自転車ときどき世界1周

 アメリカ55日目 アルバカーキの町

 昨夜はガイと調子に乗ってワインガバガバ飲んだこともあり、実に深い睡眠であった。深すぎたので6時の目覚ましに気づかず、7時になっても微動だにせず、8時になってようやく活動始めるダメ人間だったとしても仕方がない。

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 ここは「疲れてたから!」とか適当な言い訳で誤魔化しておこうと思う

 ところで朝からコーヒーを頂いてるワケなのだが、これがよくあるドリップ式ではなく「フレンチプレス」という方式であった。エセコーヒー好きである私にとってこんなコーヒーの淹れ方を知ってるわけないのであり、スマホ片手に検索しながら必死にコーヒーを作った次第。

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 今までで1番焦ったコーヒーだった

 ゆったりと朝食を済ました後でガイの車にて観光&お買い物へと出発する。そも私はショッピングを楽しむタイプなのか?と問われれば、決して肯定するようなタイプではないのだがそれはまぁ商品の業種による。

 私だって好きだったり興味のある新製品やれ商品に囲まれているのは最高に楽しい時間であり、外が連れてってくれたのはアメリカの大手アウトドアショップ「REI」である。というかガイはここで働いてる。

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 何度も利用してるのでメンバーカード作ってしまった

 あまりの使用率に限界を迎えているインナーシュラフや失くしてしもうたテントペグなど欲しかったギアを補充できて一安心。アメリカで嬉しいのは多くのアウトドア用品が日本よりも割安で購入できることであり、メーカーに拘りがない人ならば、アメリカでの自転車旅行は日本からアイテムを運ぶよりも現地購入する方が安く品質の良いものを集められると思う。私がやるかと言われればやらないけどさ。

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 リカーショップにも寄ったのだが

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 なんという広大さか

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 盗難防止対策とはいえようやるわ

 「どこか行きたいところあるか?」と問われたので、昨日スルーしてしまった山に興味があると伝えると、「じゃあ登ろうか!」ということに。

 山脈が連なる麓にはトラム列車があるとのことで、尾根まで登って楽しい縦走ができるのだそう。なお標高3000m近いと言われたのだけどホンマかいな。

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 んでそのトラムの駅

 結論から言えば、本日強風のために運行休止していた。まぁいいけどさ、片道15ドルとかかなり躊躇してしまうお値段なのだし、そもそも自力で登らないならばそれほどこだわりないし←強がり

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 でもとにかく景色は素晴らしいの一言

 人口50万を超える大都市に隣接してこんな山々がそびえ立っているのであり、こういう立地って憧れる。日本で言えば長野の松本市とかも近いのかもしれないが、アルバカーキは本当に「すぐ隣」が山なのである。

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 だからかヒルクライム練習してる人が多かった

 色々回ってもらい充実のご帰宅。夕食にピザを摘まみつつビールとガイが作ってくれたブラッディマリーとか色々なカクテル頂きつつアメフトの試合を観戦するなんて。まさにアメリカンスタイルを体現している気がして最高である。

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 ピザ超でかい

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 マリー超辛い

 アメフトの試合自体もラスト10秒でガイ贔屓のチームが同点に追いつくという劇的な展開。2人して大喜びしながら「アイシールド21」の漫画でルール覚えておいて本当に良かった・・・とか思ってる私はどうなのか。

 2016年11月27日(日) 走行距離0km 累計51745km

 アメリカ54日目 レストエリア〜ニューメキシコ州最大の町 アルバカーキの町

 ジョンの車はいわゆるバンタイプのキャンピングカーで、1年の半分くらいを仕事してもう半分はこの車に乗って旅行して回っているのだとのこと。何そのうらやましい生活は!?

