本が貴重な物だった時代。
印刷技術がまだ発展しておらず、大量生産で本が溢れかえるより以前の時代。
「写本」は、ただのコピーではなくて、価値の高いものでした。
しかも、その装丁は、持ち主それぞれが趣向を凝らして作っていたのだと聞いたことがあります。
なので、写本の世界は一つ一つ違っていて、その世界は奥深いのだそうです。
本書は、12の写本について、図版と文章でみっちり解説をしています。
人間の知識の営みが感じられます。
大きさはA5判程度。分厚くて、そのずっしりとした手応えが「本」を感じさせてくれて、両手で大事に持って扱いたくなる、書物に対する敬虔な気持ちを思い出させてくれる本です。
7,000円もする本ですが、大事に売っていきたいと思わせられました。
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