自転車ときどき世界1周

 カナダ58日目 ブロードビューレストエリア〜レジャイナから東に約250km エルクホーンの町

 昨夜ドライバーのオッチャンが「ここで寝るのか?今夜はすげー寒いぞ。マイナス3℃だぞ!」と、わざわざ教えてくれたのであり、有り難いのと同時に知りたくもなかった情報教えられてどうしたもんやら。今更場所変えろとでもいうのか?

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 結果的にはそれ程度なら余裕

 寝袋購入するとき「オーバースペックじゃないか?」と散々心配したものだけども、備えあれば憂いなしですね。無茶苦茶バッグの容積占領する困ったちゃんではあるけども、この時期のカナダで君の存在はすごく頼もしいよ。

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 ってかそんなに寒くないと思う

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 でもこの辺の小さなビジターセンターはシーズン終了してるわけで

 カナダの夏が過ぎ、季節も晩秋といった風情。すでに道端の木々の葉は、紅葉というより落葉している木も多い。何度か言ってるが、道路沿いにほとんど木なんか生えてないけども。

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 町中での光景ですね

 お昼を過ぎても空模様が曇天のまま。こうした天気だと気温が低いというデメリットもそうだが、洗った洗濯物が乾かないという問題の方が大きい。

 最近では基本的に朝、出発前に洗濯してリアボックスのネットに引っ掛ける形で洗濯物を干している。カナダは気温が低いが中央部は同時に湿度も低いので、晴れていればお昼には服が乾いていることがほとんどだ。

 しかし本日みたいに天気悪いと、なかなかどうして湿ったままのおパンツ様が鎮座し続けることになり困りものである。1日くらいならリカバリ効くが、これが2〜3日続くと湿った衣類を満載しての走行となってしまい、リアボックスはパンツまみれである。

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 久々に風力発電見たな

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 今日は風がないから全く動いてなかったけど

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 左手の法則

 80kmちょい走ってサスカチュワン州からマニトバ州へと突入する。ちょうど州境のすぐ脇にポツンと1件ビジターセンターがあり、新しいマニトバ州の無料地図もここでゲットできた。

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 ネットも使えたし素晴らしい施設だと思います

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 バイバイ、サスカチュワン

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 発音しやすいね、よろしくマニトバ

 ゴール予定のエルクホーンにあるスーパーの閉店時間が18時とのこと。ここまで割と余裕のペースで来ており、まだ16時過ぎである。こりゃ楽勝だなぁ・・・と思ったところで時差が1時間発生していることに気づく。つまりスーパーの閉店時間までは1時間早まることになり、残り距離は20km強。いきなり限界ギリギリとなってしまう不条理。

 別に食料には余裕あるけど、やっぱり保存の効かない肉が食べたいものでして。マニトバ州に入った感慨持つ暇もなく、全力疾走で先を目指す。

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 こんなの撮ってる場合じゃないけど・・・つい

 どうにか17時55分と絶妙のタイミングで到着し、営業時間の張り紙を見て閉店時刻が19時であったと知る。Googleとかマジ信用ならねえ。私の頑張りを返して欲しいぞ。

 とりあえず食材購入し、野宿できそうな場所を探していると後輪がパンクする。やっぱり気持ちが落ち着くと、タイヤも思わずパンクしてしまうものなのかね。

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 本当このタイミングでよかった

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 先の写真とは別の場所で夕食

 さてマニトバ州はサスカトゥーン州と同様に、カナダにおいては小さな州である。恐らく横断するのに1週間も必要としないだろうと踏んでおり、楽勝の気配が漂うね。・・・というフラグを立てておいたり。

 2016年9月21日(水) 走行距離116km 累計46920km

 カナダ57日目 パイロットビュートの町〜レジャイナから東に148km地点 ブロードビューレストエリア

 ゆっくり休ませてもらったテリー&ベンの家を出発する。朝から玉子4つ入りの目玉焼きとか、嬉しすぎてたまらない朝食を頂き、それに飽き足りずスポーツドリンク2本も3本も頂いてしまう。曰く「自転車はエネルギー大事だからな!」とのこと。

