タイムリミットは三年なのか方向音痴

2010年02月14日

Beat It

予告どおり、久しぶりの掌編です。
関係ないけど、そういえばこのゲームの世界にオカマキャラを出すの忘れてました。
今朝ワンピースのボンちゃん見て気づいたよ、treeman。



なんかベタベタな感じになったけどまぁいいんでないかなと思います。

白い鳩が飛び立っていきそうな、爽やかな朝。
パレットマシクト基地には軽やかな歌声が響いていた。

「ぬ〜りこぬりこぬ〜りこ〜
 ぬ〜りこぬりこぬ〜り〜こ〜
 ぬ〜り〜こ〜せ〜い〜か〜♪」

ご機嫌である。
ご機嫌のネスレである。

「お、恐ろしい歌が聞こえるぞ……」

ピルクががくがくと震えながら自らの耳をふさいだ。
ちなみに音が外れているとか、ネスレの声が割れているとか、そういう問題ではない。念のため。

「あれ?ピルク知らないの?あれはぬりこ製菓のCMソングだよ」

そんなピルクの様子に気づいていないかのように、ヒトシはこともなげに言った。

「ンなのは聞きゃあ分かるっての!」
「問題は何故ネスレがあのように上機嫌でそんな歌を歌っているのかということです……!」
「おい、ナンジ大丈夫か?真っ青だぞ」
「あ、ああ……」

立っているのがやっと、というナンジと、それに負けず劣らず怯えているメンバー(もちろんヒトシは除く)
戦々恐々といった体の男連中に、ナッコはにやりと笑った。

「あら、あんたたち知らないのね?」
「ナ、ナッコは知ってるのか?」
「なんだ?テンペンチーの前触れか!?」
「そのトンチンカンみたいな発音はやめようよ、ピルク……」
「今日はね、チマタでは好きな人にチョコレートを贈る日、だそうよ」
「は?」
「え?」

予想外の答えに、メンバーはぽかんと口を開けた。
好きな人?チョコレート?
なんだその平和な響きは。
来るのは味覚テロリズムに違いないと身構えていたのに、拍子抜けである。
そんな男連中をナッコは再びおかしそうに眺めた。

「『楽しそうだからわたしもやるー!』……んだそうよ」
「……似てませんよ、ナッコ」
「うるさいわね」
「よかったーテンペンチーじゃなくてよかったー!」
「胃袋まではなかなか鍛えれんからなあ」

とりあえずつっこむ元気が戻ったらしいジョルジェに、諸手を挙げて喜ぶピルク、うーんと伸びをするアツォー。
ヒトシは相変わらずにこにこしているが。
正しく脅威を認識しているのが、一人。

「み、みんな、忘れてないか……?」
「え?」

ナンジの震え声に、みんなが振り返った。

「ネスレが歌っていたのは、ぬりこ製菓の歌、なんだぞ……?」

ぬ〜りこぬりこぬ〜りこ〜……

「「「!!!!!」」」

ぬ〜りこぬりこぬ〜り〜こ〜……

「ってことは、つまり……」

ぬ〜り〜こ〜せ〜い〜か〜……♪

「はいみんな!セロリチョコだよ!!」

「「「うわあああああああああああ!!!!!!!」」」




two2keys at 19:28│Comments(2)TrackBack(0) 掌編 

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この記事へのコメント

1. Posted by treeman   2010年02月15日 18:13
予告してたのはそういうことですか。
ぬぬぬ、微妙だ、微妙なんだ。なので微妙という項目作りました。
ちなみに私はアルフォート買って食べました。
2. Posted by 2keys   2010年02月17日 12:29
そんなに微妙でしたかw
なーんも考えずに書いたらこんなんになるよ〜うへへ
ちなみに私はうしおととら読んでました

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タイムリミットは三年なのか方向音痴