グアテマラ14・15日目 アンティグアの町

 スペイン語学校1・2日目。私は2年半ほど旅行続けて同じ町に1週間以上続けて滞在したことはない。それは一重に「飽きるから」なのだが、ここアンティグアではスペイン語の勉強という目的があるために長期的な滞在を目論んでいる。

 どれくらい滞在するのかは私が「どうにかスペイン語で会話できる!」と感じた時点までと考えてるのであり、しばらく自転車旅行記としての本ブログは体裁をなさない。タイトルに偽り有!とはこのことか。

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 結局1度もベッド使えなかった宿を出発

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 今日はちゃんとホットケーキ作れた

 ホームステイ先に荷物を移動させた後で学校へ行き、早速スペイン語の勉強開始である。

 スタイルとしては先生と私で1対1のマンツーマンレッスンであり、これなら分からないところもすぐ聞くことができる!・・・と思いきや分からないことを質問するためのスペイン語が分からないという始末。

 日本人もたくさんいる学校であり、流石に先生も系統立てて教えてくれるため全然わからんということはないのだが、最低でもある程度の英語力がないとスタートするのにまず一山超える労力がいるとか困りモノ。

 休みを挟むとはいえ4時間の講義は楽ではない。こちとら学生以降こんな長時間勉強した経験は数えるほどで、頭痛が痛いと間抜けな表現が的確に刺さる疲れっぷり。

 午後からも遊んでるわけにはいかないのだが、それはともかく昨日の溶接工場へ。勉強の復習も大切だが、今の私にとって最も大切なことは自転車を万全の状態に修理することだ。

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 修理賃 10ケツァール(約150円)

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 真面目に復習もしたよ

 なお本日からお世話になるホームステイ先だが、なんと日本人自転車旅行者がいた。私よりちょっと先行して走ってたのだが、彼もまたスペイン語の勉強でアンティグア滞在すると聞いており、この地で会えると思ったのだが同じ宿とは思わなんだ。

 いろいろ話してたら勉強はかどらないなぁ・・・とか思ってもないこと思いつつの夜である。


 翌日。毎日3食現地の人が作る家庭料理を食べれる喜び噛み締めつつの朝。2日目にして早くも「全くスペイン語を取得できないままだったらどうしよう?」という気持ちを抱えつつの登校。

 幸いにして今日から使うテキストがスペイン語→英語からスペイン語→日本語のタイプへと切り替わったため多少は落ち着くというか楽になったというべきか。4時間の授業をやっとこ終えて、家に戻った私は本日サイクルショップへと向かう。

 2日前に「水曜に届くよ!」と言ってた部品は全く存在してなかったが、売り物の自転車に付いてる部品をパージして移植するという暴挙。それやるのならば一昨日でも問題なかったよね?

 ついでにタイヤが振れているのを直してもらおうと思ったのだが「俺たちそれはできないよ」と言われてしまい、グアテマラのショップのレベル低さに戦きつつも工具貸してもらい自分でチャレンジ。

 成果としては「良くなったように思えるし、変わらないようにも思える」という微妙な感覚。2時間以上も私は何やってたんだろね?

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 ともかくこれで出発準備は整った

 あとは私がスペイン語をマスターするのを待つばかり。果報は寝ててもやって来ないが。

 2017年4月18日(火) 走行距離2km 累計60875km
 2017年4月19日(水) 走行距離2km 累計60877km

 大抵の国で売ってる物なのだが、日本人旅行者として重要なのはコンセントの形状が「A型」である国で購入しなくてはいけないという点において、購入するタイミングを逃すと入手するのに苦労するアイテムでもある。

 そういう意味では先代のテーブルタップが壊れたのがタイで本当に助かった。

 写真の通りコンセントの形状は3口となっているが、日本のA型コンセントも変換プラグを活用することなく差し込むことが可能なマルチタップ。

 前回のマルチタップは古かったのか電圧の高い国で使ったのが不味かったのか、理由は定かでないが内部のコードが断線してしまいご臨終となった経緯がある。

 そうした点においてタイの電圧は220Vと高い数字を誇っている。それに対応した製品であるこのテーブルタップは少なくとも「電圧が高い」という点において気をもむ必要がない。

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 袋は以前使ってた物を代用してる 

 常にストレスにさらされているようで全くそんなことのない自転車旅行者にとって、僅かな気がかりであっても無くしておくに越したことはない。

 あとへっぽこ途上国ではドミトリーの部屋内にコンセントが1つしかないようなパターンは意外と多いので、とりあえずテーブルタップを持っているということでコンセント争奪戦にあぶれることはない。これで醜い争いから抜け出た天上の存在として1歩優位に立てると思うと愉快ではないか。正義は我のテーブルタップに有り。
 
