2018年7月25日~9月12日

 走行日数50日間

 累計走行距離1666km(84721km~86387km)


◎道路

 チャコ地方を除く主要道は自転車でも安心できるレベルの側道が作られているのだが、定期的に速度殺しの段差があるのが玉にキズ。木々の影で道路の凸凹が見えにくくなってる場所も多く、下手に速度出してると転倒しかけることもあるため注意が必要。

 全体的に標高の低い国だが東部を中心に斜度の厳しいアップダウンが多いので走行自体はなかなか大変。シウダーデルエステ~アスンシオン間の場合、ちょうど東西の中間地点あたりから坂道がなくなり平坦基調になる。

 チャコ地方を含めてもかなりの場所で路面状況は整備が行き届いている印象で、むしろアスンシオンの町中など交通量が多い場所の方がよっぽどズタボロ。

 チャコ地方は散々脅かされて覚悟持って臨んだのだが、主要道路に関してはほとんど舗装されており現在も精力的に道路工事がなされていることから全面舗装になるのもそう遠くない時期だと思われる。もはや現状この地域における敵は路面状況などではなく暑さだ。


◎治安

 大変よろしい。南米の首都は大抵治安が悪いのだが、パラグアイはアスンシオンでも1人で歩き回って危険を感じたりしない程。もちろん夜中に歩き回ったりとかは別だろうけど。

 個人的にはアスンシオンより東部シウダーデルエステの方が嫌な雰囲気を感じた。この電気店街は16時に営業終了するといきなり人通りが途絶えて危険度を増すので、買い物行く場合は午前中から訪れるのが吉。

 他の町に関しては通常程度の防犯意識を持ってればまず大丈夫だと思う。南米の治安優等生って感じ。


◎ビザ・出入国

 基本的にザル。国土面積的に90日あればほぼ全ての場所を回っても十分時間足りるし、イグアスの滝を見に数日間で出入りとかしたけど(新しいスタンプなしのパスポートで)何も言われなかった。

 あと日本人はある程度料金支払えばパラグアイの永住権が取得できる。海外における最も簡単に永住権取得して移住できる国であり、私もこの国旅行してる最中に永住権取得して移住してきたばかりの人に会った。


◎交通事情

 パラグアイのドライバーは基本クラクション鳴らしません。アスンシオンだと時たまあるかな・・・という程度。もちろんこれが運転マナーそれ自体の質とは関係ないワケだが、それだけでもなんか印象良い気がする不思議。

 町中における危険車両である3輪タクシーとかほとんどおらず、信号もキッチリ守るので首都のアスンシオンでも自転車を使って頻繁に出かけていた。思い出してみてもパラグアイで車両に対して腹を立てたことはほとんど記憶にないのであり、道路事情も相まって自転車で走りやすい国だと思う。


◎特徴

 1、日本人居住区が合計7か所ある。全て東部のパラグアイ主要地域に存在しており、ブラジルやボリビアといった国より訪問するのが容易。私が訪れたところではピラポ・イグアス・コルメナの3か所には資料館等があるため色々と当時の活動を見聞きすることが可能である。

 またイグアス・コルメナの居住地には日系人の方が営業している宿もあるし、大抵の場所には農協があるため日本食材店よりも安価で日本食材を買い揃えることが可能。納豆が普通に購入できることに感動した。

 2、シウダー デル エステの町が免税の町として有名。だがこれは正規の免税街ではなく、パラグアイの人たちが勝手にやってるアングラな売買なので何かと問題も多い。私がそうだったワケだが、こうした下地があるため小さな個人商店などで商品を購入する場合、領収書の金額確認から中身の確認までキッチリ確認することが大切。何処で騙されるか分からないのであり、こうしたフェイクに対して自己解決できる気合いがないのであれば大型店舗に行った方が無難。


◎気候

 大陸性気候というのを存分に感じたパラグアイ。8~9月とまだ冬を過ぎたばかりの時期だが、晴天が続くと35度を超えてくる気温になる一方で、悪天候では最高気温が10度を下回る日もあった。

 1度雨が降り始めると2~3日天気悪い日が継続することが多く、宿に長逗留することになった原因の1つがコレ。ただしスコールというよりは弱い雨が長時間降り続ける事の方が多かったので、短距離ならばタイミング見計らって走るのもアリだとは思う。

 基本的に日光が強いことでの暑さであるため、日陰に入ると驚くほど過ごしやすかったりする。なので夜中は思ってるより冷え込むことが多い。チャコ地方では流石に寝袋使うほど寒くはならなかったけど。


◎言語

 スペイン語だけでなく先住民族が使っていたグアラニー語も幅広く使われている。特に田舎の方に行くとグアラニー語の方が使用頻度高くなる傾向があり、実際パラグアイの公用語はこのスペイン語とグアラニー語の2つが指定されている。

 あとチャコ地方にはドイツ移民が多い関係でドイツ語も使われてた。もちろん私は何言ってるのか分からないためドイツ語を(多分)使っていた・・・という表現が正しいのだが。


