メキシコ49日目 メキシコシティの町

 昨日丸1日観光したけど、まだメキシコシティ。引き続き観光と見せかけてダラダラする方針のメキシコシティ。手始めに無料の朝食をバカスカ食べた後に、読みかけの小説片手にコーヒー飲みつつ不動の構えを取る私。

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 なお今日も宿出発する方から色々頂いてしまう

 読んでた小説が大当たりで面白すぎる。午前中いっぱい読みふけってしまい、読み終えたところでようやく活動開始。良い小説を読んだ後ってのはなんとも言えない気分の良さで、ニヤニヤしながら洗濯物を片付けたり。

 それはともかくメキシコシティの観光だ。ちょっと興味があった国立人類学博物館へと地下鉄使って行くことに。なおメキシコシティ内では全く自転車を使用してないが、これは市内の交通事情の悪さもさることながら、この数年で2組も日本人サイクリストがメキシコシティ内にて自転車盗難にあっているためだ。

 この町は交通機関が発達しているし、地下鉄は市内料金一律5ペソ(約30円)と格安である。スリが多いとか良くない噂もちょいちょい聞いたが利用しない理由がない。

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 何かのイベントなのかサイクリストが大量にいた

 さてそれでは博物館。入場料金70ペソ(約400円)を支払い簡単に見て回ってみようと思ったのだが。

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 これが猛烈にデカい建物でして

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 説明書き読めないのに3時間半とか見学してた

 ところで訳も分からん異国の博物館はそんなに楽しいのか?と思われるかもだが、個人的な返答としては「落差が激しい」と答えたい。

 私の場合における海外での博物館の楽しみは「想像力を駆使して楽しむ」というスタイルだ。大概の展示物というのは似たり寄ったりの場合も多く、面白い物品を見つけてはそれが作られた過程とかその境遇を考えて見学するのである。

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 動物型の水瓶というのはよくあるのだが

 てとも忙しい家庭であるため凝った細工よりも利便性を追求して作られた水差しが欲しい。そうした需要を満たすために考案されたのが

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 コレだったら楽しいなぁ

 これが全く使えない代物と思いきや、急須における空気孔の如く水が綺麗に入れられるぞ!凄いじゃないか!・・・みたいな想像をして見て回っている。割と楽しい。

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 「首が寝違えた人を作って」

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 職人はきっと鼻の穴の大きさに拘ったんだ・・・

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 塊魂というゲームに似たような顔のキャラがいてな?

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 きっと家で戦隊モノのヒーロ−5人組を欲しがっている子供がいた

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 なまはげ的な文化がメキシコにあったことを彷彿とさせる

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 首が鍛えられるような被り物で頼む

 まぁ実際には製作者が考えていたのは最も高いところで「締め切りやべーな」とかそんなもんだと思うけど、それでもメキシコの歴史展示物を見ていて私が思ったのは「古代メキシコ人は結構楽しくやっていた」という感想だ。

 何というか、悲壮さとか苦しさとかそういった負のイメージが薄いのであり、陽気なメキシコ人のルーツを勝手に理解したような気になれる割と面白い博物館であった。

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 個人の感想です

 実に楽しませてもらったのであり、ご機嫌気分で宿へと戻り、この数日間全く整理せず散らかしっぱなしであったバッグをまとめて明日の出発準備に追われる私。ブログも丸々1週間分更新作業させると1時間くらい平気でかかってしまうのであり、こまめな作業は大切です。

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 オマケ:なんか違和感ある絵柄 

 2017年2月15日(水) 走行距離0km 累計57280km

 メキシコ48日目 メキシコシティの町

 ところで3日前に私がこの宿へ投宿した時、明らかに長期旅行である自転車が置かれていた。しかしその乗り手は何処かへ出かけているらしく、丸2日経っても出会っていなかったのだが。