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 基本1人用なので私は通路に寝かせてもらった

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 朝食まで作ってもらってありがたい限り

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 トイレが温水だったりエアコンが入ってるのがアメリカのレストエリア

 またルートが重なれば会えるかもね!と、お世話になったジョンの車を出て一足先に私は出発する。とはいっても時刻は午前9時過ぎ、早い時間帯に動けるほど暖かな外気温ではない。

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 大きくなれそう 

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 あの山の向こうがゴールとなるアルバカーキ

 すでに標高は2000を数えるほどに登っており、寒くはあってもキツくはない。というか基本的には下り坂なのであり、防寒対策をバッチリかましてハンドルにしがみついてるだけでもロシナンテ号は前へと進む。ペダルを漕がない人間なんて単なる荷物でしかないとか思ったり思わなかったり。

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 越えると思ってた山だけど

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 南側へと迂回して

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 結局脇をすり抜けていく形に

 なんだかなぁ。登らないのは楽でいいんだけども、こうして脇をかすめて山の頂をしたから仰ぎ見るというのは物足りないといいますか。決して苦しい思いがしたいわけじゃないけど、なんだか消化不良な気持ちになる面倒臭い性格でして。

 やっぱり文句言いつつ汗とか涙とか流しつつ峠を登るってのは、言葉や文章では言い表せない達成感とか何かが沸き起こる気がするんだよね。そんで「もう2度とこんな道走るもんか!」って捨て台詞吐くまでがワンセット。

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 街中ではインターステートは走れないみたい

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 本日のルート66

 かなり短い距離にてアルバカーキに到着した私が向かうはウォームシャワーで連絡していたガイのお家。このガイさん宅がキッチリ町の1番高い場所にありましてさぁ。

 連日走り続けで疲れてるというのに何だってこんな坂道登らされなきゃいかんのだ。もうこんな坂道、絶対に登らんからな!

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 お後がよろしいようで

 2016年11月26日(土) 走行距離69km 累計51745km

 アメリカ53日目 サンタローザの町〜アルバカーキから東に74km地点 レストエリア

 ついに夢の中にまで日本語を話さない人間が登場してもうた。昨日も同じようなこと言ってるが、英語圏に入って1年以上が経過しているのであり、その間に出会った日本人なんて20を下回る程度。そりゃあ夢にまで英語も出てくるってものですよ。

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 水道でこの症状が起きるのって相当寒いってことなんじゃ?

 それでも太陽が昇ればまぁ活動するには支障ない程度。荷物をロシナンテ号へと積み込み、颯爽と出発する!逆方向へ。

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 というのもこのブルーホールを見に来た

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 小さなたて穴に湧き出る水が綺麗

 湖底からは常に新しい水が湧き出ているとのことで、なかなか神秘的な感じを受ける。日本ならば当然のように柵で周囲を囲み進入禁止の札が掲げられそうなものだが、自由の国アメリカではここをスキューバダイビングの練習場にしているのだと。そういう自由さ大好きです。

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 標高1000m越えだからちょっと特殊ダイブなのだが

 さて本日はロッキー山脈最初の峠となる高い山を越えていかねばならんのだ。標高にして2000m超というのは日本で言えば国道最高地点となる渋峠とかが該当し、なかなかの高さを誇るヒルクライムになること間違いなしだ。

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 まぁ楽しんでいこうじゃないか

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 カジノで有名じゃない方のラスベガス

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 しかし、まぁ、なんというか

 全然上り坂を走っているという気がしない。まぁそれなりに上ったりとかもするのだが、いかんせん斜度が緩い上に登りきっても先に見えるは地平線が続く大平原。日本の「坂道」とは全く別種のヒルクライムである。

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 やたらと宣伝しまくってるので

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 入ってみたらこのゴチャゴチャ感

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 日本人形に通じる怖さを感じる

 なんだか大して達成感を感じることのないまま、気づけば標高2000m越え。もっと私は汗まみれになりつつ、足が攣ったり痙攣したりのギリギリのラインで必死になる峠を期待してたというのに。

 登りたくはないけれど、どうせやるなら一生懸命になれる方が楽しいじゃないか!どうしてくれるんだ前日からの気合いのやり場のなさ。

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 現役稼働してるパックマンにでもぶつけるか?