 日本のテーブルタップはレベル高いと思う

 幾つかの国を回って思ったことに、日本ほど刃物に対して思い入れの強い国は少ないという点がある。少なくとも刃物に対して製作者の名前を入れるようなことはしていない。

 そんな日本から持ってきた包丁は切れ味鋭く、しかもまな板の裏面に収納できる持ち運びにも適したお気に入りの逸品だったのだがアメリカで野宿していた際に盗まれてしまった。

 どんなに物が豊富なアメリカでもまな板に収納できる包丁セットは売っておらず、泣く泣く新たな包丁とまな板を購入する運びとなった次第。


 とはいえ適当な包丁だとはいかない。とにかく安物の包丁はあっという間に切れ味落ちてしまい調理の際に多大なストレスを与えること必至の代物だ。

 海外でキッチン付きのホステルに泊まってよく分かったのが、ダメな包丁を旅行の最中に使ってはいけないということだ。多少でも料理をする人ならば、包丁は真剣に選ぶべき。

 とかぬかす私が購入した店はウォルマートなのであり、まったく説得力に欠ける話であるのだが。

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 それでも20ドル以上するセラミック製

 万能ナイフ1本で調理の全てを賄うサイクリストもいたりするが、それでは私が毎日のように作る適当肉野菜炒めですら無駄な労力が多すぎるというもの。

 自転車ってそれほど日々時間に余裕があるスタイルの旅行ではないため(というか時間あるなら走りたいため)、調理に時間を取られまくるわけにはいかないという側面もある。

 何にせよ包丁の1本くらいそれなりのものを使っても罰は当たらないと思うのだ。
 

 本当はこういうのが欲しかった

 グアテマラ13日目 アンティグアの町

 なんだかテントより劣悪な環境だった気がしないでもない1夜を過ごしての朝。既に2日間ダラけきったこともあり、本来気乗りがしない学校での勉強であってもワクワクするというか、とりあえず楽しみである。

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 退屈は敵だ

 朝食で作ったパンケーキが緩すぎてマトモな形にならない酷い出来だった。「ホットケーキもマトモに作れないのか」と思う人も多かろうが、説明書きが全てスペイン語で絵すら書かれていない異国のホットケーキミックスでは分量間違えても仕方なかろうて。

 炒り卵みたいなパンケーキをお腹に詰めてスペイン語学校へ。本日から授業受けれるのかと思っていたが、生徒数の関係か午後の時間帯に授業が開かれてないようで、明日から授業開始となることに。

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 1週間×4時間で79ドル(更に割引有)

 あと希望する生徒にはアンティグアに住んでる人の家にてホームステイをすることができるとのことで、1日3食付いて1週間75ドルという金額。1日あたり1200円弱。

 宿が1泊750円なので、1日の食費を500円以下に抑えればこのままホステル泊を続ける方が得なワケだが、そんなみみっちい計算するよりも現地の人ん家に泊まる方が楽しそうじゃないか。スペイン語勉強するのに日本人宿では環境悪いし。

 諸所の手続きを終え、ここからが本番。壊れてる自転車の修理作業である。

 主な破損箇所は「キャリアが折れてる」のと「リアディレイラーがひん曲がってる」のの2つ。後者はともかく、キャリアが折れたという症状は自転車ショップで治す範疇を超えている。

 かといって新たなキャリアなんてグアテマラには(多分)売ってない。どうするのかといえば、地元の工場で溶接してもらうのである。

 ということで宿のオーナーに教えて貰った工場を探すのだが、周辺をいくら回っても見つけられない。近くの人に聞きまくりようやく発見したその工場は本日休業なのであり、おいおい連休はもう終わったんですよ?

