2008年05月

2008年05月29日

ポルシェ997ターボ 29

649b48ab.jpg997ターボのエンジンは、シンガポール人に見つめられながら現在、シンダーヘッド、カムシャフト等が組みつけられてます。
まともな形になるまであと2日間くらいで完成、車体に載せる予定です。
ちなみにシンガポールで997ターボを新車で買おうとすると4500万円だそうです。
ロールスロイス、ファントムあたりで1億2千万円、、、。
トヨタコローラ(彼らはそう呼びます)は、450万円、、、。

自動車には、スゲー税金が加算されます。
そのかわり、電車が安いのだそうです。
政府の方針はしっかりしてますし、安定政権です。
そう、どこかのお国と大違い。

いま、マレーシアは、世界の中心であります。
石油産出国であり、ガソリンにしたりオイルにしたりするベース油を生成できます。今年から、、、、。
日本は、現在殆どが韓国で生成されたベース油を購入してますが、それをペトロナスから購入したがってます。
まあ、ベース油を直接石油産出メーカーから購入ですから大幅なコストダウンができるのです。
そのペトロナスの社長さんと今回の来日したシンガポールのジャクソン氏の親分が家族で行き来する中なので、このたびのペトロナスシンガポールも獲得し、その勢いで日本にレース活動をしてるのです。
日本国内オイルの販売計画はこれからだそうです、、、。その代理店が、トムスさんのSC430のスポンサーです。
BMWZ4Mクーペの方とは、経路が別であります。説明すると長くなるので、、。
余裕というか、不気味というか、F1のスポンサーもやってるくらいですし、、。

そお、ちょっとでいいからこちらに廻して、、、! 何を???

絵は、そのシンガポール人ジャックがもっとも興味があるというGTRが作業に入ってきたので記念写真であります。
この車両は、すでにECU,サスKIT、400mmブレーキローター、パット、スタビ、触媒ストレートパイプ、EXマフラーなど、交換してます。
先日は、エンジンオイル、デフ類、ミッションオイルと全部交換しましたが、アンダーパネルを外しながらの作業でした。
ミッションオイルは、純正でないといけないとかで、20Lペール缶を買わせられました、1リッター5,750円であります。
交換の仕方もちょっと特異でしたが、、、。
しめて20万円強です。

今、世界中の注目を集めてます。先日のニュルのピット裏に展示されてたそうですが、黒山の人だかりだったそうです。
当分話題持ちきりでしょう、北米では6月解禁でプレミア価格1400万円はいくだろうと言われてます。
つづく。
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2008年05月28日

ポルシェ997ターボ 28

ae5aed71.JPG絵は、997ターボのピストンを組み込んでるようなカッコをつけ、更にシンガポールからやって来たジャクソンさん(47歳)に水冷ではちょっと経験がある弊社両メカニック(左から安藤、伊藤、両名とも年下)がご教授してる風のショットです。

安藤は、昨年末イタリアに新婚旅行したばかりですが、昨日までおフランスに1Wも行ってきやがった恨めしいヤツであります。恐れを知らぬふとどき者であります。
まあ、そうやって海外を自分のゼニで経験してくることを勧めたのは自分でありますが、、、。
最近は、英語も出来ませんと仕事がうまく進みません、時代の流れでしょうか、、。

昨日名古屋のポルシェセンターにジャクソンさんを連れて行き最新のポルシェセンター内と工場、テスター等を見させていただきました。
ポルシェセンターナゴヤさんありがとうございます。
ジャクソンさんは、さすが1995年までシンガポールのポルシェセンターに勤めていただけあって色々、濃い質問をしていましたマイスターのメカ長さんに、、。
996の例のウィークポイントもすでに知っていました。
アジアのポルシェの拠点はシンガポールにあるのだそうです。
そこから中国、その他回りに指示を出してるのだそうです。

ところで話は変わって、少し先週のニュルブルクリンク24Hレースのも少し突っ込んだ情報をドイツ人から入手しましたので報告します。

2003年まで9分15秒台だったタイムが2004年から8分45秒台に急に短縮された原因が解りました。F1コース急な第1コーナあとの通称メルセデスアレ-ナコーナー(複合の半径70mくらいの)がsショートカットされた為、約30秒短縮されたのです。
また、今回のポルシェ997勢は、ことごとくミッションが壊れ完走しないか、下位にとどまったそうです。
じゃあ、マンタイの997は??彼らは1台ワークス、4台カスタマーですが外観だけ997になったり、996のままでした。彼らは全て上位完走(1位、2位、5位、8位、12位)でした、圧勝であります。
シーケンシャルシステムがニュルでは、まだ未熟だったのです。

次のコメントは、ドイツのあるスポークスマンの談話ですが辛口批評をお伝えします。
”トヨタワークスのレクサスLF−Aがスタート1時間後に2時間を要する修理。24時間以内に少なくとも11回以上パドックで修理し総合で121位(ビリから29位)で終わった(事故でなく全てメカトラブル)。
24時間の内、17時間しか走れなっかたのは不甲斐ない。
ワークスが耐久性のあるレース仕様にしたにもかかわらずこんな結果では量産車は推して知るべし。
トヨタにとっては、億単位の金をかけて20人以上のメカ、エンジニアを現地に派遣しても、日本では、完走しただけで宣伝になるけれど、ヨーロッパでは最低の評価になった。
ファルケンメンバーZ33(これも億単位の車)が10年のノウハウで総合23位。
量産車をちょっといじっただけのポルシェをはじめ、ドイツの車両の凄さをトヨタ,日産はもっと学ぶべきだ!。

厳しい評価であります。ポルシェも今年は、ニューカーは全滅なのにね、、。
LF−Aは、やはりハイブリッドでしょう?モーター付きタイヤがもげたそうじゃ!
やはりワークスでのトヨタ、日産の目くじら立てた参加をこの草レースである趣旨をニュル側、ドイツ国内側が拒否してるように思えました。
ルマンでも、トヨタさんはそれで大批判されましたが、、、。
もう少しスマートなレース参加が出来なかったものか、、。

豊田彰男副社長は、理解ある方です。今回先導者のアウディーを運転したそうです。今回の不成績でトヨタ車内反対分子が喜んでるでしょうが、、。
トヨタさんもF1ではなかなか勝てませんし、そうこうしてるとウィリアムズの中島ジュニアが優勝しちゃたらカッコつきません。
豊田通商さんも気が気ではありません。
”はやくF1で優勝せんかい!LF−Aが発表出来んじゃないかい!F1グッズも売れへんし!頼むで、中島ちゃんが表彰台上る前に勝ってや!”ってなもんで、ノーテンキツルタは、2チャンネル風に批評してしまいました。
他人の動向が気になるツルタであります。