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 本日のルート66

 このガソスタで本日終了にしようと思ってたのだが、ニューメキシコ州に入った際連絡先交換していたドライバーから「その数マイル先にあるレストエリアいるからきなよ」と誘われたので、「数マイルならいいか・・・」と移動する。

 数マイルこと18kmを走らされて日は沈みそうだし寒いしどうしたもんかと思ったが。どうにか無事日が沈む前にレストエリア到着できたし良しとしよう。ジョンの車内で寝かせてもらえることになったし。

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 結構焦ってた

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 ものすごく寒かったのでさっさと食べてジョンの車へ

 本日はエアコン効いてる快適な車内での就寝となったが、ココと同じような標高におけるテント泊がこの先考えられるという恐怖。実際のところ、寝てる間よりも朝になって寝袋から這い出した後の方がキツイのだけど。どうしたもんやら。

 2016年11月25日(金) 走行距離112km 累計51745km

 アメリカ52日目 トゥクムケアリの町〜アルバカーキから東に約180km サンタローザの町

 そろそろ疲れがたまってきたのか日記書いてる途中で眠くて仕方なくなり、ブログ文章は放っての就寝であった。基本的に私の優先順位は「日記>ブログ」となっており、まぁ書けなかったらそれはそれで!の男らしい精神である。

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 風対策で狭い場所に

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 街はずれで水あってテーブルあって

 アメリカも最初は人口多い国だし野宿厳しいかなぁ?とか色々考えていたのだが、こんな素晴らしい施設が満載なのであり、これはもう自転車旅行者に野宿しろ!といってるようなもんだと思う。やたらと宿代が高いのも野宿を推し進める一環なのではなかろうか?

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 勝手な理屈はそれくらいにして出発

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 何の建物なのか皆目見当つかない

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 午前中は結構登りが多い長い

 ミズーリ州こそ細かなアップダウンに苦しめられたが、アメリカ本土でキツい斜度の坂道というのに未だ出会っていない。本日にしても標高自体は1400mを超えるほどに登ったりしてるのだが、緩やかな坂道が続くため疲弊して動けなくなるとかそういう心配は薄い。むしろ最近の恐怖は大地を駆け巡る強風である。

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 道中にあるのがゴーストタウンくらいだし

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 これが州の地図にも載ってる町ですぜ

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 しかもガソスタ休みでやんの

 その風は本日さほど猛威を振るわず「やれ今のうち」とペダルを漕いで先へと進む。早くに到着したからといって次の町へと更に進むようなことは距離の関係上できないが、ゴールした後にのんびりくつろぐ時間はいくらあったって構わない。

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 構わない

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 本日のルート66 

 この先しばらくスーパーなしとのことで、少々多めに食料買いこまなければ・・・とお店に行ってみると休みである。というかよく見てみると平日にもかかわらずダウンタウンのあらゆるお店が閉まっており、慌てて調べてみたところで本日が「感謝祭」という祝日であることを知る。

 全く感謝できない祝日のせいで、どうにか開いてたダラーショップ(not1ドルショップ)とガソスタで有り合わせの材料を買うのが精一杯。選べなかったとはいえ12個入りの卵を明日の朝までに片付けるとか割とハードだと思いますん。

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 そろそろコロナビールを解禁してみようかと

 明日、ロッキー山脈最初の山場となる標高2000m越えの予定。今のうちにたくさん空気吸っておこうかね。

 2016年11月24日(木) 走行距離99km 累計51633km

 アメリカ51日目 ガソリンスタンド〜アルバカーキから東に約270km トゥクムケアリの町

 トラック駐車場の片隅で目を覚ます清々しい朝だ。ついに外気温が氷点下まで落ちたのか、テントのフライシートには水滴ではなく霜が降りていたけど、日中暖かいしまだ大した問題ではない。

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 最悪ガソスタへ逃げ込めばいいし

 ニューメキシコへと突入し、アメリカ国内における人口過疎地域の走行がスタートする。そうはいっても丸2日以上に渡って完全に集落から離れることはない程度であり、それなり程度の食料を持ち運べば大丈夫なんじゃね?と軽く考えております茶壺さん。

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 ガソスタ内に博物館あったので見学

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 本当アメリカ人って車が好きだよね

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 私はとんと興味ない人でして

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 ヨーダの方が見ていて楽しい 

 こんな感じで時間潰してるうちに太陽登って暖かくなってきた。それでは出発するとしましょう、Tシャツ1枚で。

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 気温はそれほどでもないのだが、日光当たると暑い

 なおアメリカでも南端に当たるニューメキシコ州。名前からも想像できるように隣国であるメキシコの影響が強いのか、ところどころでスペイン語の文字やれ話し言葉やれを目耳にする。