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 2日とも仕事で忙しい中だったのにお世話になりました

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 次の目的地はウィニペグの町かな

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 なおここから先は国道1号線で

 この国道1号線は、カナダの南部を東西に貫くカナダの主要道路であり、カナダを横断しようとする自転車旅行者の多くがこの道を基調として走行するらしい。

 つまりカナダの自転車横断主要ルートは「バンクーバー〜トロント」ということで、私みたいにユーコンから東進しつつ南下するようなサイクリストは珍しいとのこと。どうりでアルバータ州以後、あれだけいた自転車旅行者と出会うことが無くなってしまったわけだ。

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 まぁ走りたい道を走れば良いんですよ

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 ちな私はカナダを横断するつもりはない

 つもりはないが、西から吹く風に乗って自転車走らせるのは最高に気持ち良いのであり、日中は適度な気温と低湿度も相まって文句のない環境だといえる。そういうことなら、もうちょっとだけこのまま進もうではないか。

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 町の名前の通りに

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 インディアンの頭が

 アルバータ州以後で変わった点に、キャンピングカーの数が減ったという点が挙げられる。アラスカやユーコンでは走っている車両の3〜4割、下手すりゃ半分近くがキャンピングカーであった印象なのだが、ここ最近ではそうした車をすっかり見かけなくなった。せいぜい5%以下だと思う。

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 日本と比べりゃ多いけども

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 もうシーズン終了で閉まってたけどWi-Fi使えた優秀なビジターセンター

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 何気にカナダでこういう水道は珍しい

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 G

 このグリーンフィールで出発してから100km強と、普段ならば終了させる丁度良いポイントなのだが、テリーが教えてくれた無料のキャンプ場がこの先にあるので、食料とビールを買ってもうちょい進む。追い風で楽してるのでちっとも疲れてない点が大きい。

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 さっきの町から30kmほど先でした

 カナダでは実に貴重な無料のキャンプサイト。全くもってカナダの宿泊施設は高すぎるのであり・・・って私が言うのもおかしな話だな。カナダでは野宿か人様のお家ばかりで宿泊にお金払ってないのだし。

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 お米切らしたのでクスクスにしてみた

 つい先日20時には暗くなるようになった・・・的なことをのたもうていた気がするが、現在は19時過ぎには日が落ちる。

 感覚的には毎日5分くらい日が落ちる時間が早まっているのであり、かなり南下したとはいえまだまだ高緯度地帯なのだなぁと実感する。実際、日本の最北端より北だもんね。

 まぁ明日、州境を越えれば一気に1時間、日が落ちる時間は回復する・・・というか遅くなるのだけれども。こういうとき、時差ってどう捉えるべきなのか良く分からん。

 2016年9月20日(火) 走行距離144km 累計46804km

 カナダ56日目 レジャイナの町観光

 Wi-Fi使わせてもらった関係で夜更かしするのはよくあるパターン。だから人様のお家に泊まった日の方が圧倒的に睡眠時間が少なくなるのであり、休養日なのに超寝不足とはコレ如何に?

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 流石にホストの人が起きてるのに高いびきは出来ないし

 ところで私がカナダで泊めて頂いた全てのお家に「普段使わない来客用の寝室」というものが存在した。恐らくそれはカナダの家庭においてそれほど珍しいことではないのだろうが、仮に彼らが日本の、それも東京なんかに来た日には「人はこんな狭い家でも生活できるのか!?」と吃驚すると思う。日本でバストイレが2つある家って稀ですよ。

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 あと部屋をバー仕様に変える家は見たことない

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 でもこの部屋は本当に羨ましいと思った

 それはともかくテリーさんから色々情報頂いてレジャイナの町へ出発である。隣町ではあるが距離にして20km近く離れているのであり、休養日なのかどうなのか分からなくなりそうだ。