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 こんなマシン

 昨夜しばらくぶりにサンフェルナンド館へと戻って来た彼は、私と同じく2014年に出発したサイクリストであった。というかブログ読んで知ってる人だった。

 ということで色々面白い話を聞かせてもらい、遅くに眠った昨夜ではあるが朝7時には目を覚まし、フリーの朝食を頬張りつつ観光準備である。

 メキシコシティ近郊にあるティオティワカン遺跡、この町から日帰りで見学することが可能な立地にあり、ポピュラーな観光名所らしい。そういえばアメリカ大陸入ってから初めての遺跡観光ということになり、結構ワクワクしながら地下鉄使ってバスターミナルへ。

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 今日だけバスは味方

 酔わないように目をつぶって動かずいたらあっという間に目的地。楽ではあるが、移動の楽しさが全くないな。

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 それでは遺跡へ

 割とだだっ広い敷地に2つのピラミッドを中心として大小様々な建築物跡が広がる。あんまりきれいに修復されているのは良いのだけれど、コンクリで塗り固められているのを目撃してしまうと遺跡気分に浸れないといいますか。

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 この辺の基礎部分だけ残ってる場所が良かった

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 人も全然いないし

 ティオティワカンではそれぞれ「太陽のピラミッド」と「月のピラミッド」という聞くも語るも恥ずかしい2つのピラミッドに登ることができる。

 やたらと急傾斜な階段を上っていくのは、標高2000m越えということもあってか息がきれて少々大変だ。「ここで足滑らしたら大怪我じゃ済まないだろうなぁ」とか「昨年度で何回救急車ここに出場したのだろう?」とか思ったりしつつ頂上へ。

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 月のピラミッドの方が低いけど眺めが好き

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 この真ん中に生贄とか置いたのかしら?

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 登るの疲れた太陽のピラミッドから

 ついでに入場無料の博物館を見て回り帰途につく。敷地が広大であるためか3時間くらい歩き回ってしまったのであり、やたらと疲れた気がする。

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 「そんなこと言うなよ」

 這々の体で宿へと戻り、本日やり遂げたご褒美にとビール飲みたいとこだがまだ早い。メキシコシティでは毎週火・金・日の夜にメキシコプロレス「ルチャ・リブレ」が行われているのであり、これを見ずして何がメキシコか!ということで同宿の人と一緒にアリーナへ。

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 わくわくの会場

 10代の頃はプロレスというものを「真剣に戦わないエセスポーツ」とバカにしていた私だが、歳を重ねてそれがつまらない一元的な見方であることを理解した。以来、せめて1度くらいはプロレスを見てみようと思っていたのだが、まさかメキシコで実現することになろうとは。人生わからん。

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 なおカメラ持ち込み禁止のためスマホカメラで

 当然言葉は何一つわからないが、非常に分かりやすい展開で初見のお客である我々も楽しめる。何より観客がノリノリで、やや大げさにレスラーの一挙一動に反応するため臨場感があって面白おかしい。


 フィニッシュシーン

 存分にルチャった後、夜のメキシコシティをビクビクしながら宿までの帰り道。流しのタクシーは危険だというし、地下鉄は地下鉄で危ないとか言われたのであり、じゃあ我々はどうやって道を戻れというのですか?と歩いて帰る道。

 何時でも逃げ出せる体制を整えつつ、その心配は杞憂に終わり一安心。22時を過ぎてから遅くなった夕食を摂るのであり、太る心配のない自転車旅行者はこういう時ほど気楽で良いねと思うのである。

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 なおカレーライス 

 2017年2月14日(火) 走行距離0km 累計57280km

 メキシコ46・47日目 メキシコシティの町

 さて都市圏人口では東京に続いて世界2位を誇るメキシコシティ。さぞや多くの観光名所もあることだろうということで、私が向かう先は宿の屋上である。

 大量の洗濯から始まって、ロシナンテ号の整備作業に伸びてしまった髪の毛の散髪、合間でもらった豆を調理しつつ、破れた布製品の補修作業と右へ左へ奔走する。ただし全て宿の中であるが。

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 かなり入念に整備した

 一息ついたときには日が傾いてきている時間であり、そのまま夕食作りを始めてしまう私。結局丸1日外へと出ることはなかった訳だが、私が引きこもっていても沢山の人が出入りする日本人宿は結構面白い。

