獺祭(だっさい)日記

カワウソが持つ、捕まえた魚を川岸に並べお祭り騒ぎをするかのごとく、釣り人も釣果を並べた写真をアップして披露します。 北海道釣名人会公式ホームページの管理人です。 投げ釣りの話題を中心に、大会レポートや日々の雑感などを紹介します。

ニシンはどこへ

 春告げ魚と呼ばれる「ニシン」、例年であれば1、2月に"群来(くき)"が見られるのだが。
産卵と放精により乳白色に濁った海岸線の風景が小樽で6年連続しており、北国の春を告げる風物詩のひとつでもある。

 しかし、今年の北海道日本海沿岸ニシン漁は盛漁期を迎えても、漁獲が伸び悩んでいる。道のデータによると、前年同期比57%減の741トン。好漁だった前年の半分以下に落ち込んでいる。(日刊水産新聞より)

 先日、往時のニシン漁の繁栄と文化を伝える「第5回おたる祝津にしん群来(くき)祭り」を観に小樽を訪ねた。
立ち寄った小樽港では、名物の"サビキによるニシン釣り"も不漁であり、発電機で集魚灯を照らす釣り人の姿もほとんど見られなかった。
 例年であれば、魚体は大型の物は30センチを超え、カズノコや白子がびっしり詰まっていて、手竿で釣り上げる醍醐味は最高で、また食べて良しの贅沢な釣りであるのだが・・・。

 物悲しい気分を晴らしたく、帰りがけに駅前の蕎麦屋「藪半」に寄り、「にしん群来蕎麦」をいただいてきた。
この蕎麦はニシン豊漁を祈願しての限定メニューである。小樽産のそば粉を使い、甘辛く煮つけられたニシンをはじめ、とろろ昆布や数の子など"群来"をイメージして盛り付けられている。その他の材料も小樽産または北海道産のものを使用したこだわりの逸品である。
 
 店を出で駅に向かう途中、「♪あれからニシンは、どこへいったやら〜」【石狩晩歌:北原ミレイ】のメロディーをふと思い出し口ずさみながら、群来再来を願いつつ、JRで小樽を後にした。

nisin kuki

銭形のとっ○○を捕まえろ!

  環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているゼニガタアザラシについて、えりも岬周辺をはじめとする北海道全域で深刻な漁業被害をもたらしている問題で、石原伸晃環境相は2日、絶滅危惧種の指定が妥当かどうかを再評価することを明らかにした。指定解除も視野に、約2年かけて生息数などの客観的データ収集と分析を進めるとしている。

  筆者も、年に数回えりも岬周辺に釣りに出かけるが、このゼニガタアザラシが泳いでいると、なぜか魚があまり釣れないのだ。昔読んだ本に、サケを泳がせた大型水槽に、アザラシの毛皮の切れ端を入れてすすいだところ、サケが狂ったように水槽の中を逃げ惑ったとの記述があった。やはり、他の魚でも警戒して逃げるか岩陰に隠れてしまうようである。
  夜釣りでは、突然暗闇に丸い頭が水面に突き出て「海坊主」が現れたかとビックリすることもある。中には人をまったく恐れないものもおり、近づいても横たわっていることも。まるで己が保護されていることを知っているかのような態度にも見えてしまう。

  釣れる魚と反比例して、年々個体数が増えているように感じるのは筆者だけであろうか?アザラシを見て喜んでいるのは観光客ぐらい?で観光収益より漁業収益で成り立っている町の地元民にとっては迷惑千万である。

  銭形の"とっつあん"ならぬ"とっかり"の捕獲には、永遠のライバルであるルパン一味にでもご協力願いたいものだ。ちなみに原作者であるモンキー・パンチ(本名:加藤一彦)さんの出身地は北海道厚岸郡浜中町であり、えりも岬の東側である。
  【とっかり】「アザラシを意味するアイヌ語「トゥカラ」に由来する北海道方言

漁模様で知る地球規模異変

 最近、日本海でダイオウイカをはじめとする深海生物が相次いで捕獲され、テレビ・新聞等で報道されている。
どうやら、生息場所である深海で異変が起きているようだ。

 日本海には、水深300メートル以深に、周辺の海と海水の交換がなく、水温や塩分がほぼ均質な「日本海固有水」と呼ばれる、0〜1度ほどの冷たい水の層がある。この低温域が何らかの原因で拡大したため、対馬暖流に乗って北上した深海生物が暖かい場所を求め浮上したものの、シケなどの影響で海岸まで流されたのではと考えられている。
 では、低温域はなぜ拡大したのだろう。

 気象庁のデータによると、日本海固有水は、日本海の大陸に近い海域で、冬季に海面で強い冷却を受け、密度が大きくなった海水が沈み込むことで形成されると考えられている。これは、ここ数年の強い寒気団による影響だろうか。
 例年の1月なら水深200メートルで7度前後なのに、今年は4度前後まで低下しているとのこと。しかし、表層域に限っては例年どおりの水温であるようだ。

 日本海の表層には、対馬海峡から流入する高温の対馬暖流が南部を中心に広がっており、対馬暖流の暖水より低温の海水が北部を中心に広がっており、この対馬暖流の勢力によっても低温域が増減しているという。

お隣の青森漁協によると、近海の水温は1度未満で例年に比べて低く、春や秋に獲れるマダイが弱った状態で大漁に網に掛かったり、この時期に獲れるサクラマスが不漁だったりしているという。
北海道では、低水温の影響による漁模様の変化は今のところないようである。

 間もなく、春の釣りシーズンが開幕するが、今年の"漁模様"はどうだろうか?
もしかすると、深海の使者があなたの竿先を揺らすかもしれない。

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