着単6 MILANAIS ジャルネ 首
3着--4 INTENSE FOCUS マニング 2馬身
4着本3 MASTERCRAFTSMAN ムルタ 首
5着対2 DESERT PHANTOM デットーリ 6馬身
6着--7 HIGHA パスキエ 1馬身
7着--5 SEA OF MARMARA ヘファーナン 大差






オペラ賞 (牝馬のブフ、ここでも健在アピール!)

PRIX DE L´OPERA  オペラ賞  G1 3歳以上牝馬 2000m ロンシャン競馬場

案の定、古馬勢は沈んだ。しかし、LADY MARIANのノネット賞の勝ち鞍はフロックではなかった。
もちろん、ノネット賞時に彼女の走りはそれなりに評価したが、不利を受けたTREAT GENTLYを上と見ていた。
が、夏を越え、条件級だった実力が、ドイツで開花したのだろう。ついに戴冠までたどり着いた。
それにしても、ノネット賞時とは違い、後ろから、名だたる切れ者牝馬を一頭違う脚で差し切ったのは、見ごたえ満点である。
ネイエフ産駒。イーグルカフェからもこんな産駒が生まれてこないものか?と思ってしまう、ガルチ系である。
母父シャリーフダンサー、愛ダービー馬である。


1着--16 LADY MARIAN ブフ
2着単13 LUSH LASHES マニング 1馬身半
3着対9 KATIYRA キネーン 1馬身半
4着本8 TREAT GENTLY パスキエ 3/4馬身
5着--5 LADY GLORIA カリー 3/4馬身
6着--2 LIGHT GREEN スミヨン 1馬身
7着--7 PROVISO デットーリ 半頭






凱旋門賞 (とんでもない快挙!)

PRIX DE L´ARC DE TRIOMPHE  凱旋門賞  G1 3歳以上牡牝 2400m ロンシャン競馬場

サムソンの位置取りはなんともいえない位置であった。ザルカヴァを除く欧州勢はいまいちであったのだから、チャンスもあったと思うが、残念である。
残念だが、まだまだ、夢は続く。

昨年のメンバーの上にザルカヴァが乗っている感じの着順であった。
デュークと対戦していない、または、まともに戦っていない組が上位で、デュークに負けた組はやはり無理があったというところだろう。
ヴィジョンデタも戦ってきた相手を考えると、そこそこやったと言えるだろう。
それにしても、7連勝の3歳牝馬は恐れ入るしかない。
アーバンシー、デトロワ、アキーダをはるかに越える、歴史に名の残る名牝とその凱旋門賞となったことは疑いがない。

1着穴16 ZARKAVA  スミヨン
2着単1 YOUMZAIN  ヒルズ 2馬身
3着注6 SOLDIER OF FORTUNE 半馬身
3着--9 IT'S GINO   テュリエーズ 同着
5着本12 VISION D'ETAT  メンディザバル  1馬身

2008年 凱旋門賞 結果 速報

1着 16 ZARKAVA  スミヨン
2着 1 YOUMZAIN  ヒルズ 2馬身
3着 6 SOLDIER OF FORTUNE  ヘファーナン 半馬身
3着 9 IT'S GINO  テュリエーズ 同着
5着 12 VISION D'ETAT  メンディザバル 1馬身
6着 3 ASK  ムーア 首
7着 7 DUKE OF MARMALADE  ムルタ 頭

昨年上位組みと3歳牝馬の争いであった。

サムソン、ほぼ最後方から、内ついて伸びきれず

ザルカヴァ戴冠。
サムソンは伸びきれず。
2着は昨年と同じくユームザイン。

凱旋門賞2008オッズ途中経過

11:36時点の単勝人気
メイショウサムソン10番人気!

1 Youmzain 19
2 Zambezi Sun 29
3 Ask 99
4 Schiaparelli 19
5 Meisho Samson 30
6 Soldier of Fortune 28
7 Duke of Marmalade 12
8 Papal Bull 39
9 It's Gino 48
10 Red Rock Canyon 51
11 Getaway 17
12 Vision d'Etat 6,4
13 Kamsin 19
14 Blue Bresil 72
15 Cima de Triomphe 76
16 Zarkava C. Soumillon 1,9

メイショウサムソンは凱旋門賞を勝てるのか5

凱旋門賞当日

パリでも、凱旋門賞の朝を迎えた。もう起きて競馬場へ駆けつける準備をしている人もいるだろう。目いっぱいのおしゃれをするため、化粧に余念のない女性ファンもいるだろう。

史上8度目の日本の馬の凱旋門賞挑戦。日本の競馬の歴史に多くのG1馬がいるが、歴代3冠馬の数と遜色ない数字である。

ディープインパクトは好むと好まざるに関わらず、社会現象であり、イコール日本の扱いであった。少なくともフランスではそうだったろう。

メイショウサムソンは、そういったアイドルホースではない。馬券対象として、馬券の軸として、連下として、競馬ファンだけにとって重要な馬である。
もちろん、POGからサムソンを応援してきたというサムソン古参ファンもいることだろう。

全くといっていいほど、2年前の日本の馬と今年の日本の馬は扱いが違う。現地では全く評価されていない。すなわちアウトサイダーである。

メイショウサムソンは最終的に何番人気になるのか?
マンハッタンカフェ、タップダンスシチーが5番人気6番人気であった。タップダンスシチーなどは輸送トラブルの上でのことだ。
それからしても、ブックメーカーどおりなら、7番人気であるから、相当評価が低いといえる。もちろん、最終的人気はどこになるかは別だし、日本のファンの応援馬券でも多少のお金が投じられるだろう。
無敗の3歳牝馬戴冠でも無敗のフランスダービー馬戴冠でもG1を6連勝での戴冠でも、初めての出来事かそれに近い出来事になるだろう。
メイショウサムソンであれば、日本というより欧州以外初となる。

見た目の面子の派手さが、サムソンの人気を押し下げているが、サムソンの皐月賞も似たようなものだった。もちろん、わしも、サムソンを皐月賞で買っていないから、馬券に負けた組である。
そういう星の下にメイショウサムソンは置かれているのかもしれない。

いずれにせよ、歴史は繰り返すか、歴史は創られるかである。必殺仕事人に期待である。

面白いデータがある。
凱旋門賞馬はジャパンカップを勝てない。ジャパンカップを勝てない凱旋門賞馬はいるということだ。サムソンはそれに当たる。マンハッタンカフェもそれにあたるが・・・。
血統的にはオペラハウスとダンシングブレーヴは語られることが多い。
さらにこの血にサンプリンスとフォルティノの血も混じっている。徹底的にフランスで走ってきた血を引く馬がメイショウサムソンだ。

本日はアラブ純血種のG1も行われる。こういった規模のレースはなかなか見る機会も無いだろう。
このレースの開催が条件であったようだから、ポイントの高いレースである。キャドラン賞はそのため土曜日に移行したのだから。

もうひとつ、メイショウサムソンの帽子に注目だ。日本では見ることが出来ない。生物は見れないが、サイトの紹介では、勝負服のピンクとブルーの縞模様のようだ。
こういった帽子が見られるのも、凱旋門賞ならではである。
わしは、見に行けなくなってしまったが、見られる人たちがうらやましくもあり、その人たちは、見にいけた特権を存分に味わってもらいたいものであると、フランス競馬関係のサイトを運営するものとして思うのである。

2008年 凱旋門賞 他 予想

アベイ・ド・ロンシャン賞 (仏独西伊英愛老若男女大混戦!)

PRIX DE L´ABBAYE DE LONGCHAMP  アベイ・ド・ロンシャン賞  G1 2歳以上 1000m ロンシャン競馬場 14H15(JPN 21H15)

わかりやすい話から入れば、シーイズトウショウやメイショウボーラーと争った、テイクオーバーターゲットがキングススタンドの2着馬である。
このレースは、アグネスワールドが勝っているし、同じときにドージマムテキも出走している、日本には縁のあるレースだ。
はっきり言って、大変予想しづらいのが短距離戦である。
キングススタンド、ナンソープ、モーリスドゲストあたりが、評価軸となろう。
これに、斤量を考えて、予想するのが、一応イメージつきやすい。

ただし、こういうのは来ない!という先入観を良く覆される。
覆されるとすれば、斤量重い牝馬組か、スロバキアの首都ブラティスラバでも走っていたドイツ馬か、それとも、古豪復活か、今年のキーワード3歳牝馬か?
昨年も2歳馬が連帯したのがこのレース。

衝撃のグロシェーヌ2着からキングススタンドでの戴冠のスペイン馬エキアーノ。
そのエキアーノを出遅れても差し切った更なる衝撃のグロシェーヌのマルシャンドール。
安定度抜群のBORDERLESCOTTとFLEETING SPIRIT。
鞍上魅力のDANDY MANも逆転あるか?
NATIONAL COLOURやそのライバルTIZAなどの古馬牝馬も調子落ちなさそうだが、この斤量が少々疑問。・・・と言っちゃっていいの?

ちなみに、毎年、この組は香港へ向う馬も少なくない。香港観戦組は要チェックのレースだ。

もう一つ注意点は、スタート後、いつまでたっても、目の前に現れないレースだから、ターフヴィジョンでチェックを!