◎宿(野宿)・Wi-Fi

 ペルー・ボリビアと同程度に安いだろうと思い込んでると痛い目を見る。都市部のホステルはお安いが、小規模都市における一般的なホテルは結構良い料金なので気軽に使えるほどではない。

 とはいえパラグアイの主要ルートであるアスンシオン~シウダーデルエステ間には有名日本人宿がたくさんあるため特にこだわりなければこうした宿を使えば良いと思う。設備良くて料金も周辺宿より安いですよ。

 都市部ではストレスない速度でWi-Fi使えたが、田舎地域ではそれなり程度しか速度出ないため人によってはやきもきするかも。あと南米の南部3カ国で非常によく利用していたガソスタWi-Fiだが、パラグアイではこれがほぼ全滅しており宿以外のWi-Fiを見つけることが非常に難しくなってしまったと思う。

 私が町中で使ったWi-Fiは公園内のFreeWi-Fiやカフェくらいで、野宿を主体とすると結構大変かもしれない。まぁチャコ地方ですらネット使えたことを思うと、週1~2回使う程度ならそれほど困窮しない。そうでなければSIMカードをどうぞ。広告見たら100Mで約20円とか無茶苦茶安くて驚いた記憶がある。


◎犬

 現地の人からは「パラグアイの犬は凶暴だから十分気をつけて」とか言われたが、個人的には南米の中でもかなり大人しい方だと感じる。そういえばパラグアイでは最後まで犬叩き棒を使ってぶん殴るということがなかったのであり、運もあるかもだがやはり襲われる回数自体が少なかったことが一因としてあるかと。


◎自転車店

 エンカルナシオン・シウダーデルエステ・アスンシオンの3都市周辺には先進的なショップがあった。アスンシオンでは色々とパーツ交換もお願いしたが、見学してる私に対し説明をしてくれながら作業してくれたりと非常に親切だった。店員の腕も良かったと思われる。

 ただし自国生産のパーツとかは無いため基本的に値段割高と思っておいた方が良い。それでもアルゼンチンやチリより関税低いことを考えると安いと思うけど、基本的に南米諸国でSHIMANO製品はコロンビアを除いてどこも似たり寄ったりの料金だと思う。


◎物価・食事

 これは安くなった。特に食関連の値段が下がり、普通に食堂使っても「まぁいいか」と思えるレベルまで物価下がったのは嬉しい。パラグアイも畜産が盛んなためか肉関連が非常に安く購入可能。お店と部位によってかなり値段にバラつきあるため一概には言えないが、100グラム20~30円の肉とかゴロゴロある。

 また国全体的に電化製品の値段が安い。無理してシウダー デル エステ行かなくともエンカルナシオンやアスンシオンでも南米他国と比較すると良心的な値段でそうした商品を購入することが可能。

 そしてビールの値段安いのが非常に嬉しい。自国製ビールだと350ml缶で60円弱。他国産ビールはバラつきがあるのだが、ときどきパラグアイ産ビールよりお安いタイプもあったりする。暑い国なので平気で1ダースとか購入してたけど500円しないとか素晴らしい国でした。

 レストランは安い場所で1食250円くらい。ただし大抵の場合は飲み物別で注文する必要がある。

 割とスーパーの文化圏であり市場は大きな町にしか存在せず、そちらの物価はイマイチ把握していない。それよりもチェーン店ではない一般スーパーには運が良いと「だしの素」が販売されてたりする。日経食材店も多い国だが、個人的にこれがパラグアイの販売商品で最も印象に残ってる。次点はアスンシオンのスーパーでコーヒー豆が量り売りされてたことかな。


◎総括

 位置的に南米の心臓と(主にパラグアイ人が)評するパラグアイだが、西部からのアクセスが悪かったり目立つ観光業が無いためイマイチ訪れにくい国でもあり、自転車のみならず旅行者の少なかったパラグアイ。

 だが私はこの国に来て本当に楽しかったと思っている。特に入国当初に縁あってお世話になった日系の方とお会いすることができ、それがキッカケで幾つかの日本人入植地も回ったりしたのだが、何処も非常に興味深い話を聞かせてもらえることができた。

 んで日本人じゃなくてパラグアイに住む現地の人たちなワケだが、特にパラグアイでは彼らの良さを感じることが多かった。私が南米のノリに慣れてしまってチョットのことじゃ腹立たなくなっただけかと思ったけれど、おそらくパラグアイの人たちは緩やかで親切な傾向があるのだと思う。

 そんな感じなので滞在していることが実に楽しかった国だ。自転車で走る分にも良い国だと思うのだが、山なし国でありながら東部はキツい斜度のアップダウンが連続するためやや大変だったけど。暑い中走って夕日を眺めつつ冷えたビールを飲むというのがこの国における正しい自転車旅行スタイルだというのは間違い無いと思う。

 パラグアイ50日目&ボリビア34日目 国境手前〜サンタ クルスから南に約390km ビジャ モンテスの町

 思ってたよりも長くなったパラグアイも今日で終わり。国のレベルの高さと物価の安さというのは反比例する傾向にあると思っているのだが、これを双方高いレベルで維持している稀有な国だったと思う。南米ではコロンビアと並んで走りやすかった国だ。