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 うん、全然分からん

 かれこれ1年以上英語圏の土地ばかりを走ってきたのであり、言葉が全く通じないというドキドキ感がすっかり薄れてしまっていた。中米以南の国が主にスペイン語圏であるという事実は、久しぶりにワケわからん世界への突入となるのであり、期待半分・怖さ半分の気持ちである。

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 先のこと考えてる場合か

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 棉花・・・かな?

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 本日のルート66

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 剣か魔法かドライバーなのか

 この先100kmまともな規模の町がないとのことで、今日はトゥクムケアリの町にて走行終了とする。無理せず焦らず、でも滞在期間を鑑みつつ、最終的には「まぁいっか!」の精神で停滞だ。

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 スーパー店内もルート66推し

 日が落ちると途端に寒くなる砂漠地帯。上着だけでは飽き足らず、ウインドブレーカーまで羽織ってようやくビールが落ち着いて飲める。どんなに寒くってもビール飲まずにはいられない。とか言いつつそろそろウイスキーに変えてしまうかもしらん。

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 野球場併設の公園にて

 なおテキサス州以後で物価が一段階値上がりした。特にビールの値段が上がってしまったのが腹ただしいのであり、アメリカ中央部は良かったなぁ・・・とか思いを馳せたりしている。おかげさまで今日もビール4本しか飲まんかったわ。

 2016年11月23日(水) 走行距離67km 累計51534km

 アメリカ50日目 ガソリンスタンド〜アルバカーキから東に323km地点 ガソリンスタンド

 アメリカ50日目である。キリのいい数字だし何か良いことあればいいなぁ・・・とかそんな甘い考えがマズかったのか。夜の0時に暴風で目を覚ます。ちょっとシャレにならない風の強さで、テントごと吹っ飛ばされることはないだろうけど、ポールが折れるか生地が破れてしまうんでないかと心配になりつつ、必死にテントの中で壁を押し返す。

 思い浮かぶ神様に助けを求めたり、過去の悪しき行いを悔い改めたりしながら、天に祈ることしかできない私は無力である。でもキッカリ30分で風は止んだのであり、まぁ本気出せばこんなもんですよ。

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 今思うと台風よりも竜巻系だったのかも?

 なお朝になってもそれなりに風は吹き続けており、ちょっと朝食で日を起こすのが大変すぎる。ここはガソスタ内のサブウェイで優雅に朝食としましょうか。1度くらい本場のサブウェイ食べとくのも経験だ。

 僅かな量で料金6ドルも取る事実にガックリしていたのだが、その料金を私は支払うことなく。列の前に並んでいた夫婦が私の分まで一緒に支払ってくれた。朝からいい人に会えました、流石50日目。

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 カナダから旅行中なのだと

 元気いっぱいになったので早速出発する、逆方向へ。というのも昨日は夜になってしまい、見てみたいオブジェを堪能していないのだ。

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 ロシナンテ号の上の方に見えるの、なんだと思う?

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 車である

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 ワシが、埋めた

 実に楽しめたのであり、改めて先へと出発する。するのは良いが、これが無茶苦茶な向かい風ときたもんだ。漕いでも漕いでも先へと進まない地獄。

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 時速にして13kmとかが限界

 ほぼ休みなく午前中どころか13時まで頑張り続け、どうにかお昼休憩とする。この時点で40km強、こりゃあ今日のゴールは考え直さなくちゃイカンというか、そもそもここに来るまでに10回くらい心折られかけたぞい。

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 本日のルート66

 しかしテキサス州のパターンなのか、午前中に強風であった風は午後になると弱まる不思議。イケる!これならやれるぞ私は!と午前中は何だったのかと思うようなハイペースで到着したのはエイドリアンの町。