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 夕食取りつつ色んな旅行者の話を聞く

 嬉しかったのが、他の方達から日本のおにぎりやふりかけ、カレー箱に出汁の素とか日本の食材をたくさん頂くことができたこと。インスタントの味噌汁はかなり節制していたものの、既に全て使い切っていたこともあり味噌汁関連をこの先も飲めることは本当に有難い。

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 結局寝たのは日付変わってから


 翌日。昨日で面倒な作業が終わったと思ったら大間違い。長期的に旅行を続けている以上、増えてしまう荷物やれ壊れてしまうアイテムやれが出てくるのは仕方ないこと。

 仕方ないので見ないフリして放っておいたのだが、メキシコシティでは本気出す私。捨てるには忍びないTシャツとか書き終えた日記だとか、その他色々頂いたものを取りまとめて郵便局へ。

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 汚い段ボール箱は自作品

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 やたらモダンな郵便局へ

 1国の首都にある中央郵便局ではあるが英語が全く通じないため、ほとんど根性で郵送方法を確認する。普通ならば30分も要らない作業に2時間とか使ってしまうのは致し方ないところか。

 その足で電気街へと移動し、タッチパネルが反応しなくなったスマホを修理してもらう。正直不安が強かったのだが、ものの30分でバッチリ直してくれるわ値段は500ペソ(約2800円)だわと非常に満足。下調べで日本での修理費用をチェックしていた身としてはかなりお安く済ますことができたと思ってる。

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 こんだけデカくても個々の店舗は大体同じ

 というか日本は電子機器において物の値段は安いが、修理費用を高額に請求してくるイメージだ。新しい物を次々交わせようとするのは、物を大切に扱い壊れても直しつつ継続使用する自転車旅行とは相容れない考え方だよなぁ。

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 町中至る場所に壁画がある

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 地下鉄に乗って移動したり

 行きたかった場所は日本食材屋。同宿の人たちから食材を頂いたりしてはいるが、それでも欲しい自国の食料品。納豆とか売っていると聞いちゃあ食べないわけには行かなかろうて。

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 他にも幾つか購入

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 調子乗ってそぼろ丼も食べた

 なおこの周辺にはレベルの高いサイクルショップが点在しており、1月ほど前の事故でぶっ壊れてしまったヘルメットミラーを買い直すことができてホッとしている。無くてもどうにかなるアイテムではあるが、1度使うとその便利さから離れられないアイテムでもある。

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 よかったよかった

 やっとこ作業終了して宿に戻ろうとしたのだが、買い物のしすぎで手持ちのお金が50ペソ(約280円)もない。もう昨日作った豆の残りで夕食終了でいいやと思ったのだが、同宿の方がKFCで大量にチキン買ってきてくれてご相伴にお預かりする。

 チキン食べるわビール飲むわと贅沢の限りを尽くし、ようやく明日からメキシコシティの観光へと入ろうと思う。

 2017年2月12日(日) 走行距離0km 累計57280km
 2017年2月13日(月) 走行距離0km 累計57280km

 メキシコ45日目 テペヒ・デル・リオ・デ・オカンポの町〜メキシコ最大の町 メキシコシティの町

 「メキシコシティの町」って表現は頭の悪さを醸し出してる気がするが、まぁ気にしても仕方ない。それよか連日消防署を渡り歩く自分の傲岸っぷりに対して気にした方が良いのでは?