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 チャコ地方含めて

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 僅か500mでイミグレーション

 しかし最悪なタイミングでバスが私を追い抜いていき、イミグレでは乗車客たちと一緒に並ぶ羽目になってしまう。結局手続きに30分以上かかってしまい、朝頑張って30分早く出発した意味まるでなし。

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 やってらんない

 ちなみにこのイミグレーションもパラグアイとボリビアの職員が同一建物で仕事していたのだが、私とは関係ない書類(多分バス乗客の一覧表)を渡して「ボリビア側まで持って行って」と小間使いするのはどうなのだ?歩いて10秒の距離だろうに。

 おかげ様でボリビア側で「お前の名前が何処にもないぞ」とか言われたし。そりゃないよ、自転車で来てるんだもん。

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 ボリビア側に入って道路ポストが5km毎に

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 ちょっと見ない間に随分痩せたね?

 途中で半日休入れてるとはいえ流石に疲れてる連続走行9日目。とにかく今日中にモンテスの町まで到着してゆっくり休むことを目標としているのだが、まぁ単純にモンテスまでたどり着かないと現金無いので色々危険。

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 追いかけ回して遊んでる場合違う

 私の目論見ではそれほど苦労なく到着できる予定だったのだが、半分60kmにあるイビボボの町を過ぎたところでアップダウンが頻発するのが予想外。この町にATMなんぞ無い(見てないけど断言)し、両替所にも普通に人がいなかった。いてもパラグアイガラニー持ってないので意味ないけど。

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 さっさと町に行きましょうか

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 と、思ったら

 まさかの未舗装路登場である。しかもかなり走破性の悪い砂利多めのコンディションときた。正直チャコ地方はパラグアイ側を抜けた時点で終わったようなもんだとタカをくくっていたのであり、それが昨日のお金使い切るという行動に繋がったワケでして。

 ちょっとちょっと、この路面に連続アップダウンと厳しい暑さに加え、町までまだ50kmとかこの道最大の難所がボリビア側にあったなんて。

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 無茶苦茶キツい

 お昼休憩で無理矢理エネルギーを詰めるだけみたいな食事を済まし、割と悲壮な気分で未舗装路を走る。この時点で「パラグアイは良かったなぁ」とかそんなことばかり思ってた。

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 10kmくらいでアップダウンが無くなったのが救いか

 結局20kmほど進んでようやくアスファルトに復帰したのだが。これあと5kmも未舗装続いてたら手持ちの水無くなって農家か車に突撃「お願いします!水下さい!」大作戦に突入するとこだった。アレは一応最終手段だと思ってる。

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 それくらいギリギリだった

 ということでヘロヘロの状態でモンテスに到着。とにかくATMで現金引き出さないことには水すら飲めないし・・・とか思ってたのだが、現金入手して宿に投宿するまでに3回も飲み物頂いていた。よっぽど悲壮な姿に見えたのだろうか?

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 ボリビアってマテ茶文化圏だったかな?

 とにかく疲れた。本当に疲れ果てると食欲すら出なくなるというか、そんなことより休みたくなるようで。夕食も摂らずに本日終了なのである。ただしビールは2本飲んだ。

 2018年9月12日(水) 走行距離129km 累計86514km

 パラグアイ49日目 ラ パトリアの町〜アスンシオンから西北西に636km地点 国境手前

 テントでぶっ倒れるように寝たのは良いが、内に入ってきた蚊を殺してなかったため深夜になって目を覚ます。全身かきむしりながら殺した蚊の数、実に6匹。よくそんなテント内で寝てられたな私は。

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 疲れてたとしても

 もうチャコ地方の走行終わったような気分でいるが、それというのもこのパトリアの町以降は完全整備されてる走りやすい道だと以前教えてもらっているからだ。余裕ですよ。

 一応この町から北方向にも道路は伸びており、地図で確認するとそちらからもボリビア入国できるようだけど。まぁよくわからん道に突っ込んだりはしませんよ私。看板に「この先未舗装路」とか書かれてたし勘弁。

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 ということで楽な道を選ぶ

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 うん、これは楽だわ

 最初の頃は困窮していた暑さだが、1週間もこんな土地走り続けたせいか慣れてしまいキツさを感じなくなってきた。仕事してた時は夏のシーズン前に暑熱順化の対策を・・・という書類が毎年出ていたのだが、チャコ地方を自転車で走れば完璧に対策できるなコレは。

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 にっこり

 非常に走りやすい道ではあるが、広く道路脇まで道を整備している関係で日陰の下で休憩できるようなポイントが極端に少ない。仕方ないので適当な農家に突撃して休ませてくれないかお願いする。

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 別にお昼はお願いしてない

 キンキンに冷えた水も頂けて感謝である。しかも国境の手前には小さな商店があるとのことで、つまりチャコ地方において毎日ビール飲むことが達成できる見込みがついた。なんと素晴らしい。