対1 EQUIANO  パスキエ (グロシェーヌ2着、キングススタンド1着、ナンソープ4着)
--2 BLACK MAMBAZO  バルジュ
--3 STRIKE UP THE BAND  ニコルス
--4 CAPTAIN GERRARD  エアヴェス (グロシェーヌ4着、ナンソープ11着)
--5 DESERT LORD ホランド (テンプル3着、ナンソープ9着)
--6 WI DUD カラン (ワールドトロフィー2着、スプリントカップ10着)
--7 MARIOL  ブフ (リゾランジス1着、モートリー3着、モーリスドゲスト10着)
本8 MARCHAND D'OR  ボニヤ (グロシェーヌ1着、モーリスドゲスト3連覇)
穴9 DANDY MAN  デットーリ (キングススタンド4着、ナンソープ7着)
--10 MOORHOUSE LAD  クローリー (ワールドトロフィー1着、キングススタンド11着、ナンソープ6着)
単11 BORDERLESCOTT  コスグラーヴ (テンプル2着、ナンソープ1着)
--12 ABRAHAM LINCOLN  ムルタ (キングススタンド9着、スプリントカップ15着)
--13 GREEN MANALISHI ハナガン (ワールドトロフィー8着)
--14 TIZA  スミヨン (リゾランジス4着、モートリー1着、モーリスドゲスト8着)
--15 OVERDOSE  ズボリッチ (ドイツ、スロバキアで5連勝中)
--16 ENTICING  ジョーンズ (テンプル5着、ワールドトロフィー7着、キングススタンド12着)
--17 ROCK HARMONIE  ルメール (プチ・クーベール2着)
注18 FLEETING SPIRIT  ムーア (テンプル1着、キングススタンド3着)
--19 NATIONAL COLOUR  シェア (キングススタンド6着、ナンソープ2着)
--20 ONLY ANSWER  ペリエ (リゾランジス3着、モーリスドゲスト12着、プチ・クーベール1着)






マルセルブーサック賞 (今年も”再び”女傑出現なるか?それとも仏牝馬がやはり上位か?)

PRIX MARCEL BOUSSAC  マルセルブーサック賞  G1 2歳牝馬 1600m ロンシャン競馬場 14H50(JPN 21H50)

昨年はザルカヴァが誕生したレース。今年も来年へ向けて有力や面子がそろっている。
一番の注目は、AGAINである。愛G1勝馬である。デインヒルダンサー産駒。
昨年のPROVISOと同じカルヴァドス賞勝馬のELUSIVE WAVE。ミスプロのゴーンウエスト系。米2冠のSmarty Jonesなども同じような血統。
無敗のCOPPERBEECHもデットーリ+ファーブル厩舎。レッドランサムにザフォニック。ザフォニックはザルカヴァの父ザミンダーの兄弟。
コンガリー産駒母父シーキングザゴールドというアメリカっぽい血統のMAOINEACHも要注意。
他は、カルヴァドス賞2着のANA AMERICANAや初戦でCOPPERBEECHの2着GO LOVELY ROSEも要注目。

--1 PROPORTIONAL パスキエ
本2 COPPERBEECH デットーリ
--3 PLEASE SING ホランド
注4 MAOINEACH マニング
--5 PAIDRIN キネーン
単6 ELUSIVE WAVE ルメール
--7 AFRICAN SKIES カラン
穴8 ANA AMERICANA メンディザバル
--9 PALME ROYALE クラテュス
--10 PILL スミヨン
--11 DENOMINATION ジレ
対12 AGAIN ムルタ
--13 MARQUESA ヘファーナン
--14 ROSE DIAMOND ヒューズ
--16 GO LOVELY ROSE ブフ
--17 PLUMANIA ペリエ






ジャン・リュック・ラガルデール賞 (連勝街道はどこまで続く?)

PRIX JEAN-LUC LAGARDERE  ジャン・リュック・ラガルデール賞  G1 2歳 1400m ロンシャン競馬場 15H25(JPN 22H25)

MASTERCRAFTSMANがここでも停まることはあるまい。レイルウェイ、フェニックス、ナショナルとここまで快進撃。
デインヒルダンサー産駒で母父は日本でもワシントンカラーやフジノウェーブで有名なブラックタイアフェアー。
ザミンダーが昨年までのキーワードだが、今年はキワードがデインヒルダンサーとなるか?
相手は、ヤマニンパラダイスの甥にあたるARCH産駒の3連勝馬DESERT PHANTOM。ただ、格違いで歯がたつか?
他は、モルニ賞4着のMILANAISと5着NAAQOOSまで。
7頭立てだから、馬連ではなく、馬単になるので要注意。

穴1 NAAQOOS ボニヤ
対2 DESERT PHANTOM デットーリ
本3 MASTERCRAFTSMAN ムルタ
--4 INTENSE FOCUS マニング
--5 SEA OF MARMARA ヘファーナン
単6 MILANAIS ジャルネ
--7 HIGHA パスキエ






オペラ賞 (ライトグリーンに肩ピンクがここで戴冠を目指す!)

PRIX DE L´OPERA  オペラ賞  G1 3歳以上牝馬 2000m ロンシャン競馬場 16H00(JPN 23H00)

難解だが、ここ数年では最高に楽しみなメンバーがそろったといっていい。ジャパンカップの前にエリザベス女王杯を見るようなものだ。
不利他で勝ちきれていないが、ここは混戦に断。TREAT GENTLYが有利と見る。この馬はこの斤量なら、本来の抜群のトルクで直線加速する。
中距離戦ということで、KATIYRAが相手。このところ、中距離で連勝。
同じく、中距離でLUSH LASHES。この末がロンシャンでどうなるかが見もの。場合によってはザルカヴァ以上の末だ。ウオッカに対するベッラレイアの脚といえるかもしれない。
もちろん、成績は図抜けているMOONSTONE。中距離がどうかと久々がどうかだろう。
善戦グループの中では、強烈な印象が少ないものの、安定度抜群のTOP TOSSも連下に。
古馬勢は圧倒的に差があるわけではないので、斤量差が少々きつそうだ。武豊騎乗のTURFROSEも差があるわけではない。期待もできる。


--1 BAHARAH ヒューズ
--2 LIGHT GREEN スミヨン(フォワ賞でザンベジサンやスキャパレッリ相手の3着)
--3 ALAMANNI サンナ
--4 FAIR BREEZE ヴィクトワール(今年の古馬牝馬のトップホースの一頭)
--5 LADY GLORIA カリー
--6 TURFROSE 武豊(昨年のリディアテシオの勝馬で今年の古馬牝馬のトップ)
--7 PROVISO デットーリ(強力な3歳牝馬勢で常に善戦)
本8 TREAT GENTLY パスキエ(ヴェルメイユ3着ノネット賞2着)
対9 KATIYRA キネーン(オークス3着愛オークス5着)
注10 TOP TOSS ルメール(強力な3歳牝馬勢で常に善戦)
--11 ROSENREIHE シュタルケ(ドイツオークス馬)
--12 YOU'RESOTHRILLING ムルタ
単13 LUSH LASHES マニング(英オークス1番人気5着、その後G1を3勝4連対中)
穴14 MOONSTONE ヘファーナン(オークス2着、愛オークス馬)
--15 LADY DEAUVILLE ノートン(強力な3歳牝馬勢で常に善戦)
--16 LADY MARIAN ブフ(ドイツオークス2着でノネット賞勝馬)








凱旋門賞 (初の戴冠なるか?それとも、また微妙に勝つのか?いや、ごぼう抜きか?)

PRIX DE L´ARC DE TRIOMPHE  凱旋門賞  G1 3歳以上牡牝 2400m ロンシャン競馬場 16H40(JPN 23H40)


単1 YOUMZAIN 3枠 5歳 59,5  ヒルズ
--2 ZAMBEZI SUN 11枠 4歳 59,5  パスキエ
--3 ASK 15枠 5歳 59,5  ムーア
--4 SCHIAPARELLI 10枠 5歳 59,5  デットーリ
対5 MEISHO SAMSON 4枠 5歳 59,5  武豊
注6 SOLDIER OF FORTUNE 9枠 4歳 59,5  ヘファーナン
--7 DUKE OF MARMALADE 14枠 4歳 59,5  ムルタ
--8 PAPAL BULL 5枠 5歳 59,5  フォーチュン
--9 IT'S GINO 2枠 5歳 59,5  テュリエーズ
--10 RED ROCK CANYON 13枠 4歳 59,5  オドノヒュー
--11 GETAWAY 7枠 5歳 59,5  ペリエ
本12 VISION D'ETAT 8枠 3歳 56  メンディザバル
--13 KAMSIN 12枠 3歳 56  ヴィクトワール
--14 BLUE BRESIL 6枠 3歳 56  モンジル
--15 CIMA DE TRIOMPHE 16枠 3歳 56  バルジュ
穴16 ZARKAVA 1枠 3歳 54,5  スミヨン


ローテーション、馬場、その他多くが語られる凱旋門賞。
だが、日本の馬のサンプルはたったの7頭。
マンハッタンカフェは故障。タップは輸送の問題があって、対象外。
とすれば、勝に近づいたエルコンドルパサーを除くと、敗因は何だったのか?と分析対象になるのはディープインパクトだけだ。
そのディープも咽の問題があったとすると、メイショウサムソンの状況を計る物差しなど、ほとんど何もないといっていい。
それ以前なら、もうどれだけ前まで遡ることやら。ルドルフ、シービーの時代へ遡らねばならない。シリウスシンボリになってしまうからだ。

今年メイショウサムソンが戦う相手は、レイルリンクやプライドではない。モンジューもいなければ、バゴもマリエンバードもいない。
ザルカヴァと戦った日本の馬もいなければ、対戦した牡馬すらいない。
競馬は相対的なものである。絶対の物差しはない。

1着シャドウゲイト、2着コスモバルク、3着ドクターディノ
これが、昨年のシンガポール国際の成績である。

1着アドマイヤムーン、2着ポップロック、3着メイショウサムソン、7着ペイパルブル
これが、昨年のジャパンカップである。

1着アドマイヤムーン、2着メイショウサムソン、3着ポップロック、11着コスモバルク、14着シャドウゲイト
これが、昨年の宝塚記念である。

3着ユームザイン、6着ポップロック、7着キジャーノ、9着レッドロックス
これが、昨年のドバイシーマクラシックである。

1着アドマイヤムーン、3着ダイワメジャー、12着イングリッシュチャンネル
これが、昨年のドバイデューティフリーである。

1着イングリッシュチャンネル、3着レッドロックス、5着ディラントーマス
これが、昨年のブリーダーズカップターフである。

1着ドクターディノ、2着キジャーノ、7着ディラントーマス、9着レッドロックス
これが、昨年の香港ヴァーズである。

1着ジェイペグ、2着ダルジナ、4着ウオッカ、5着フィンスケールベオ
これが、今年のドバイデューティフリーである。

これらに、今年の欧州の成績を並べれば、なんとなく見えるというものだ。

今年のドクターディノ(ドバイシーマでユームザインに先着、シャンティ大賞でザンベジサンに勝利、サンクルー大賞でユームザインとソルジャーの次3着。)
今年のペイパルブル(コロネーションCでソルジャー、ユームザインの4着、キングジョージであわやの2着、ドイツでカムジンに負ける)
今年のフィンスケールベオ(タタソールズゴールドカップでデュークの2着、クイーンアンでエクリプスを勝つマウントネルソンに先着、ダルジナに敗戦。エクリプスの2着馬がデュークの2着2回の馬。)