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 これが防火衣庫

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 なおテント張ってたのはここら辺

 突然の来訪者に対して実に良くしてくれるメキシコ消防隊員。朝ごはん食べていたところ「自転車はお腹が減るだろ!これ持っていけよ。」と大量の米と豆を頂く私。すごく嬉しいのだけれども、メキシコの豆ってどうやって調理するのが一般的なのか全くわかりません。

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 合わせて3kgくらい貰ったので坂がキツい

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 私を抜いって行ったサイクリストの人から

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 エナジードリンクとお菓子を頂く

 実はメキシコでは結構こうしたローディを見かけることが多い。彼らが高速道路を走ったりしているのを目撃したため、走行禁止の看板が出ている場所でもそんなルールはあって無きが如しだということを理解したり。

 というか高速道路以外で走ってるサイクリストを見たことがないとか面白い国だぜメキシコ。

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 反対車線は早くも渋滞してるようで

 シティまで残り40kmの料金所を超えた地点で様相が一気に変化する。高速の側道がなくなり、交通量は爆発的に増加し、クラックションと無茶な運転を行うドライバーが乱れまくりの最悪な環境の走行を余儀なくされる。

 これまでも交通ルール最悪な都市は幾つか走ったりしたのだが、そうした中国やベトナムの町と比較すればメキシコシティなんて可愛いものだとは思う。

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 クラックションなんて1/50くらいだし

 だがこの町はとにかく規模が大きいのだ。必然的に悪環境の中をいつまでも走り続けなければならないという点において、他のどの交通悪環境都市にも負けないと強さを兼ね備えているといえよう。要するに最悪の一言。

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 ただまぁ中心地に近づくほど楽になった不思議

 疲れ果てながらもどうにか日本人宿であるサンフェルナンド館へ到着する。久しぶりだな日本人宿、具体的には1年半くらいか?

 メキシコ中央部に位置するメキシコシティに45日での到着。そう考えるとこの国を抜けるのは90日となる予定なわけですが、まぁ予定通りにゃいかないのだろうと思いつつ。とりあえず4泊の滞在をお願いした時点で色々お察しとも言える。

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 買い物途中で自転車道路見つけてなんか悔しい

 明日から観光したいところだが、とりあえずは目を背け続けてきた大量の作業をしなければ。そう思うだけで頑張れるものも頑張れそうにない。

 2017年2月11日(土) 走行距離66km 累計57280km

 メキシコ44日目 サン・ファン・デル・リオの町〜メキシコシティから北北西に約60km テペヒ・デル・リオ・デ・オカンポの町

 昨夜23時過ぎに出場から帰ってきた消防署の皆様は、疲れていたのか朝7時になっても誰も起きる気配がなかった朝。私1人こっそりと仮眠室を抜け出しキッチンにて朝食を作る。

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 この2段ベッド、下段がものすごく狭くね?

 徐々に起き出した職員たちと挨拶を交わしつつ、私も出発準備をば。とはいえテント泊でない場合、荷物を取りまとめて自転車に積み込むだけの簡単作業だ。本気出せば15分で終わる作業であり、テント泊だと1時間くらいは必要なことを考えると楽勝だと言わざるをえない。

 お礼を言って出発しようとしたのだが、お土産という意味なのか大量のお米と豆を頂いてしまう。いきなり訪れて泊めてもらった挙げ句に食料まで貰ってしまうとか、どんだけ消防署は親切なんだよ?足向けて眠れないな。

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 出発してすぐ上り坂

 流石にメキシコシティの標高くらいは調べているのであり、どう考えても標高稼ぎすぎではなかろうか?といぶかしむ暇もなく登り続ける坂・坂・坂。

 最初の急登を越えた後もダラダラと緩い斜面で上がり続けるのであり、手元の高度計が面白いように数字が増えていく。私自身はちっとも面白くないが。

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 まぁ大した坂じゃないからいいけど

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 景色で何となく分かる、この先は下り

 なお標高は2575mまで稼いだのだが。どうせなら今まで自転車で訪れた最高地点(乗鞍岳・畳平)である2700mを超えて欲しかった。ゆっくり登ってるからあの時より随分余裕あるのだし、自らのレコードを更新するチャンスだったのに・・・とか思いつつ。

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 近いうちに更新するだろうけど

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 しかし下りは速いこと楽なこと

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 休憩してると子供も大人も興味津々で話しかけてくる

 ところで坂道を上っている時というのは、自分で思っているよりもガンガン高度が加算されている印象だ。逆に下り坂を駆け抜けている時は、思ったほど数字が減っていかないと感じる。

