●2010年3月18日
【SM・YG・JYPなど7社合併法人設立】
【SM・YG・JYPなど7社合併法人設立】
innolife
音楽制作会社であるSMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメント、スター帝国、メディア・ライン、ケン・エンターテインメント、ミュージック・ファクトリーなど7社が17日株式会社KMPホールディングス(以下‘KMPホールディングス’)という合弁法人を設立した。
‘KMPホールディングス’は今後の新しい概念の音楽サービス事業、放送プログラム制作事業、デジタル音源流通事業を含む多様な事業分野で7つの株主会社のアーティスト、コンテンツとネットワーク及び事業の力量を土台として活発な事業を展開していく予定である。また新しくて多様な良質の音楽コンテンツをさらに多くの消費者が消費することができる産業環境を造成することはもちろん、これを土台に韓国の音楽産業及び文化が発展することができるきっかけを備えていく計画である。
KMPホールディングスのキム・チャンファン代表は「スマートフォンに象徴されるモバイル技術発展及びIPTVなど新しいメディアの登場によって、より一層多様で新しいコンテンツはもちろん、新しいビジネス・モデルとサービスが必要だ。KMPホールディングスはスマートフォンなどの新しい市場とメディア環境に相応しい多様で新しいビジネス・モデル、サービス及びコンテンツを持続的に開発していくつもりだ」と明らかにした。
ここで【音源流通】に関する記事を続けて取り上げたいと思います。
【その50】で掲載しました3/3の記事『SM vs Mnet、積み重なって、長い葛藤ついに“噴出”・・・なぜか?』の通り、SMはかねてから犬猿の仲であったMnetメディアが契約違反をしたという理由から音源の供給をしないと公式宣言をしました。
もちろん上記記事の【KMPホールディングス】にはMnetメディア(CJエンターティメント)の名前はありません。
(しかしMnetメディアはYGの株を10%も保持しているんですよね)
とにかく、韓国の大手主要企画社の7社が手を結んだということは更に7社以外の会社は音楽業界に参入が難しくなる、ということです。
その中でも『SM帝国』とまで呼ばれるSMエンターテインメントをどこの会社も敵には回したくはないでしょう。
つい先日【KMPホールディングス】の名前が関連したこんな記事がありました。
●9月13日
【『東方神起3人』MP3、なぜ聴こえないだろう?】
KBSドラマ『成均館(ソンギュングァン)スキャンダル』の製作会社レモンレインは13日、特定業者の不公正行為で東方神起3メンバー(シア・ジュンス、ミッキー・ユチョン、ヨンウン・ジェジュン)が参加したドラマO.S.T音源流通がまともになされていないとし、公正取引委員会に申告する方針だと明らかにした。
レモンレイン関係者は、「東方神起3メンバーが参加したドラマO.S.Tの音源流通のために色々な業者と接触したが正常な作業がなされないでいる。特定業者の不公正な行為の介入によるとみて、この部分に対して包括的な調査をしてくれと公正委に申告する予定」と主張した。
◆『東方神起3人』の音源は何故聴けないか?
シア・ジュンスなどの3メンバーは、最近パク・ユチョン(ミッキー・ユチョンの本名)が主役を演じたドラマ『成均館スキャンダル』のO.S.Tに参加、『찾았다』という曲を録音した。だが『メロン』、『Mnet』、『dosirak』、『サイワールド』等の国内主要音源サイトでは該当曲がサービスされないでいる。
通常ドラマのO.S.Tは、ドラマ開始と共に活発な広報とサービスを進行するという点で異例なことだ。実際に『成均館スキャンダル』より二日遅れた去る1日に初放送を開始したMBCドラマ『いたずらなキス』のO.S.Tはすでに活発に流通している。
反面レモンレインは現在国内業者の中では当然流通社を探せなくて、外国系レコード会社らと接触中だ。
◆SMの影響作用したか?