も一つ、どなたかLF−A(LA−Fよく迷います??)のドライバーで飯田章さんのことをニュル未経験じゃあないのとブログしてありましたが(よく見てまっせ!)、自分が2003年参加した時ちゃんと会いました。彼は、確かカールソンのSLKスーチャーチューニング車に乗ってました。参考まで、、、。リタイヤでしたが、、、。
彼には、弊社の国産車チューニング時代から色々お世話になっておりますです。
つづく。






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2008年05月26日

ポルシェ997ターボ 27

a47e1b5a.JPG戦い終わって日が暮れて、、、。
ニュル24Hの結果は、もうご存知でしょうがマンタイ997GT3RSRとMR(マンタイR)のワンツーと大会3連覇という金字塔を打ち立てました。
過去に、このレースで3連勝をしたティームはいません。
その期待に応えたマンタイ氏はすごい人物であります。
プライベートな彼らが、隠れワークスBMW軍団(ニュルは、BMWのホームコースなので、、)から3回も挑戦を受け、ソレを打ち負かしたんです、、。

トヨタさんは、121位まで挽回しましたが初戦としては上出来でしょう!
ニッサンさんは、やはりデェビューレースのZ33で23位に入ってます。ピーター、ダンブレック氏とニュルのマイスター、ショイスマン氏の万全の体制だったはずです、、。

すげーのは、13位のBMW130dです。やっちゃいました!ターボディーゼルでの上位入賞を、、、。11,15位のシロッコもよくやりました!!

桂伸一さま、男を上げました、18位とアストンのトップであります。

ポルシェが圧倒的に多い中、BMWのZ4Mや6位のE46M3はダークホースでした。
ホンダは、S2000とインテRが大活躍してました。
気になるフィアット500は、ドンケツから3番前で完走しました。222台中完走150台です。
兎に角、世界中のスポーツカーといわれる車両がこんなに一同に集まって競い合うのは、あとスパ24Hレースですが、スパは、興業的にはニュルに一歩先んじられたようです。

2001年くらいまでは、メデアえのギャラは安かったように思います。
今のルマン24Hレースなど、ACOはF1かと思うほどの高圧的態度をとってますが、何でも波というものはあるようで、一時期(1990年初頭)は参加台数が非常に少なく、予選である程度タイムを出しておけば問題なく出場できました。
今は、、、、、。

でもニュルもトヨタ、ニッサン、などの日本勢ワークスとこれから韓国、中国のワークスが本腰いれてくれば我ら”個人的意気盛ん出来るなら安く出たいティーム”には、狭き門になりだしますです。

まあしかし、興味ない方々にしてみれば、”何と無駄なことをして環境破壊してる!”などと言われてるようですが、なかにはトヨタさんやBMWさんのように新技術の開発に役立てようとしてることを理解して欲しいです。

今回、中日新聞さんは、モナコでのF1もスポーツ欄に掲載してません。
中日スポーツを見ろ!と言ってるんでしょうね!
モータースポーツが世の中に貢献してる度合いを考えれば、ヨーロッパーやアメリカの先進国では考えられません。それだけ日本はまだ島国根性の消えない、周りばかり気にしてる鎖国の、、、。
今日も愚痴るツルタであります。
997ターボは、今、部品待ちであります。あしからず!

絵は、友人のやってるS耐に参戦中のペトロナスZ4Mクーペであります。
今年から2台体制。先日の第2戦仙台ハイランドは、初のワンツー優秀の美で終わりました。速すぎてニッサンZ33勢からもハンディーをつけろとやんやの催促、、、。どこも出る杭、または強いプライベートティームは、ワークスに苛められます。昨年のミッシュ○○からヨコ○マに変わってグンとタイムが、、、、。

ここのペトロナスは、マレーシアはシンガポールの石油産出メーカーですが、色々あって昨日よりポルシェチューニングの為、メカニックが一人弊社に来訪、お勉強されてます。シンガポールでポルシェディーラー、&チューニングショップを作るんだと、、。彼は、78年から82年までバイザッハにいて917のエンジンも組んだことあるんですと、、。こっちが教えて欲しいわ!!!
水冷が解らんそうなので、、、。
つづく。



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2008年05月24日

ポルシェ997ターボ 26

fbf0ba0c.JPG話は、変わって2008年ニュル24Hレースの近況を報告します。
でも、今回は現地に行ってません。
本日レースがスタートです。
今年は、36回目になります。
今回も、35車種の色々な車両が222台予選を通過しました。
トップは、これで3年連続ポールのマンタイ997GT3RSRです。もちろんスペシャルで500PSを超えてますです、NAでしかも触媒、大きなマフラー付きで。

タイムは、8分26秒、これは、2003年に自分達が参加してたころは、トップが9分15秒位でしたから、40秒近く短縮してます。
3位にバイパーが返り咲きました。
6位に、何とガヤルド!!そのあとアストンDB9で、8位に我がお友達クラウディア、ヒュートゲン女史です。並み居るF1ドライバー(過去に)、DTMドライバーを差し置いて、、、。車両は、BMWZ4クーペ。
24位に田中哲也さん達のファルケンZ33が再参戦.

そして27位にトヨタLF−Aさまが、オール日本人ドライバー4人で入ってます。
タイムは、9分25秒!大したもんです。(ハイブリット車であるらしい?)
プリウスオーナーとして大応援してまっせ! よいしょ!

46位桂伸一氏は、なんと大アピールが実ってアストンバンテージN24V8とかいう車両で、日本人として一人参加してます。
イギリスでのアストン試乗会で、彼は、ニュルを意識してレース担当者の前でドリフトしたりして大いにアピールしたんですと、、。
プロですね!これくらいのガッツでないとね!
この車両は、全員ジャーナリストですねん!世界のジャーナリスト達とティームを組んで走るんですと、、、。いい宣伝になりますよね、メーカーとしては、、、。
参加したジャーナリストは、皆さんご自分の御ひいきカー雑誌に特集を組むでしょうし、、。日本のカーメーカーさん達もこのアイデアいただきですね!

47位に320dのBMWターボディーゼルにWTCC(ワールドツーリングカーチャンピョンシップ)でワークスBMW318のドイツ人ヨルグ、ミューラー氏が乗って9分39秒台のアストンと同タイムで入ってることに注目です。
昨年自分もセアトというターボディーゼルWTCC車が318を打ち破って優勝してるのをマカオで見ました。TD車が台頭してきてます。”DTI,DTIと2度言いましたよ、奥さん!!!!”
2Lターボディーゼルでですよ、、。やはり時代は、ターボディーゼルハイブリットしかないと思いを固くしたツルタであります、、、。
ルマンでもターボディーゼル車が2連勝中ですよね!、、ね!