こんなところからも、想像が出来る。ダルジナを軸に考えても、はるか上を行く可能性があるのは、ザルカヴァだけだ。もちろん、無敗のヴィジョンデタもいる。

もう一つのキーワードは2400だ。中距離なら、デュークもザルカヴァも圧倒的なレースをしてきた。が、2400だとどうか?強いだろうが、そこに付け入るチャンスがある。
ソルジャー、ユームザイン、ペイパルブル、ゲッタウェイなどは、距離歓迎組だ。ヴィジョンデタも距離歓迎である。

2008年 凱旋門賞 出走馬 16頭確定

PRIX DE L´ARC DE TRIOMPHE
凱旋門賞
発走 16H40(JPN 23H40)
G1 2400m 3歳以上牡牝 ロンシャン競馬場

1 YOUMZAIN 3枠 5歳 59,5  ヒル
2 ZAMBEZI SUN 11枠 4歳 59,5  パスキエ
3 ASK 15枠 5歳 59,5  ムーア
4 SCHIAPARELLI 10枠 5歳 59,5  デットーリ
5 MEISHO SAMSON 4枠 5歳 59,5  武豊
6 SOLDIER OF FORTUNE 9枠 4歳 59,5  ヘファーナン
7 DUKE OF MARMALADE 14枠 4歳 59,5  ムルタ
8 PAPAL BULL 5枠 5歳 59,5  フォーチュン
9 IT'S GINO 2枠 5歳 59,5  テュリエーズ
10 RED ROCK CANYON 13枠 4歳 59,5  オドノヒュー
11 GETAWAY 7枠 5歳 59,5  ペリエ
12 VISION D'ETAT 8枠 3歳 56  メンディザバル
13 KAMSIN 12枠 3歳 56  ヴィクトワール
14 BLUE BRESIL 6枠 3歳 56  モンジル
15 CIMA DE TRIOMPHE 16枠 3歳 56  バルジュ
16 ZARKAVA 1枠 3歳 54,5  スミヨン

SOLDIER OF FORTUNE、DUKE OF MARMALADE、RED ROCK CANYONは単勝オッズはA欄参照。どれがきても的中。

凱旋門賞当日のその他のG1出走予定

PRIX JEAN LUC LAGARDERE G1 1400m ジャン・リュック・ラガルデール賞2歳牡馬

NAAQOOS  モルニー賞5着
RIP VAN WINKLE  タイロスS勝馬
MILANAIS  ラ・ロシェット賞2着モルニー賞4着
MASTERCRAFTSMAN  ナショナルステークス
などが出走予定

ここは、ナショナルSのMASTERCRAFTSMANが注目。昨年もこのレースからここの勝馬が誕生。




PRIX MARCEL BOUSSAC G1 1600m マルセル・ブーサック賞2歳牝馬

MAOINEACH  ラウンド タワー SG3
ELUSIVE WAVE  カルヴァドス賞G3
ANA AMERICANA カルヴァドス賞2着G3
AGAIN  モイグレアスタッドSG1
などが出走予定

ここは、モイグレアスタッドSのAGAINが注目。昨年はZarkavaがこのレースを制している。




PRIX DE L'ABBAYE DE LONGCHAMP G1 1000m アベイ・ド・ロンシャン賞

EQUIANO キングススタンド
BORDERLESCOTT ナンソープSG1
MARIOL リゾランジス賞G3
MARCHAND D'OR モーリスドゲスト
TIZA モートリー賞
OVERDOSE ドイツG2
ONLY ANSWER プチ・クーベール賞
などが出走予定

荒れることも多い。昨年は2歳馬が連帯。




PRIX DE L'OPERA G1 2000m オペラ賞牝馬

LIGHT GREEN  フォワ賞3着
FAIR BREEZE  コリーダ賞G3
TURFROSE  リディアテシオ賞、ポモーヌ賞、ミュゲ賞2着
PROVISO  エルメス賞4着
TREAT GENTLY  ヴェルメイユ賞3着マルレ賞
LUSH LASHES  ヨークシャーオークス
TOP TOSS  プシシェ賞
BELLE ET CELEBRE  サンタラリ賞
MOONSTONE  愛オークス
HALFWAY TO HEAVEN  愛1000ギニー

勢いに乗る、英オークス1番人気のLUSH LASHESに注目。
ここの力差はあまりない。好レースが期待できる。

凱旋門賞前日、ナタゴラ出陣、ファンドリコンドルの相手は?

PRIX CHAUDENAY G2 3000m ショードネー賞

WATAR (リュテス賞3着のわしにとっては、当たり馬券をふいにしてくれた因縁の馬)
ENROLLER (セントレジャー5着)
CENTENNIAL (ニエル賞3着)
SHEMIMA (ミネルヴ賞でDAR RE MIの2着。リュテス賞1着)
など出走予定。

予想時に後述するが、ザルカヴァとヴィジョンデタ比較が出来そうな面子である。
距離は違えど、一応、要注目。
個人的には、ヴィジョンデタ組もザルカヴァ組も遜色なしと見ている。




PRIX ROYALLIEU G2 2500m ロワイヤリュー賞

LA BOUM (昨年のフロール賞勝馬で今年もフェアブリーズらと好勝負。前走ヴィシー大賞8着のドイツ馬)
ASTROLOGIE (DAR RE MIにこそ敗れたが、3走前にはリュテス賞勝馬のSHEMIMAを破り、前走も勝利)
DAR RE MI (ヴェルメイユ2着)
ICE QUEEN (愛オークス2着ヴェルメイユ11着)
ADORED (ヴェルメイユ5着)
LEO'S STARLET (DAR RE MIにマルレ賞で先着)
TRES RAPIDE (前出ASTROLOGIEの2着)
GAGNOA (エルメス賞2着愛オークス3着ヴェルメイユ賞7着)
など出走予定。

この組は、翌日のG1のオペラ賞との両にらみであるから、それによって出走メンバーは変わってくるだろう。




PRIX DE LA FORET G1 1400m フォレ賞

ASTRONOMER ROYAL (前走英スプリントカップ惨敗もフランス2000ギニー馬)
US RANGER (前走英スプリントカップ惨敗もジュライカップ2着馬)
UTMOST RESPECT (前走英スプリントカップ3着)
PACO BOY (ムーランドロンシャン3着)
CAPTAIN'S LOVER (パン賞G3勝馬)
AFRICAN ROSE (前走英スプリントカップ優勝)
NATAGORA (ムーランドロンシャン6着)
など出走予定。

ナタゴラの参戦で優勝の行方は難しい。日本のファンなら、ディヴァインライトの子だけに、1400適性はもっともなことである。
観戦する人は、ゴール版が直線先に変わるので要注意。




PRIX DOLLAR G2 1950m ドラール賞

LOUP BRETON (前走ドーヴィル大賞大敗も今年のG2アルクール賞馬)
BORIS DE DEAUVILLE (ゴントービロン賞勝ちの重賞3勝馬)
LIANG KAY (9月3日ドイツG3)
HAPSBURG (前走ジャンロマネ賞3着も、今年のヴィシー大賞馬)
TRINCOT (前走プランスドランジュ賞3着、フランスダービー7着のギッシュ賞馬)
THE BOGBERRY (9月7日愛G3フェイマスネームに勝利)
PALLODIO (先日のメゾンラフィットカップ勝馬)
など出走予定。

大御所古馬VS3歳勢であるが、ことしの3歳勢はG1馬から条件馬まで、どんぐりの背比べである。




PRIX DANIEL WILDENSTEIN G2 1600m ダニエル・ウィルデンシュタイン賞

SAGEBURG (ムーランドロンシャン4着ジャックルマロワ4着イスパーン賞勝馬)
GRIS DE GRIS (トルコ以来、今年のミュゲ賞G2馬)
SPIRITO DEL VENTO (パン賞2着以来、昨年のこのレースの覇者)
HOLOCENE (カンセイ賞3着以来、ジャックルマロワ賞でマンデューロの2着がある)
FAMOUS NAME (前走愛G3で敗れたが、フランスダービー2着馬)
CELEBRISSIME (カンセイ賞4着)
BELLE ALLURE (ヴァントー賞G3勝馬)
FOUNDRY CONDOR (ファンドリコンドル)
など出走予定。

正直なところ、ここは、G1馬、G1連帯馬、G2馬が集まった。ここに500万下惨敗のファンドリコンドルはさすがに荷が重い。
SAGEBURGなどは、ウオッカを破ったダルジナすらG1で下しているから、そのレベルがわかろうというものだ。





PRIX DU CADRAN G1 4000m キャドラン賞

INCANTO DREAM (前走グラディアトゥール賞完敗も今年のモーリスドニュイユ賞勝馬)
BANNABY (前走グラディアトゥール賞2着)
YEATS (ご存知長距離界エース)
KASBAH BLISE (グラディアトゥール賞勝馬)
ORION STAR (バルブヴィル賞2着)
LE MIRACLE (昨年の覇者)
NOBLE PRINCE (勝ち味に遅いが安定度抜群)
PONTE TRESA (ケルゴルレイ賞勝馬)
など出走予定。

やるたびに勝馬の変わる長距離戦線。YEATSだけは今年圧倒的に安定しているが、昨年もここでは敗れた。

2008年の凱旋門賞出走予定馬

2008年の凱旋門賞出走予定馬である。
登録は23頭あるらしいが、その中から絞込みをしてみる。
頭数によっては、凱旋門賞で5連単の発売もあるらしい。
フランス在住でないと受け取れない可能性もありますから、小切手になってしまう高額狙いに行かないように!