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 当然道中はこんな道を通るワケで

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 レジャイナ中心部到着

 個人的に興味があったのが、レジャイナには世界で最も面積が大きいワスカナセンターという都市公園(人工的に作った公園)があるのだそう。大自然も好きだけど、公園も野宿できるから好きですよ私は。

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 ということで公園内を散策というかツーリング

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 完璧なまでに人工的だがそれはそれで綺麗だし良いと思う

 こういう調和のとれた風景ってのはかなり好きだ。そもそも整然と計算された美しい並木道だとか、綺麗に刈り込まれた芝生とかを好まないって人は聞いたことない。こんな気持ちの良い陽気にこうした道を自転車走らせるなんて、本当幸せな休日だと思うのですよ。

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 小さな建物のあたりまでずっと公園敷地

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 ちなみに園内の無料博物館も行った

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 北米だけにインディアンの起源とかあって面白い

 日本にいた頃はちっとも自国の歴史に関心なかったのだが、不思議と旅行していると日本を含めてその国の歴史に興味が出てくる。その土地を見て回るってことは、人とか景色とかと同じくして、その成り立ちにも強く感慨を受けることなのかなぁと思ったよ。

 どんなに書物やネットで知識を仕入れても、実際に行って肌で感じるってのは違うと改めて思うというか。むしろカナダに来る前は「寒いんでしょ?あとユーコン川がある国」くらいの知識しかなかった私に大いに問題があるといえなくもない。

 2016年9月19日(月) 走行距離55km 累計46660km

 カナダ55日目 ランスデンの町〜レジャイナから東に約10km パイロットビュートの町

 近くに蛇が出たりとかしたけど実にいい場所であったポイントである。惜しむらくは、野宿ポイントとしては素晴らしくともここは学校の敷地内。校庭に蛇が出るってマズいんじゃなかろうか?

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 あとこの施設、多分1年以上ほったらかされてて勿体無い

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 芝生じゃ蛇くらい出てくるよね

 手持ちの水じゃ朝食作れない量だったので、近くのスポーツセンターに行って水分補給。日曜だからかやたらと子供達がスポーツバッグぶら下げてやってくるのであり、何のスポーツやるのだろうと思ったらアイスホッケーときたもんだ。

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 私なんかマトモに滑れるかも怪しいのに

 小学生くらいの子供達が実に見事に滑ったりぶつかって転んだりしてるのであり、見ていて面白いアイスホッケーの練習である。Wi-Fi使えたこともあって1分で済ますはずだったスポーツセンターを出たのは1時間後。こういう寄り道は実に楽しいのだけども、私まだ朝ごはん食べておりません。

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 ちなみにランスデンの町

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 こんな感じで人形が所々に置いてある

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 ときどき怖いと思うのだが

 出発してしまえばレジャイナの町は割と近く。サスカチュワン州における州都であり、その規模も州内で2番というビッグシティである。地平線まで続く穀倉地帯からうっすらと背の高いビル群が見えてくる風景は、この手の都市が近づいてきた時に見れるお楽しみだといえる。

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 これは写真じゃわかり難い

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 レジャイナまだ町中ジャナイナ

 でも町の中心部へは立ち寄らずそのまま外環道を回って東へと抜ける。たまに見かける大都会を堪能するのも一興なのだが、とりあえず私が向かうのはウォームシャワーで連絡を取っていたテリーさんのお宅である。

 テリー夫婦は仕事外出中だったらしく、子供達が対応してくれ彼らのお帰りを待つことに。その国の人達との文化的な交流が楽しいウォームシャワーだが、カナダの人達は割と「放っといてくれる」のでそれはそれで有難い。

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 疲れてたし 

 誤解のないよう付け加えると、ホスト的なもてなしをしつつも彼らは自分たちの生活のペースを崩さないのだ。言い方変えれば実に自然な形で親切にしてくれるのであり、私だけかもだがこの「他人がいても当たり前感」を出すのは難しい。