112位に、インプレッサで松田秀士、服部尚貴両氏が参加してますね!頑張れ中年組、、!

35車種の中で日本は、ダイハツを除いて全て参加してます。
ニュルもビッグになったもんです。
ちなみにドンケツ222位のタイムは、12分(秒は省略)のフィアット500です。このターボKITを製作して売ろうとしてます、ヨーロッパで、例のオーストリ人が、、、。

トップと4分の差!まるで自分達が内緒で高速道をン百キロの速度で100キロ走行の車両をビビリながら抜いてるのを毎周抜かなければいけません。
GT500と300の差より大きいのです。抜く方も抜かれる方も怖いでっせ!
一番怖いのは、200Km以上の速度でブラインドコーナーを抜けたところに100Kmくらいのスピードで遅いクルマと遭遇した時です、、。
依然にドライバーに尋ねたことがありますが、”そりゃーこえーよ!しかし、それ以上にラップタイムを安定させる為に読みに読むんだ、先のコーナーをよ!”と言ってました。観客を大騒ぎです、クラシュ多発コーナーを黒山の人だかりでキャンプファイアーを夜通ししながら、、。ルマンとは、チョット雰囲気が違います。

最高速330Km以上の車両がフィアット500の200Kmくらいの車両を首都高で24時間毎周回ぶち抜いるようなもんです、、、。
ご経験者はお分かりですよね!兎に角、マンタイさんちの997GT3は、ニュルのDVDで見ましたが本当にはえーです!
鈴木利夫さんのR35GTRもいい感じですが、、、。
アリャー、絶対早送りしてると、信じられませんでしたもの!
ターボにまつわるお話でした。
www.24h-rennen.de ニュルのアドレスです、暇な方は、、、。
絵は、我らが小松ティームが2003年出場したショットです。
つづく。


turuta_s_room at 13:30|この記事のURL

2008年05月23日

ポルシェ997ターボ 25

18b9fdea.JPG絵は、再びエンジンを降ろされて裸体をさらけ出してる997ターボさんです。
エンジン降ろしの練習をやってる訳ではありませんが、ミスッた彼にはこの為に帰国が2日延期となり、オーストリア待ってる彼女に怒られるのであります。

2回目のエンジン分解、組み付けは延べ8時間あまり、、、。
最短記録ではないでしょうか、、、。
他を計った訳ではではないので、自己満足タイムですが、、、。
997エンジンをよー勉強しとけよ!言われてるような気がしますです!

これで、これから始まる時期チューニングメニューに排気量4,2Lなるものを作っていくのですが、ターボで850PS以上、GT3(NAで)で500PS以上と何だか、どうにでもなれって感じであります。クランクケース、ピストンが共通できますので(広い意味で)。カレラ、カレラSのエンジンは、スーチャーチューニングのみです、、、、、。
どこまで、エスカレートするのやら、、、。
つづく。
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2008年05月22日

ポルシェ997ターボ 24

d2b76f79.JPGカムシャフト、コンロッドをKITの物と交換して組み付けにはいりました。
3日間で組み付け、新しいターボ、インテークマニホールド、エクゾーストマニホールド、マフラーなど、外観は相当変わりました。
外付けの追加フューエルポンプ、高圧燃料レギュレター、冷え型プラグと燃料、電装関係も総替え、軽量フライホイール、強化クラッチ、カバー、デイスクの伝達装置も全て強化しました。

変更無いのは、クランクシャフト、ケース、シリンダヘッドとホース、クランプ、プーリー、ベルト類などです。
これらを3日間で終了、まあ、速いであります、慣れてるとは言え、、。

で、4日目には、車両に載せ、エンジンコピュターの書き換えを半日掛りで、ドイツ、ボッシュとやり取りしながら、まずは、慣らし用のマッピング完成。
エンジンに火を入れたのがその日の昼過ぎ、、、。

前日は、弊社メカ2人も半徹状態、、、。
しかし、天は見放しました。
エンジン始動して1分も経過しない間に右マフラーから突然白煙を吐き出しました。
最初は、ジャックも問題無い等と言ってましたが、3分くらい経過しても白煙はおさまりません。

ジャックは、右エクゾーストマニホールドを外し始めました。
真ん中の5番エクゾーストポートからまるでラクダがつばを吐くように少し燃えた白煙に混じりの多量のエンジンオイルを”ベッベッ!”吐き出してます。

色々考えましたが、”降ろそう!”の一言で降ろし始めました。
組み付けミスでピストンリングでも折ったか、、、???
エンジンを1時間で下ろし、夕方から分解し始めます。
2日目の半徹に入りました。
翌朝、自分も含め原因を探します。しかし、ピストンリングは折れては無く、他の異常も見つかりません。5日目の半日を費やしましたが依然コレといった原因が見つかりません。

唯一、自分も問いただしましたが、オイルがインテークマニのセンター部から5番インマニを通じてインテークポートに侵入という判断の着く証拠を見つけましたが、ではどうやって、そこまで多量のオイルが入ったのかという原因が見つかりません。
彼ら、ジャックと、マーティンもドイツ語でかなり言い合ってました、、、。

しかし、進展無いままジャックは、再び組み付けを指示、マーティンと弊社メカ2名は、分担しながらパーツ洗浄、組み付けに入りました。

結果は、いたって簡単なことでした。
ドライサンプオイルタンクのホース配管ミスだったのです。
純正のオイルホースの吸う側、吐き出し側の一部をカットして配管しなければならなかったので、通常の配管と逆になりそれを間違った配管をしたため、オイルタンクのオイル吸う側にインテークブローバイ用ホースが近くになった為、インテークマニがオイルの飛沫をまともに吸ってしまったのです。

しかし、結果はそうでしたがこの原因は、エンジン降ろした時点から皆で指摘してました。しかし、その吸うであろうブローバイ用のパイプは、極端に小さい直径2mmくらいのオリフィスになっていたので、そんなにいっぺんにあんな大量のオイルは吸えないだろうと判断してたのですが、、。

組み付けしてるときは、その判断も半信半疑で火が入るまでは皆そうであることを祈ってました。
6日目の朝、エンジン始動、最初は右マフラーからやはり白煙を吐いてました。
ばらした時、マフラーや触媒がオイル漬けになってまして、当分白煙は続くだろうと思ってましたが、、。
絵は、左側に見える2本のホースが左右逆に間違った部分です。右面の3ウェイのパイプの中央がブローバイに繫がり、ここからインテークマニに吸われました。
このオイルタンクは、エンジンに一体化されてますが、普通は間違いようがありません。
つづく。
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2008年05月20日