年度をまたいで、日愛仏独伊のダービー馬が顔をそろえた。
その中で、今年のエルメス賞馬が一番人気だ。
もっともヴェルメイユ賞最後の300メートルのザルカヴァの脚は16秒台と思われるので、あのロンシャンのやや重馬場で、2400の最後を33秒〜34秒台級の脚を使い、2分26秒フラットで上がれば、期待されるのも当然だろう。
昨年2歳時にも、ここロンシャンで逃げた馬をあっさり交わしているから、ロンシャンは彼女の庭でもある。


出走確定
Youmzain (5歳) 昨年の2着馬で今年のサンクルー大賞でソルジャーオブフォーチュンを破る。昨年はドバイでポップロックにも先着。
Getaway (5歳) 昨年長距離路線から凱旋門賞殴り込みで4着好走。今年は、不運もあったが、ドーヴィル大賞で復活勝利。
Papal Bull (5歳) 昨年のJC7着馬。ことしは、地力強化で、キングジョージではあわやの2着。
It's Gino (5歳) 今年力をつけたバーデン大賞3着馬。
Meisho Samson (5歳) 2006年日本ダービー馬。今年は未勝利の日本の大将。
Soldier of Fortune (4歳) 昨年の愛ダービーの圧勝劇馬。凱旋門賞5着で今年はコロネーションCで有力馬を撃破。休み明け。
Vision d'Etat (3歳) ご存知、無敗のフランスダービー馬。
Blue Bresil (3歳) クラシック戦線をにぎわせた一頭。日本で言えば、フローテーションか、ベンチャーナインか、モンテクリスエスといったところ。
Cima de Triomphe (3歳) 今年のイタリアダービー馬。
Zarkava (3歳) G1を4勝。無敗のエルメス賞馬。

ほぼ出走確定
Zambezi Sun (4歳) 昨年のパリ大賞馬。前哨戦フォワ賞制覇。昨年うけた不利を払拭して、得意のロンシャンで。

良馬場条件出走
Ask (5歳) キングジョージは5着だったが、昨年のカナディアン国際の2着馬。良なら切れる。
Duke of Marmalade (4歳) 破竹、5連続G1勝ちの古馬のエース。

重馬場条件出走
Schiaparelli (5歳) 2006年ドイツダービー馬。1年ぶりちかい久々の前走フォワ賞で2着と力のあるところを見せた。

オブライエン厩舎ペースメーカー
Red Rock Canyon (4歳) おそらくはこの馬が先導さんか?
Song of Hiawatha (4歳)
King of Westphalia (3歳)

出走不確定、ほぼ不出走
Normen (5歳)
La Boum (5歳)
King of Rome (3歳)

メイショウサムソンは凱旋門賞を勝てるのか4

08ed9907.jpgザルカヴァ以外にも、無敗のフランスダービー馬がいる。
VISION D'ETAT(ヴィジョンデタ)である。
写真は、NATAGORAを競り落とすVISION D'ETAT(フランスダービー)である。

とにかく、無敗のフランスダービー馬の凱旋門賞戴冠は記憶にない。
ダラカニやベーリングがそれに近い戦跡で凱旋門賞へ挑戦しているが、ダラカニは勝利しているものの、ベーリングはメイショウサムソンの母父ダンシングブレーヴに敗れている。


ラムタラは無敗で戴冠した英ダービー馬。他にもサガミクスなども無敗だったと記憶しているが、フランスのダービーとは関係ない。バゴやレイルリンクなどは、ダービーに出走していないし、モンジューやパントルセレブルも無敗ではない。
とにかく、初めてづくしとなろう。



中距離からクラシックディスタンスは大混戦の今年である。
が、この馬は、どんなに少ない差であろうと、負けていない。
テイエムオペラオーもメイショウサムソンもこんな形で勝ちを物にしてきた馬であり、ニエル賞も僅差とはいえ、勝ったことに意味があるかもしれないのである。
ザルカヴァに比べれば圧倒的に印象に欠ける勝ち方であるが。



この馬の父、チチカステナンゴはグレイソブリン系の馬だ。コジーンやクリスタルパレスとも近い。トニービンもこの系列だし、タマモクロス、ホワイトストーンなどもこういった血を引いている。

クリスタルパレスという馬がいる。天皇賞秋繰上げ戴冠のプレクラスにーの父だ。
最近では、ウオッカの父、タニノギムレットの母父としてもこのクリスタルパレスの血が受け継がれている。
このクリスタルパレスもフランスダービー馬にて、凱旋門賞3着。
ちなみに、ヴィジョンデタと戦績のにている凱旋門賞馬ダラカニはクリスタルパレスの血を引いている。

ヴィジョンデタの兄弟は、今年のグランドナショナル出走馬もいるという、長いところは問題のない馬だから、ナタゴラを確実に競り落とし、根性でも負けないところから、ああっ、やっぱりと思わせる競馬をする可能性も十分だ。



評価の薄い無敗馬は、穴党好みであろう。しかも6戦無敗なのだから。
この馬、前走のみ僅差の1番人気であったが、それ以外は5戦5勝するまですべて、1番人気ではないことも付け加えておく。
6戦6勝のフランスダービー馬であるのに、おそらく凱旋門賞も1番人気ではないだろう。

今年の欧州3歳牡馬クラシック勢最後の砦である。他は古馬や3歳牝馬に惨敗してきた。この馬だけが、残っているといっていい状態である。


正直今年は団子レースであると思っている。
レースがスローということではない。
実力拮抗とみている。馬場問題も含めてだ。
レース振り、その他から、圧倒的に強いかもしれない可能性があるのは、初対決のメイショウサムソンと印象的な走りの3歳牝馬ザルカヴァだけで、その他は比較しやすいが、答えが出ないという雰囲気であろうと思われる。


デュークは良馬場条件出走だそうだ。
が、良馬場でも、ザルカヴァも切れるし、サムソンも問題ない。ソルジャーも持ちタイムは問題ない。
良馬場の方が、激しい攻防が見られるのかもしれない。

メイショウサムソンは凱旋門賞を勝てるのか3

欧州どの国でも、今、凱旋門賞といえば、ザルカヴァは凱旋門賞勝てるのか?が話題である。

戴冠した3歳牝馬の中では、アキーダ、デトロワ、スリートロイカスなどが、直近の3歳牝馬たちである。
これらの名牝と比べても、ザルカヴァの成績はずば抜けている。

しかし、この6戦6勝のザルカヴァも恐れ入るかもしれない名牝がいるのである。

しかも、この馬は日本の競馬ファンになじみが深く、走っている姿を見たファンも多いだろう。
そして、ええっ!ええっ!お前今来るの!!と怒ったファンも多いだろう。


そう、ユーザーフレンドリー。そして、トウカイテイオー。


復活後、いまいちの成績だったトウカイテイオーの、親子ジャパンカップ制覇の瞬間なのである。そう、いきなりテイオーはやってきたのだ。

ユーザーフレンドリーの子供も日本で走ったが、母名欄をみても、何も感じなかった日本のファンすらいたかもしれない。



ユーザーフレンドリーはデビュー以来、負けなしで、セントレジャーで牡馬すら撃破した。
当然、凱旋門賞1番人気。ジャパンカップも1番人気であった。

凱旋門賞は、ガネー賞こそ勝ったものの、足元をすくわれ続けた、SUBOTICAがユーザーフレンドリーを抑えて優勝。
復帰初戦こそ勝ったが、あれれだったトウカイテイオーの復活劇。



この翌年のキングジョージの勝馬がオペラハウス。凱旋門賞は3着であった。
2着がダンシングブレーヴの子ホワイトマズル。
イングランディーレ、アサクサキングスの父である。

メイショウサムソンの母父がダンシングブレーヴ(凱旋門賞馬)なのである。


オペラハウス3着の凱旋門賞の優勝馬アーバンシーはジャパンカップ8着。ホワイトマズルは13着。

このときのゴール間違いの2着馬コタシャーンはブリーダーズカップターフでオペラハウスを撃破しているが、欧州では、泣かず飛ばずであったことを付け加えておく。

また、アーバンシーの孫に当たる馬が、今年サムソンと対決する、ソルジャーオブフォーチュンであるのである。

メイショウサムソンは凱旋門賞を勝てるのか2

デュークオブマーマレードが今週末出走すれば、凱旋門賞への出走はない。
馬場が悪化するなら、出たくないとの事だが、2週間後の天気などわかるわけもなく、少なくとも今週のパリの天気はすべて晴れに近い予報である。

この馬がいないということは、メイショウサムソンにとって強力な先行能力とスピードをもつ馬が消えることで、メンバー的に楽になることは違いない。
が、それほど、ザルカヴァが怖がられているともいえるのではないかと感じるのである。

デュークオブマーマレードといえば、G1を5連勝!が看板の馬である。
戦った相手を見てみよう。



ガネー賞
ジャパンカップ11着のサデックスの半馬身差。
サデックスはこの後ドイツG1を勝つ。

愛ゴールドC
ドバイでウオッカの次入選のフィスケールベオに1馬身少々先着。
このあと、フィスケールベオは泣かず飛ばずで、この愛ゴールドCが最も成績がいい。アーリントンカップ3着のマウントネルソンには先着したが。

プリンスオブウェーズS
マウントネルソンにエクリプスで負けるフェニックスタワーには圧勝。

キングジョージ
ジャパンカップ7着のペイパルブルにあわや。ユームザインは前をカットされレースにならず。

英国際
フェニックスタワーを何とかしのぐ。ニューアプローチはあっさり撃破。



ゲッタウェイやソルジャーなどと戦ってきたわけではない。
ましてや、勝った相手の英ダービー馬、ニューアプローチも凱旋門賞を回避するし、これのライバルである、ヘンリーザナヴィゲーターもあっさりザルカヴァに勝てない3歳牝馬のゴルディコヴァに屈した。

この馬の特徴はG1を5連勝だけであって、戦ってきた相手に目を見張るものはない。
ローテーションはディラントーマスと酷似するが、マンデューロ、オーソライズド、ノットナウケイト、ユームザインと死闘を繰り広げたディラントーマスと比べると、いささか迫力に欠ける。


ただ、テイエムオペラオーがそうであったように、どのようでも勝つというところは賞賛に値する。
ただ、今回、他にも、同じような無敗の馬が出走する。
ヴィジョンデタ、ザルカヴァ、デューク、そしてサムソンや昨年の凱旋門賞掲示板のユームザイン、ゲッタウェイ、ソルジャーなどの中で、今年戴冠できるのはただ1頭なのだ。必ず誰かに土はつく。



