ボリビア98日目 サン ホアキンの町~ラパスから北東に約60km コロイコの町


 夜中に雨が降ってたのは良いのだが、テント張らせてもらった場所の水捌け悪くて水溜り状態になってるとは思わなんだ。新品のテントだから床上浸水することなかったけれど、1つ間違えたら酷い目にあってたなコレ。


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 なので慌ててテント収納


 そのまま食堂にて朝食となるのだが、周囲にいる人はレスキュー隊か軍隊か。実は昨日からちょいちょい聞かされてたのだが、この道の先で大規模な土砂崩れがあったらしく道がふさがれてるとのこと。


 つまりは通行止めなのであり、おいおいどうすんだよ!?とか思ってたのだが「迂回路を歩いてなら通過できるよ」という情報を得たので、まぁとにかく現地まで行ってみようと思う。回り道使うと1500km以上かかるので現実的な選択肢が他にないというのもある。


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 どうやら2日前に発生したらしい


 走っていても付近住民から「この先通れないよ!」とか声がかかるのであり、もう不安しかねぇ道中。そうでなくとも所々に土砂崩れの跡が見えるのであり、もうちょっとしっかり道路建設計画とかできなかったのかと思わずにはいられない。


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 とりあえず進むけどさ


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 大丈夫なのか本当に?


 1つ希望がある点で、土砂崩れの方向から一般人を乗せた乗り合いバスが走ってきたのを見ている点。つまり現時点では車両の通行はできなくとも、歩行者が土砂ポイントを歩いて通過し反対側のバスに乗車していることを裏付けていると言える。


 「ここから3~4km先が土砂崩れた場所だよ」と言われたスタート地点から20km走り、ようやく現場に到着する。やはりというか警察が入口をロープで封鎖しており自転車見るなり「ここは通れない、戻れ!」と有無を言わさず怒鳴ってくる。


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 とにかく話聞けよ


 崩れた土砂の上に迂回路作っているんでしょう?とにかくその通路見せてよ・・・とお願いして200mほど奥にある災害現場まで歩いて移動すると、なるほどこれは大規模災害だと納得する地滑りの中で、軍隊と思われる人たちが作業をしている。


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 一般人も多い


 件の迂回路を見つけ、反対側から荷物背負って歩いてくる人もいる。一応近くの人に確認してみたところ「この道は通行可能だよ」と了解も得ることができたため、自転車置いてる場所まで戻り通過したい旨を伝える私。


 しかし警察からの返答は「協議してるからちょっと待て」とのこと。これは嫌な予感あするなぁ・・・と思っていたのだが、30分ほど待たされた挙句に責任者らしい輩が言ったことは「危険だからこのルートは通れない」であった。


 私だけでなく大勢の人たちが停滞を余儀なくされている状況で、当然「そんな話が通るか!」と詰め寄って抗議してる喧騒をやや遠巻きに眺めてる私。


 10人以上もの人数いながら全員突っ立ってコカの葉噛見つつ適当な対応をしている警察の向こう側で、救助隊や軍の人が一生懸命作業を続けているのを見てると、本当に後進国の警察というのはクソ組織だなと思う。


 つい先ほどまで人が通っていたこともあるし、アホ警察は言うことコロコロ変わることもあり、どうしたものかと悩みながら立ち往生。すると近くにいたバスの運転手曰く「今日の午後5時になったら工事終わって通過できるよ」とか言い始めた。


 目の前にいる警察の弁では「5日間は通行できない」とのことで、私も「5時?5日の間違いじゃなくて?」と何度も確認したのだが「大丈夫だ、午後5時になったら通過できる!」と申すのでしばらく待ってみることに。


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 その間に濡れたテント等を乾かしておく


 しかし偉そうに豪語したオッちゃんは約束の5時を待たずしていつの間にか引き上げてしまい、何なんだよアイツは?もうボリビア人みんな言うこと適当すぎて、何を信じれば良いのか分からない。


 間違いなく言えることは、この山岳地帯ではテント張るスペースもないし、予備食料以外は食材何も積載してないと言うこと。道が開くまで何日待つか分からない状態でいつまでも止まるより、とにかく一度町まで引き返して対策を練ることにしようと思う。


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 結局14時に引き返す


 本日スタートしたサン ホアキンには高級ホテルしかないため、更に道を逆走しヨロシタの町にある交差点からコロイコの町を目指す。このコロイコの町はちょっとした観光地であるらしく、たくさんの宿があり申し分ないのだが何故か立地が「山の頂上」に位置してるというね。


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 昨日山の上から撮影したコロイコの町


 約600mの登りとなるのだが、前半戦はともかく残り4kmから路面が石畳に変わってしまう鬼仕様。今日は何から何まで上手くいかない日だな。


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 仕方ないので押して進む


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 何故あんな場所に町を作った?


 時刻にして18時半過ぎ。やっとの思いでコロイコへ到着し、安宿へ投宿する。ちなみにこの宿、30ボリ(約480円)でトイレ付き個室のWi-Fi有りと、今までボリビアで泊まった宿の中でも最優秀のコストパフォーマンスを誇っていた。行く予定のなかった町でそういう宿に当たりますか。


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 テレビでもトップで土砂崩れのニュース流してた


 宿のオーナー曰く「ニュースでは道路開通まで2週間かかるってさ」とのことで、もう本当にどうすりゃいいのか?夜遅くまで地図を見ながら別のルートを考えるのだが。


 もう航空券の予約してもうたので南米ゴール地点を変更することは不可能であり、どうしてこうなった?と思わずにはいられない。


 2019年2月4日(月) 走行距離55km 累計88202km