 単なる通過するだけの町であるが、ここエイドリアンこそがルート66における中間地点となっており、結構楽しみにしていたのだ。

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 29日目での到着 かなりスローペースだな

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 残り半分も楽しんでいきましょうかね

 標高も1000mを超えた荒涼たる景色は、調子よく自転車走らせている分には最高に美しい。時おり渓谷なども姿を見せて、思わず見入ってしまうほど。それもこれも風向きが変わったからこその楽しみですが。

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 写真だって撮れる

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 ようやくニューメキシコ州に突入

 どう考えても厳しいと思っていたニューメキシコ州にも無事到着し、やればできるじゃん!やっぱりいいことあったんだ!とか浮かれていたら後輪タイヤがパンクした。そんなところでオチを入れんでもよろしい。

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 ゴールの後で何やってんだろ

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 すっかり遅くなった夕食

 やたらと敷地面積大きなガソリンスタンドの一番片隅でひっそりとテント。100台くらい仮眠取ってるトラックは、結構な数がエンジンを切らずにいるため離れた場所に陣取りたかったので。時差1時間発生したのに横になったの23時になってから。50日目は大変だった。

 2016年11月22日(火) 走行距離111km 累計51467km

 アメリカ49日目 アマリロの町〜オクラホマシティから西に409km地点 ガソリンスタンド

 昨夜はネットできるわ充電できるわで思わず夜更かししてしまった次第。こんな良いポイントを狙っているのは私だけではないようで、キャンピングカーやれ多数の大型トラックが夜を明かしていたインフォメーションセンター。

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 テント張ってる輩は私1人でしたが

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 大人気スポットですな

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 24時間使えるトイレがあるのも素晴らしい

 疲れてるので8時の開店と同時にインフォセンターでダラダラ過ごす、嫌な客になってやろうかと思ったのだがそんな失礼なことはせず。思ったよりもシンプルで時間を潰せなかったことは関係ない。

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 ではアマリロの町中へ

 一応アメリカでは、人口10万を超えるような都市ではなるたけ野宿を避けるようにしている。自分の中の安全防衛ラインみたいなもので、それ以下の小さな町ならば「まぁ大丈夫でしょう?」という安易な感覚がある。

 安易ではあるけどもこうした「どこまで野宿してもいいか」というラインは自転車旅行者には重要で、それはやっぱりアラスカ・カナダとはまた違った意識の元に成り立っているのだ。

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 こんなヤツや

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 こんな牛がいる町じゃテント張れないよ

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 本日のルート66

 今日は普段の半分程度のお気楽走行として、日中はゆったりとマックにて過ごす。アメリカのファストフードは大抵セルフドリンクなので、PC使いながら長時間過ごすのに非常に向いているし。まず間違いなく電源コンセントもあるし。ゆっくりしてってやるぜ。

 そろそろ出発せねばとお店を出て、自転車に跨るとあら不思議。後輪タイヤがパンクしていたでござる。そんなに急ぐ必要はないとマックの神様からの啓示であろうか?

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 最近はパンク少なかったのに

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 パンクの原因だけど

 私が他のサイクリストと比較してパンク回数が多いかどうかは知らないが、今のところパンク原因自体はほぼこうした「細い金属片」が原因である。

 パンクに強いマラソンプラスのタイヤでも、こうした事故は防げないのであり、むしろ海外の道路にはガラス片なりやたら鋭い棘だったりと色々な危険物が道路脇に散乱しており、それを考えれば単一原因でのパンクというのはタイヤが優秀な所作だといえよう。

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 アマリロ次の町までの予定が

 何故だかスーパーが見つからない。どうせ町外れに大型スーパーがあるのだろうと思い、実際そこには大型ショッピングモールを初めとする各種商業施設があったのだが、何故かスーパーだけが存在しない。

 ひたすら探し回って町の中心街へと逆戻り。時間にして1時間以上も不毛なライドをしてしまい、食材買い終えた頃には日は地平線へと沈みかけである。

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 なんてこった

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 おいおいおい 

 ナイトライドは好みじゃないのであり、目に付いたガソリンスタンドにお願いし、近くにテント張らせてもらう。自転車旅行者の間では割とポピュラーな野営地であるガソスタだが、(多分)私は初体験。今後はもっと利用していこうと思う。