 地味に国境までは100kmオーバーの距離があるのだが、路面状態が良いってだけでこれほど疲労度合いも違うのか・・・と改めて思う。

 数日前まであれほど私を悩ましていた両手やお尻の痛みはほとんど出てこず、というか喉の渇きすらそれほど出てこない不思議。調子よく走ってる時なんてのはそういうモンなのかもしれないが。

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 寄り道分入れてないが8日で約760km

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 言われた通りビール売ってた

 残金全て飲み物に使ってしまい、これで明日ボリビアの町まで到着できなかったら悲惨だなとか思いつつ。数百メートル先に鎮座するイミグレーションを眺めるパラグアイ最後の夜であった。

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 お疲れさまでした

 2018年9月11日(火) 走行距離117km 累計86386km

 パラグアイ48日目 マリスカルの町〜アスンシオンから北西に約590km ラ パトリアの町

 チャコ地方とは特にパラグアイ国内における西部地域のみを示しているのではなく、ボリビアとに跨る広大な区域を指している。この場合は「グラン・チャコ(大きいチャコ)」という言い方をすることが多い。

 とはいえボリビアの場合はチャコ地方にも大規模な都市が存在したりするため「チャコ地方を走る」という行動の成否はパラグアイ側をいかに走破するか?ということが観点となる。

 そのパラグアイ側における最大の難所こそが、本日スタートするマリスカルの町以降なのでありああ何とも恐ろしや。

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 快適なガソスタ裏でした

 とりあえず120km先まで補給は出来ないと聞いたので、南米でいつ以来だかの水を購入して万全の態勢をとることに。今までどうしてたのだ?とか思われるかもだが、なんか頂いたりとかで水買う必要なかったのだ。

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 さぁ気合い入れていこう

 別に120km無補給なんていくらでも走行してきたワケだが、ここの土地が恐ろしいと言われるのはその暑さにあると思う。何というか人口希薄地帯というのは僻地の寒い場所に多いイメージで、そういう場所は寒いから水分の消費量も少なくて済むという側面がありまして。

 それじゃあオーストラリアのアウトバックはどうなるの?となるのだが、あの国は道路の整備状況が完璧であるため1日の走行距離をほぼ確実に計算できるのだ。なので逆算して必要な水分を持てば良いということになる。

 チャコが怖いのはその点で「暑さ&路面の悪さ」を携えていることではなかろうか?この嫌らしい組み合わせがどれだけ私を苦しめるのかと思うと勘弁してほしい。

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 13kmほどで未舗装路開始

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 うっわ確かに走りづらい道だ

 地面は締まってるので自転車乗って走るのは問題ないが、かなりの凸凹っぷりに速度は全く出せず。かと思ったらいきなり砂地になってたりしてタイヤ取られて転倒したじゃねーか。

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 その衝撃でバッグのネジが吹っ飛び修理中

 これは厳しい行程になりそうだ・・・と思ったのだが、10km進まず再びアスファルトに戻る。え、何コレ?この程度で終わりなんて名前負けもいいとこじゃなくて?

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 楽勝じゃん

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 ・・・と思ったらまたガタガタ道に

 それでも50kmほど進んだところで工場発見し、敷地外の建物下で休ませてもらう。なお許可貰いに行ったらたっぷり水頂けたのであり、朝に水買った意味ねーな。

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 お昼休憩と合わせて日中は動かず

 14時前になってようやく後半戦開始する。もうこのペースではパトリアの町まで行くことは無理だと適当なポイントで野営することを念頭にしてたのだが、ものの2〜3kmで再び完璧な道路に変わる。

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 どうなってんのさ

 流石に今度は警戒しながら進むのだが、どこまで走っても未舗装路に変わる気配がない。ちょっとこのままなら1度は諦めたパトリアの町まで走りきれるじゃないか!よっしゃビールが飲める。

 ということでハイペースを維持したまま走り続けて残り15km。本日3度の未舗装路へ変わる瞬間が訪れるのであり、何で頑張ろうとすると酷い道になるのかな?

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 最後の10kmがハルカトオク

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 終わったー!

 時刻にして18時前。日没ギリギリにどうにかパトリアの町へと到着する。とりあえずガソスタ隣にテントの許可貰い早速ビール飲もうじゃないか!

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 痺れる美味さ

 あんまり美味すぎて疲労困憊の空きっ腹に1リットルとか流し込んでしまい、一気にフラフラの状態となってしまう。ガソスタ併設のシャワー浴びて夕食済ましたところで緊張の糸が切れたのか、そのままテント内で倒れこむように寝てしまう。

 いやまぁ大変な道だったとは思うけど、かなりの部分が道路工事で新しくなっているのを実感もした道だ。少なくともパラグアイにおけるチャコ地方はあと数年で完全舗装になるだろうし、現状においても既に「難しい道」ではないと私は思う。

 なんだかんだで毎日ビール飲めるようなルートだったし。

 2018年9月10日(月) 走行距離125km 累計86269km

 パラグアイ47日目 フィラデルフィアの町〜アスンシオンから北西に約470km マリスカルの町

 3時半になってもイマイチ寝付けなかったことは覚えているのだが、その割に目覚めの良い朝である。やっぱり昼寝すると違うということか。

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 久しぶりの独房みたいな部屋

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 敷地は広い宿なのに

 とはいえネット快適に使えたし割と文句はない私。出発前ボトルに水を快く入れてくれたことも一因だと思う。

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 チャコ地方は生水飲めないので

 フィラデルフィアから先へ進むには西側に伸びる道を走るのが最短なのだが。昨日のガタガタ道を思い出すと今日も同じような道路は勘弁なのであり、回り道して進むことにする。

 これはそもそも次の町までの距離が短く、その先しばらく無補給地帯が続くためどちらにしろマリスカルの町で終了する予定だという事情が大きい。

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 ということでフィラデルフィアの南へ

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 バオバブの木だっけ?

