麦本屋

書店勤務。家に帰っても読書三昧。職場でも家でも本だらけな生活を送る中で出会う数々の気になる本の紹介や、読書記録。

カテゴリ: 奥州藤原氏

タッキーの「大河ドラマ 義経」放送直後に、岩手の新聞に連載されたものをまとめたもの。

平泉郷土館の館長さんが、分かりやすく入り込みやすく、見開き2ページで納めてあって、非常に気楽に読めるのにタメになる、奥州藤原氏に興味を持ってもらいたいときにオススメしたい1冊です。


アマゾンの「最初のレビュー」を書きました!



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清衡の父親を初代と数えて、5代、としてます。

これまでの奥州藤原氏本と比べると、言及してる範囲が、時間的にも地理的にも広いのかな、と感じました。


中尊寺と毛越寺の、現代に続く縄張りの分け方については、特に興味深かったです。


アマゾン、「最初のレビュー」をゲット☆



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吾妻鏡での奥州藤原氏についての「三代九十九年の間」という記録について、ホントに99年なのか?とツッコミを入れてるのが嬉しかったです。

私も卒論作成時、本書44ページの表のような年代表でそれぞれの治世年を表にして、「ま、文学的表現でそうしてるんだよな」と、突っ込みたい気持ちで一杯でした。中公新書で突っ込んでいただけて、「わが意を得たり!」な気持ちになりました。





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中尊寺の住職さんによる、中尊寺の歴史解説読み物。
硬くないのに、興味深い内容で、奥州藤原氏について新しい視点(人間としての彼ら)に気づかされました。

彼らの棺に入っていた種子から開花した「中尊寺ハス」というものがあることは知っていましたが、ではなぜ、棺に植物の種が入れられていたのか。
その疑問を提示されて、ハっとしました。
そして、その答えも、ちゃんと本書で書かれていました。
秋田県の村に、棺に種の入った袋を入れる風習があったのだそうです。

著者が、同じ行為をしている人に現代で出会ったくだりは、とても、じん、ときました。






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淡々と、易しく、義経と奥州藤原氏のことを記しています。

史実資料を盛り込みつつも、小説的な解説文で、初心者にも入りやすい内容になってます。

義経や奥州藤原氏に興味を持たれたかたは、ぜひ!


アマゾンレビュー、一番乗り♪

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柳之御所遺跡の発掘調査が行われ始めた頃の、研究集。

各研究者達が寄稿していて、様々な面から(文献史学とか発掘とかから)平泉・奥州藤原氏の歴史に光を当てているため、それぞれの方面から見た平泉の姿が見られて、興味深いです。


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1992年6月に行われた「第二回平泉シンポジウム」の記録で、それぞれの研究者(作家含む)が、平泉について講演をしたその記録です。

当時の「現段階での」研究状況がまとまっていて、また、大河ドラマ直前(「炎立つ」は1993年開始)時期で、その原作者の高橋克彦の講演も載っていて、非常に興味深いです。


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柳の御所遺跡の発掘が始まった頃の著作。

柳の御所が「伝承」から「遺跡」になっていく当時のもので、その辺のことも興味深いのですが、平泉や奥州藤原氏のことについて、総合的に学ぶことができる、最初の一冊として、やはり岩波新書は頼りになります。


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