麦本屋

書店勤務。家に帰っても読書三昧。職場でも家でも本だらけな生活を送る中で出会う数々の気になる本の紹介や、読書記録。

カテゴリ: 馬のことが知りたい

引退した競走馬が乗用馬になるのって、けっこう大変らしい、と聞きました。

このかわいらしいマンガが、その辺のことを分かりやすく楽しいカンジで(重たい現実もしっかりと受け止めつつ)描いてくれています。

ちりばめられた乗馬クラブ勤務時代のエッセイ漫画が非常に笑えてしまって、電車の中で読んで後悔しました。

思いっきり笑って泣けるところで読んでください。





追記:間もなく2010年10月下旬、第二巻、発売予定とのことです!(おがわじゅりさんのブログより)


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競馬マンガの第一人者・やまさき拓味による、ディープインパクトの物語。

1冊にまとめてあるため、物語というよりはエピソードを繋げたカンジにはなっていますが、絵の迫力が凄いからでしょうか、馬の気持ちとか人間の気持ちとか、熱いものが伝わってきます。





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武豊よりも多くディープインパクトに乗ってた人の、当時の記録。

1レース、1レース、どんどんと重くなっていくプレッシャーが感じられて、結果は知ってるハズのレースなのに、読んでてハラハラした気持ちになりました。
レース以外でのディープインパクトの日常の様子がどんなだったか、また、競走馬をトレーニングしている厩舎の雰囲気が、垣間見れます。

タイトルの「真相」ってのは、たぶん、ディープインパクトが後方からイッキに抜き去る走りをしていた理由について、の意味だと思います。
あんな強い馬にもそんな弱点があったのか!と思いました。
なんともかわいい「特性」が理由でした。





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実話をもとにした漫画は、あれこれ盛り込みすぎてひどくつまらないものになる場合が多々ある中で、これは、すごく読んでて面白く仕上がっています。
ナレーション部分が少なく、絵とセリフでうまく構成してあるからか、「3冠を獲るまでがメインの物語」と、割り切ってあるからか、ストーリーがまとまっていて、読んでて盛り上がりがあります。
(出版時期が2006年10月のため、凱旋門賞への挑戦直前までが描かれる形になっています)

また、
ダービー前日に市川厩務員が「出遅れませんように、ケガしませんように」と、バンテージを巻くシーン。
ダービーのインタビューで、池江調教師が「うれしい・・・」と言うシーン。
3冠を目前にしたインタビューで、武豊がひざの上でグッと握りこぶしをつくるシーン。
などなど、印象的なシーンが要所で効いてます。

ディープインパクトとか競馬とかを知らない人が読んでも、充分に面白いと思える作品だと思います。



アマゾン、記念すべき「最初のレビュー」を書いちゃいました!



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なんと岩波新書から、競馬についての本が!!
目次を見ると、「1章」「2章」の代わりに「1枠」「2枠」と書いてありました。
しかも数字は四角で囲ってあって、まさに競馬新聞での表記のようになってる徹底ぶりに、乾杯、いや完敗いたしました、私。
その他、ところどころに散りばめられたナイス・ユーモアが素敵です。
(今巷で話題の『先生、シリーズ』の小林朋道先生と似たカンジのユーモア感があります。知的な大学の先生の面白い人ってのは、こんなカンジになるのでしょうか。)

「競馬はスポーツとゲームとギャンブルが渾然一体となった心の高まりである」という主張に、激しく同意。
常々、「スポーツだけじゃない、ギャンブルだけでもない」と思いながらも、それだけじゃ説明できない何かがあるような気がしてましたが、、それがまさに「ゲーム性だったのだ」と、目から鱗な思いでした。

1988年に出た本なので、現代とは状況が大きく違う部分もありますが、それがむしろ「当時の競馬の姿を知る貴重な資料」にもなっていて、興味深いです。

また、著者は大学の先生で、社会・文化人類学が専門のため、世界各国を訪れています。その際に立ち寄った競馬場のレポートも必見。







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調教師さんってのは、スポーツにおけるコーチだと思う。

厩舎ってのは、選手にとってのスポーツクラブ(チーム)なんだと思う。

強い選手が名門クラブの門を叩いてそこで強くなるように、競走馬にとっても強い厩舎に入って「勝てるトレーニング」をすることが重要なんだと思う。

そうなると、あのウォッカを輩出したチームってどんなカンジなんだろう、コーチってどんな人なんだろう、と興味が湧くワケで。

その「ウォッカの角居厩舎」の調教師による、競走馬を育てる人材作りのやり方は、一般ビジネス・強いチームワーク作りにも応用できる気がして、馬関連の本を読んで思わぬ収穫をした気持ちになりました。

いままでの常識に浸かって安穏とせずに、より良い方法を模索するからこその成功なんだと、感じ入りました。






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競走馬育成の、牧場部分にスポットを当てた一冊。

不況の折、大変なんだ。なんて一言じゃとても済まない、この現状が、ツライ。

と、馬産地とは無関係な私でも思ってしまうほど、リアルなルポでした。






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有名タイトルかも。
なんとなく、聞いたことのあるフレーズだったため、書店で見つけた瞬間、迷わず買いました。

ある人物は「知っている」と言い、

別の人物は「知らないだろう」と言っています。


著者は、『競馬ブック』で馬の体のコトについて書いている(『競走馬の心技体』の「心」担当)、JRA競走馬総合研究所のかたです。






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