(前回までのあらすじ)

リオ五輪の柔道って、勝敗がわかりづらくね?

(つづき)

話は変わって、「公益財団法人講道館」のホームページに
柔道の技名称一覧が掲載されている。それによれば、
●投げ技(67種)
  手技:15種
  腰技:11種
  足技:21種
  真捨身技:5種
  横捨身技:15種
 
●固め技(29種)
  抑込技:7種
  絞技:12種
  関節技:10種
だという。合わせて96種類。

こんなにあるにも拘わらず、私がオリンピックで
目にするのはせいぜい10種類ほどしかない。
ルールで使えない技や、既に廃止された技があるとしても、
これはもったいなさすぎる。

さらに、最近の柔道(といっても私はオリンピックや
世界柔道くらいしか観ないんだけど)は、技による勝敗よりも
相手への指導の数で勝敗が決まるケースが多いのではないか。

あんな形で勝って、選手は嬉しいのだろうか。
そんな、微妙な審判の判断に勝敗を委ねるために、
あなたは長いこと苦労してきたというのか。そうではあるまい。
(いや、勝手に気持ちを忖度して申し訳ないけれど)
 
単刀直入にいう。

この分かりづらさを放置しておくと、早晩柔道は衰退する。 

そこで、国際柔道連盟に提案がある。
次の東京オリンピックでは、いっそ剣道のように
「めーん!」「どーーー!」と技の名をコールしてから
技をかけないと無効になるというルールにしたらどうだろう。
 
せっかく加納治五郎氏やその教えを受け継いだ人たちが、
長い時間をかけて紡いできた技があれだけ豊富にあるではないか。

使わないのはもったいない。

それに、「自分は今、こういう意思を持って技をかけた!」と
アピールすることで、「成り行きで勝って(負けて)しまいました」的な
アクシデントも防げるし、何より、観ている人に分かりやすいではないか。
負けた選手も「それなら仕方ない」と納得できるってものだ。

もちろん、技をかける前や、かけてる最中に叫ぶ必要はない。

かけた後に叫ぶのだ。

「(今のは)大内刈り!」
「(今のは)釣り腰!」
「(今のは)一本背負い!」

とかね。

いくら技が綺麗に決まっても、技名を間違えると取ってもらえない。

また、技名をかんでもダメ。そうなると、

「支え釣り込み足!」とか
「払い釣り込み足!」など
「釣り込み」系の技は、滑舌の悪い選手は敬遠しがちに
なる傾向はあるかも知れないが、それは大きな問題ではない。

また、外国人選手には圧倒的に不利になるという可能性もあるが、
それはまあ、日本の国技たる柔道を極めようとするのだから、
正しい日本語の発音を学ぶことは当然だ。

東京オリンピックでは、ぜひこの
「技名を叫ぶ」ルールを採用してもらえないだろうか。

各国の強豪が、畳の上で
「スミ・ガエーシー!」とか「ヨコ・シ・フォー!」などと
片言の日本語を大声で叫ぶ姿なんて、
まさに東京オリンピックのあるべき姿ではないだろか。

ねえ。