デュークが仮に重馬場を嫌って回避したとしても、サムソンにとっては、ドイツから来る重の鬼がいることも忘れてはならない。
雨ならばしょうがないが、ザルカヴァ擁する仏国が水をまくとも思えないがどうか?
もちろん、無敗の仏ダービー馬がいることも忘れてはならない。



デュークは回避の場合、サンタアニタを目指すことになりそうだ。
香港や日本で彼を見られるかもしれない。

出走してきても、馬場は違うとはいえ、サデックスやペイパルブルと格の違いを見せつけるジャパンカップを戦ったメイショウサムソンが歯が立たないとはいえまい。
ペイパルブルはジャパンカップでは、欧州からきた2流馬と日本のファンに揶揄されていた馬なのだ。(単勝50倍強)
ただ7着とはいえ、激戦の4着がウオッカであることは忘れてはならない。

凱旋門賞2008出走馬情報とメイショウサムソンの評価

カジュアルコンケスト、タータンベアラーなどは、来年へ向けて休養するらしい。
ニューアプローチも来年への布石、英チャンピオンSへの出走が決まったようだ。
また、ヘンリーザナヴィゲーターは復活をかけ、クイーンエリザベス2世ステークスへ向うようである。
プロスペクトウェルズも回避の模様。


ますます、無敗のザルカヴァにGI5連勝中のデュークと同じく無敗のヴィジョンデタがどう挑むか?
サンクルーの上位2頭、ユームザインとソルジャーがどう絡むのか?
という雰囲気になっていく。
キングジョージであわやのペイパルブル、不振からドーヴィルで再浮上したゲッタウェイ、ドイツダービー馬アドラーフルーク、日本から来るメイショウサムソンとかいう馬も掲示板争いに加わって・・・という評価なのだろう。
1強プラス2の3強に+2+その他という構図といっていい。
あくまで、評価の話。


ザルカヴァ、ゴルディコヴァ、ダルジナの位置関係、ヘンリーザナヴィゲーターやニューアプローチの古馬との対戦をみて、ヴィジョンデタ以外に欧州クラシック戦線で凱旋門賞で通用する馬はいないかもというのが、正直なところなのであろう。
そういったメンバーだ。


メイショウサムソンの皐月賞。
無敗のフサイチジャンク、一度負けたが前哨戦も含めインパクトの強いアドマイヤムーン、それを破った3連勝馬サクラメガワンダー、ムーンとも好勝負で6連続連対中の2歳チャンプのフサイチリシャール、このフサイチリシャールの3着以外勝利し、相手も評判馬だった4戦3勝名門厩舎のジャリスコライトに人気先行を許したメイショウサムソンならではの位置取りといえよう。


凱旋門賞で勝てなかったディープインパクトと好勝負できず、しかも今年一度も勝っていない、日本からやってくる馬。お父さんも凱旋門賞敗退である。
たしかに、人気になりようはない。負ける理由はいくらでも見つかるのだ。

仮に、メイショウサムソンより上位人気の馬がすべて日本馬であったとしたら、日本人ファンでもメイショウサムソンを一番人気に支持しないだろう。
しかも休み明けなのだから。

凱旋門賞2008のレープロにはこういう数字が並ぶ。
メイショウサムソン226(08)831211
普通のフランス人競馬親父なら買わぬだろう。買えても押えまでだ。

ザルカヴァ1111(08)11
ヴィジョンデタ1111(08)11
デュークオブマーマレード11111(08)324244
ソルジャーオブフォーチュン21(08)511511

なのである。

ちなみに
ディープインパクト111(06)2111111
エルコンドルパサー112(99)121111

である。

だからメイショウサムソンは勝てないとはいえない。
が、人気にならないのは仕方ない。

メイショウサムソンは凱旋門賞を勝てるのか1

a2713b9d.jpg「サムソンはどう?」
「日本の馬は勝てるの?」

こんなことを最近良く聞かれるわけだ。

「勝てるってわかってりゃ、大金かけるがなぁ」
「勝てる馬がわかれば、大金かけるがなぁ」

となる。
いかに、わしが当たらぬ予想であるかは、読者なら知っておろう。(笑)


個人的には、前評判ほど、アウトサイダーであるとは思っていないし、重賞を何連勝もしている古馬も無敗の3歳牡馬牝馬の2頭も、必ずしもぶち抜けた存在だとは思っていない。
他の出走馬はいいとして、メイショウサムソンについての話題のキーはローテーションであろう。


あの馬場は経験しなければわからない・・・経験無しで好走した日本馬もいる。
日本の頂点の馬でないと欧州では勝てない・・・日本で無冠でも欧州で何度も戴冠した馬もいる。
休み明けでは欧州で走れない・・・走った日本の馬もいる。


とどのつまり、競馬そのものは相対的なものなので、とある現象だけで語ることなど出来ないのである。そもそも母数が少ない。
そうは言いつつ、語ってみよう。

メイショウサムソンという馬は、休み明けより使い詰めに悪い成績が集中している。
休み明けで凡走したのは、今年の産経大阪だけだろう。
昨年のジャパンカップの激走後、激走馬達は皆、見事に有馬で完敗した。
ディラントーマスが香港で惨敗したのも記憶に新しい。

"おつり"が大事なのだ。

デュークもさすがに不良馬場は回避したし、フォワ賞に古馬有力馬がほとんど出走してきていないのも、おつりが関係あるかも知れない。

さて、凱旋門賞は休み明けでは勝てない。とも言われている。
牝馬はダービーを勝てないというのもえらく長い年月と共に、昨年再誕生した。

凱旋門賞を紐解けば、メイショウサムソンほどの休養期間をとって出てきた馬はさすがになかなかいない。

MILL REEF
RAINBOW QUEST
LAMMTARRA


この3頭はキングジョージからの直行だ。
今年ユームザインが出走すれば、これらの馬と同じローテーションだ。
ただ、このレースは7月後半だからサムソンと似ているとはいえないかもしれない。

そこで写真の馬である。SEA-BIRD。
テンポイントやオグリキャップなどを足して2で割ったような経歴の持ち主だが、これがサンクルー大賞からの直行だ。
これは宝塚記念から直行に近い。

シーバードと肩を並べるの?という声が聞こえそうだ。(聞こえたところで、実際シーバードのレースを見たことはない)
勝てば、並べるし、負ければ並べないのである。
そういうレースにメイショウサムソンが出走するのだ。

このレースのローテーションの功罪はレースの結果が吉でも凶でも判断つくまい。
休み明けの馬が勝った事のないレースを、休み明けは走らないという実績の馬が今回休み明けで出る、というわけではないのである。


ROMAN=ロマンはフランス語で小説である。夢ではない。
一年間、フランスを中心とした競馬を重賞中心に追っかけてきたストーリーの結末は以下になるか楽しみである。
ちなみに、もう、来年へ向けてストーリーが始まっていることも大事だ。
昨年も、ザルカヴァもナタゴラも、もうこの時期出走していたのだ。

2008年凱旋門賞へ向けて重要なレースが始まる

本日から土日でいくつかの凱旋門賞やメイショウサムソンにとって示唆すべきレースがある。
もちろん、キーとなるのは、ダルジナである。
ダルジナは、今年のドバイでウオッカに先着した馬だ。

メイショウサムソンにとっても、比較しやすい馬の一頭であるに違いない。



今年のムーラン・ド・ロンシャンはものすごいメンバーとなった。
日本で言うなら、トールポピーとレジネッタとウオッカとディープスカイとローレルゲレイロがいっぺんにレースに出てきたようなものだ。
アスタルテ賞の再戦でもあるが、ザルカヴァの後塵を2度拝したアスタルテ賞戴冠のゴルディコヴァ。
前出ダルジナ。アスタルテ賞2着。
そして、日本人にはなじみの深いナタゴラはアスタルテ賞3着。フランスダービー3着。
これに、何と、愛チャンピオンシップでG1を5連勝中のデュークオブマーマレード人気を分けるニューアプローチを2度負かしたヘンリーザナヴィゲーターがでてくるのだ。
クラシック戦線では、欧州最強牡馬である。もちろん、2400も2000も使っていないが。
ヘンリーとニューアプローチの位置関係、ダルジナや、デュークオブマーマレードの位置関係、ナタゴラの位置とこの馬がおそらく今後出てくるであろうヴィジョンデタやモンマルトルなどのフランスダービー、パリ大賞組との比較で大変にわかりやすいこととなろう。



他にもまだある。
デューク、ニューアプローチの次にキングオブローマが愛チャンピオンステークスに出る。この馬はドイツダービーで人気になって惨敗した。
このドイツダービー馬は日曜日、昨年のドイツダービー馬アドラーフルークとバーデン大賞で対決する。
前走はオリエンタルタイガーに圧倒的大差で負けたが、今回どうなるか。
オリエンタルタイガーがどうなるのかも含め、大変興味深い。



あのウオッカに先着したダルジナを前走破ったゴルディコヴァ。
この馬に2度も先着し、今回もうひとつのG1愛メイトロンステークスでも人気のハーフウェイトゥーへヴンという愛1000ギニー馬も退けたザルカヴァ。

どう考えてもこの馬がメイショウサムソン最大のライヴァルとなることには違いなかろう。もちろん、デュークもいる。



今週末名前の挙がっていない馬たちは、おそらく、来週のニエル賞、フォア賞、そして、ヴェルメイユ賞、またはグラディアトゥール賞へ出走してくるだろう。



推理を解く手がかりの大きな部分はこの週末にもあるといえる。
ないとは思うのだが、ヘンリーザナヴィゲーターが凱旋門賞にでてくるとなったりすると、これは、また、新たなライヴァルとなる。血統は、エルコンドルパサーと似ているのだ。