ポルシェ997ターボ 23

49b4a897.JPG今回、ターボKITなる物をドイツから購入しました。
最高出力720PS以上、トルク90以上のモンスターであります。
国産車では、弊社でも1,000PS近くのエンジンチューニングは行ってますのでそんなに驚くほどのことではないのですが、ポルシェの場合、低速から高速まで全域での使用が大前提であります。

ドラッグ仕様の国産エンジンと違い、10万キロくらいは平気で走ってもらわねば困ります。
パーツが届いて、そのパーツの組み立てにドイツ人のメカニックも派遣するとのこと、、、。
まあ、ドイツ人のお手並みを拝見するかと待ち構えてました。
2人のチャキチャキドイツ野郎が、その日、朝8時頃中部国際空港に到着、弊社の伊藤がお出迎え、、。
そのまま、弊社までご同行です。
ホテルのチェックインもせず、弊社でコーヒーを1杯飲んでから、話し合いに入りました。

どのようなスケジュールでいくか!
1人は、47歳ジャックといいます。もう一人は、マーティン(彼はオーストリア人でした!)。
ジャックと話し合って色々決めました。
彼は、このような仕事を請け合いあちらこちらに出かけてるようです。
シュトットガルト在住でポルシェ、ボッシュとの関係は強いようでした。
ヨーロッパでは、アメリカもそうですがECU(エンジンコンピューター)の内容は、ある程度開示されてます。

それで日本のデンソーさんは、秘密のECUを開示したくないのでヨーロッパでは、ECUをボッシュに変更されてます。チューニングし放題のトヨタ車、、、、!

まあ、それは、冗談にしてもジャックは、話せば話すほど凄い奴でした。
かなりレースも経験してました、これも運命か、自分が1994年ルマンでサード、のピットにいた時、その3つ隣のフランツ、コンラッド(フランス人でポルシェカスタマー))のピットで仕事してたと言いました。

なぜなら、その時のトヨタ94CV(V8ターボ)とダウワーポルシェ(この年から962Cは使用禁止となりポルシェは、ダウワー氏のもと個人名の962C改造車、GT1をエントリーしました、内容は、ポルシェファクトリーですが、、)のことを良く覚えてると言ったのです。
彼、ダウワー氏とはやはり因縁があります。1988年自分がサードMC88のお世話をしていた時、ドイツからダウワー氏が自分らの車両でフジのCカーレースにスポット参戦したのです。
そのときの同僚はマーティン、ドネリー(その時ヨーロッパF3000で数々優勝して、F1に登りましたが、F1で大クラッシュ、そのまま引退、今はレースティームオーナーです)。その時の印象は、あまり速くは無かったですが、、。

そのゴール1時間前のサードトヨタ94CVとダウワーポルシェの死闘は、歴史に残る大接戦でした。
ストーリーを少し話しますと、まず、サードトヨタのジェフ、クロスノフ(彼はその後、アメリカF1でクラッシュ、亡くなりました)がピットアウトして1コーナーに入る手前、ピット出たすぐにギヤシフト出来なくなりました。
ジェフは、機転を利かせすぐに車両から出て、リヤカウルを自分で開けまして原因を探し出しました。

チタニウムで作られたシフトロッドの一部が折れたのです。
すぐにジェフは、手でミッションのレバーを操作して2速に入れ、その周を2速のまま、1周回ってピットインしました。
車両から出たジェフは、男泣きに泣いてました。
それはそうです、トヨタとして自分として初のルマン制覇が、あとわずか1時間だったのですから、、。

そうするとすぐあとの(10分くらいか、、)2位を走行していたヤニック、ダルマスのダウワーポルシェが左リヤアームのいずれかを破損してフラフラしながらピットインしてきました。
ピットは、隣です。進行方向前側にポルシェが入ってきまして、2台の回りは大騒ぎ、、。
カメラの放列、車両の回りを忙しく動くピットクルー、、、。
しかし、ポルシェのメカニックは落ち着いた様子でアッパーアームを黙々と交換、見ていて鮮やかという以外、言葉はありませんでした。
一方、サードのメカはというと右往左往という表現は悪いですが、シフトの折れた部分が、丁度コクピットとエンジン室のバルクヘッドの間の為、作業は遅々として進まず、、、。

チーフエンジニアで自分の大先輩であります、今は亡き栗谷氏が懸命に作業します。彼は、サードの加藤社長と共にトヨタを辞め、1973年のシグマMC73と一緒に始めてルマン出場された凄い方でした。MC73製作の時、自分は大学2年生で広島から自費で応援に駆けつけてました、毎日徹夜続きで栗谷さんの家に泊めてもらってました。
トヨタ7など、数々のトヨタの1960年代のレースを経験されてました。
彼をもってしても、それは困難な作業でした。
後で、栗谷氏は、悔しげにあそこだけは壊れて欲しくなかったと言ってました。
ウィークポイントでした。
結局、ポルシェの方が、わずか20分の作業でピットアウトしたのです。
トヨタは2位に終わりました。
優勝は、ポルシェに最後の最後でさらわれましたが、ACO(ルマンのオーガナイザー)は、粋な計らいでこのデンソーカラーのトヨタ94CVをサルテサーキットに展示したいと申し入れがあり、サード及びトヨタは快諾しまして、今はサルテのミュジアムで余生を送ってます。

そんな話で、世間のいや、世界の狭さを感じたのであります。
そして、フィンランドからの繫がりを、、、。
絵は、左がジャックで、右がマーティンの外人部隊であります。
まだ、このときは余裕の構えであります、、、。
つづく。




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2008年05月18日

ポルシェ997ターボ 22

977aa13d.JPG絵は、左が964ターボ3,3L用ピストン、シリンダ。
右は、皆さんには初お披露目になりますが、時たま専門雑誌に紹介していただいてます993GT2エボ(レーシングカー)のピストン、シリンダーです。

964ターボは、5番シリンダーのヘッドボルトが折れましてオーバーホールと相成りました。この時代の車両は、もう16年程経過してますので、ターボ系のボルトナット類は、錆びてまして折るか、焼け切るくらいしか方法ありません。
兎に角、一度分解しましたらアチコチ交換、修理が必要です。

993GT2エボのエンジンも丁度分解してましたので、ツーショットが撮れました。997ターボとは4世代のあいだですが、基本的には大きな変更はありません。
大したもんだと思うか、進歩が無いのか、基本がしっかりしてる為大きな設計変更はしないのか、、、。

兎に角、基本は鍛造であることとピストンスカートが極端に短いことです。
1990年代のスープラや初代GTRではこんなに短くありませんでした。
最近は、マネしてますが、、、。

