この自転車旅行において私が出発した2014年と比較し、変化の最も大きかったことの1つが「旅行保険の掛け金」であると思っている。
当時私が加入した長期海外旅行保険は1年平均約13万円といったところで、これを高いと思うか否かはおいといて年間の保険料金は会社を問わずそれくらいが標準であった。
しかし2019年現在。保険料は値上がりを続け現在同様のサービスに加入した場合に掛かる金額、実に23万円!当時の倍近い料金が必要となっているのが現状だ。しかも契約期間は最大2年までと短縮された。
保険業界の状況がどうなっているのか知らないが、5年の間に90%近いインフレ率を記録するとか異常だと思う。仮に海外旅行者が年間に使う金額を100万円だとしたら、2割以上が保険料で吹っ飛ぶことになってしまう。どう考えても吹っかけすぎだろコレ。
もちろん厳しい競争社会である日本。もっと探せば多少は安い保険料で運用してるプランとかあるのかしれないが、何にしても金額上がり過ぎでちょっと以前と同じ気持ちで契約できそうもない。日本の物価は四半世紀インフレしておらず以上事態である!・・・みたいな話は何だったのだ?
ともかくこうした事態において、保険料をどうにか抑えるため選べる行動は3つに大別できると思われる。それが
1「旅行期間を短縮する」
2「補償内容を妥協する」
3「保険会社を国外に求める」
である。それぞれ見ていこう。
1の旅行期間を短縮というのは単純な話ではあるが、まぁ常識的に考えてこの方法を選択するような旅行者がほとんどいないであろうことは想像に難くない。主であるハズの旅行が保険料金によって圧迫されるなんて本末転倒も良いとこだし。
この形の究極系が「無保険旅行」ということになるのだが、以前も言った通りただでさえ家族その他に心配をかける海外自転車旅行をしてる身で、良い歳した大人が「怪我してもそれは自分のことだから」というのは余りに無責任だと思う。
保険というのは自分よりむしろ周囲の「自分を気にかけてくれる人」のために加入すべきモノであり、その上で補償内容と金銭的な面を天秤に掛けながら吟味するべきというのが私の考えだ。
んで2の補償内容を妥協という話。保険の内訳というのは多種多様に広がっているが、実は「傷害・疾病」という項目が掛け金割合で半分以上を占めている。
それだけ怪我・病気による保険の利用が多いということの裏付けといえるが、怪我はともかく4年半旅行続けて病気らしい病気を1度も経験せず今までやってきた私。人にもよるだろうが私は風邪や腹痛程度の症状は「よくあること」として宿で薬飲んで寝ることで対処する人間であり、それで保険会社を利用しようという発想が薄い。
つまりそうした人なら「軽い病気は寝てれば治るし、入院するような病気に罹患した場合は医療設備が整ってる日本に帰国するので」と割り切ることで疾病・傷害の補償内容を削ったプランを選択すると、必要な保険料も半額以下の年間7~8万円で収めることが可能。
医療設備の整った先進国ではそもそもヤバい病気になりにくいし、後進国ではどっちにしろ医療設備が整ってる場所まで移動を余儀なくされる。それならばいっそ日本に戻りますわ・・・という考え方は、まぁそれなりに理解が得られるのではないかと思わないでもない。
そして第3の選択。日本の保険会社が高いから海外の保険会社と契約するという方法。日本と比較して海外の保険会社は同様のサービスながら年間10万を下回る金額で同様のサービスを提供してたりする会社もある。
現代のネット社会を反映してるのか、直接対面交渉しなくともネットのみで手続きが完了できるのは良し悪しあると思うが1つの方法として大きな利点があると思う。何よりこの方式だと旅行続けてる最中に保険の契約が終了しても海外から再び保険契約することが可能だし。
多くの人が海外の会社を利用するのに対し躊躇すると思われる点が、海外ということでトラブルが発生した際の言語的なやりとりに対して不安を覚えるという点かと思われる。だがまぁそれは契約者が頑張るしかないだろうて。
私だって英語に自信はないけどさ、過去に翻訳ソフト駆使してビザ入手の手続きに必要な胸部X線検査とその診断症を受け取ったりとかしてきてた。そんな経験からとにかく時間さえかければ大抵のことはどうにか対処できると思っている。どちらかというと、家族が何か対応せざるを得なくなった場合にちゃんと対処できるか怪しいという点の方が心配。
海外より日本の会社の方がちゃんとした対応してくれる・・・みたいなのは完全にイメージの世界で語っていることで、そんなことはあり得ないと断言できる。何故ならその日本の保険会社も「ちゃんとした対応」なんてしてくれなかったからだ。
・・・以上のことから私は今回の保険に関して、3番の「海外の保険会社を使う」という方式でやっていこうと考えている。何故未確定の言い回しをしているかといえば、今回の旅行ではこれに加えてクレジットカードの海外旅行に伴う付帯保険90日分を使い切ってから旅行保険に加入する腹づもりだからだ。
ネットでどのタイミングでも保険の手続きができるというのはこういう場面で強いのであり、更に私が利用予定のASSETS ASSURANCESという会社は36歳を境にして保険料金が1段階上がるスタイルとなっている。つまり6月中旬に再出発した場合、クレジットカードの付帯保険90日を経過すると私が35歳の誕生日を迎える直前のタイミングで保険の契約始めることとなり無駄がないスケジュールとなるのも嬉しい。海外の会社なので0歳を算出しない「数え年」方式かもしれんが知ったことか。
とまぁここまで色々書いてきたワケだが、ネットで保険加入できるなら一時帰国で手続きする必要ないな・・・ということに日本で情報調べていて気がつきました。アホだな。
まぁ今契約してる保険が5年契約なので、早期帰国分の返金手続きを日本で行う必要があったし!悔しくなんかないですよ?