米国では、淡水魚のコイが駆除の対象になっているという。
1970年代に、米南部のナマズ養殖業者が植物プランクトンを食べる習性を利用して、養殖池の浄化目的で輸入したが、洪水で逃げ出し繁殖。
ミシシッピ川流域のイリノイ川からシカゴ運河に到達し、五大湖のミシガン湖まで約70キロに迫っている。米・カナダ両国は深刻な問題と位置づけ、総工費約40億円という巨額な費用をかけてコイ対策に乗り出したとのこと。(朝日新聞より)
このコイの正体は「アジア原産のコイ」と呼ばれるシルバーカープ(ハクレン)やビッグヘッドカープ(コクレン)である。音に反応して飛び跳ねる習性があり、水面から2メートル近くもジャンプするという。
日本でも、食用として第2次大戦中に各地の河川に放流されたが、利根川水系と霞ケ浦だけに定着している。利根川水系では、ハクレンとコクレンの生息比率は凡そ1000:1の割合とのことである。
さて、今週末は北海道釣魚連盟主催の淡水釣り大会である。審査規定はフナ2匹の身長+10匹の重量で競う。重量にはコイも含まれるので、釣れれば上位になる確率がかなり高くなる。
筆者もコイ征伐に出かけるが、あくまでもメインターゲットは尺上のフナである。果たして釣果の方はいかに…。
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