このGT2エボは、生産台数10数台(正確な数字は、忘れました)で、現存数は、日本にこの車両を含め2台、世界中に5台位とのこと、、。
964ターボの320PSに対して993GT2エボは、650PSです。
その当時のGT1クラスですから、マクラーレンF1GTRの対抗馬としてポルシェGT1が発表される前に急遽製作されたものです。ちなみに993GT2レーシングは、GT2クラスで450PSでした。

650PSを空冷エンジンで発生させるのです。
本田宗一郎さんが1968年その当時のF1に初の空冷3LエンジンのRA302を製作しました。周囲の反対を押し切って、、。数十分走行するとオイルの油温が上がり、オイルスモークを排いて、その当時のホンダワークスドライバー、ジョン、サーテーィズはまだ無理と判断しましてレース参戦を中止しましたが、どういう経緯か詳しくは語りませんが、その年のフランスGPに急遽ジョー、シュレッサーという当時の若手ドライバーに託し、出場しました。

運が悪い時はそれが続くもので、レース序盤に小雨の降る中コースアウト炎上でその若きシュレッサー氏は、亡くなりました。その後その甥は、やはりレーシングドライバーになりましたが、、。ジャン、ルイ、シュレッサーといいパリダカで優勝有名になりました、映画タクシーのスタントドライバーも、、、。大の嫌日家です。
ホンダに恨みが、、、???
その当時の自分は、15歳の高校生でしたが、オートスポーツとオートテクニックという雑誌をそれこそナメルように熟読してましたので、残念でなりませんでした。

そのRA302の実物を1年後広島のどこかのホンダディーラーで展示してあったのを見つけ感動した物ですが、、、。かわいそうにお払い箱のようにどさ回りさせられていたようでした。なんと小雨の降る中テントも無く雨ざらしっだたのです、レース当日のように、、、。
今は、茂木の博物館で余生を送ってます、10年前会いにに行ってきました。

それがポルシェは、3,6L(のちに3,8Lも)で、、、、。
まあ、ポルシェは、以前に934,935、936、そしてCAN,AM(キャンナム)シリーズで1,000PSまでパワーを空冷で出してますが、、、。
トヨタ7は、その影響が強いと思います。アルミパイプフレーム、ツインターボ、但し水冷エンジンですが、、。
兎に角、一言では語れないくらい歴史のあるM64エンジンです。
つづく。

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2008年05月16日

ポルシェ997ターボ 21

a0bd3e4f.JPGピストンのお話をしましょう。
このピストンは、自分がまだ高校生の時、自分の125CCのツーサイクル2気筒、スズキのコレダスポーツといって、昭和30年代、40年前半に発売されたその当時の花形自動2輪車で初めてお目にかかりました。

自分は、16歳の春、自動2輪の免許を試験場に行って1回で取得しました。
昭和44年のことです。その時の試験2輪車が、自分の持っていた125CCのコレダでした。もう1機種は、ホンダの125CCドリームでした。
125CCで自動2輪が取得できた時代でした。

その親父に買ってもらった5000円(その当時の、、。今では、5万円くらいか、、、。親父の勤めてた県庁の公務車両で安くしてもらってたようですが、、)のコレダを自分は、毎日いじりたおしました。
訳もわからず、、、!
コンタクトポイントの調整とか、キャブレターの分解組み付けとか、、。
その中で、エンジンはやはり秘密の花園というかんじで、シロウトの自分が分解するには、あまりに不安と期待でいっぱいでした。

2サイクルですが、片方のシリンダヘッドボルトを外す時の興奮は、今でも覚えてるくらいです。確か8mmのスパナで4個のナットを外し、アルミ製シリンダヘッドを外します。で、片方も、、。エンジンは、空冷なのでシリンダヘッドは、単体のボタンみたいなフィンを持った単純のものでした。

次に、鋳鉄製のシリンダを抜きます(4本のシリンダヘッドボルトから、、)。
するとピストンが表れてきます。
なんかそれだけで感激したものです。
組み付け時、ピストンリングの位置があってそれを位置決めしないとうまく入らず、
リングを割ったのです。まあ、何事も経験ですが、、、。

絵は、997ターボの純正鍛造ピストンです。
ドイツ、マーレー製ですが基本的には、964ターボの時点からあまり変化はないように見れます。
細かい改良は数知れず、、、。基本に忠実なドイツ技術を見させていただく感じであります。
ピストン頭部は、ターボ用の為低圧縮のデザインです。
直径100mmです。

つづく。
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2008年05月13日

ポルシェ997ターボ20

3b9aec6b.JPGこれは、インテーク側です。
真ん中の空気を吸う穴の横の長方形状の穴が見えると思いますが、これはブローオフバルの穴です。

ブースト圧がかかってる状態でシフトアップするときは、アクセルペタルを離すのでスロットルバルブが閉じますが、その時一瞬、圧力のかかった吸入空気は逃げ場を失いますが、その時バイパスバルブという物があってその圧のかかった空気を一瞬にしてターボの吸入空気入り口に戻してやることで、ターボのインペラーにバックプレッシャーがかからないようにしてやることで、次の加速時のアクセルレスポンスをスムースにしてやる装置を通称ブローオフバルブと呼んでるのです。

それが、このターボではインテーク側に一体となりました。
グッドデザインであります。どうして今までこのデザインに気が付かなかったかと、アホな自分も思いました。ついでに排気側のついたてを動かすレーバーをロッドを介してサーボモーターで駆動してます。
まさに人馬一体ならぬハイブリッドターボであります。
どんどん進化していきますです。
つづく。
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ポルシェ997ターボ 19

5cab916f.JPGここで997ターボの純正ターボの内部をお目にかけましょう(もったいぶってます)。
絵は、エクゾーストハウジング側です。説明しなくてもお解かりですね!
円周上に腕みたいな物が付いてますが、これで円周上のついたてみたいな板を90度くらいに位相しながら、排気ガスを排気側タービンに当てて回転させます。
排気ガス流量でブースト圧最大になった時点で、そのついたては、角度を変え排気タービンに当たる排気ガス量をコントロールします。

簡単に言えば、ガス流量をバルブからついたてに変わって調節してるということです。
つづく。
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2008年05月12日

ポルシェ997ターボ 18

213e80a8.JPGターボの次に飛躍的に出力を増強できる部品にカムシャフトがあります。
これは、4サイクルエンジンには、吸排気弁を駆動させる重要な物ですが、ターボの場合、自然吸気式より簡単に混合気がたくさん入りますので、両弁をそんなにたくさん開けなくても必要な出力が得られます。