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 ビール飲めたし良しとしたい 

 2016年11月21日(月) 走行距離48km 累計51356km

 よくあるリンク集である。旅行中に出会った人とかそんな感じの人達を一覧にできるページ作っておこうと思っていたのだ。

 思っていただけで1年以上何もしなかったワケだが、ここに日の目を見ることができて感無量。


モンベル

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 日本ブランドで多分最大の総合アウトドアメーカー。「チャレンジ支援」で私に商品を提供してくれた太っ腹な会社でもある。
 よく間違われるが、モントベルではなくモンベル。


 自転車オーストラリア一周単独旅行〜世界一参考にならないダイエットブログ〜  
 日本1周中に出会った小山陸が自転車オーストラリア1周したブログ。2014年後半〜2015年前半にかけての記録であり、現在ではその役割を終えたのか完全に沈黙している。ポイントまとめ作るって言ってたのに!


 豪州自転車周遊記 
 オーストラリアのダーウィン付近で出会い、その後一緒にタスマニア島を走ったサイクリスト。すでにオーストラリアの走行を終え帰国しているのだが、復職後は無茶苦茶忙しいらしく、東海岸での日々を最後に更新が途絶えている。


 コタンボラ輪周記“kotambola”cycling journal
 アラスカで会ったサイクリスト。実は以前からファンでちょくちょくブログ覗いていた。文章も面白いし情報も細かくタメになる。ただ滅多に更新しないのでヤキモキ。


 自転車情熱五大陸 登山旅
 アラスカからホワイトホースまで一緒に走ったサイクリスト兼登山家。世界1周しつつ各大陸の最高峰に登山するとのことで、デナリ登山した後にダルトンハイウェイを走るような変態鉄人。元自転車ショップでの勤務経験もあり、道中色々と教えてもらった。


 アスまんが 
 本旅行において、あらゆる面でサポートしてくれる頼れる友人のサイト。奴がいなけりゃこのブログも色々な部分で破綻しており、大変助かっている。なおサイト運営は完全に飽きているようで、かれこれ1年以上更新がない。


 Warmshowers
  自転車旅行者同士の相互支援コミュニティサイト。ゲスト側が到着日時を伝え、ホストの都合がよければ無料で滞在その他の支援を行なっている。こんなサービスができるあたり、現代の自転車旅行者は恵まれていると心底思う。


 アドベンチャーサイクリング・メーリングリスト
 海外を走る日本人サイクリストによるメール方式での情報交換を行なっているサイト。自転車旅行者が自転車旅行者のために情報を出しているため、私のような人にとって極めて有用なサイト。なお本ブログの「各国まとめ」におけるGooglemapリンクもここでつくり方を教わった。

 最終更新2016年11月21日(月) 

 アメリカ48日目 マクリーンの町〜オクラホマシティから西に約380km アマリロの町

 オクラホマシティで休息とってから4日目。普段だとこの辺りで筋肉痛とか疲れとかを覚えるため、次の休息日を考え始めるのだが。もうすでに両足が満身創痍状態の筋肉痛である。あまりに痛すぎて自転車の乗り降りに支障をきたすレベル。

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 そんな状態でも朝は来る

 毎日のように風向きが変わっていたのだが、ここに来て真正面からの風となってしもうた。全力でペダル踏んでも15km/hも出せないし、そもそも足が痛くて全開でペダル踏めない。

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 人口52人の町で休憩

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 本日のルート66

 アレだ、遮蔽物がないのが悪いと思うのだ。過去に風で苦労した場所を思い起こすと、大抵海沿いの道か地平線が見えるような大平原である。ふと思ったのだが解決策として半円状の大きな透明パイプをトンネルのように道路に被せてはどうだろう?

 風どころかあらゆる気象に対応出来る完璧な防護壁として便利なこと然り。予算だとか恩恵を受けるのが2輪車のみだとかそういう細かいことは知らん。そういう妄想でも考えてないと現実に走るのが厳しすぎる本日の環境。

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 今日はやたらと風力発電が

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 唯一助かったのは、テキサス州はインターステートを自転車が走れるみたいで

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 宇宙人でも出るのん?

