アルゼンチン15・16日目 ニドキャンプ〜プラザ デル ムーラス B.C

 アコンカグア登山5・6日目。高度順応は一般的に少しでも高所に長いこと滞在する方が促進される。このため一旦C2からB.Cまで降りる本日の行程は12時の出発と遅いものとなった。これは決して朝が寒くて動きたくないからとか軟弱な理由ではない。

IMGP0002
 写真もカメラの調子が悪くて別の日に撮影しただけ

 ちょっと友人が本気でダウンしてしまい、私がテント内で荷物整理を終え食事を済ませたその後になってもピクリとも動く気配がない。明日の我が身かと己の心配ばかりをしつつ、全く高度障害の症状が出ない我が身。どうしたもんやら。

 下りは荷物が少ないし歩いて行くのも楽だろう・・・と上りで要した1.5倍のペースで移動できると算段していた私たち。

FA094216-CD7D-4655-943B-798322306F06
 ところがどっこい

 1.5倍なんてもんじゃなかった。下りルートには上りとは別の直下降に進めるルートがあるのだが、これが砂地となっているため滑っているかの如く高速下山が可能だった。

IMGP0010
 速い速い

 上りで合計7時間かけた道は、2時間強でB.Cへと戻ってきたのであり、こんなことならもっとC2でダラダラすれば高度順応するために留まっておくべきだったな。

 なお絶賛大不調の状態だった友人は、高度を下げる毎に元気を取り戻していきB.Cではすっかり元気になっていた。高度障害の典型例を見ているようで面白い。

IMGP0008
 本人が必死なのはよく分かるけど


 翌日。アコンカグアにおいて最も重要な情報は「天気」もっと言うと「風の状況」だと言える。ここB.CとC2ことニドキャンプでは常駐しているレンジャーが向こう1週間の気象情報を出していて、我々はこの情報を元に山頂アタックの予定を立てる。

IMGP0009
 ネットで情報収集もできる(10分30US$で)

 本日31日なんかは風速75m/sとか最悪の状態らしく、レンジャー側から登頂禁止を言い渡されるレベル。とはいえ山間に位置するB.Cではそれほど強い風が吹くでもなく、狭いテント内にて緩やかな年末を過ごすことになるわけで。

7DD1A4A1-C590-4607-91F9-C36399ABD8D0
 朝食摂りつつ

IMGP0004
 今日も荷揚げお疲れ様です

 要するに風以外の情報はほとんど意味をなさないというか、アコンカグアはチリの砂漠地帯と隣接している土地関係もあってか、この時期の天気は晴れ一色であるため情報としての意味が薄いらしい。

 そんなワケで昔話よろしく川で衣類の洗濯したり、コーヒー・紅茶と水分たらふく摂取して高度障害の対策していたワケですが。

IMGP0007
 雪じゃねーかよ

 それも一時的なのじゃなくて、地面が白色に染まるほどに長く激しく降り続く。午前中はTシャツで闊歩していた外人は何処に消えた?

IMGP0006
 お昼はとっておきのお餅

 もはやテントから出ることも叶わなくなった我々は、明日のアコンカグア気象条件を心配し続けて新年を迎えるより他何もないのであった。これは忘れられない年末年始になるだろうな。

 2017年12月30日(土) 走行距離0km 累計72250km
 2017年12月31日(日) 走行距離0km 累計72250km