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 明日はやってるらしいのでまた来るわ

 仕方なく次なるポイントの自転車ショップへ。とりあえず目星つけていたショップに行ってみたのだが、部品はあれど価格が900ケツァール(約13400円)とか表示されていた。

 ばっかじゃねーの!?リアディレイラーなんて5000円とかそれくらいの部品ですよ。あまりにも足元見た金額なので「何でこんなに高いんだ?」と聞いてみたら「グアテマラではこれが正規価格だ」とかぬかしおった。

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 絶対嘘だと思うので別のショップに行ってみた

 そもそも初手の対応からして「これなら直せるかもしれないよ」と修理を試みてくれる対応ですよ。さっきのショップを見た関係で、このお店の好感度はうなぎのぼりである。

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 色々試してみたけど駄目だったが

 結果的に新しい部品を注文する運びとなる。恐る恐る値段を確認してみたら300ケツァール(約4500円)とのこと。やっぱりあのショップは嘘つきだった。阿漕な商売している店とか3日間履き続けた靴下の臭いが湧き出る呪いにかかれば良いと思う。

 そんな感じで結果的に1日回って問題は何も解決しないで終了する。解決の目処が立ったのだから良いけれど。

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 キッチンあると食事作るのも面白い

 2017年4月17日(月) 走行距離17km 累計60873km

 カナダ北部を超えて以降、ソーラーパネルの活躍する機会はほとんどなくなってしまった反面、モバイルバッテリーはその手軽さと手広さで変わらず使い続けている。

 そのためダンボーが居なくなってしまった後も必要に駆られて新たに購入したのが「POKET JUICE」である。

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 正直それなりに大型のモバイルバッテリーにおいて、現代の商品で差異を見つけるのは難しいほどその性能は似通っていると言えるのではないか?少なくとも私は全くわからんのであり、電気店で最も安価な品を購入したのである。

 私の旅行スタイルの場合、モバイルバッテリーが働く電源供給は「スマホ」「外付けスピーカー」「IPod」「小型扇風機」が主となる。これらに充電するだけであれば13500mAという容量は私の場合、必要十分すぎる。

 普通に使い続けるならば1週間は持つであろうが、そもそもバッテリーを1週間も充電せずにいる環境はアメリカ以南では未だ出てきていない。

 というか本当に充電したい最重要品目はパソコンだったりするので、モバイルバッテリーを含むこれらの製品を充電関連で右往左往することは少ない。

 そんな遠くない将来にはパソコンもバッテリー充電できるようになると思うのだけれども。
 

 グアテマラ11・12日目 アンティグアの町

 意気込んでアンティグアまでバスワープしてきた私であるが、この町に来たのはスペイン語を勉強するべく学校に通うためである。早速学校に向かいたいところなのだが週末は学校もお休みである。

 ならば町の観光でもするのかと問われれば、先日から続いているイースターのお祭りで町中は人混みだらけ。とてもじゃないが外を出歩く気分にはなれない。

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 あの山に登ろうにも連休中では手段がない

 ということでボロボロになった衣類とかテントとかを補修作業したり本読んだりして過ごす。標高1500mを超える地帯にあるアンティグアは夜間は涼しいのだが、日中の暑さは相変わらずであるため屋上のテントなどに入れるワケもなくあちこちフラフラと涼と快適な読書スペースを求めて右往左往。

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 この日初めて外に出たのが午後4時

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 石畳のアンティグアでは警察自転車もMTB

 とりあえずキッチンが使えるため、昨日買い込んだ1ダースのビールにほくそ笑みつつ夕食作り。中米に入って食材料が少なくなったとガッカリしていたが、それでもここアンティグアはグアテマラにおいて非常に優秀な品揃えを誇るスーパーや市場があるのが有難い。

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 そも私はたいしたもん作れないけどさ


 翌日。暇なのでコーヒー飲んでるか本読んでるかネットしてるかの3パターンに行動が制限されてる気がする。幸いにしてペンション田代にはそこそこ日本の小説が揃っているため興味ある本を読み漁る。

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 そういっても2日で4冊程度だが

 とりあえずドミトリーのソファ(ベッドではない)が1つ空いたのでそちらへ居を移すことにする。テントでも料金同じなのだからそりゃ早々に移りますとも。

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 どっちもどっちだけれども

 とにかく部屋内にいることで日中の暑さを回避できるようになったのが嬉しい。今日も外へ出ることもせず部屋に引きこもっての不健康な日々。私だって自転車乗りたいと思ってるが、フェステバル期間中は自転車ショップも溶接工場も閉鎖しており修理の目処は立っていない。

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 でも近くの市場は楽しかった

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 独特の雰囲気がたまらない

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 それはナムコという会社のキャラクターでな?

 折角なのでこの国で材料なくてもどうにか作れそうな夕食を考案して遊ぶ。鶏肉にサルサソースとアボカドを使ったエセ回鍋肉は想像していたより美味で自分でも驚いた。こういう適当料理を作ると大抵痛い目に会うって相場は決まっているのだが。

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 私の料理が上手だからということにしておこう

 明日からしばらくはスペイン語学校生活の日々。それほど日記書くこと無さそうなんだが、再出発までこのブログどうしたもんかね?

