2015年3月9日〜3月24日
走行日数16日間
累計走行距離1121km(6705km〜7826km)
累計走行距離1121km(6705km〜7826km)
◎道路
全体的には舗装路が多い。のだが、主要道路であってもダートが数十kmに渡って続いたりする場所もあるため気は抜けない。それでも主要道路のダートは地面が締まっており、それほど走行に支障はない。むしろ、車両が巻き上げる砂埃の方が問題。2015年3月時点で国道1号線のダートは舗装路へと工事が進められていたが、主要道路でないダートに関してはしばらく舗装されることはなさそう。
あと下手に小さな道を走ろうとすると、悪路+車両通らない+民家がない・・・という3連コンボで死にかける危険有り。補給ポイントは多くとも、地域によっては全く姿を見せないこともあるので油断は禁物。
なお、アップダウンにあっては全く問題なしと思って良い。山を見かけるのが珍しいレベルだし、その山もポツンと立っているだけなので、道路に沿って走れば迂回して終わる。せいぜい高低差50mの坂を何度か登らされた程度。
◎治安
町の発展度合いに比べて街灯の数が極端に少なため、夜中に外を出歩くのは少々怖い。田舎は治安的には全く気にしなくても平気だが、そもそも日が暮れると真っ暗闇になってしまい、商店も早々とシャッターを閉めてしまうためあまり出歩くことは無い。
警察・軍隊とは接触がなかったため何とも。ただし、それなりの割合で道路で検問を張っているのを見かけた。なお、自転車は全てスルーされた。
一昔前のプノンペンの治安の悪さは有名だったが、現在はすっかり観光地化されており、遅い時間までビール飲んで騒いでいる欧米人をよく見かけた。常識を守って行動すればトラブルには遭遇しないんじゃね?と感じる程度には安心だと思う。
◎ビザ
入国にはビザ必須であるが、国境にて30日のシングル観光ビザを即時発給してくれるので手間がかかるわけではない。なお料金は顔写真持参で30$。なくても5$上乗せで受理される。所要時間3分であっさり取得できるが、普通に大使館へ赴いて取得するより割高ではある。
普通に国内を観光して回る場合は30日あれば十分なので、その他の種類のビザを取る意味は薄い。私は西から東へ抜けるように走行し、且つプレアヴィヒアまで往復400kmくらい寄り道しているが、それでも2週間の余裕ができた。
なお、入国時に両手指の指紋データを取られる。別に取られても良いけど、何だか悪いことはできないな〜という気分にさせられる他のイミグレではなかった手続きである。
◎交通事情
◎交通事情
良いとはいえない。が、中国やベトナムに比べるとクラックションは少ないし、郊外では気を使わずに走行することができた。だが大型バス、テメーは駄目だ。基本的に速度を落として対向車をやり過ごすということをしないため、自転車の脇スレスレを猛スピードで抜けていくことが多く、肝を冷やす。滅びれば良いと思うの。
トゥクトゥクが邪魔なのもシェムリアップとプノンペンの周辺だけで、アジアの国では安全な方だと思う。単純に車両の総数が少ないのだとも思う。まぁその分、バイクの数は多いけど。
◎特徴
USドルと現地通貨リエルの複合通貨制度を採用している。1$=4000リエルの場所がほとんど。一般的なお店で現金払いをすると、お釣りはリエルで返ってくるため、無理に両替しなくとも自然とリエルが溜まっていく。なお私の場合、ATMはUSドルしか下ろせなかった。
◎言語
英語はまぁ大丈夫でしょう、という感じ。結構な田舎でも普通にコミュニケーション取れたし、宿の人が全く英語を解さないというパターンは極めて少なかった。
というか多少言葉が通じなくてもクメール人はノリが良いので案外意思疎通ができる。カンボジア国内で言葉の壁で苦しんだりストレスになった記憶はない。
◎宿
地図に名前が大きく載る程度の町なら、大抵1つや2つはゲストハウスが存在する。低料金だが部屋は豪華なことが多く、無料のペットボトルが2本ほど置いてあるのが普通。テレビが着いてる部屋は少なかった。多くの場合、エアコン付きかファンのみの2タイプの部屋を選択でき、当然エアコン付きの部屋は料金が上がる。
田舎ではWi-Fiが付属してない宿もあったが、Wi-Fiの有無で料金の変動はない模様。実際、Wi-Fi有りの宿の方が、無い宿よりも料金が低いこともあった。まぁこれはその他の要素が色々影響してくるだろうから一概にはいえないが。速度は安定して速い。動画をストレスなく見ることができるぜよ。
◎自転車店
スポーツ系の店はないね〜。一応シェムリアップの国道6号線沿いに1件、プノンペンに1件専門店を見かけたが、後者はともかく前者はパーツを段ボール箱に突っ込んで保管しているようなレベルの店。プノンペンの店はGIANT系がメインなるもロード・MTBパーツもそこそこ豊富に取り揃えている。走行に支障をきたすレベルのトラブルがあった場合は良いと思う。ある程度走行できるならバンコクまで移動してから買いそろえた方が無難。
◎物価
国内全体で宿泊費が安い。滞在中に1泊7$を越える宿泊費を支払ったことがない。食事は屋台で1食100〜300円、ビール1缶60円。1日の使用金額は観光してない場合、1500円ちょっとが多かった。飯の量が多い割に金額抑えめなので、食に対する満足度が高い印象。
やはり観光関係の費用が物価に比べて高く感じてしまう。アンコール遺跡群は1日券で20$だし、その他の観光スポットも10ドル、15ドル必要となることが多い。プレアヴィヒア寺院は見学無料だが山頂までのバイクレンタルで5ドル必要。
あとこの国のスーパーとはお金持ちが行く場所なので、そうした場所では一般的な店よりも割高となってしまう。氷入りのビールを飲みたくない場合は、スーパーで割高ビールを買うか、商店の保冷ボックスで温くなっていないビールを探し回るかの二者択一となる。
◎総括
未舗装路が一部あるものの、滞在期限・観光・物価の安さ等総合して、自転車で走行するのにかなり楽な国だと思われる。ただし私の走行した3月は暑気に当たるので、日中の気温が40度近くまで上昇するなど無茶苦茶暑い。とはいえ雨季だとおそらく未舗装路がぐっちゃぐちゃになって苦労しそうではあるが。
シェムリアップとプノンペンを除けば現地人も優しい人ばかりだし、子供は姿を見かけたら大抵挨拶してくれる。実は大人も結構声をかけてきたり。
町から観光地までの移動でボッタクってくるのがカンボジアの基本なので、自転車での旅行はそうした点にストレスを感じず好きに回ることもできるし、かなりおすすめだと思う。実際、シェムリアップとプノンペンではバイクレンタルのお店があちこちに軒を連ねていた。