 そんなに頑張らなくても距離短くして楽すれば良いのだが、そうは問屋じゃなくてテキサス州が卸さない。お昼休憩で訪れたグルームの町以降、次のアマリロまで道中一切の補給箇所がない。この周辺は基本大平原なので、テント張るとなると姿を隠せる障害物がある場所まで辿り着かねばならんのだ。

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 本気になれば野宿できるけど

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 綺麗な景色ってのは厳しい環境だ

 割と本気でアマリロまで辿り着くの無理だと思い、どこかで野営できそうな場所があったらもう今日は辞めちゃおうかなぁ・・・とか悩みながらの走行。不思議なもんで、そうした弱気になると上り坂はフラットになり、吹きさらしていた向かい風は弱まる。もうちょっとだけ走ってみようかしら?

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 どこまで続いてるのやら

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 どこまでも続いてるんだな

 どうにか日が落ちる前に無事ゴールできちゃったりするのであり、私ってばやればできる子!というかやりすぎなレベルであり、今日ばかりは自分を大いに褒めそやしたい。

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 充実の夕日である

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 昨日のリベンジでテキサス牛のステーキ

 実に全身疲れきっているのであり、明日目を覚ましてやる気なかったら、半日くらいお休みだなこりゃ←フラグ

 2016年11月20日(土) 走行距離109km 累計51308km

 アメリカ47日目 エルクシティの町〜オクラホマシティから西に約280km マクリーンの町

 朝が猛烈に寒い。11月も後半というのも一因だろうけど、再びロッキー山脈へと突入し始めた関係で標高上げてきたことが大きな要因であると思われる。確か100m高度を上げる毎に0.6℃気温が下がるんだったっけか?この先控えている最高地点は標高約2000m。つまり現在より10℃以上気温が下がるワケでして、私は生きてアメリカ脱出できるかな?

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 寒いの苦手なものでして

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 呑気に野球とかやってらんない

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 エルクシティにもルート66ミュージアムが

 これほど近距離に同じ内容の博物館を乱立させないでほしい。どうしたって比較したくなってしまうし、両方入ったところで似たような展示物が出てくることは明白だろうに。もっと上手な商売をしてほしいところである。まぁ開店時間が遅かったので、スルーしましたが。

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 君を見る限り展示物も期待持てそうだったけど

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 こういう看板ゴテゴテ系好き

 最初の1時間はグローブしてても指先の感覚がなくなるような寒さを我慢しつつの走行だったが、あるポイントから一気に平気になった。今にして思えば朝食を作る時に濡らしてしまったせいで冷たくなったグローブが、乾いたことで保温力を取り戻しただけだったと思わないでもない。

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 それではテキサス州へ

 ちなみにテキサス州の南隣はもうメキシコである。そう考えると随分南下したなぁと感慨深くもあるのだが、もうしばらくはこのまま西へと向かいますん。急いで先へ進んでどうする?

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 本日のルート66

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 テキサスだしステーキ食べないとなぁ(自炊で)

 ひたすらインターステート(州間高速道路)のすぐ脇を走る小さな道路を進む。今まではインターステート脇だけでなく、少々離れた場所だったり独自のルートをとることもあったこの旧道であるが、もう完全にインターステートに並走。

 そんな道ではあるのだが、インターステートが山を削って盛り土で谷を埋め、アップダウンをなるべく減らしているのに対し、私が走る旧道は自然に沿った道路建設で大変疲れまする。隣に楽な道があるのに走れないというのがストレス溜まるね。

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 なお本日風は大したことなかった

 お昼ご飯の後、ほとんど休まず登り基調の道をひたすら走り続けたのが悪かったか。100km前後で足に力が入らなくなり、「これが年をとったということか・・・」とか思ったりしたのだが、補給食を食べたら一気に元気になった。単にハンガーノック気味だけだったようで。

 どうにか日が沈む前にマクリーンの町へと到着したはいいが、あんまり町の規模が小さすぎて当てにしていたスーパーに肉が売ってないとかさ。テキサスステーキの晩御飯は明日以降に持ち越しとなった夜である。

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 全て手持ちの食材で賄った夕食

 2016年11月19日(金) 走行距離125km 累計51199km

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