まずは愛チャンの2強対決。そして、ムーランは牝馬か牡馬かそれとも古馬か?
楽しみなレースが目白押しだ。

昨年2007年の凱旋門賞ウィーク

c1f703e0.jpg凱旋門賞は、とかく、そのレースだけが注目される。
ブリーダーズカップでもターフとクラシックのみの注目度は高い。
が、香港やドバイのように、多くのレースに日本の馬が出走するとなると、少々変わってくる。
凱旋門賞ウィークも同じだ。
他のレースに日本の馬がでることは、帯同馬であった、ピカレスクコートが最近で、アグネスワールドとドージマムテキが出走した、アベイ・ド・ロンシャンまで遡らないといけない。


昨年も実は、この土日に多くの名馬が出走している。
当時から注目度既に高かった、オペラ賞のサトワクイーンフィンスケールベオ、キャドラン賞のイェーツは多くの人が知っている馬だ。
しかし、アベイ・ド・ロンシャンを穴で勝ったスプリンターズステークス登録のベンバウンは当然のこと、その他の出走馬には、なかなか目が行かないのが現実である。
しかし、後につながるレースが多いのは言うまでもない。


改めて、その当時のレースとその後、今年のG1戦線を見てみよう

写真は、昨年のマルセル・ブーサック賞の直線半ばである。
見づらいが、前から4頭目が、あのZarkavaなのだ。
この位置から、ロンシャンできっちりではなく、あっさり差しきったのだから、今考えると、恐るべしなのである。
このレース他にも出走している。
Gagnoaガニョア・・サンタラリ賞2着、エルメス賞2着、愛オークス3着。
Mad About Youマッドアバウトユー・・愛1000ギニー2着、プリティポリー2着。

ジャンリュック・ラガルデール賞
Rio de la Plataリオデラプラータ・・仏1000ギニー2着、ジャンプラ賞3着。

オペラ賞
Promising Leadプロミシングリード・・プリティーポリー。
Mystic Lipsミスティックリップス・・リディアテシオ賞5着(このリディアテシオの1着ターフローズと2着フェアブリーズの今年の活躍はいうまでもない)

ショードネー賞
Coastal Path・・今年は凱旋門賞出走か?

フォレ賞
Marchand d'Or・・ジュライカップ、モーリスドゲスト、オレンジ色の快速馬。
Us Ranger・・ジュライカップ2着
Garnica・・今年も重賞を勝ち、セントウルとスプリンターズに登録している。
Linngari・・フェアブリーズを破って、ドイツG1勝利

ロワイヤリュー賞
Anna Pavlova・・プリティーポリー3着

ダニエル・ウィルデンシュタイン賞
Spirito del VentoRacingerなどが今年もG1戦線に顔をだす、ピカレスクコート2着したことのあるレース。

今年の欧州競馬を語る上で、大事な馬達に違いない。
これ以外が、凱旋門賞出走馬なのである。

第三回テュルフアベイユ凱旋門賞観戦企画

第三回テュルフアベイユ凱旋門賞観戦企画
募集終了いたしました。

スケジュール2008/09/15 18:00頃から東京調布仙川にて説明会(これは参加できる人のみで結構です)
2008/10/3 早朝から世界遺産の街プロヴァンへ。夜、ヴァンセンヌ競馬場トロットナイターへ。
2008/10/4 午後から、ロンシャン競馬場でG1を2つ他重賞観戦と翌日の凱旋門賞検討会(予定)
2008/10/5 午前中、ヌイイ市のマルシェのカフェで馬券記入後、11:00過ぎにポルトマイヨーからロンシャン競馬場へ、凱旋門賞観戦に。夜、今年は食事会せず、メイショウサムソンを祝う予定で凱旋門登頂へ。
2008/10/6〜バスクの旅(これについては、既存会員にて満員ですので、今回募集対象外)

募集人数:新規数名予定(昨年参加の方がいますので)※申込の方が多い場合、抽選させていただきます。
募集期間:適宜。
募集方法:下記の募集条件、優先条件、会員登録などについて読んでいただき、メールにて下の方の募集方法を参考に申し込んでください。


料金:ただ(無料)※プロヴァンの往復交通費(おそらく20ユーロほど)、その他の交通費、入場料、酒代、ご飯代、馬券代、交通費、お土産代、現地までの飛行機代等実費はご自分でお願いします。
サイトやブログに遊びに来てくれる、ファンの方を増やすことを目的としています。

コンセプト:ようするに、初めてで不安な人何人かで一緒にいきましょうという企画です。PMUや現地へ案内しますよ!前日、新聞の見方なんかわからないことがあったら、できる範囲でお教えしますよ!競馬に関係のないパリのこともできる範囲ならお教えしますよ!ということで、ホテルが付いてますとか、入場券セットですなどというツアーとは違います。サークル活動のようなものです。
少しでも、フランスの競馬やフランスの旅について、サイトと共に盛り上がって行ってくれる方、少しでも新しいことなどに興味を持ってくれる方、今後、サイトを盛り上げる活動があった場合、何らかの形でバックアップしてくれる方などを募集しています。そぐわないと思う方はご遠慮ください。

募集条件
_餔登録(無料)(後ほど)していただける方(現地にて会員登録お願いいたします)
∪訶舛靴討い燭世韻詈(ブログやホームページ持っている方からのリンク、そんなものはないという方は口コミで)
指定席で観戦しない方(前売りまたは、当日券8ユーロでスタンド下で観戦する方)
づ日ロンシャン競馬場でトイレや馬券購入や飲み物買いたいなどお互い協力して場所とり等できる方
イ錣譴錣貽瑛揺亘海癖(お金持ちでなく、カフェでビール飲んで、コーヒー飲んで、ささやかに馬券を買い、当日もバス電車で競馬場へ行かれるつもりの方)
数名ならともかく、団体の方はご遠慮下さい。
暴力団等の方お断り
╂年(未成年不可)
ブログにツアー状況の写真など載りますので、その点よろしくお願いいたします。載ることを確約するものでもありませんが(笑)
参加者どなたかが、携帯などで連絡とれる方。どうしても無理な方は、ご連絡ください。

10/3から10/5のどこから参加でもかまいませんが、それぞれ、定員になり次第締め切ります。
何かを確約するものではありません。金銭、トラブル、凱旋門賞観戦も、その他も、基本的に、自己責任で行動してください。


優先条件(絶対条件ではありません)
ヽ旋門賞が初めての方
一人で観戦される予定で、不安な方






会員登録とは(一応載せておきます)(昨年と一緒ですが、いまだに、会の機能をほとんど果たしていません、笑)
テュルフアベイユ、リューアベイユ、オ・ランデヴー・デ・ザベイユ共通の会員登録。
購入や企画への参加など考えていない人も歓迎。

会名:クラブアベイユ

会員の方のメリット(予定)
オ・ランデヴー・デ・ザベイユでの会員価格での購入。
クラブ企画への参加、投稿などの権利。

規約(予定)
メールマガジン等発行させていただきます。
会員登録などによって得られたデータは個人が特定できないように加工し、集計値として利用することがある。また、どんな理由においても外部に個人データを提出、流用することはない。
会員専用の企画は、リューアベイユ、オランデヴーデザベイユなどによって企画、変更されるものとする。
他会員様や当サイトに対する悪質な嫌がらせ等、迷惑のかかる行為が発覚した場合、退会していただく。また、しかるべき手段を講じる。
規約等は必要に応じて変更することがございます。

投稿規程(予定)
投稿情報のカテゴライズはこちらの都合にて変更することがございます。
誹謗、中傷等の情報は載せられないこともございます。
投稿情報は全てのせられるとは限りません。
投稿情報の著作権等は当会に所属するものとします。






募集方法
以下の情報を入力して問い合わせフォームより送って下さい。
参加いただくことになった方にはこちらからメールを送ります。
メールを受け取った確認のメールを再度こちら宛に送っていただいて、確定と致します。

※メールアドレスが、Hotmailの方は、文字化けの可能性大です。
こちらかのメールが文字化けすることが多いですから、お気をつけください。
連絡来るはずなのに、来ない方はご連絡ください。

互いにメールでやる取りができることを確認できた時点で、申し込み終了とさせていただきます。


問い合わせフォーム



入力情報
第三回テュルフアベイユ凱旋門賞観戦企画申込
,名前(参加の方全員分)
∪別(参加の方全員分)
参加人数
い歓Χ函併臆辰諒全員分)
デ齢(20代、30代、40代、50代、60代などで結構です)(参加の方全員分)
Δ住まいの都道府県(参加の方全員分)
9/15の説明会に参加できるかどうか?(参加の方全員分)
┳旋門賞の観戦が初めてかどうか?(参加の方全員分)
プロヴァンから参加か?ヴァンセンヌから参加か?土曜日から参加か?日曜日から参加か?



テュルフアベイユのメンバーからは、フランス競馬のブログおやじが参加します。

企画:リューアベイユドットコム
   テュルフアベイユ
   
担当 こうづ

どこのどいつが企画しているのか?上のアドレスからご覧下さい。



補足
ツアーではありません。自己責任で参加してください。ツアコンでもありませんので、その点も悪しからず。
何かが起きましても、いっさい責任は取りかねますのでご容赦くださいませ。
ひどい雨天の場合、プロヴァンのみ行かない場合もあります。これは当日決めますのでご容赦ください。

企画詳細、待ち合わせなどは、決定後、詳細をご連絡いたします。

今年の凱旋門賞時のパリ

メイショウサムソンも無事出発したようだ。

今年は2年に一度のパリモーターショー。
そして、2年に一度の大蚤の市。

毎年、この2年に一度のモーターショー時には、パリの宿は埋まってゆく。

しかも、今年は、エコがらみで人気があるのか?何かがあるのか?いつもよりは早めに埋まっているようだ。
安めのやどはだいぶ埋まってきた。

また、ユーロ高に加え、パリ自体がバブルであるので、値段も上がる一方なのだ。
安い宿を押さえたい方は、早めの予約がいい。
パリの宿を探すなら、こちら

また、航空券も、お盆が終わり、いよいよだ。
当然、今年、凱旋門賞を見ようという、昨年よりも少ないではあろうが、それらの人は、遅い人でも、そろそろ航空券の予約に動く。