レモンレインはこのように『찾았다』の流通が難航している背景に特定業者の『影響』が作用したのではないかという疑惑を提起した。
これと関連して、SMが今年のはじめYGエンターテイメント、JYPエンターテイメントなどのそうそうたる芸能企画会社らと共同設立したKMPホールディングスを通じて、3メンバーの音源流通を防いでいるという主張が出てきている。3メンバーは現在所属会社のSMと不当な契約を結んだとして専属契約効力既存再確認訴訟を提起した状態だ。
ある業界関係者は、「KMPホールディングスで各音楽サイトに、東方神起の3メンバーが参加した音源を流通しないでくれ、と連絡をとって全てがサービスできなくなっていると分かるとして「その過程で該当音源を流通する場合はKMPホールディングス所属歌手らの他の音源を与えない、という趣旨の発言もあった」と話した。
また他の業界関係者は、「ドラマ放映前は成均館スキャンダルのO.S.T流通に積極的に関心を見せた企業らが多かったが、不利益を受けることがあるという憂慮が大きくなりながら相次いで流通を諦めたと理解する」と伝えた。
レモンレインの提訴方針と関連して公正委は申告があれば調査をするという立場だ。公正委高位関係者は「具体的な内容を確認してみるべきだが、特定業者などが市場内において、優れた地位を利用して特定歌手のアルバムが流通できないように実力行使したとすれば不公正行為の素地がある」と話した。
一方SMはこのような疑惑を否認した。SM関係者は「初めて聞く話」として関連説を否認した。
上記内容の記事は(私が調べた限り)このマネースターニュースの記事の一つだけしかあがっていません。
この記事によってファンと一般大衆には『SMが権力によって訴訟を起こした3人を制圧している』『SMは悪徳業者だ』と認識されました。
この記事にだけ左右されず公正な目で判断してみてください。
報道を受けた消費者からの『どうして東方神起の3人の音源は配信されないのか?』という問い合わせに『Melon』カスタマーセンターがネット上にて回答しています。
『その音源は、アルバム契約者からの停止要求を受け、再サービスするかどうかは権利社側から未定との回答を受けている』
つまり、「特定業者が音源の流通を妨げている」と主張するレモンレイン側が音源の発売中止を要請したという意味である。
「包括的な調査をしてくれと公正委に申告する予定」という立場を表したレモンレインがその後公正委員会に調査の依頼をしたという報道は未だありません。
●9月16日
【《成均館スキャンダル》OSTいよいよ発売、結局海外レコード会社が流通】
http://bntnews.hankyung.com/apps/news?popup=0&nid=04&c1=04&c2=04&c3=00&nkey=201009161320073&mode=sub_view
bntニュース チョ・ウンジ記者
bntニュース チョ・ウンジ記者
16日(木)、KBS2TV月火ドラマ『成均館(ソンギュングァン)スキャンダル』(脚本キム・テヒ、演出キム・ウォンソク、製作レモンレイン)のOSアルバムがいよいよ各種オンライン音源サイトとオフライン売り場を通じて正式に発売された。
通常ドラマOSTは、ドラマ開始を前後してオン・オフラインを通じて公開、活発なサービスで人気を独占することが一般的なのに『成均館スキャンダル』の場合、ドラマ放映3週間後にOST正式アルバムを発売するという点にあって非常に異例なことに違いない。
さらに『成均館スキャンダル』で演技者正式デビューを行った東方神起のミッキー・ユチョン(パク・ユチョン)と、シア・ジュンス、ヨンウン・ジェジュンが意気投合してドラマOSTに参加したことが知らされて、連日各種検索語サイト上位圏にランクされる程ファンたちの間に途方もない期待と関心を呼び起こしたのに、今になってOSTレコードが発売されるということに疑問を感じるのは当然のことだ。
事実『成均館スキャンダル』の製作会社レモンレインは、やはり先月30日の初放送に合わせてオン・オフラインを通じてOSTアルバムを発売する予定だったが、計画に支障が出たこと。理由は要するにドラマ放映前、『成均館スキャンダル』OST流通に積極的な関心を見せた企業等が、いかなる経路でも不利益を受けることがあるという憂慮を提起して相次いで流通を諦めたためだ。
多方面に解決方法を模索した製作会社は結局、国内アルバム会社ではなく海外アルバム会社と接触、ワーナーミュージックコリアと手を握って刻苦の努力の末にOSTアルバムを発売することになった。ワーナーミュージックコリア側は、良いドラマOSTアルバムであるだけに円滑な発売と流通において最善の努力を尽くすと明らかにした。