 2017年4月15日(土) 走行距離0km 累計60856km
 2017年4月16日(日) 走行距離0km 累計60856km

 グアテマラ10日目 コバンの町〜グアテマラかつての首都 アンティグアの町

 ここコバンからアンティグアまで自転車ではなくバスでの移動となってしもうたワケでして。ほんの数週間前「自転車での移動ができなくなったら私の旅行は死んだことを意味する」とか豪語したのに早くも挫折。自分の意見に責任取らない系旅行者。

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 ということで予約したバスを待つ

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 ハンモックに揺られたりしつつ

 今後は死んでも動き続けるゾンビ旅行ということにするとして、それはともかく「宿の目の前まで迎えに来てくれるよ」と申しましたバスは、ここに来て「10ブロック先のマクドナルドまで移動してね」と変更を告げられる。バスの出発時間後に、である。

 キャリア折れてる関係で自走するのはなるべく避けたいところだが、いつ出発しても可笑しくない時刻という恐怖からかなり無理して自転車乗りつつの移動。これで乗り遅れてたら暴動起こすぞ、1人で。

 幸いというかバスは出発どころかターミナルに到着すらしてない状況であり、予定時間から1時間後に無事出発する。これが中米の平常モードなのかは分からない。


 1つ思うのは、自力でない移動手段というのはとにかくストレス溜まるということ。時間に翻弄され、人に振り回され、停まりたくもないポイントで停車し、停まりたいと思う場所をすっ飛ばす。

 先の言葉通り、バス車内で私は楽しむことも何もなくそれこそ「死んでいた」状態で4時間のひたすら空虚な時間を過ごしアンティグアへと到着したワケだ。

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 唯一思ったのは「走ってみたかった」

 とりあえず日本人宿へと投宿する。アンティグアにてしばらくスペイン語学校に通って勉強する算段をつけていたのであり、料金安くて良さそうな学校を探すことにしましょかね。

 なおイースターは週末日曜日まで続くイベントであり、折しも今日が最大の賑わいを見せる日。ここペンション田代も満員御礼で空き部屋はないため屋上にテント張らせてもらうという暴挙で無理矢理の投宿である。

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 空いたら部屋に移動する予定

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 とりあえず自炊が増えそう

 なおこの宿で始めて日本人の海外徒歩旅行者と出会った。日本人の海外サイクリストもそれなりに珍しいが、徒歩旅行というのはもう希少種というか「本当に存在するんだ・・・」と驚いてしまうレベル。ツチノコみたいなもんだと思ってたよ私は。

 案の定というか話の面白いこと。一般的なバックパッカーの話は自転車旅行の視点とは異なる感覚であるというか、興味そそられない内容も多いのだが、彼の話は私にしても感じるところが多々あり実に興味深い。

 そんなことを思いつつイースターという一大イベントは一切見ることなく就寝。

 2017年4月14日(金) 走行距離2km 累計60856km

 グアテマラ9日目 ランキンの町〜アンティグアから北北東に約110km コバンの町

 さて自転車が壊れているため走れない茶壺さん。正確に症状を言うならば、ダメになったのは「後輪ギアが変速できない」のと「フロントキャリアが折れた」という2点なので、相当無理すれば自走ができないワケではない。

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 そもそもここに来る道を荷物満載の自転車で来ることがアホ

 しかも帰り道は標高差700mの未舗装路を押して上がることになる。丸1日かけて自転車押してゴールできるかどうか?という道で、しかも1度走った場所なんてちょっと勘弁願いたい。

 というかまず自転車を修理することが先決なのであり、素直にバスに乗って最寄りの大きな町であるコバンへと向かうことにする。

 適当に宿の前で待つこと1時間。やってきたバスを呼び止めて自転車を屋根の上に載せて出発する。恐ろしく気の短い運転手が運転しており、荷上げ作業をしていた私と係員のニイちゃんがまだ屋根の上なのに出発し始めたのはアホとしか言いようがないんじゃないか?