ということは、自然吸気式エンジン(エエイ!めんどくさい、NAでんがな!)のカムシャフトが使えたらもっと出力が出ることを自分達は、気づきました(当たり前か)、で、もっと欲をかいてGT3あたりの作用角(ようは、弁が長く大きく開く)だと、もっと、、、。

てな具合で、今回の700PSオーバーのエンジンにする為、ターボと一緒にハイカムシャフトを装着しました。
但し、一般的にハイカムシャフトは、低域が使いづらいというイメージがあります。
そこが私達プロのテクニックであります。
何でも、妥協線というものがあります。
バルブリフト(弁が燃焼室に向かって何ミリ動くか)と作用角(どれだけ開き続けてるか)の絶妙なバランスをとるのです。

すると低速域もトルク減らず、全域で滑らかな力を出すのです。
パワーとトルクは、今ニッサンの水野さんがR35,GTRで説明してます、パワーじゃなくてトルクをどれだけ続けて出せるか!
まさにそれです!
そうすることで、許容回転数も上がり、パワー、トルクの両方が低速域かバシ!っとでるのであります。
ハイカムシャフト=使いづらい!なんてことは、させません!
わてらプロだっせ!   (余計胡散臭い!)

絵は、まさにそれです!カム山のとんがってるヤツがノーマルです。(右!)
パっと開いてすぐ閉じる、、、。たくさん混合気が入りません!
つづく。
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2008年05月11日

ポルシェ997ターボ 17

f8f87bbd.JPGエンジンの構造は、最近のポルシェ以外のBMW,ベンツ、VWなどに比べると最新の技術は先を競っては投入してません。
あくまで確実に一歩下がり気味で進化してるといった方が当たってるといえます。

しかし、ことECUの発達により15年前のテレメトリシステム,これはF1やポルシェ962Cなどレーシングカーが取り入れたシステムで、車両に付いてる各種のセンサーがピットの待機してるテレビの画面にデータが映し出され、それを技術員がチェックしてまして、例えばエンジンの油温が110℃を超えたら、ドライバーに無線で連絡してエンジン回転数を500RPM落とさせるとかしている技術を生産車に導入してます。

予断ですが自分がある国内の962Cティームにレースメカのアルバイトをしてた時、レース中ピットでテレビ画面を見ながらチェックしてまして、ドライバーに指示を出してました、”もう500RPM落としてください、燃費が悪いし、ギヤオイルも10℃オーバーしてますので、、!”

ポルシェ997ターボは、そうしたセンサー類がたくさん付いてまして危険な状態になると自分で制御するか、ドライバーに伝えます。
その例が、絵の排気温センサーですが、絵ではすでにターボがギャレット製に変わってます。
エクゾーストマニホールド(ヘッダー)の集合部分に何か刺さってますよね!
これが内部の温度を測ってるセンサーで、純正から付いてまして何秒間置きに測定してます。
で、最近は1,000℃くらいまでは平気だそうです。
この時の燃調も非常に薄く、数値は公表できませんが10年前では考えられないくらい薄いです。
多分、この数値でセッティングしてたら確実にエンジンブローでしょう、、。

ですから、700PS出せても燃料消費率も優れてます。
もちろん点火時期もデータとして管理してますECU(エンジンコンピュター)が、車両事態が小さなエンジンダイナモ室、及び管制室といっても過言ではありません。
余程のアホなことしない限りエンジンは、壊れなくなりました。
つづく。
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2008年05月10日

ポルシェ997ターボ 16

e03f52fa.JPGそれでは、エンジン本体の簡単な解説をしましょう。
基本的には、996から変わってません。
3,6L 水平対抗の6気筒です。
ピストンの直径が100mmあり、オールアルミエンジンでクランクケースは、964からの流れをくんでます。

フルカウンタークランクシャフト(ようは、回転が滑らかで高回転でもバランスが崩れない)で、ドライサンプ(激しいコーナリング時にオイルが偏るのを防止)方式潤滑、4バルブタイプのDOHC(説明不要か),ホンダ特許の可変バルブタイミングカムシャフト、チェーン駆動のカムシャフト(ベルトドライブだと耐久性の問題など)等など、レーシングエンジンには、最低限必要な機構を取り入れてますが、斬新なエンジンではありません。 そう、一般的な4バルブDOHCエンジンです。

それが、同じ流れを汲むエンジンが、何度もルマン24Hを制しています。
あえて言うなら、鍛造(フォージド)ピストンでしょうか、、、。
最大なライバルと称してるR35、GTRでさえピストンは鋳造(キャスト)製なんですから、、、。

そうしてレーシングエンジンでありながら、964などの空冷ではタペット(カムシャフトとバルブの作動腕)は、調整式でしたが993以降はラッシュアジャスタという自動調整式になりまして、メンテナンスフリーとなりました。

大きく変わったというなら同じ性能の物を原価を落として維持してます。
その例が、コンロットです。996ターボ以降、巷のチューニング、レース屋(ドイツ)では、700PSオーバーするには、コンロットを代えてます。
993の時代から30%強度が落ちてます。

これは、原価低減の表れです。トヨタさんの限界設計に習ったといっても過言ではあーりません!
原価低減、その為の努力が高性能維持して大幅な利益を会社にもたらしました。
日本とドイツの2国同盟とでも言いましょうか、、、。
つづく。


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2008年05月09日

ポルシェ997ターボ16

18bc941f.JPGターボのインペラー側の風量で大体どのターボに決定するかを決めます。
それから、今度はエクゾースト側のポート径を低速型、高速型と決めていきます。
ツインターボをドイツではビトルボと呼んでます、シングルターボでは964までのターボ車、これをドイツではモノターボと呼んでます。では、低速からパワーが出しにくい為、最近ではツインで全域をカバーするようになりました。

尚且つ、997では、より小さく高性能にする為VTGとしました。
まあ、ニッサンGTR(R35)ではアクチュエター形ウエストゲートが付いてる従来型ですが、こいつは低速からパンチあります。
弊社では、すでに3台ほどGTRのECUチューニングをやりましたが、ターボが小さい為、そんなにパワーアップは望めません、せいぜい35PSくらいです、、、。

今回、700PSオーバーのターボは、ギャレット製のツインです。そうHKSさん等が、使用されてる従来型です。ですから、低速からのターボの効きはノーマルに比べるとやはり低速からの加速は鈍ると思われます。
この辺は、今後ターボを純正でインペラーのみ改造してパワーアップできるようにすれば、600PSくらいまではファインチューニング仕様でいけると思います。