 結局22時にようやくご対面。挨拶と一緒に食事を取ったところで、夜も遅いからとそれぞれ別行動となった。うーむ、やっぱり私が逆の立場だったら何か色々話したりで遅くなってしまう気がする。

 とりあえず明日は休息日としてスルーしたレジャイナの観光である。

 2016年9月18日(日) 走行距離50km 累計46605km

 カナダ54日目 ディビッドソンの町〜レジャイナから北西に約30km ランスデンの町

 昨日ちょっと楽したとはいえ両足筋肉痛の朝。今日は一転して追い風を背中に受け気持ちよく走ろうではないか!・・・とか思っていたのだが、絶賛向かい風である。私は何か風に対して失礼を働いたのだろうか?

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 ウッドチップの上ですごい寝心地良かった

 仕方ない。大切なのは覚悟なのであり、最初っから向かい風に抗って必死に走ると分かっていれば、体力的な問題はさておき気持ちとしてはまぁ踏ん張れるというものだ。まぁ「ゴールしたらビールが飲める」というご褒美があっての話だが。

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 結構大きな町でしたディビッドソン

 ちなみにサスカチュワン州に於ける「大きな町」というのは、勝手に人口1000人を超える規模を指定している。そもそも人口が万を超えるような町が二桁いかないこの州において、スーパーとリカーショップがあればもうそれだけで立派なものだと言えなくもない。

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 こんな景色がほとんどなので

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 もっと路側帯も整備しようよ

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 今日は雲が多い

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 カナダではこの手の男心を刺激する車両がわんさか

 走ってみたら意外に楽・・・とかそんな妄想していたのだが、普通に辛いです勘弁して欲しいです向かい風。風の抵抗を減らしてみようかとドロップの下ハンドルを握って走行したりもするのだが、そもそもアホみたいにデカいバッグとこれでもか!と邪魔なリアボックス積んでる時点で空気抵抗もクソもありゃしない。ロードバイクとは似て非なる乗り物だよ旅行用自転車は。

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 何か面白いもの見えますかね?

 お昼休憩を挟んところで風向きが変わる。よく状況の変化とかを「風向きが変わった」などと表現するが、この場合も同じ。本当に風の向きが変わったのではなくて、道路の進行方向が南から南東へと切り替わったのである。

 途端に抵抗が減って楽になる。風が吹いてる方向自体も南西からであったため、やや追い風になったのであり、午前中必死でペダル踏んでも20km/h出せなかったロシナンテ号は、鼻歌歌いながらでアベレージ20km/hを超えている始末。

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 所詮、人は自然に勝てないってことですかね

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 潔い

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 木の葉かと思ったら

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 大量の鳥だった

 一気にこのままレジャイナの町へと辿り着きたいところだが、残り約30kmを残しランスデンの町で終了とした。そんな1日中頑張り続けてどうするのさ?

 土曜日だし田舎のスーパーは閉店時間が早いのだ。食料とビールを入手することを鑑みれば、たとえ太陽が沈んでいなくとも走り終えるタイミングとしては遅すぎるくらいであろう。

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 なんだかんだで夕食作るのだって時間いるのだし

 天気予報でこの先天気が悪い日が3日ほど続くとなっていた。エドモントン以降、すっかり晴天続きでこの辺はそういう気候なのだと思い込んでいたが、降るときゃ降る様子。

 カナダにおいて屋根の下における野宿ポイントを見つけるのはやや難易度が高いのであり、雨ざらし野宿はもう避けたいのだけどなぁ。・・・とか思いつつ、しっかり屋根の下にテント張っての夜である。