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 次に人乗せる場所まで屋根の上

 ようやく車内に入り、あとはひたすら到着を待つばかり。ボルネオ島で国境から逆走した時以来となるバス移動なのだが、改めて自転車でない移動はツマラナイものだと思う。

 せっかく見える景色も楽しいし、そここで面白そうなイベントやってたりしても全て素通り。無茶苦茶な追い抜きをする危険運転にも辟易だが、何より自分の力で移動していないというのは楽しさ1/10ですわ。

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 寂しい

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 12時前にはコバンに到着

 とりあえず近場のホステルに投宿して、自転車ショップを調べてみる。道中で見かけた自転車関係を扱っているお店は全て金物屋が兼業しているような店ばかりで、とてもじゃないがSHIMANOパーツを扱っているような店ではなかったのだ。

 コバンに恐らく唯一であろうサイクルショップは近くにあるようで私も一安心。早速お店に行ってみたのだが・・・

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 まさか閉まっているとはねぇ

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 何かしらのイベントなのか?

 気になって宿に戻り調べてみたら、イースター祭の連休が始まっており世間様は大賑わいなのだそうだ。どうりでショップの入口に「17日まで休みます」っぽい貼り紙があったわけだよフザケンナ。

 流石にここで3日も4日も無為に過ごすのはもったいない。ということで200kmほど妥協してアンティグアまでバスワープすることにした。実はフレームも少々ひん曲がっているし、ちゃんと居を据えてきちんと整備するべきタイミングなのだということか。

 とりあえずホステルで明日のバスチケットを予約して、にっくきイースター祭を見るべく町中を闊歩する。完全に私の責任なのに、目の敵にされてはイースターも大変ですね。

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 日中も煌びやかだったが

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 夜間のパレードが実に面白かった

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 どうしてもお神輿を連想してしまう

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 こんなイベント見れてある意味運が良かったか?

 とりあえずアンティグアでキャリアを直すためにも溶接工場があるかを調べておきたいところだが、そういうニッチな情報がネットに乗ってることはまずないのであり、到着後に自ら調べ回るより他にない。

 ネットは包括的に多数の情報をカバーしているように思うかもだが、少なくとも海外自転車旅行においては大した意味をなさない。

 一部の有名観光地や大都市にネットの情報は固まっているのみで、道中の村でも町でも自分の足と直接そこに住む人から教えて貰った情報を頼りに探し回るのが常である。

 事前に全ての行動予定を抑えてから活動する旅行者を指して「それの何が面白いのか?」とかいう論調を聞くのだが、そもそも下調べが通用するのはそうした有名観光地域だけの話で自転車旅行においてこの問いは意味を持たない。

 調べるもクソも情報がないのであり、とにかく現場に到着してから失敗したり間違えたりしつつもどうにかやっていくのだ。そういうのが旅行者のスキルというのであれば、私はそれなりにそうした能力を備えたと思っている。

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 どうでもいい話ですな

 だから調べ物を早々に放棄してついついネットで遊びまくってしまい、何1つ得ることのないまま時刻も0時となってしまったりしても構わないのだ。きっと明日の私が苦労して解決するよ!

 2017年4月13日(木) 走行距離2km 累計60854km

 グアテマラ8日目 ランキンの町

 山々に囲まれた山麓に位置するランキンの町。相当な田舎ではあるのだが、この付近にあるセムク・チャンペイという観光地のおかげか多数のホテル・ホステルとツアーバスがこのランキンを拠点として充実している。

 とりあえず朝のうちに明日のバスチケットを予約しようとしたのだが、「そんな物はない。明日朝にそこらへんでたくさんバスが出てるよ。」という有難い情報を教えてもらい、これで後顧の憂いなく遊びに出かけることができるというものだ。

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 夜は割と冷えた

 昨日と同じくバスという名のトラックの荷台に乗せられて、ランキンよりさらに奥地へ10kmほど入り込んだセムク・チャンペイを目指す。

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 やっぱり未舗装路&強烈な坂道

 それでも今日の道の方が大人しいというか、まだ我慢出来る状況だった。昨日なんかはトラックが揺れに揺れてあちこちポールに体をぶつけて青タンができたりとかしたのに比べると、今日はまだ紳士的な危険運転だ。

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 約45分くらいで到着

 名前だけでは何か全くわからないセムク・チャンペイは棚田状の川である。私のばっちゃんの家でもよく見た田んぼの形をした川とのことで、ここの情報を聞いた時にどうしても行ってみたいと思った場所なのだ。まさか道中があんな酷い未舗装路だとは思っていなかったし。

 毎回腹の立つ外国人料金を支払ってようやく入場・・・してから1時間も歩くことになろうとは。素直に川へと行かず、先に見晴台をちょっと見ていこうなどと思ったらこの有様である。