カムまで交換すれば、650PSくらいまで、、、。
希望は尽きませんが、我らチューニング屋の悲しい嵯峨で何かいじらないと気がすまんのです。
まあ、997GT2用ターボを使用すれば650PSくらいはECUとマフラーくらいで出てしまうでしょうが、どれだけの方が、GT2ターボを997ターボにそれを装着する気になるか等、商売にはならんと思っております。
兎に角、加給器というものは面白い道具であります。

大きく分類すれば、ジェット機でも空気を圧縮して火を付け膨張させてその高圧ガスで推進してるんですから、、。
ロケットも液体燃料を高圧にして噴射し燃焼させてますが、その高圧にする為にたくさんの加給器を使用してることをご存知でしょうか、、、。
単純な機械ですが、やはり利用分野を広いように思います。
絵は、そのギャレット製です。
つづく。
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2008年05月08日

ポルシェ997ターボ 15

49f7f5c4.JPG997ターボ車両に採用されたVTGタービンは、今回からタービンシャフトの軸受けが納まってるセンターハウジングにKKK社製依頼初めて、液冷式冷却を採用しました。ボルグワーナー社の一新でしょうが、、。

今まではエンジンオイルを油圧を利用してインテーク、エクゾースト両側の軸受けを潤滑しながらセンターハウジングを冷却も兼ねてました。
といっても液冷式にはかないませんが、、、。
それでもポルシェはルマン24Hを何回も優勝してます、この方式で、、、。

まあ、しかし時代の流れには逆らえません。頑固なドイツ魂から脱脚でしょうか、。
ギャレット社にしてもIHI社にしても三菱にしてもそうなんですから、、、。
けれどご存知でしょうか、カイエンターボは、IHI製を使ってることを、、。
政治的からみがあるのでしょうが、、、。

ポルシェ開発部隊とカイエン開発部隊の意地もあるのでしょう。
カイエンは、ATミッションは、アイシン製です!
997ターボは、ゲトラグ製です。

ターボの話に戻して、、、。
このVTGターボの特徴はやはり試乗して体感しないと理解しにくいでしょうが、スタートから4,000RPMまでいままで(996)より加速感が良く、そこからさらに加速していきます。
全体には、2段加速!または、スーパーチャージャー+ターボチャージャーという感じでしょうか、、、。
うまく味付けしてあるというか、このような加速特性になるんでしょう。

NAを愛してる方には、意地でも納得されないでしょうし、弊社に来店される方の中でもターボはあの加速感が嫌いだ!とよくおっしゃいます。
”あの加速感!”とおっしゃるその加速感が今ではだいぶ変わってることをお知りになるのも悪くないと思いますが、、、。そして、予算がゆるせば!

すみません!どうしても見せろという方がおみえになりまして”シロ”が”ターボなんかいらん!マタタビ!”と、次男坊に持って来い!なんて言ってる図であります。
つづく。

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2008年05月07日

ポルシェ997ターボ 14

1f08b1af.JPGターボチャージャー(以後省略してターボと、、)は、ボルグワーナー社ですが、吸収される前はKKK(ドイツ発音でカーカーカー)社といいました。
実は、自分は1977年頃、ドイツ、フランクフルト南80Kmくらいのフランケンタールという小さな町に工場がありまして、1週間程ターボの分解組み付け、バランス取りの講習を受けたことがあります。

KKKといえば、ポルシェファンならずとも日本の1970年後半からのターボチューニング業界でも、有名でした。

1980年代のマクラーレンポルシェや956、962Cのコクピットリヤクォーターに貼られた三角形マークのKKKは、印象に残ってます。
で、現在は、紆余曲折ありまして現在の傘下に入りました。
ターボのインペラーケーシングにリベット留めされたブルーのアルマイト処理されたアルミ製のネームプレートは当時を思い出されます。

VTGとは、ポルシェ社がネーミングしたと思いますが、可変に動く排気側の数十枚の弁により排気ポート径を小さくしたり大きくしたりして、オリフィスを作り排気側タービンに当たる流速を調節してます。

それの作動するロッドをサーボモーターで駆動してます、電子制御して、、。
その為、それまでのガソリンエンジンでは必要であった排気タービンハウジング側についてるウエストゲートバルブ(これもブローオフバルブ同様、ポルシェ社特許です)の必要性が無くなり、最低限の排気圧力でブースト圧が調整でき、ブースト圧最大になるとウエストゲートバルブがアクチュエーターのロッドにより開閉されてたアクチュエータ式(現状のガソリンターボ車は殆どコレ!)は、必要で無くなりました。
これまで、ディーゼルエンジンでは、この可変タービンが主流になってきましたが、ガソリンでは、ディーゼルの燃焼温度500℃位に対して1,000℃位まで上昇する為、可変タービンブレードがもちませんでした。
それが、最近の技術向上で完成されたのでしょう。

電気、電子製品の1キロあたりの単価は、ターボ自重1Kgあたりの単価に対して比較しようも無いくらい高価でしたが、このハイブリッドVTGターボは、面目躍如といっても良いでしょう。

これからのターボ車は、このシステムになりに日本政府と自動車業界の結託した日本人オバカ政策に突破口を開けると思っています。
皆さんヨーロッパにお出かけの際、何とかレンタカーでもお借りになって2000CCクラス以下のデーゼルターボ車に乗ってごらんなさい、ビックリしまっせ!!!

燃費といい、低速からの加速といい、、、。
200Km位のスピードで走行して燃費18Km/リッターいきまっせ!

プリウスで全開174Km(メータースピードで)時に燃費消費は、メーター表示で8Km/リッターでした。
べつにトヨタさんを苛めてるつもりはありませんが、早くアウディやワーゲンのようなTDI(ターボディーゼル)プリウスで発売してください!
宣伝文句45Km/リッターは夢では無いと思いますが、、、、!
つづく。
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2008年05月06日

ポルシェ997ターボ 13

bb4e2c60.JPG997ターボのお話が再開になります。
まだ、日本の巷に十分行き渡ってません。
地方のディーラーでは現車も見たこと無いなんて言われてますが、、、。
今回縁ありましてエンジン内部を全部分解しましてカムシャフト、コンロッド、ピストンなど細部に渉り観察できました。

996ターボと同様の物が使われながら、設計変更が多数されてました。
それも強度を落とさず、原価を落とすトヨタ方式で、、、、。
これは、全てのパーツにおいて996から997では、原価低減が行われてるのです。
まあ、昨今のドイツ車は当たり前のことですが、ポルシェも徹底的に、、、。
しかし、ターボの技術向上については私見ですがエンジン同様、底が見えてきたと思ってましたが、なんの人間の探究心はそんなもんでは無いことを思い知りました。

これから少しずつツルタの低レベルな私見解説してみます。
絵は、ターボが水冷式VTG(可変ジオメトリー式 バリアブルタ−ビンジオメトりーって言うんだと思いますが、、)になって、ウエストゲートが必要なくなりました。大型トラック、乗用車ではすでに可ディーゼルターボ採用されてまして、現在ヨーロッパでは、ディーゼルターボの乗用車でなければ売れません。

日本は、鎖国状態でして国と自動車メーカーが結託してるかのようにディーゼルターボエンジンのヨーロッパ車輸入を徹底的に制限してます。
皆さん、アメリカではすでにアメリカ大陸横断で日本ハイブリット車とドイツディーゼルターボ車が並走し、ドイツ車が圧倒的勝利に終わってることを知ってますか、?