これに『成均館スキャンダル』製作会社レモンレインのイ・ヒョンオク プロデューサーは、「ミッキー・ユチョン、シア・ジュンス、ヨンウン・ジェジュンが共に歌った『찾았다』をはじめとして、シア・ジュンスとヨンウン・ジェジュンのソロ曲が収録されたOSTアルバムの発売に対するファンたちの期待が相当だったことから分かる。製作会社はやはりドラマと似合ったOSTを提供するために本当に精魂を込めて作業したので残念に思う心が大きかった」と難しく話し始めた。
引き続き、「しかし、いかなる理由であったか国内オンライン音源サイトや流通業社が全部アルバム発売、流通に背を向けたし、長時間の会議にかけて色々な方案を模索している間にワーナーミュージックコリアと手を握ることになったことだ」としながら「長らく待って下さったファンたちに心より感謝するという言葉を伝えたくてOSTアルバムだけでなく『成均館スキャンダル』にも大いなる関心と愛をお願いする」と伝えた。
●9月26日
【Mnetメディア、マネジメント事業絶たれた】
http://media.daum.net/digital/others/view.html?cateid=100031&newsid=20100926130113204&p=etimesi
ETニュース チョン・ミナ記者
ETニュース チョン・ミナ記者
エムネットメディア(代表パク・グァンウォン)が3~4年間続けてきた芸能マネジメント事業をたたんだ。専門性および収益性の不振のせいだ。現在のエムネットメディアは既存放送事業とデジタル音源流通事業を持続する一方モバイルなど新しい活路を切り開くところだ。
エムネットメディア所属芸能人ではイ・ヒョリ、See Ya、ティアラなどがいたが、上半期を最後にマネジメント事業は完全にたたんだ。イ・ヒョリはアルバム盗作疑惑の挙句、現在活動を暫定中断した。
音源流通業界では1位のエムネットメディアと、2位のロエンエンターテイメント(代表シン・ウォンス)が音源生産およびアーティスト育成事業に手を伸ばした。この中でエムネットメディアが今回事業を撤退し、ロエンエンターテイメントが唯一マネジメント事業に投資する業者として残ることになった。これに反しSMエンターテイメントなど大型企画会社は音源製作だけでなく流通まで兼ねていて、キラーコンテンツを保有したこれらの企画会社の影響力はより一層強固になる展望だ。
エムネットメディア関係者は、「国内アーティストのマネジメント事業は相変らず企画会社と放送会社の強い人脈ネットワークで思うままにされる場合が多くて、大企業が挟まる余裕がなかった。芸能人を直接訓練させて育てる事業をたたんだことは合うが間接的な投資などでマネジメント事業は維持していくと見なければならない」と話した。
ある業界関係者は、「芸能人マネジメント事業を正しくしようとするなら、歌手訓練費および維持費、プロデューサー交渉費など固定費は多いのに比べて、大ヒットはしばしば炸裂しない。リスクは大きいが固定費は多くて、ノウハウはないから、現在としてはSMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPなどと戦略的提携を結んで、音源流通だけを消化する方向で行くことが音源流通業界の共通した見解」と説明した。
一方エムネットメディアは去る3月にリリースしたエムネット・モバイル・ウェブを大々的に改編したと17日明らかにした。最新アルバム、ミュージックビデオをはじめとして対国民オーディション『スーパースターK』専用サービスなど、新規機能を提供してエムネットドットコムの170万音源DBストリーミングと4万余りのミュージックビデオ映像、リアルタイム放送プログラムを利用することができるようにした。
『アジア最高のエンターテインメント企業、アジア最高の影響力ある音楽会社となる』というビジョンをもっていたMnetメディアですが、アーティスト育成事業は断念しました。
記事にもありますが、アーティストの発掘・育成には多大の資金と時間が必要です。
業界では、練習生を1人育てるのに1年に平均5千万ウォン程度(約400万円)が使われると言われています。
歌やダンス、最近は、外国語と演技までを教えています。
特に、SMのように寮のシステムがある会社はもっと大金を投資しなければなりません。
記事を読むとMnetメディアが、アーティスト育成事業を始めたのは3~4年前なのでしょうか、ノウハウに乏しく思ったよりも収益が少なかったということですよね。
このMnetメディアがアーティスト育成事業から撤退するというニュースはとても重要な記事のように思えます。
『13年の長期契約は事実上の終身契約である』と訴えたチョンジェスですが、表面的には長いように思える13年という期間、スターを作成し、大衆に広め、収益を得るまでにかかる時間を考慮すると、少なからず納得できないこともないような気もします。
長期間の契約、やはり互いの信頼関係がないと円満にはいかないですよね。
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