 2016年9月17日(土) 走行距離122km 累計46555km

 カナダ53日目 ダンダンの町〜レジャイナから北西に約130km ディビッドソンの町

 朝に暖かな寝袋に包まっているのは言わずもがな最高である。多くの人がそうであるように、私もまた2度寝の誘惑に苦労している人間であり「別に急ぐ必要がある旅行じゃないのだし・・・」という言い訳をよそに、今日もゴソゴソと寝袋から這い出してテントの収納に励む。この瞬間だけは割と根性あるのではないかと自画自賛したり。

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 朝起きるのは当たり前のことですよ

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 全然そうは見えないけどサブウェイのお店

 出発前にこの手のお店でちょいとネットに繋がせてもらうことが多い。田舎地域ではそんなことすら叶わぬ夢であったが、カナダ中央部ではこの手の小さな町でもネットが使える系のチェーン店が1店くらいあることが多く、大変便利に利用させてもらっている。おかげさまで今日も出発が遅れたじゃないか。

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 いつもと変わらぬ景色なのだが

 どういうことか、本日まさかの逆風である。この2〜3週間毎日追い風に乗って楽していたサイクリングであり、もはや次の目的地を考える際も「追い風に乗った速度のペース」を基準として試算していた私。

 そんな強すぎる風ではないのだが、両太ももパンパンに張って疲れるのなんの。それでも速度は時速にして5kmほど遅くなっているのであり、もう何ていうか全て投げ出して辞めちまいたい衝動に狩られるレベル。

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 風を遮る遮蔽物とか何ひとつないし

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 その列車に私も乗せてやくれまいか

 日差しが強いこともありジリジリ削られていく体力と気力。平地でのこういう感覚はオーストラリア西部以来久しぶりであり、ちょっと楽しくて大体キツい。

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 「参っちゃうねぇ」みたいな顔してる

 10km近く先の建物が見えるとかこの地ではよくある光景なのだが、漕いでも漕いでも近づく気配がないのはなかなか厳しいものがあるな。なまじ見える目標物があると、頑張っちゃうのが人情ってもので余計に疲れるというか。

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 君のおかげでヘロヘロですよ

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 ティーブレイクしたい

 本来は通り過ぎるつもりだったディビッドソンの町であるが、あんまりいい感じの休憩所があったのでおもわずフラフラと寄ってしまう。人間余裕がない時ってのは、何というか誘惑に対して無力なものですね。

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 もうここで今日おしまいでいいや〜

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 ということで食料買い出しして

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 ビール買いましてと

 短い距離で終わらせた割に、あんまりゆっくりしてない気がする不思議。アレだ、サブウェイが悪い。どこの町にも出没しやがって、おかげでネットしちまったじゃねーか!

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 最近地べたで食事作ってないな

 きっと明日には風向きも西風に戻ると信じての夜である。というか本日サボった分は明日リカバリしなくては町へと到着できないのであり、食料運びたくないけど向かい風で長距離も走りたくない私としては大問題である。楽して自転車乗りたいよね。

 2016年9月16日(金) 走行距離78km 累計46433km

 カナダ52日目 ラングハムの町〜レジャイナから北西に約200km ダンダンの町

 公園の砂場は草地ほど地面が柔らかくはないのだが、テントが朝露で濡れないというメリットがある。この利点のために時たま砂地で野宿したりするのだが、そもそもカナダの中央部は湿度が少ないので、そんなことしなくても多少の湿り気はすぐ乾いてしまったり。

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 色々試して理解してくんだなきっと

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 朝もやっぱり誰もいない

 さっさと出発してサスカトゥーンの町で色々と作業したいところだが、自転車に乗って100メートルも走らないうちに後輪に違和感が。調べてみれば空気が抜けているのであり、何のことはない前回のパンク修理で使ったパッチがが駄目になっていた。

 私の技術が低いとかもあるのだろうが、今使ってるパッチはこの症状が多い不良品な気がするぞ。パンクの回数には含めていないが、実はこれと同じ出来事が今のパッチに変えてから既に2度も発生している始末。ダメパッチだったか。

