さて、今回は日本1周の時と違って出発前に時間的余裕がある。なので、私が世界1周に行く前に事前準備として行ったアレコレに関しても、色々と語ることができるというものだ。決してネタ切れだとか邪推してはいけない。

 そんなわけでユースホステル(以下YH)である。YHは世界80カ国に約4000施設が設立されている宿泊施設ネットワークのことを指す。(実際は宿そのものを示すことが多い)YHによって異なるものの、相部屋である反面、安価な費用で宿泊することができる私のような貧乏旅行者に便利な宿だといえる。必然、宿泊客層は私と同様の貧乏バックパッカー等も多い。

 YHはドイツが発祥の地であるためか、ヨーロッパ地域に数多く分布しており、物価が高いと悪名高い先進国において野宿以外の重要な宿泊拠点となる予定である。ヨーロッパではだいたい2000円位で宿泊できるとのことで、これは先進国の宿泊料金としては破格である。(日本国内では3500円位が目安)

 ヨーロッパの国は野宿してると捕まるという話も聞くし、あんまり無茶はしたくないでござる。そんな先進国での優位性が際立つ反面、安宿が非常に豊富な東南アジアの地域においては、YHはあまり確立されていない。

 また、安い料金なだけあって、その宿泊形態はドミトリーという「大部屋に複数の宿泊者が就寝スペースのみ区切られた状態で宿泊する」という形である場合がほとんどだ。プライベートなんかあるわけない。


 このYHというのは会員制となっており、普通に宿泊することも可能なのだが、割増料金を支払わなくてはならない。この場合1泊につき600〜700円程度の割増料金を支払うのが普通である。

 ちなみにYHの新規登録料が2500円、年会費が2000円となっており、年間で何度かYHを利用する人ならば加入しておいた方が得となる。(満19歳以上が対象となる成人パスでの話)

 私の場合は、モンベルが実施しているYH提携カードを利用しており、こちらは登録料2500円の継続費用が2200円である。モンベルクラブの会員特典が付帯する反面、年間200円料金が高くなる。まぁ、好みの方を選べば良いんじゃないかな?

 実は、今からカード更新の時の手続きをどうするか悩んでいたりもする。その時になったら考えましょう。
 
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 これがモンベル提携カード

 んでこのYH。便利なのだがユースという名が示す通り、若い人達の旅を支援する名目で設立されているため、ヨーロッパの一部では26歳までしか利用できないYHもあったりするらしい。

 若いからって何でも思い通りになると思うな!そう文句を言ってやりたいところだが、料金割り増しで宿泊できるとも聞くのであり、私のようにオッサンでも金のない人には厳しい制度だといえる。お金は持ってる人から毟り取れば良いと思うの。