話が横道にそれました。つい興奮します!実は自分はこの3月にプリウスを購入、現在3,000Km走破してます。研究の為に、、、。いえ、経済的理由で、、。

このVTGターボは、詳しく説明させてください。
つづく。
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2008年05月05日

サンタクロース

238b7b4c.JPGサンタクロースおじさんの絵を撮りました。
自分の子供がまだ幼稚園くらいの幼子だったら、感動するでしょうね、、、。
”シロ”には、あまり興味ありません。それよりマタタビが欲しいと、、、。
キャットフード以外は、魚を与えても食べませんが、ネコの性質を唯一残してまして、マタタビを与えますとそれはそれは快楽の局地といったしぐさをします。
やはり、ネコでした、、、。
JO Mitaka Nekowo,,,?????
つづく。
turuta_s_room at 13:46|この記事のURL

平穏な日々

cffcf32c.JPG5月の連休は、アイコードは全開です。
社員は交代で休みを取ります。
さすがに連休中は、お客さんの来店は少なく、毎年自分達も休みにしようかと悩みます。
そんな時に馴染みのお客さんが半年ぶりとか、1年ぶりにお見えになります。
休めませんね、、当分は、、、。

そうこうしてると、今回はドイツ人2人のメカニックが来社されました。
そう、あの700PSエンジンのチューニング指導の為に、、、。

ショールームの窓脇になってるレモンの木は、今年でもう6年くらいになります。
2日くらい前から、白い花のつぼみがたくさんで出来ました。
今年は、豊作であります。
すでに黒アゲハとモンシロチョウ達が、レモンの若葉にタマゴを植え付けだしました。自分は、それを一つずつ手で取ってます。
3日前から、会社の芝生や雑草の芝刈りシーズンになりました。

ブドウの木や、メソレ(スモモ)の木に除虫材を噴霧したり、、、。
そう、も一つ忙しくなったのは、会社のあらゆるところにクモの巣が張られだしまして、朝掃除の時にその巣を払っても夕方にはまた小さいのが出来てます。
まあ、平穏であります。

絵は、自宅の2匹のネコであります。ねずみ色の”シロ”(胸に白い毛があるので)と御年17歳メスの”ロロ”です。
"ロロ”は、生後半年くらいの時、伊藤レーシングさんからもらってきました。
虚勢してますが、得意技は昨年ころまでねずみ狩りとハト狩りでした。やはり女は、いやメスは強い。畠中恵さんの”しゃばけ”じゃありませんが、17歳といえば人間で80歳以上でしょう、、? バケネコになりますでしょう?何回も言いますが、。

”ロロ”は、”シロ”がちょっかいを出してかまってもらおうとしますが、ネコパンチとシャー!という威嚇声で寄せ付けません。

しかし、家の周辺に住み着いてる黒猫”ブラックタイガー”(と勝手に呼んでる)に
”シロ”が何回か戦って傷口を何針か縫う負け戦を続けるのですが、そんな時応戦して”シロ”を援護してます。役に立ちませんが、、、。
で、”シロ”は、外出禁止令が出されてます、うちのカミサンから、、、。
でもこれがカミサンを馬鹿にしてましてカミサンだけが、出入りしてるところを待ち構えてまして、家のドアを開けたところをタイミング良く外出されます、カミサンの”あちゃー!”という声と共に、、。

シロは、まだねずみ位の大きさの時、長女が家のすぐ横の神社の草むらに捨てられ明け方まで泣いていたのを拾ってきました。
今では、家族の一員ですが”シロ”は、完全に自分を人と思っていまして、食事はキャットフード以外目もくれません。
寝る時は、うちのカミサンの布団のそれも枕に頭を乗せて、そして股をおっぴろげて、、、。
つづく。
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2008年05月03日

ポルシェ スノードライヴィング スクール 08 22

2da854ac.JPGポルシェスノートレーニング(言い方がころころ変わる、、)で、体中ぎしぎしさせながらロヴァニエミを出発します。
なぜか2時間も送れて出発したため、ヘルシンキには日本に向けての国際便へのトランジットの時間が無くなり、関空着のフィンエアー搭乗ゲートに着いた時は、すでに他のお客様は搭乗し終わろうとしてました。

あわてて、自分も乗ろうとしましたが帰りの機内でハードリカー(ジンであります)を持ち込んで飲もうと思ってました(実は行きの機内でいつもの様にジンを頼もうとしたら、あらかじめの機内アナウンスでハードリカーは、4ユーロカップ一杯650円でっせ!と言ってましたので、、、)。

で、目の前のショップでハーフボトルのジンだけを買いました、おみやげも買わず!
最初にも書きましたが名古屋発の時は、フィンエアーのチェックインカウンターのお嬢さんといい、空港職員といい、エアバスA340の最新鋭機も全て自分に最高のもてなしを受けたものですから、、、。
お酒の持ち込み物は、機内では飲んではいけない!ってことを、忘れてました、、。

ですから、帰りの関空着の同便も、、、という甘い期待で調子に乗りました。
内容は省略しますが、客室乗務員の再三なるあまりの態度に怒りを覚えました。
その場で上司に訴えようかとも思いましたが、それでは効果が薄いと思い、帰国してから冷静な時点で抗議文をフィンエアー日本支局長宛に、メールしました。
すると1日経過して返事が来ました。内容は、自分の納得できるものでした。
このような苦情で何になるか解りませんが、ただ自分自信を納得させるしかありませんが、、、。

これには、オマケが付いてまして自分の預けたバッグと小松さんのスーツケースが行方不明になり、数日して見つかり手元に戻りました。思うように事は運ばないことを思い返しました。

絵は、全く文とは関係ありませんが、帰国後、関空から家に着いてふっと見たらウチの2匹いるネコの若い方(6歳オス、虚勢済み)が、世の中そんなもんだよ!と、いってる感じで癒されました。そお、人生そんなもんよ!
つづく。
turuta_s_room at 17:04|この記事のURL
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