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 結局出発したのは10時前に

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 一気に35km走ってサスカトゥーンへ

 とりあえず下調べしといたサイクルショップへ。フロントスプロケットの歯のみという注文では、在庫がない可能性も大いにあると思っていたが(オーストラリアでは何店も探し回った)、アッサリ私の希望するブツが見つかり一安心。

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 やっぱり大都市は違うな

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 約18000km持ったから良しとしよう

 その他にもチェーンとサドルのネジを交換し、これで心置きなく走行が出来るぞ!何故だかデジャビュを感じるのだが、気のせいであろう。

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 これが正しい自転車道路だよね

 そのままインフォメーションセンターで州地図をゲットし、とりあえずお昼を食べねばと適当な公園探して走っていると、車のオッちゃんから声がかかる。「着いてこいよ」と言われるがままに後に続けば、到着したのは自転車修理店じゃないか。

 これはタイミング良いのか悪いのか。ほんの30分前に一通り部品交換済ましてしまったのであり、「どこか調子の悪い場所はないか?」と聞かれても返答に困ります私。

 でもお客で来ていた女性が「一緒にランチ食べましょう」とご馳走してくれたのであり、女性に誘われてご飯奢ってもらうとか、この経験を向こう20年くらいは自慢していきたい次第だ。

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 本当ありがとうございました

 町を脱出する前にスーパーで買い物したり図書館でネットしたり。15時には出発し17時にはゴールするつもりでいたのに、17時になってようやくサスカトゥーンを脱出するとかさ。何やってたんだ?って言えばネットしておりましたと答えますが。

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 やや急ぎ気味に走る

 太陽が沈む時間が短くなってきたとはいえ、それでも日没の時刻は20時頃。思ってたより明るいうちにダンダンの町へと到着し、問題なくテントも設営完了である。むしろ野宿では見つからないように暗くなってからテント張るのがデフォなので、待ち時間が少なくて済んだ・・・ということにしておきたい。

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 さすがに夕食は遅くなったが

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 ビール2本飲めたし良い日だった

 写真だと如何にも荒野の真ん中にいるようだが、普通に町外れの空き地である。荒野にテント設営とか最初は憧れたけど、アレって風を受け続けるし近くに水場がないしでメリット少ないんだよね。テント泊が当たり前になると、良い景色とかよりもまず利便性を求めるようになる気がする。いやいや、絶景でのテント好きですよ?

 2016年9月15日(木) 走行距離84km 累計46355km

 カナダ51日目 ノースバトルフォードの町〜レジャイナから北西に約270km ラングハムの町

 キャンピングカーで寝るのは2度目となるのだが、いわゆる運転席の上に位置するあの狭い空間に入り込んでの就寝は初めてである。以前からキャンピングカーであの飛び出ている空間で寝てみたいと思っていた私であり、夢が叶って感無量だ。実にいい寝心地であった。

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 座ることも叶わない狭い空間がよし

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 お世話になりました

 泊めてもらったブルークが7時半には家を出るとのことで、私も同じ時間に出発する。奥さんに話しておくからゆっくり出発しなよと言われはしたが、そこで「じゃあお言葉に甘えて・・・」と言えるほど傲岸不遜ではないつもりだ。

 自転車の荷物全てパッキングしてしまったこともあり、せっかくだから朝から外食にしようと、豪華な豪華なファストフード店へ。というかファストフード以外の店は、チップの支払いでヤキモキするからなるたけ利用したくないのですよ。

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 バーガーキングは別に美味しくはなかった

 というか味なんてどうせハンバーガーで期待してなかったけれど、期待していたWi-Fiが接続できない不具合とか勘弁してほしい。なんか知らんがカナダではマックとバーガーキングのWi-Fiは特に接続不良が起こりやすいと思う。君たちの価値の半分はWi-Fiと充電にあるのだから、そこんところを理解した上でのサービスを提供してほしいよ全く。