 主要道路を選んだだけあり実に快適な走行が出来る。ただ10時にもなると暑すぎるせいで間違っても「快」なんて漢字を使う気にはなれないのだが。代わりに「熱」とか「鍋」みたいな字を当てはめてやりたい。

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 ちょいちょい日陰で休みつつ

 この日陰だがインディヘナの人が家族を乗せるためにバス待ちをしており少々話をしたのだが。20年ほど前にも日本人と会ったことがあるとのことで、その彼はこの周囲の流行病であるジカ熱の治療をするために駆けつけたボランティアの医師だったらしい。

 今でもしっかりと名前を覚え、その時のことを大切に思っていてくれてるなんて何だか私まで嬉しくなる話であった。まぁ私はその医者の名前をあっという間に忘れてしまったが。

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 変化の少ない道を進む

 なんか暑くて姿勢の制御ができないためか、やたらとハンドル握ってる両手が痛くなるここ数日。握り方変えたりと微妙な対策で誤魔化しているが、根本的な解決をしないとジリ貧だとは思ってる。どうしたもんやら。

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 何とかマリスカルの町に到着

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 なんとビールロング缶の方が安い

 約500mlで50円しない素晴らしき値段。今日暑い中ひたすら走り続けたのはこのビールを飲むためだったのだ!と結局5本も飲んでしまった。

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 合間に敗れたズボンを繕ったり

 テント張らせてもらったガソスタから歩いて行ける距離なので、夕食後も飲もうと改めて買いに行ったら既に営業終了していた18時。日曜日の貴重な営業時間帯だったらしい。

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 ちゃんとゴールしてから飲んでます

 このマリスカルの町より先、ボリビア国境までは1つの集落以外でほぼ補給ができなくなるらしい。もう十分に大変な思いをしてるのだが、ここからがチャコ地方本番だと思うとオラわくわくするワケねぇ。

 2018年9月9日(日) 走行距離97km 累計86144km

 パラグアイ46日目 ガソスタ脇〜アスンシオンから北西に約410km フィラデルフィアの町

 さて本日もチャコ地方の走行だ。パラグアイの西部、国土にして6割を占める広大な土地でありながら、その人口は数パーセントしかいない不毛の土地と評されるチャコ地方。

 しかしここは石油が埋蔵されているということで、過去にボリビアと土地を巡って戦争が起きた場所でもあり、私はその歴史を聞くと「必要ないと評されることでも時代が変われば貴重な存在になることもある」とか感じて嬉しくなる。

 はてさて戦争に勝利しチャコ地方の土地を有したパラグアイだが、結局石油は採算ベースに載せるほどの量が出てこず今でも微妙な立場のままであるというオチが付くのも個人的に点数高い。

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 笑い話にできないことだけど

 連日の暑さでシャカリキに走るの嫌になり、本日のゴールはチャコ地方唯一の大都市フィラデルフィアまでとする。運が良ければロッキーがガッツポーズしてる姿も見れるかもしれない。

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 フィラデルフィア違い

 ということでメイン道路を外れて北上する。せっかくなのでフィラデルフィア行く前に隣町であるロマ プラタの町も訪問してみようと思った次第。多分この町がフィラデルフィアに次いで2番目の規模の町。

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 何で隣り合わせるかな

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 サクッと到着

 でもまぁ特に面白くなかったのでスルー。ドイツ系移民のメノニータと呼ばれる人たちが多く住むと聞いてたのだが、町歩いてる人は普通によく見るパラグアイの人の顔してた。

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 というか暑すぎてそんなに人がいない

 とりあえず町北部からフィラデルフィアに繋がる連絡路みたいな道を選んでショートカットだ!とか思ってたのだが。未舗装の方が良いのでは?と思わせるガタガタの道で走りづらいことこのうえない。

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 しかも砂埃も多い

 この2都市は仲が悪いのだろうか?とか色々邪推したくなる悪路を越え、ようやくフィラデルフィアの看板が出た時には心底嬉しかった。やっぱり道の状態が悪いと移動は大変ですよ。

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 もっと走りづらい道になった町中

 おいおいおい!とか思いつつも中央部にあるインフォメーションセンターへ。まだ半日時間あるし、ゆっくり博物館でも見学しようかと思ったのだが土曜日で午後から休みときたもんだ。しまった、やってもうた。