まだ、10月の航空券代の出ていない航空会社もあるが、今週、来週には発表になるだろう。

チケットなしで当日券で立ち見の人は、お早めに手配を!
航空券を探すなら、こちら

第3回 テュルフアベイユ凱旋門賞観戦企画の予告

アドマイヤジュピタが凱旋門賞を回避。
昨年も、このようなパターンで、2頭登録が参戦なしになった。

今年は、サムソンが再度参戦予定であるが、ただ一頭であるから、不測の事も起こりうる。無事、悲願の出走、そして戴冠へとこぎつけてもらいたいものだ。

さて、凱旋門賞は、日本の馬達の同行とは関係なく行われる。

その凱旋門賞を一目みたいという、貧乏な日本人を応援する企画でる。
昨年とほぼ同条件で行う予定である。

募集は若干名の予定であるが、今年は、メイショウサムソン出国予定日以降の8月26日から募集開始の予定である。

25日の深夜あたりにアップ予定。
昨年よりも、今年凱旋門賞を見ようという日本人はさらに減るものと予想される。
燃油代もあれば、ユーロ高もそうだ。

そんななか、偶然であれ、サムソンのファンであれ、なんとか、ラチ沿いにて凱旋門賞を観戦したい、馬券を買いたいというお方、おられましたら、26日までおまちくだされ。

2008年 凱旋門賞への道

一度この時点で、今後の日程をおさらいしておこう。

8/17 G1 ジャック・ル・マロワ賞 1600(ドーヴィル)
8/17 G1 独 ラインラントポカール 2400
8/19 G1 英 インターナショナルS 2090
8/21 G1 英 ヨークシャーオークス 2414
8/23 G2 ギョーム・ドルナノ賞 2000(ドーヴィル)
8/24 G2 ジャンロマネ賞 2000(ドーヴィル)
8/24 G2 ケルゴルレイ賞 3000(ドーヴィル)
8/31 G2 ドーヴィル大賞 2500(ドーヴィル)
9/06 G1 愛 チャンピオンステークス 2011
9/07 G1 独 バーデン大賞 2400
9/13 G1 愛 セントレジャー 2800
9/13 G1 英 セントレジャー 2937
9/14 G1 ヴェルメイユ賞 2400(ロンシャン)
9/14 G2 フォワ賞 2400(ロンシャン)
9/14 G2 ニエル賞 2400(ロンシャン)
9/14 G3 グラディアトゥール賞 3100(ロンシャン)



まず、ジャック・ル・マロワは、マイルレースだが、昨年のマンデューロの例もあり、その後、9月最初のムーラン・ド・ロンシャンへ向えば、マイラーの道。9月末のクイーンエリザベス2世Sでもマイラーの道でしょう。
が、フォア賞やニエル賞へ向う馬が出ないとも限らない。

また、ラインラントは昨年サデックス、英インターNSはオーソライズド、ヨークシャーオークスはピーピングフォーンと重要な勝馬が出現している。
8月末のドーヴィル重賞も9/14のレースへつながることもあり、要注意。

9/14は、G3ながら、ゲッタウェイはグラディアトゥール2着から凱旋門賞好走へとつながっているので、要注意である。今年はコースタルパスがこのコースの可能性もある。

また、9/6愛チャンはディラントーマス、9/7バーデン大賞はキジャーノが勝馬だった昨年。こちらのレースも当然チェック要。

アドマイヤジュピタは凱旋門賞を勝てるのか?

さて、メイショウサムソンの逡巡をあざ笑うかのごとく、または、叱咤激励するかのごとく、アドマイヤジュピタが凱旋門賞へ参戦表明した。

表明した!というニュースがでてから、ほぼ、この件について沈黙してきた。

とりたてて、沈黙に意味はないが、10月第一日曜にアドマイヤジュピタとメイショウサムソンの名前が、ロンシャンの仮設ターフヴィジョンで紹介されることを期待するわけだ。




さて、アドマイヤジュピタは凱旋門賞を勝てるのか?

凱旋門賞、フランス競馬の馬券親父を標榜するわしとして、コメントしないわけにはいかない。

この答えは簡単である。
勝てるかどうかわかれば、世話はない!である。

勝てるかどうかを談じることは、無意味である。判るのなら、確実に儲けられるというものだ。



が、である。勝てるかどうかを夢想することは許される。
夢想こそ、競馬の醍醐味のひとつであるからだ。

もっとも、日経新春杯でアドマイヤモナークに差され、かといって、テイエムプリキュアを差せず、天皇賞ではメイショウサムソンに勝ったその理由を、確実にすべてを説明できないように、アドマイヤジュピタの凱旋門賞挑戦が、どのような結果になろうとも、たった一頭のこの結果をすべて何かに当てはまめることなど出来ない。



が、この馬の挑戦は示唆に富む。

まずは、宝塚記念を使わず、凱旋門賞へ出かけることは、すばらしいローテーションなのか?
なぜ、すばらしいといえるのか?
これは、正直なところ判らない。宝塚を使ったからダメだったと思われる馬が存在しないからだ。
また、向こうで前哨戦を使えば、そのローテーション自体、日本馬では久々のことだ。


血統的背景としては、このフレンチデピュティにリアルシャダイという血統は今後大変参考になる可能性があるだろう。
ロベルト系は欧州では活躍している。レッドランサムなどがそうだ。
もっとも、リアルシャダイという馬は、フランスのダービーを2着している。
3歳にして、凱旋門賞5着であり、挑戦した日本の馬たちを想像すれば、リアルシャダイの成績は相当なものだ。

フランスダービー2着馬には、あのサドラーズウェルズもおり、しかも年齢も近い。
トランポリーノも2着馬である。


欧州、ロンシャンの馬場は、ヒョイと行って、ひょいっと勝つことは出来ないとは言い切れない。シリウスシンボリはフォワ賞2着であり、ピカレスクコートもいきなりG2で連帯した。アグネスワールドも、向こうでしかG1を勝っていない。
ローエングリンも、あっさり好走したし、テレグノシスも同じである。

タイキシャトル、シーキングザパール、滞在までした、エルコンドルパサーは勝って当然の馬と言われても仕方ないが、そうではない馬も欧州で好走するのだ。
それらに、関係しているのが、欧州で活躍した馬の血を引いていることが、アドマイヤジュピタの活躍の可能性を想像させる。

ちなみに、実は、このアドマイヤジュピタのお母さんは、父がリアルシャダイであるだけではなく、その母父がアサートなのである。
このアサートは、フランスダービーのジョッキークラブ賞でリアルシャダイを下した馬なのだ。1982年フランスダービーワンツーの血が、アドマイヤジュピタの母に流れているのである。
ちなみにアサートは、アイリッシュダービーも制し、キングジョージは2着。
ただ、凱旋門賞では、リアルシャダイより後方に敗れている。



そうして、もうひとつは、今、旬の上がり馬であることだ。
旬の翌年に挑戦することが多い日本の馬だが、アドマイヤジュピタは今が旬だろう。



少々前、あまり評価の高くない、シンダーと言う馬が英ダービーで人気馬サキーを破り凱旋門賞も戴冠した。
その子は、昨年まったくの人気薄でディラントーマスのあわや!の2着に突っ込んだ。

今年も、モンマルトルだ!ザルカヴァだ!と騒がれている。
ヴィジョンデタは騒がれていない。モンマルトルに圧勝している無敗ダービー馬なのにだ。アドマイヤジュピタなど、日本でも、騒がれてはいない。欧州では完全なアウトサイダーだろう。なぜなら、ディープインパクトですら勝てなかった凱旋門賞に、ひょい!と来たからだ。

昨年も騒がれている馬がいたが、ご存知の通りだ。



示唆に富むアドマイヤジュピタの挑戦に敬意を表すると共に、この結果を、翌年以降の当たるかどうか判らない馬券検討の参考にさせてもらう次第である。

アドマイヤジュピタは、勝利を夢想できない馬ではないことは確かなようだ。
その意味では、ディープインパクトと同じ線上にいる。

カーリンの凱旋門賞挑戦は

マンノウォーステークスではレッドロックスに敗れ去った。
北米の芝では、多くの相手がいないから、レッドロックスは走る。
この馬、左回りでしかも、速い馬場のほうが合っているようだ。

そんなところが、欧州の成績よりも北米の成績の方がいい理由のひとつだろう。

それにしてもすごいメンバーである。
すごいというのは、このレースに、昨日も書いたが、レイルリンクのパリ大賞時の2着レッドロックス、3着スーダン、4着グランクチュリエと出走しているからだ。
これ以外は、まあ、ベタートークナウぐらいというメンバーである。
グランクチュリエとレッドロックスは昨年のブリーダーズカップも出走し、レッドロックスはディラントーマスに先着の3着。

もともと、ベタートークナウとレッドロックスはブリーダーズカップターフの勝馬だからここでは力が違ったのだろう。その他の馬は、欧州では重賞を勝てるかどうかあやしい。
北米の強いところはここへは見向きもしていない。



さて、カーリンである。
いかにもすばらしい迫力ある馬体だが、最後はレッドロックスに突き放され、しかしながら後続はしのぎきるといったレースであった。

このレースのタイムは2分12秒台だから、日本というわけではないが、欧州の馬場より圧倒的にスピードが要求される馬場である。
レッドロックスが活躍する理由はここであると述べたばかりだ。

しかし、欧州芝はもっとタイムがかかる上、最後のたれないパワーを必要とされる。
そのパワーは、カーリンには充分だ。
問題は、スピードだ。
特に今年、ザルカヴァ、モンマルトルが凱旋門賞出走するなら、ペースメーカーは必至である。
となると、そこそこのスピードが要求される馬場と展開になる可能性が高い。
日本の馬にはもってこいだが、カーリンには少々つらいだろう。

ブリーダーズカップでは、最近、アルカングぐらいしか、芝馬の戴冠は思いつかないが、ドバイでは結構芝の馬のダート戴冠はいる。
強い馬は強いのである。
いくら初ダートとはいえ、いくら高速芝の適正があるG1馬レッドロックスであれ、芝になれたところで、あまりの違いに度肝を抜かれるほどの強さを発揮することのなさそうなカーリンは、凱旋門賞は少々きついのだろう。

馬主さんの言うように、もう一度芝を試すか、ダートへ戻るという選択をせざるを得ないというレースぶりであったろう。



たった一度の敗戦でとやかく言うべきではないし、G1馬相手に、2着は普通なら健闘である。が、期待が大きいのだ。
出来れば、もう一度、2400のレースで見てみたいと思うわけだ。
キングジョージへ行っちゃえばいいのになと勝手に思うわけである。