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 こんなところにもカジノが

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 以下、地平線が続く道

 サスカチュワン州の州都はレジャイナという町であるが、最大の規模を誇る町はこの先にあるサスカトゥーンである。人口にして約21万人。それだけ大きな町であれば今度こそサイクルショップも立派なのがあろうてと期待に胸を膨らませる。

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 町まではこんな景色が続くようです

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 ま〜た栄養ドリンクと同じ名前を使っちゃって

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 と思ったら本当の意味でレッドブル

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 暑いので久しぶりにフリースも脱いで走ることにした

 オカシイなぁ?調べた限りの情報ではカナダの中央に位置するサスカチュワン州や、その右隣に位置するマニトバ州がカナダ南部で最も寒くなる地域とのことだったのだが。アラスカハイウェイ走ってた頃は、この辺走行する頃には下手すりゃ氷点下になってるかもと恐れていたのに、本日気温は25℃の夏日であった。

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 大陸性気候だから夏はむしろ暑いんだよね

 頑張れば今日中にサスカトゥーンの町までたどり着くこともできようが、遅い時刻の到着は必死。それよりも余裕を持って1つ手前の町で終了し、明日のお昼に到着することにした。大都会ほど野宿のリスクが増すのであり、宿が高いカナダにおける苦肉の策というヤツだ。

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 ということでラングハムの町

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 頂き物の米とコーンと人参と自分で買った肉の夕食

 テントを張ってふと空を見ると綺麗な満月が。カナダ西部では天気に恵まれなかった日も多かったが、ここに来て毎日素晴らしい晴天の連続ですよ。

 そう考えるとやっぱり(ロッキー)山脈がある地域ってのは、天気が安定しないものなのですね。山は好きなだけに悩ましいところである。

 2016年9月14日(水) 走行距離118km 累計46271km

 カナダ50日目 ネイルバーグの町〜レジャイナから北西に約360km ノースバトルフォードの町

 カナダも滞在50日目となった。実は40日以上の滞在国は割とあるのだが、滞在期間50日を超えたのはオーストラリアとタイの2カ国だけ。まぁその位の日数が、私が「次の国に行ってみたい」という好奇心が「この国を楽しみたい」という気持ちを上回る境界線なのかもしれない。まだまだカナダ、走るけど。

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 野宿に安定感抜群な野球場

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 晴れた日はまだまだ気持ちよく走れます9月のカナダ

 もうね、晴天での走行がすこぶる気持ちいいカナダ。日差しはややキツく、体に受ける風はやや冷たく。これくらいの塩梅が、自転車という軽い運動を継続するのに最も適した気候だと思うのです私は。

 ウェアによる温度調整とかあるけども、そういう人類の知恵はさておき自転車で走行するにあたっての最適な気温なんてのは15〜25℃くらいの狭い範囲でしかないのであり、見事にこの気候に合致した素晴らしい環境を走っておりますサイコーサイコ〜。

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 ロシナンテ号もきっと喜んでるよ

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 両岸に湖はちと珍しい

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 カナダはもう紅葉シーズン真っ盛り

 この手の紅葉も基本的にサスカチュワンの道路沿いで見ることは叶わないのであり、こうした色とりどりの木々が見れるのは規模は小さくとも町の中。何故に私は主要道路を外れて町へと行くのかといえば、お昼ご飯をテーブルにて食べたいからだ。

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 人工的な道は町の証

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 一瞬、案山子かと思った

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 どこを見ても鮮やかな黄色

 フロントのアウターギアがダメになってる関係で、小さなギアをくるくる回しての走行である。どちらかというと
私は重たいギアでガンガン踏んでく方が好みであり、嫌でも軽いギアを踏まなくてはならない現在の状況は少々ストレスである。

 このペダル踏み込み方理論は時代によって様々な解釈がなされているが、こと長距離の旅行に関しては自分がストレスを溜めない乗り方というのが一番いいのではないかと思っている。速さを求めるものでなし、楽しく乗れればそれでいいんだよ!という精神論第一主義の考え方だ。