 私はこの原因が「集中力」にあるのではないかと考える。坂を上ってる時なんて速度は遅いし疲れてるしで、自転車に乗ることに対して集中していないため、気づいたら距離走ってた(上っていた)ということに。

 それに対して下り坂は気を抜くと大怪我もままならない危険性がある関係上、集中しながらの走行を求められる。そのため体感的には濃密な長い距離を走ったつもりが、案外下っていない・・・というのがこの違和感の正体ではなかろうか。

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 いい線いってると思うのだが

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 ドナドナ・・・ではない

 とりあえずテペヒ・デル・リオ・デ・オカンポという、やたら長ったらしい町へと到着し当然のように消防署を訪ねる私。まさか仕事してた時より頻繁に消防署訪ねたりしてないよな?

 テント張る許可いただいた後にお買い物。新しい町に到着するということは、ある意味スーパーへ行くということだと思っている。多分自転車旅行者ほど各国の市場やスーパーの形態に精通した旅行者はいない。どうだろうか。

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 自炊はたくさん食べれるのが良い

 日記書いて寝ようとしたところで職員さんが「お前の寝床を作ったからこっちで寝ろよ」と申し出てくれる。テント張って眠る姿が哀愁を誘ったのかしらん?

 こうして今日も防火衣庫(つっても分かんねーか)のマット上で眠る夜。私のメキシコでの日々は、消防職員の皆様によって支えられています。

 2017年2月10日(金) 走行距離93km 累計57214km

 メキシコ43日目 ケレタロの町〜メキシコシティから北西に約140km サン・ファン・デル・リオの町

 さて3都市連続で観光したりで飽きてきた(おい)。歴史ある町を見て回るのも面白いが、自転車乗りにとって最も楽しい瞬間は道を走っている時だと偉い人が言っていた。そんなわけでメキシコシティへ残り200km強、2日で走れる距離だが本気出して3日で行こうと思う。

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 やたら綺麗なホステルだった

 手始めにホステルから出発しないでダラダラとネットして遊ぶ。ようやく重たい腰を上げたのは10時前なのであり、とてもじゃないが2日でメキシコシティは無理ですわ。ゆっくり行こうぜ町は逃げない。

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 というかまずケレタロを脱出するまでが大変

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 道路が広がりゃ交通量も増える

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 町を遠目から見ると真っ白

 というかメキシコにおける大都市での走りにくさは嫌という程味わっているため、日が沈みかけてる状況で時間に追われてシティを走りたくないのだ。2度目の事故は御免被る。

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 やる気なさそうな売り子が良いよね

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 こういう地図見つけると何時までも眺めてしまう

 かなりお気楽な走行してたのだが、それでも14時半にはサン・ファン・デル・リオの町へ到着し、この先しばらく町がないようで本日終了にしてしまえ。楽することに躊躇してどうする自分?

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 最初はパフェだと思って注文したんだ 美味かったけど

 何はともあれ消防署。裏庭にテントを張らせてもらうつもりが、市場への買い物に付き合ってもらいキッチン使わせもらった挙句、気付けばシャワー浴びてベッドお借りしている始末。ありがたくて涙が出るよ。

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 女性職員と2ショットも撮ってもらえるし

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 あとこの署、キッチンがすごく綺麗だった

 多分だがサン・ファン・デル・リオの消防署は新しい署なのだと思う。これ以外の施設も綺麗な場所が多く、特にトイレに便座が付いてた消防署はメキシコ入って初めてじゃなかろうか?便座で分かる消防署の新旧。

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 車両点検を眺めたりしつつ

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 勤務員の皆様と一緒に

 なおこの消防署英語話せる職員さんがいたため色々と消防車両の説明とかしてもらったのだが。驚いたのが署内に1940年とか50年代製造の消防車が現存している事実。あんまり新しくないかもしれない気がしてきた。