現時点では、凱旋門賞戴冠候補とは言えまい。

2008年凱旋門賞血統考

ピカレスクコートという馬がいる。
1000万下を2着した後、渡仏して、いきなりG2ダニエルウィルデンシュタイン賞2着である。


さて、本日は血統のお話。
血統だから、まあ、夢想の世界ではある。が、この夢想は、事実とデータと夢が重なったもので、競馬の夢そのものともいえる。

さて、ピカレスクコートは強かったのか?
確かに帰国後重賞制覇している。そのときの2着馬はコイウタで、次のG1を勝ち、最優秀古馬牝馬に選ばれた。


海外で活躍している馬は何頭もいるが、もちろん、国内で活躍し海外で活躍しているのである。
ピカレスクコートは別にして。

ただ、活躍した馬の中で、エルコンドルパサー、タイキシャトル、トゥザヴィクトリー、コスモバルク、ローエングリン、ポップロック、シンコウキング、シーザリオ、そして、ピカレスクコートという馬には血統的背景に共通点がある。
皆、名牝スパシャルの血、またはその全姉妹の血を引いていることなのだ。

エルコンドルパサーはそのスペシャルのクロスを持つという、たいへんスペシャル度の高い馬であることは、話題にもなったが、その後続く馬の多くは、この血を引いているのだ。

当然、サドラーズウェルズはこの血を引いている。そして、その全弟のフェアリーキングも同様。あとは、ヌレイエフにキングマンボといったところだ。


サドラーズウェルズの血はm日本では走らないと言われ久しい。ラムタラの子も走らない。
そんな定説を真っ向から覆したのがテイエムオペラオーであろう。
ファルブラヴもJCを勝った。






さて、今年である。
3頭の馬が凱旋門賞に登録した。

メイショウサムソン
ロックドゥカンブ
クリスタルウイング

この3頭がスペシャルの血を引いているのは偶然だろうか?

ちなみに、アメリカへ遠征するといっている、エイジアンウィンズはこの血を引いている。




この血以外では、ダンジグ系は欧州で日本の馬も成功している。リファールやロベルトもそこそこ成功している。グレイソブリン系もそこそこだ。

そこで、この凱旋門賞やキングジョージに登録してる3頭を見てみよう・・・・・。

ピカレスクコートがいきなり遠征先の馬場で走ってしまったのは、血統的な背景にあるとしたら・・・・・・・。

そう考えさせられる今年登録している3頭である。




凱旋門賞馬はジャパンカップを勝っていない。
よって、ロックドゥカンブやクリスタルウイングの日本での成績はある意味充分である。
適正こそ大事だ。
適正=血統が関連するかどうかである。しないことはありえないが、程度問題がどうかなのである。

そういう意味では、メイショウサムソンという馬は、図抜けていることになりかねない。

なら、オペラオーは・・・・・・・・、終わったことだ。



この世に、このスペシャルの血というべきか、ソングの血というべきか、を引く馬は数あまたいる。
が、その中で、強い!というのは、そう何頭もいるわけではない。

日本で言う、エルコンドルパサーと似た戦跡のキングマンボ産駒にキングカメハメハがいる。
そして、彼らと大変似通った馬が出現した。

英、愛、2000ギニーを制したヘンリーザナヴィゲーターである。
もちろん、ソルジャーオブフォーチュンもニューアプローチもガリレオ産駒だから、スペシャルの血は引いている。

が、ヘンリーザナヴィゲーターの成績は、エルコンドルパサーを髣髴とさせるものがある。
ただし、モンジューに負けた。
そのモンジューに大変似通った血統のオペラハウスの子メイショウサムソンが今度は・・・・・・。

無敗のザルカヴァやヴィジョンデタが化け物でない理由は今のところない、が、血統的には、アイルランドや日本の馬の方に食指が動く。

2008年凱旋門賞

テュルフアベイユのサイトに2008年の年間スケージュールを掲載した。
いつもと違って、PMU対象外の開催まで載せているので、かなりの量になっている。

あっちゃこっちゃからデータを拾ってきて、合体させないと完成しないところが悲しい。一度ですみそうなものだが、いくつかの競馬場についてはわかりません!という状態のデータばかりだから、なかなか集めづらい。
各競馬場のホームページを見ても、大抵は2007年のデータしかない。
そんな準備万端完全無欠でないところがフランスであるが・・・・。

2008年の凱旋門賞の開催日は発表になっているわけではないが、10/5で99.9パーセント間違いないだろう。
いわゆるフランスダービーとフランスオークスに当たる2008年のジョッケクリュブ賞は6/1で、ディアヌエルメス賞は6/8開催のようだ。
例によって、ダービーデイとオークスデイの前の日にアミアン開催がある。

パリ大障害は5/25で、サンクルー大賞は6/29のようだ。
パリ大賞は7/14で革命記念日なのでかわらない。

じつは、パリとその郊外競馬場(イルド・フランス地方)は次の競馬場である。

ロンシャン競馬場
オートゥイユ競馬場
アンギャン競馬場
ヴァンサンヌ競馬場
サンクルー競馬場
メゾン・ラフィット競馬場
フォンテーヌブロー競馬場

これらが挙げられる。
が、実はもう一つあるのである。

ランブイエ競馬場である。

ここは、PMUの対象レースがない、その上、トロット専用だから、日本人には縁がないのである。
できれば、一度いってみたい。

この街には、ランブイエ城があって、観光地にもなっている。
観光地でありながら、現役で使用されるお城でもあるのだ。
お城を訪れたことはあるが、競馬場はない。
駅前に、競馬開催の日程なんぞの看板があったりするのだ。

チャンスがあれば、ぜひ、もう一度ランブイエを訪れておきたいと思うのである。

お暇があるかたは一度いってみてください。電車でいけます。
感想もいただければなお良い。

ちなみに、シャンティ競馬場は、結構近い(電車30分弱)が、イルドフランス地方ではない。
ピカルディ地方なのである。

なお、スケジュールは現時点で集めたものであるので、時と場合によって、変更になる。PMUのホームページや、現地新聞なんぞで確認していただくことが望ましい。

凱旋門賞の賞金

有馬記念のレープロに来年の凱旋門賞が賞金が倍という記事が載っていた。
なんでも、カタールのオイルマネーが入るようである。
今年も、ムーラン・ド・ロンシャン賞がカタール航空がスポンサーになっていたのであるが、来年から凱旋門賞のスポンサーになるようである。
ということは、リュシアン・バリエールのブルーカラーでなくなり、ホワイトとブラウンのカタールカラーのレープロなんぞに凱旋門賞が変わるのであろう。

アラブ純血の世界最高賞金レースも行われるらしい。
また、違った雰囲気の凱旋門賞になるような気もする。
なんといっても、カラーが別であるし、賞金が単純に倍になり、1着賞金も倍になるとすれば、芝最高額のレースになるだけでなく、2着でも3着でも結構おいしいレースとなるからでもある。

今年の優勝賞金と来年の2着賞金が同じということになりかねない。
2着でも1着と同じ賞金は入ってくる。

そもそも、凱旋門賞自体が、世界のレースの中でもベスト10に入るような高額レースであるから、今後5年間賞金倍というのは、ここに挑戦する馬に、今まで見られなかったような国からの参戦が増えるようになるかもしれない。香港、ドバイ、豪州、ニュージーランド、北米、南米・・・。

名実共に芝の最高レースとなっていくだろう。
また、ピカレスクコートが参戦したレースもさることながら、土日で多くのG1と他重賞が組まれているため、帯同馬ももって行きやすいメリットもある。

ファンにとっては楽しい話であるが、もう片方で、原油高で物価高、燃油代、ガソリン代と凱旋門賞の賞金の一部を負担しているかのような気にさせられるのは、なんともいえない。

来年は、マツリダゴッホが香港、ダイワスカーレットはドバイへと向かうプランがあるらしい。
こんな話に、凱旋門賞の賞金アップの話が来て、そこへ挑戦する日本の馬が出ると、さらに、日本の競馬の空洞化問題について声が上がることがあるだろう。

野球もサッカーも競馬も、次々と日本のファンの目の前から消えていく・・・・。
馬インフルエンザのおかげもあってか、ジャパンカップは結構なメンバーでの開催となった。
インフルエンザがなかったら、ジャパンカップの勝馬はアドマイヤムーンではなかっただろう。ポップロックも2着ではなかったろうし、デルタブルースも参戦していなかっただろう。外国のG2馬が掲示板に載る可能性もジャパンカップはあったのである。

一切、マルガイもカクガイも走らない、パート1国でない、国内産のみの興行を目指し、ジャパンカップやジャパンカップダートは行わないのか?それとも、競馬グローバル化の一翼を担って、ジャパンカップを存続させるのか?

もちろん私の場合は後者を願うわけであるが、凱旋門賞賞金アップのニュースを聞いて、フランス競馬のサイトを運営しているものとして、単純に喜んでいられない気がするのである。やはり、競馬ファンには、日本の競馬とフランスの競馬、世界の競馬全てが必要なのである。
凱旋門賞WEEKに負けないジャパンカップウィークとジャパンカップデイ、ジャパンカップダートウィークアンドデイになることで、凱旋門賞賞金アップが、日本の競馬にとっても意味のあることになるような気がしてならない。
何となく、日→欧、日→米、欧→米→香港、欧→豪→香港、欧→香港、日→香港の流れを感じるのである。欧、米、香港とドバイが競馬中心になってしまいそうである。矢印が常に日本にも向いていると、ファンにとっては見たい競馬が見れるというものだ。

もう一つ、サンデーサイレンスの孫が世界で活躍する。日本産サンデーサイレンスの孫が世界で走って勝つことは、これまた、別の意味で日本の競馬にとって重要かもしれない。
ダイワスカーレットのドバイの意味は大きくなるかもしれない。
欧州でも、ディバインライトの子が活躍し始めている。
サンデーサイレンスは、マツリダゴッホの有馬より、その他の大きな記録より、さらに大きな何かを既にしたのかもしれない。
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