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 楽しけりゃいいんだよ

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 地平線がいいんだよ

 やや大きめの町であるバトルフォードの町へと到着し、ここなら自転車ショップがあるだろうと探してみるがあったのはモーターサイクルショップのみである。そんな店に用はない。

 町の人に話を聞いてみても「この先にあるサスカトゥーンの町まで行ったほうがいいよ」との答えばかり。この規模の町であれば1件くらいサイクルショップがあっても不思議ではないと思っていたのだが、50日程度の経験じゃまだまだカナダの常識は図れていなかったです私。

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 毎度おなじみ図書館での情報収集の結果であります

 仕方ないのでスーパーにて夕食材料を買い揃えようと行ってみれば、ばったり出くわしたオッちゃんと仲良くなり、そのまま家にお招きされて夕食を頂いてる始末。暖かな家で頬張る肉とビールは最高であります。

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 最高に楽しい時間でした

 そのまま庭に停めてあるキャンピングカーに宿泊させてもらうことに。自転車店はないけれど、私にとってノースバトルフォードは最高に良い町でした、ありがとう。

 2016年9月13日(火) 走行距離112km 累計46153km

 カナダ49日目 ウェインライトの町〜エドモントンから東南東に約270km ネイルバーグの町

 ベッドで寝ると、朝が起きれないという事実。どんなにテントでの生活を繰り返していようとも、やっぱり寝袋と硬い地面との夜では寝心地に差があるのは覆せない事実。テント泊を続けてると布団という存在の偉大さに改めて敬服するってもんだ。

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 本当、ありがとうございました

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 バッファローも頭を下げますよ

 さて、本日はそれほど距離走らない予定である。毎回宿泊ポイント決めた後で、100kmほど先に何があるのか調べるのが常なのだが、何があるって道路しか存在しない区画が永遠40kmほど。そりゃあ手前で終了しますよ、私は無理しない系自転車旅行者ですから。

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 なのでウォルマートでネットしつつ時間調整

 天気はやや曇りがちだが、昨日と違って風が弱い。必然的に寒くないのであり、ウインドブレーカーも羽織らずの格好とする。出来るならば、なるべく重ね着はしたくないタイプなのである。

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 あと今日はアップダウンがやや多かったので暑い

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 アルバータ州はオイルが豊富

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 全然情報なかった場所にキャンプ場が

 50km強を走ったところでそんなアルバータ州ともお別れとなる。次なる州はサスカチュワンであり、あれだけ小麦畑が広がっていたアルバータ州よりも小麦の生産量が多い土地らしい。要するに何にもない地平線が続く道はまだまだ終わらないと見た。

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 楽しかったぜアルバータ

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 よろしくサスカチュワン

 この辺りからペダルを踏み込むと自転車フロントスプロケットがチェーンと噛み合わずにズレる症状が発生する。まぁこの旅行中だけで3度目の症状なのであり、おおよその見当はついている。スプロケットの刃が使いすぎで削れてきたのだ。

 なので対処法もわかっており、そこは別段大した問題ではない。問題なのは、交換パーツを見つける手間と必要経費の方でしてよ。

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 とりあえずあんまり踏み込まないようにして騙し騙しの走行

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 色々あるようで壺とかシーソーとかさぁ

 ネイルバーグの町へ到着する頃には天気も晴れて実に気持ちが良い。これならあと40km先の町まで走れたんじゃね?とか一瞬思ったりしたが、無理しない系自転車旅行者だったな私。

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 ごはんしっかり食べる系自転車旅行者でもある

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 時間あったので散歩してみたり

 地平線に落ちる夕陽を眺めるのは乙なものだ。欲を言えばこの風景をビール片手にしつつ楽しみたいものだけど。カナダは寒いためそこまでビールを欲する気持ちは強くないのであり、せめて1日1本くらい楽しめればなぁ・・・とか思ったりするのです私。謙虚ですね。

 2016年9月12日(月) 走行距離88km 累計46041km

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