 これ現役で使ってるの?と聞いてみれば、「いや、使ってないよ。もう動かなくて置いてるだけ。」との回答であり、扱いに困っているのが伺える。というか処分はしないんか。

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 個人的には古い車両が見れて嬉しいんだけど

 2017年2月9日(木) 走行距離56km 累計57121km

 メキシコ42日目 サン・ミゲル・デ・アジェンデの町〜メキシコシティから北西に約180km ケレタロの町

 割とげんを担ぐ性格である。本日がメキシコ入りして42日目だったりして、何故だか不安な気持ちに苛まれたりとか。

 ちなみに普段から1日の走行中で42.7・44.4・66.6kmのサイコン表示の時にはその数字を目視しないとか自分ルールを作っている。んで77.7・88.8・99.9kmの距離を確認できたらちょっと嬉しい・・・みたいな。いい歳して何やってんだか。

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 楽しくありたいじゃないか

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 マンゴーとか食べたのいつ以来だろ?

 世界遺産であるサン・ミゲル・デ・アジェンデを抜けるべく出発するのだが。僅か1km弱で100mも登らせる鬼のような坂道。平均斜度で見れば10%程度だが、実際の坂道は1kmの更に限られた距離なんだぜ、しかも地面は石畳。

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 町が殺しに来てると思ったわ

 んで、落ち着いてからは景色の良い山間の道が続く。昨日と違って風が正面から吹くのが玉に瑕だが、それでも高原地帯の自転車走行は気持ちが良い。2000mを越えれば流石のメキシコも暑くはなく、日差しの強い初夏の陽気を思わせる。

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 最近は一般道でも側道が広くて大変よろしい

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 ケレタロ州に突入

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 いよいよメキシコシティへの看板も出始めた

 ちなみにケレタロはメキシコ国内でもメキシコシティ・グアダラハラに続く3番目に規模の大きな町。それがどうしたかというと、中心部まで移動するのがものすごく大変だった。

 しかし昨日に引き続き、お昼過ぎには本日の走行終了とす。というのもこのケレタロの町は世界遺産に認定されている町であり、通り道だし折角なので少々観光してみようじゃないかと思った次第。

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 昨日と全く同じこと言ってるような気が

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 昨日と対して変わらない景色な気が

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 昨日と同じく石畳の町だったし

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 最初に知ってればこのホステル泊まったんだけどなぁ

 だがまぁケレタロにはサン・ミゲル・デ・アジェンデにはないオブジェがある。それこそが「水道橋」であり、何故かは分からないが私は町の中を突っ切る水道橋というものに強い興味があった。

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 これが水道橋

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 正直、これを見れただけでケレタロ観光をした甲斐があった

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 意外と細身である

 高い場所を水が通っていた、というのは何だかそれだけでロマンを感じさせるじゃないか。出来ることならばこの橋の上をカヤックとかで渡ってみたいよ。それは独特な景色と感覚なのだろうと、想像するだけでゾクゾクしませんかね?

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 帰り道でオタクショップビルを見学したり

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 自転車ショップ見て回ったり

 世界遺産云々はどうでもよかったけれど、ケレタロ自体は結構好きになれそうな雰囲気だった。理由は分からないけど、軽く会話した人たちや食堂のおばちゃんの印象が良かったりとかそんな程度のことで。でもそういうのはとても大切なことだと思ってる。

 あと本日の走行距離が66.6kmニアミスだったりして、どういうことだってばよオーメン。

 2017年2月8日(水) 走行距離67km 累計57075km

 メキシコ41日目 グアナフアトの町〜メキシコシティから北西に約240km サン・ミゲル・デ・アジェンデの町

 観光で訪れる分にはすごく楽しい町であったグアナフアトを出発する。この言い方は「自転車で2度と走りたくない」という意味を含ませているための表現だ。

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 満員御礼だった宿はガラガラになってた

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 あと従業員が9時までこなくて待ちぼうけに

 狭い道・走りにくい石畳・迷路のように分かりづらい道、と3連コンボでおよそ楽しいことが見つけられない道を抜けると、そこに広がっていたのは遠くまで広がる丘陵地帯。

 メキシコという国は道路の悪さも相まって、自転車で走っている瞬間が楽しいと心底感じるポイントは少なかったのだが本日この道は最初から最後までずっと気持ちよく走ることができた。