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 完全に登山道

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 確かに眺めはすごかったけど

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 ようやくお目当のポイントへ

 もちろんこのセムク・チャンペイでは泳ぐことができる。このために水着セットを運び続けてきたのであり、いそいそと着替えてプール遊びと洒落込もうじゃないか。

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 深い場所では3mくらいある

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 如何にも人工的な垣根のようで天然の関

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 見た目的にはこういう方が面白いな

 存分に堪能したところで帰り道。今日は曇っていたこともあり若干寒くなってしまったし。ティカル遺跡もそうだったけど、何故か観光する日だけ天気が悪くなるグアテマラ。

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 ランキンって本当に小さな町なんだな

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 私以外にも自転車でここ来る人がいると思うと安心する 

 ついには雨まで降り出してしまい、本を読んだりビールを飲んだり。当初はセムク・チャンペイまで自走してキャンプしようとか思ってたんだけど、どう考えても私か自転車どっちかぶっ壊れるレベルの行程だった。無理せず楽しく遊びましょう。

 2017年4月12日(水) 走行距離0km 累計60852km

 グアテマラ7日目 Raxrujaの町〜アンティグアから北北東に約km ランキンの町

 グアテマラ来てもう1週間になろうというのに、未だ通貨の単位を「ペソ」と言いそうになってしまう。というかグアテマラ通貨の「ケツァール」って言いにくいのだ。タイピングも面倒だしどうにかならないものか。

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 6時半には目を覚ます

 せっかく早起きしたのであり、こういう時こそ調子悪くなっているガソリンバーナーの整備作業に時間を当てる。メキシコ入って以降、急激に調子が悪くなったウィスパーライトさんであるが、私はこれがメキシコのガソリンの質が悪いせいではないかと睨んでいる。だからといって特に何も対処できないのだが。

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 出発したのはいつも通り8時半頃

 予期していた通り山岳ステージへと突入である。厳しい斜度と強い日差しで全身を汗にしながら1つ目の峠をどうにかクリア。なかなかしんどい肯定だぜ・・・とか思っていたのだ、この時は。

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 とはいえ景色は良いし

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 子供達もよく分からん赤土で遊んでいる

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 それでは2本目となる峠にゴーだ

 とか思ったら早々に道路が未舗装の道へと変わる。しかも走り辛いとかレベルじゃない、尋常じゃないクソコンディション。もちろん自転車で走行できる筈もなく、地獄の坂を自転車押して死にそうになりながら進む。

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 1kmに30分くらいかかる

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 んでこの先50kmくらいあるのだけど・・・

 3時間半くらい押したところでバス待ちの村人に出会う。「ここで自転車ごとバスに乗ったら?」という言葉に一も二もなく飛びつく私。心が折れるとかそんなレベルはとうに通り越して、身体と自転車どちらが先に壊れるか?というほどの満身創痍だ。

 バスという名のトラックの荷台にギュウギュウ詰めで揺られること2時間。ようやく路面がまともそうな町へと到着したので降ろしてもらい、それではいざ出発!と思ったら本当に自転車壊れてやがった。

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 悲しいかな2度目のバス移動

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 まだダートだったし助かったけど

 近場で自転車ショップがありそうな大きな町が西に60kmほど移動したコバンという場所なのだが、このバスはそこまで移動しないとのこと。じゃあどうすんだよ?としたら「この分かれ道から下った場所にランキンっていう町があるから、そこからコバン行きのバスを拾いな。」とのことで。

 ということで17kmに及ぶ未舗装路ダウンヒルの開始である。なお自転車の破損部分は後輪ギアなので、ギアチェンジができない点以外は支障がない。トラックの運ちゃんは絶対そんなこと分かってなかったろうけども。

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 下り坂だからどうにか移動できる

 お昼ご飯も食べてないコンディション、オマケに先のトラックで至る所に傷がつきまくりで不安の残るマシンに跨る私。いやぁ今日はなかなかに厳しい条件でゾクゾクしますな。時刻も17時過ぎてて日が暮れそうだし。

 マジでシャレにならない状況だったので必死に進み、それでも日が暮れた後でのゴールとなった18時半。足よりも重たい自転車押し続けたのと今のダウンヒルで両手の筋が痛くて仕方ない。

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 ホステルも満員だったので頼み込んでテント張らしてもらう

 なお当初の目標ではこのランキンの町に辿り着くこととしていたので、壮絶に予定外が重なった結果としてオーライとも言える。そんなワケで自転車のことは一旦忘れ、明日は予定通り観光に勤しむのである。

 2017年4月11日(火) 走行距離45km 累計60852km

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