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 植物園見てもなぁ

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午前中にスーパー行っといて良かった

 仕方ないので近くの宿で値段聞いてみると5万ガラ(約950円)と思ったより安いので投宿することに。そんで部屋に自転車収納して一息ついたらそのままウトウトしてしまい2時間ほど。思ったよりも疲れていたようです私。

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 ということで午後休み

 結局ほとんどの建物が土曜午後から閉まっているため何処に行くこともせず。こんな炎天下で外を歩いて回るなんて阿呆のやることですよ。

 幸いなことに宿のレストランでWi-Fiが使えたので、日が落ちるまでネット作業して過ごす。エアコンの効いた室内でPC弄ってるだけとか午前中とのギャップに頭クラクラしそうだ。

 そのまま夜に

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 とりあえず夕食摂って

 疲れ取るためにも早々に休もうかと思ったのだが。この宿は無茶苦茶に蚊が多いのであり、部屋内にも何匹飛んでいるのか分からないレベル。寝付いたと思うと刺されて目が覚めるパターンを繰り返すのであり、昼寝した意味ねぇなこれでは。

 2018年9月8日(土) 走行距離49km 累計86047km

 パラグアイ45日目 リオ ベルデの町〜アスンシオンから北西に377km地点 ガソリンスタンド脇

 チャコ地方を走ってると、ちょいちょいオーストラリア北西部を思い出す。ものすごく暑くて湿度が低いという点が似通ってるからだと思うのだが、景色自体は似ても似つかない。パラグアイはジャングルの世界である。

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 部屋余ってるからと使わせてもらった

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 というかこの規模の町でこんな立派な警察署要らんだろう

 写真には写ってないが、これと同等の建物が東西南北4カ所にある。こんな住民が建物に鍵すらつけないような町で、警察官の仕事なんてそれほどないと思うのだが。現に昨夜は署内でサッカーしてたし。

 とまあ、泊めてもらった立場の人間がアレコレ詮索しても仕方ない。私のような旅行者に部屋を提供するためだと思えば素晴らしい話じゃあないか。

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 ここら辺から工事区間も増える

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 路面状況も悪くなってくる 

 工事だけが原因ではないと思うがとにかく路面状況が悪くなる。所々に大きな穴が空いているのが当たり前の状況となり、自転車はそれほど苦労しないが遠目にも車が右往左往して運転してるの見るとなんか気分良いな。

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 人のこと笑ってらんないが

 多分人口の貯水池だと思うが多くの湖を見かける。これに集まって大型の鳥が飛来してたりと、なかなか絵になる景色が続く。チャコ地方は土壌の塩分濃度が高く、農業に適さない土地としてパラグアイでも僅かの人間しか住んでいない不毛の土地と称されているが、本気で観光地化すれば結構イケるのではと思わせる。ピューマもいるし。

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 珍しく上り坂が

 昼過ぎになると受ける風も熱風というか暑くて仕方ないレベルとなり、とにかくお腹空いた食堂何処だ?とフラフラになりながら探し回る。

 小さな集落があったので中に突入してみたのだが、見つけたというか話しかけた人はラジオ局の人だった。

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 そして何故か建物案内されてる私

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 いつの間にかラジオの収録してる私

 というかラジオのブースに入るのは初めてなので実に面白い経験であった。パラグアイではメディアに紹介されることが多いな。

 そのまま局の人の自宅にお邪魔して家族と一緒にお昼頂くことに。最終的に食事にありつけたので集落に突入した私の勘は間違いではなかったということにしたい。

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 ありがとうございました

 ますます暑くなる午後の時間。炎天下に置いといたサイクルコンピューターは熱でしばらく動かなくなったし、私自身も暑さで鼻血が出る始末。あとで気付いたのだがゴールしたガソスタまで午後は写真1枚も撮ってなかった。

 当初は120kmくらい走ってやろうかと思ってたのだがそんなの無理無理。何が楽しくて40度超える中を永遠と走り続けにゃイカンのだ。やってられんとガソスタにて終了である。

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 近くの酒屋でビール買って

 しかしガソスタにビール売ってないのはパラグアイでは珍しいのだが。割とやりたい放題なパラグアイのお店において、こんな真面目なショップもあったのかと驚くばかりである。

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 おかげで2kmも余計に走った

 2018年9月7日(金) 走行距離103km 累計85998km

 パラグアイ44日目 モンテリンドの町〜アスンシオンから北西に約280km リオ ベルデの町

 チャコ全体がそうなのか分からないが、やたらと蟻の多い地面だったので不安に思って食器関係はテントの中に入れておいた夜。これが大正解で、朝になってみれば大量の蟻が私の調味料袋と水筒に群がっていたのであり、何が正解だフザケンナ。

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 起き抜けから忙しい

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 走り始めは良いんだ 

 夜にはまだ寝袋使うほど冷え込んでいたのだが、太陽が昇ると洒落にならない速度で気温が上昇し始める。今日も暑くなりそうなのは良いのだが、いくら夏が好きだからって40度越えてしまうと、それはただの灼熱空間だから。