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 路肩ないけど交通量少ないので問題無し

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 多少登って

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 下りに転じる都度写真撮ってた気がする

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 完全にサボテンの種類が変わった

 気持ちよく走れたのは追い風が吹いていたからかもしれない。向かい風ってモロにペダルが重くなる関係上、そこまで強くない風であっても文句出まくりなのだが、追い風は自分の調子が良いのでは?みたいに勘違いしてしまうことが多いんですわ。

 悪い時ほど周囲の環境のせいにして、上手くいってる時は自分の実力だと思う。それくらい傲慢に生きてる方が人生悩まずにやっていけるし可愛いじゃないかと思うのは私だけだろうか?

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 お昼のコイツが絶品だった

 午後の早い時間に走行を切り上げたのは、サン・ミゲル・デ・アジェンデの町が世界遺産に登録されてる観光地だから。もう町が丸々世界遺産というのはグアナフアトで堪能したし、無理して行かなくても良いかもだが、通り道にあるのだし一応見てみるか・・・という消極的な理由。

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 小さな区画にこれでもか!と教会が乱立している

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 絶対無駄が多いと思う

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 2時間あれば主要な場所は大体見て回れる

 町の造りは他のメキシコのそれと違いはないのだが、サン・ミゲル・デ・アジェンデは市内が全て石畳で構成されているという大マイナス点。おかげで自転車で訪れるのが大変なことこの上ない。

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 メキシコで初めて登りきれずに押して坂道進んだ

 侵略してきたスペイン人が石畳作らせたのが悪いのか、メキシコ人がその後も路面舗装しないのが原因か、歴史的な町というのは景観を壊さないためかなり無理した構造をしていると実感した。グアナフアト然り、サン・ミゲル・デ・アジェンデ然り。

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 要するに簡単に観光するくらいがベストだと思うのです

 とはいえ合理性を追求しすぎて碁盤の目状になったコンクリートジャングルとか大嫌いな茶壺さん。都会はときどき訪れるくらいが有り難みがあるというのが私の主張。

 2017年2月7日(火) 走行距離78km 累計57008km

 場所:ページの町から道路沿いに10km弱。ローワーキャニオンとアッパーキャニオンの2種類があり、アッパーキャニオンの場合は、この周辺駐車場から更に車かトレッキングをして移動する必要がある。
入場料:単独での入場は許されておらず、ローワーキャニオンで最安値現地ツアーが28ドル。なおアッパーキャニオンでは50ドル以上が必要となり、そんなに内容が違うわけでもないのに何故これほど値段の開きが大きいのだろうか?
 案の定、アッパーキャニオンは閑散としていたが、ローワーキャニオンには観光客がごった返していた。


 アメリカ国内のグランドサークルに位置するナショナルパークの1つ。川の侵食作用によって削られた狭い渓谷内の底を歩いて回るツアー限定の観光地。
 遠目からは単なる荒野にできた亀裂にしか見えないが、梯子を伝って降りていくと世にも不思議な景色を堪能することができる。なおツアーはおおよそ1時間半ほどで、もちろん英語での説明となるため英語が苦手な方は日本語のガイドがあるツアーなりを見つける必要がある。
 私はといえば、景色と写真撮るのに夢中で説明なんかほとんど聞いちゃいなかった。真剣に聞いても専門的な用語が多くてあんまりわからん!ということからの割り切った行動。まぁそれでも面白いのだが、きちんと色々話を聞いてみたい人は事前準備したほうが良い。

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 メキシコ39・40日目 グアナフアトの町

 グアナフアトという町はグアナフアト州における州都でもあるのだが、その町の規模は昨日通ったレオンの町と比べても非常に小さい。オマケに山間部に位置しており、自転車にとって訪れるのが大変な土地でもある。

 そうはいっても到着してしまえばこっちのモノ。何が「こっち」かさっぱりだが、もう大変な思いをすることはないのであり、それでは早速朝から2度寝を決め込むことにする。

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 筋肉痛で動きたくないですよ

 そうとも今日は休息日。毎日が日曜日の遊び人にも休みは必要なのだと私は語り続けているのだが、こうした真理はなかなか理解されないものである。全力で遊ぶのは大変に疲れる事でもあるんだよ?もっと体を労りましょう?

