2015年7月17日〜7月22日
◎道路
走行日数6日間
累計走行距離165km(16086km〜16251km)
累計走行距離165km(16086km〜16251km)
◎道路
整備状況は完璧なレベル。路側帯ではなく歩道の脇に自転車道が設置されている道も多い。自転車的に重要な点なのだが、歩道と車道を分ける段差をキチンと無くしているため、移動に負担がかからずストレスが少ない。日本も見習ってほしいぞ。
逆に車道における自転車の立場は脆弱。道路左端に黄色線で自転車レーン(だと思う多分)があるのだが、嫌がらせしているのかと思うくらい狭隘なラインである。
あと、基本的に国全体が都市なので信号の間隔がもの凄く短い。この国において自転車はスポーツ的に楽しむ乗り物であることが伺える。その割には至る所で自転車が置かれているので、自転車を足としている人はかなり多いと思われるのだが。シンガポールの人たちは苦労しているなぁ。ちなみに日本と同じく左側通行。
◎治安
もう全く問題なし。深夜1時とかに子どもが公園で遊んでいるのを普通に見かけるレベル。とにかく法律が厳しいと聞いたが、特別警察の姿を何度も見かけるようなことも無い。野宿場所を求めて深夜に自転車で移動をしているが、公園の見えない場所等で同じように自転車を止めて横になっている人をたくさん見かけた。旅行者なのか、ホームレスなのかは不明。
土地柄なのか、日中よりも夜間や早朝の方が公園等で人を見かけることが多く、そうした人達が東屋のベンチで一休みしていたのかもしれない。そういう意味では公園で寝てても咎められることは無いと思う。多分。
◎ビザ
ノービザで30日間の滞在が可。・・・ではあるけれど、自転車でも1日で全ての場所に移動できる程の規模である国なため、普通の観光で滞在日数を超えてしまうことはまず有り得ないと思う。
むしろ長期旅行者でそんなシンガポールに滞在すると、金銭的な面で色々と苦労することになる。私は計6日間滞在したのだが、これはインドネシア行きのフェリーが22日に就航だったから。普通に2日間は野宿して節約してるし、下手にバタム島へ急いでインドネシアでの滞在日数を減らしたくなかったという理由もある。
まとめると、「最低でも私くらいの金銭レベルがなければ、シンガポールで長期旅行者が過ごす理由は薄い」ということ。
◎交通事情
人口密度が高い上に、私でも知ってるような高級車がそこら辺をバンバン走ってて緊張感がある。とはいえ運転マナーは至って良好なので、ゆっくり走ればそれほど怖い思いをすることは少ないか。
左車線がバス専用レーンとなっている道路が一定数あり、幅の広いバスが脇を抜けていくのは恐怖以外の何者でもない。しかもバスは比較的運転が荒い。
スピードを出して抜けていく車がほぼいない(というか道路状況的にできない)ので、無茶しなければ走行自体は至って平穏だし、渋滞に巻き込まれない自転車は移動手段としてシンガポールで重宝されてる印象。
◎特徴
東南アジアにおける超先進国である。必然的に物価も高いのだが、国土が狭いためパッと入ってサッと抜ける旅行者が多い。長期旅行者でシンガポールに6日間滞在というのは、かなり長い方だと思う。
マラソンプラスタイヤに代表されるような、途上国では入手が難しい品物も見つけることができるし、アウトドアショップも沢山ある。旅行途中に態勢を整える、という意味で非常に便利な国だともいえる。
◎言語
基本的には他民族が集うというか、旅行者も仕事してる人達も集まってくる経済特区なので、多種多様の民族に配慮した形に言語が通用するような国である。看板の案内表示に幾つの言語を載せてるのだ!というレベル。
当然、日本人的なへっぽこ英語でも全く問題ない。むしろ街中観光してると普通に周辺から日本語が聞こえてきたりして、気分的には東京にいるのと左程変わりない。あちこちに日本語による説明文もあるし、日本人関係の建物(日本食屋とか日本人用書店とか)も無数にある。そういう意味ですっごく滞在しやすい国。
◎宿(野宿)・Wi-Fi
といってもツリーインロッジの宿しか泊まっていない。そもそも国土の狭いシンガポールで、宿泊先を転々と移り変わる人は少ないと思われるため、個々で下調べして唯一の宿を見つければ良いかと思う。自転車乗りならばこのホステル一択で良いかと。タイヤ売ってくれるし、水分・朝食の制限ないし、整備機材を無料で貸してくれるし、料金半額である。完璧すぎてぐうの音も出ねぇ。
オマケにマレーシア・インドネシア方面の旅行情報にも強く、スケジュールを確認するのが大変なペルニ社フェリーの情報もここで教えてもらった。最初の2日間は満床であるにも関わらず、設備使わせてもらうわ、荷物置かせてもらうわ、ビール奢ってもうわ、挙げ句に付近の野宿ポイントまで教えてもらえるわで大変お世話になった宿。あと、シンガポールの野宿は違法なのであしからず。無料キャンプ場の場所という意味ですよ。
Wi-Fi速度は東京並みの爆速。ただし街中でWi-Fiを利用する不便さも東京並み。あちこちにスタバがあるので接続できない!と困ることは少なかったが、FreeWi-Fiのスポットは思ってた以上に少ない。
◎自転車店
街中というより若干外れた場所で何店舗か見かけた。街中にあるショップは総じてオシャレ系ショップで、実用性のあるパーツをバラ売りしているような店舗は見つからず。
扱ってるパーツも基本的に高級グレードの物が多いが、以外と旅行関係のキャリアやバッグ類は豊富に扱っていた印象。これが国内を自転車で移動する人が多い故のラインナップなのかは知らないが、日本のショップと似てる感じ。
旅行用の道具はツリーインロッジで頼めるので、自転車旅行者としては各種消耗品が揃えられれば十分ではある。
◎物価・食事
超先進国であるシンガポールはどうしようもないレベルで物価高である。基本的に日本よりも高い。中華街やフードコート等では200円台から食べられる飯も存在するが、いかんせん量が少ない。
スーパー等で食材を購入して作る方が現実的。ツリーインロッジにもキッチンスペースがあったので、宿泊するようになってからは昼食は毎日自炊してた。パスタ1袋が200円・インスタンラーメン1セットが150円くらい。野菜は日本の値段とほぼ変わらないが、肉類や冷凍食材は確実に日本より高い。
なお、コンビニは「便利で簡単に買えるけど高い店」という日本と同様のポジションだったので、全く利用していない。
種類によって幅が大きく何とも言い難いのだが、ビールロング缶で350〜500円くらいかと。外国の輸入ビールだと値段は更に上がる。そして何故かアルコール度数高いビールの方が安い傾向にある。そういうビールは美味くないのが常だが。
◎総括
自転車旅行者にとっては、マレー半島の終点か出発点として利用することが非常に多い国。そうした意味合いにおいては、物資が豊富に取り揃えられているシンガポールは非常に便利でありがたい国だといえる。基本的に自転車を走らせて旅行する国ではないため、多少物価が高くても準備が整い次第、隣国へと移動してしまう自転車旅行者にとってシンガポールの存在価値は「物と情報の補給地点」という側面が極めて高い。
なお、野良犬の存在を全く見なかった点からも、シンガポールという国が、いかにレベルの高い国であるかがお分かりいただけるかと思う。