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 でも暑くなりそうな雰囲気

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 高床式家屋

 今日は朝から風向きが悪い。横風と言うよりは若干前からも吹いてくる風は、自転車で走ると結構な邪魔者に変貌するワケで。

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 ピューマが出る標識かと思ったら

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 普通にガソスタだった

 アホかと思われるかもだが、昨日「ここら辺はピューマが出るから野宿には十分注意しろよ」とか言われた身としては勘違いするのも仕方ないと思うのだ。そんなのに襲われたらひとたまりもないぞ。

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 60kmほどで料金所が

 この料金所の向こう側がチャコにある数少ないちゃんとした規模の町であるポゾ コロラドの町。ちゃんとしたと言っても人口は4桁いかなそうな雰囲気だが、それでもガソスタも宿も完備しているのがありがたい。

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 日本の支援があったらしい学校もあった

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 ガソスタのカフェで休憩

 チャコ地方にはドイツ系移民のメノニータと呼ばれる人たちが多く住んでいるとのことだが、休んでいると16〜7世紀かと思わせるドレス着た団体さんが車からワラワラ降りてきて「あの人たちだ!」と思わず目で追いかけてしもうた。

 実際には同じメノニータでも文明から遠ざかってチャコの奥地に住む人たちや、割と現代社会に合わせて様相を変えていている人も多いそうで、一概にどうとは言えないのだが。とりあえず病気なのか?と思うほど肌が真っ白だった。

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 野良牛

 こんな牛は珍しくも何ともないが、前方に見える動物は牛にしてはやや小ぶりだし仔馬かな?と思いながら横を通り過ぎる。やけに顔がとんがってたな・・・って、それオオアリクイだし!初めて見たぞと慌ててUターンして写真撮影するのだが。

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 こんなのしか撮れなかった

 しっかし本当に巨大な生き物なんだな。あの大きさで蟻なんか食べてもエネルギー足りないだろうと思うのだけど。とにかくピューマは怖いけどオオアリクイなら襲われることもない。是非ともまた見たいものである。

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 轢かれてるのじゃない奴を

 暑さと風でややキツかったが気合の120km走行でリオ ベルデの町へ。道中予想以上に水飲んでしまったため、ここまで来て補給しないと危険な状況だったというのもある。

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 大丈夫だとは思うけどさ

 本日手元の温度計は最高で44度。しかし湿度が低いため汗は全く流れないのであり、つまりは猛烈に喉乾いた。こういう日のビールはもう何というか奇跡的な美味さなのであり、有り体に言って今日はこのビール飲むために走ったようなもんだ。

 昨日に引き続き警察署内にテント張らせてもらえることになり、それどころかシャワーも使わせてもらえて本当有難い。シャワーなかったらそこらへんの水道で体洗ってただろうけど。

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 今晩だけでビール4本飲んだ

 日が沈むと虫の大合唱が聞こえ、満天の星空が広がり素晴らしい環境に。日中が控えめに言っても鬼のような環境だけに、夜の心地よさが際立つチャコ地方である。

 2018年9月6日(木) 走行距離121km 累計85895km

 パラグアイ43日目 商店脇〜アスンシオンから北北西に約180km モンテリンドの町

 6時に太陽の光で目が覚める。半月ほど宿に滞在してた間に随分日が昇る時間も早くなったと感じた朝。

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 僅かな時間の快適な時間

 朝食済ましてお店の人たちにお礼する。実はここ商店兼ホテルでもあるのだが、普通に敷地内でキャンプ許可してくれたのであり、全くもって感謝であります。

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 そんじゃ行きますか

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 当初キャンプ予定地だった川を越える

 とにかくチャコ地方は何もないと言われた私だが、少なくとも南部地域に関してはそんなことはない。20kmも走ればポツポツと集落が出てきたりするし、そうした中には小さいながらも商店も存在しており補給の心配はそれほど必要ない。

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 この先どうなるか知らんが

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 この暑さで野焼きしなくても

 時間経過とともにグングン上昇する気温。サイコンを新しいものに交換したワケだが、コイツには外気温の表示機能が付属しておりパッと見で今何度か把握できる。

 ここで気になって腕時計の気温表示も確かめてみたのだが、サイコンと気温4度もズレていたのだが。どちらが正しいのか分からないし、場合によってはどちらも正確な数字を示してないのかもしらん。間違いない事実は「とにかく暑い」ということだけだ。

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 たまに出る日陰が有難い

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 お昼休憩場所

 調子良く走ってたのだが音楽鳴らしてたスピーカーが突如動かなくなる。ちょっと待て、まだ購入してから1ヶ月も経ってない代物なんだけど・・・と思いつつ調べてみることに。

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 分解してみたら

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 部品取れていた

 マジか〜。しかも半田付けが取れたとかでなく根元の接触部分がダメになってやがる。安物買いの銭失いを体現するような短い寿命となってしまったスピーカーなのであり、私もガッカリだよ。

 それでも気を落とさず走行再開する私の健気さ。すると対向車線から2つの自転車の影が見えてくるのであり、まさかチャコ地方で他の自転車旅行者と遭遇するとは思わなかった。