 そんな午前中を宿にて過ごす。なお昨日偶然出会った日本人旅行者のカツさんは午前中から精力的に観光へと出かけて行った。私の午前中の行動範囲がベッドの周辺20mまでであり、比較すると私の怠惰さが目立ってしまうじゃないか。だから気にしなければ良い。

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 でもまぁ午後からは外に出る

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 休みとはいえ動き回る理由があるのだ

 何故って昨日使った宿の値段が少々お高いのであり、別の宿へと移動するためには仕方がない。自転車旅行って1度荷物をデポすると、再び動き出すのがものすごく大変な旅行形態だと思うのだが、それを補って余りある80ペソ(約430円)のお金。

 仮にビール換算すれば、宿を移動することで5本は飲むことができるのであり躊躇する理由がない。

 メキシコ3連休&大観光地とはいえ、中日のお昼過ぎであれば空いてるホステルを見つけるのは簡単だった。新しい寝床を確保し、読みかけの小説を終えた後は昼寝を決め込むダラダラっぷり。一応世界遺産認定されてる有名な観光地なワケだが何しにココ来たんだ私は?

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 だって外は人多いんだもん

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 面白そうな人もいたけども

 せっかくお金を浮かしたというのに、日曜で酒販売されてないことを忘れてたマヌケ。同じ宿のニイちゃんが「今日はアメフトスーパーボウルの日だぜ!」と教えてくれたので、みんなで観戦する。

 アメリカ国内で何度かTV見たのだが、私はアメフトってスポーツを見るのが好きなようだ。少なくともアメリカ4大スポーツではアイスホッケーと並ぶ面白さである。野球とバスケは見ててあんまり楽しくない。

 なんか試合観戦してるうちにビールもらったりとか色々あったのだが、それ以上に試合内容が面白すぎた。第3クォーターまでファルコンズの一方的な試合展開だったのだが、最終クォーターに入ってペイトリオッツが怒涛の大反撃。

 一時25点差まで開いた点差を残り1分で同点へと追いつき、延長戦にて逆転勝ち。もう後半戦は見てるだけでも手に汗握るビッグプレーの連続で「アイシールド21でもここまで露骨な逆転劇はなかったような・・・」と思うレベル。

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 大満足でした


 翌日。そういえばダラけるためにこの町へ来たのでないことを思い出す。手遅れの気がしないでもないが、今日くらいは精力的な活動を行うべきだと一念発起。動き出してしまえば私の行動は速い・・・はず。

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 洗濯物をやっつけた!

 ちがうチガウ。グアナフアトの町を散策するのであり、一眼カメラを片手に颯爽と飛び出す私。

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 そんなグアナフアトの町並み

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 高台まで登ってみたり

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 とにかく狭い路地が多い

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 これはダンジョンっぽくてテンション上がるな!

 とりあえず「本気の観光地の町」を久しぶりに体験したという気持ち。メキシコって「中心地に教会と公園があって、格子状に広がっている」というのが町のパターンであり、建物とかもほぼ統一されており新鮮味に欠けることが多いのだが。

 ここグアナフアトは迷路系の町であり、狭い通路と地下道路に全く計画性のない建築物が所狭しと並んでおり、歩いて回ることがすごく楽しい場所であった。なお住みたいとは全く思わない。

 何でこんな面白い町並みなのに宿でダラダラしてたのかと言いたくなる。悪いのは小説かスーパーボウルだろうか?

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 ただし激坂と階段だらけ

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 自転車には全く向かない

 1〜2時間くらいのペースで歩き回っては宿にて休む・・・というパターンであったこの2日間。それ以上歩き続けるとか疲れて大変なのである。こりゃ体力落ちたかな?

 2017年2月5日(日) 走行距離2km 累計56930km
 2017年2月6日(月) 走行距離0km 累計56930km

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