あしべ屋跡地と和歌の浦

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★★【お知らせ】 あしべ屋跡地と和歌の浦
芦辺屋跡地公園整備事業経緯
芭蕉句碑移転シンポジウム(2004.1.22)
和歌の浦マップ
和歌浦マップ
鏡山
和歌浦 紀伊国の万葉
和歌の浦フォーラムの活動(和歌山社会経済研究所)

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あしべ跡地3あしべ屋跡地と和歌の浦

 第6回景観シンポジウムは今回をもって最終回となります。今回はこれまで和歌の浦の景観を多様な視点から論じてきた課題の最終編です。和歌の浦にあってその原点になる座標軸、基盤である鏡山の芦辺屋跡地を巡っての古今景観について、これまでの検証に基づき今後のあるべき歴史的風景模様を模索します。すでに、現在鏡山公園としてほぼ私達の提言された整備(2003年県から整備計画の説明がり、1年間の協議の結果、04年3月に完工)が行なわれています。しかし、二つ三つの課題が残されている為に歴史的意義を強調する本来の提言した公園整備にはなっていません。二つ三つの未完の為に鏡山公園は、次世代に引き継ぐべき歴史性を持たない現況に留まっています。従って、これに歴史性を付与することが今回のシンポジウムの狙いです。

あしべ跡地4公園整備については「芦辺屋跡地公園整備事業経緯」を見てもらえば、協議、現地見学の回数から問題の多面性がお解かり頂けると思います。最終的な課題は句碑移転と旧建築の階段撤去の二つに絞られました。そして、課題についての共通認識は協議の結果からほぼ出来たものと私達は理解しています。ただ、このような整備は行政との二人三脚でしか可能でないという限界があります。そもそも、公園整備は緑化事業的整備であり、景観的整備でないところに行政と私達とでの埋めがたいギャップがあります。また、一部過去の建設物の残景を撤去することに対する不安(当時はシンポジウムで一人の反対者があった)が全くないと断言できないという問題もありました。しかし、この問題も歳月をかけた協議、検証を重ねることによって、現在は払拭できているものと考えるに至っています。そこで今回のシンポジウム開催で検証の結果報告ならびに再度協議することによって、地域住民の方に私達の提言の是非を仰ぎたいと企画しました。
あしべ跡地5
 今回のシンポジウムは、地域の景観を地域住民で創造していくという次世代型保全のあり方に一石を投じるとの自負をもって取り組んでいます。多くの皆様のご参加をお待ちしています。


 


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