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 コロンビア→ウシュアイア

 全然情報の無かったこの先の状況を教えてもらうことができ助かる。私はというとアスンシオンからここまでお店も多く苦労するポイントが無かったため大した情報伝えることもなく別れてしまったのだが。情報貰い得だな。

 今日も100kmちょいに小さな村があり、検問していた警察のオッちゃんにテント張れそうな場所を着てみたら「そこの家の隣で良いぞ」との答え。随分適当というか、家主の許可取らなくて良いの?とか思ったのだが、何のことはない建物は警察署だった。

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 暑い中走った後のビールは神の味だと思う

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 今日も夕日の瞬間だけは最高だ 

 どうやら本格的に水が貴重な地域に入ったようで、雨水を貯めておく井戸にも水は入っておらず。この暑さで体を洗うことができないと、かなりのベタつき感なのであり不快感がスゴイのだが。まぁどうしようもないわな。

 2018年9月5日(水) 走行距離104km 累計85774km

 パラグアイ41・42日目 アスンシオンの町〜アスンシオンから北北西に79km地点 商店脇

 本日出発すると誓ったのに。起きてみたらまだ雨が降ってると来たもんだ。とりあえず10時まで様子見たのだが雨はそこそこ降り続いてるので延泊決定。意志薄弱である。

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 こんな顔の気分

 まぁ天気は仕方ない。大切なのはこの1日をどうやって過ごすかなのであり、せっかく月曜日になったことだし近くにあるという韓国食材店へ行ってみることにした。

 なおアスンシオンには日本食材店もあるのだが、まぁ言ってしまえばお高い料金なのであり財布に優しい選択をしただけのこと。

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 路面乾いたタイミングを見計らって自転車で

 キムチがあれば購入しても良かったが、結局はだしの素をゲットして満足してしもうた私。だってキムチ1Kgとか今日だけじゃ使い切れないし。もっと適切な分量で売って欲しい。

 宿に戻って午眠の時間。なんだかんだ宿にいると夜更かししてしまい、それが連日続いてたことで睡眠不足だったらしく。まぁこのタイミングで体調整えることができたと考えれば延泊してよかった。

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 最後は豚カツで


 翌日。ついに完璧な晴天となり、長逗留した宿らぱちょを出発する。大変お世話になったオーナーにお礼言って、サイクリストの久保さんとは、この先予定してる遊びで合流する場所を打ち合わせして出発する。なお、合流予定は9月下旬なので暫くは自転車旅行が続きます。

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 久しぶりの走行だ

 さて私はここからパラグアイ西部のチャコ地方へと進むのだが、そのためにはアスンシオン西側を流れるパラグアイ川を渡らなければならない。

 手段として町中心部から出ている渡し舟を使うか、北部の橋を渡るかの2択なのだがウルグアイで嫌な思いをした渡し舟は利用したくないという思いもあり、橋へ向かうことにした。自転車が通行できないほど狭い場合はヒッチハイクしようという腹積もりである。

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 なお橋までは20kmと結構距離ある

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 よかった、側道あった

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 パラグアイ東西を分ける川 

 自転車乗ったままでも走れるのであり一安心。パラグアイはどんなに大きな道でもGoogleのストリートビューが見れない国なので、基本的に道の状況は実際に行って確認してみるしかない場合がほとんどだ。

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 チャコ地方を走った日本人サイクリストの情報も皆無だし

 川を渡ると一気に田舎というか何もない景色へと変化する。面白いのが東部で広がっていた赤色の土が日本でもよく見る白っぽい色した土に変わったこと。何でも塩分を多く含んでいるためこの地方は農業に適さない土地らしい。

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 牧畜ばかりとのこと

 最初こそ側道や外灯もある立派な道だったが、2つ目の町を過ぎるとその両方が姿を消していよいよ辺境の土地の様相を呈してくる。個人的にはここから交通量がガクンと減ったので有難かったが。

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 民家もポツポツある

 晴天の今日はかなりの暑さで久しぶりにボトルの水をガンガン消費する。1日の走行でボトル1本じゃ足りないくらい水飲んだのは、南米北上してからだと初めてだ。

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 暑いと大変だけど楽しい

 100km超えても全く変化の兆しを見せなかった道だが、突然目の前に商店が出てきたのでコーラ休憩。そしてそのまま裏庭にテント張らせてもらうこととなり本日終了とする。もう走らないならビールが飲めるし。

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 夕日眺めながらの夕食

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 内容はいつものパターンに逆戻り 

 食後のビールを星眺めながら飲んでると、謎の動きをする星が。もう酔っ払ったのか?と思ったが違う。蛍が湖のそばを飛んでるのであり、気付いてみれば何十もの蛍が飛び交っているではないか。

 宿の子供が1匹捕まえて私に見せてくれたのであり、間近で見ると蛍ってキモいな。どうもありがとう。

 しかし初日からこんな景色を見れるとは、チャコ地方の走行楽しみになってきた。

 2018年9月3日(月) 走行距離  8km 累計85563km
 2018年9月4日(火) 走行距離107km 累計85670km

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