エチオピア11日目 バハルダールの町〜アディスアベバから北西に約330km ダングラの町

 楽しく過ごせたバハルダールだがそろそろ出発することにした。気持ちとしては「もうちょいここに滞在しても良いな」くらいの後ろ髪ひかれる気持ちを持ちつつ移動していくのがベストだと思ってる。満足しきってしまうとそこにもう一度再訪しようとは思わないだろうし。

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 オススメの宿ですよ

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 信号で停まったのいつ以来だっけ?

 都市圏内ですらそれほど交通量が多くない道であり、緊張せずとも余裕を持って走行できるのはエチオピアの良いところ。むしろ緊張というか集中力は周辺の子供が石投げてこないか・・・という点に集約されてる向きがある。

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 1馬力って相当なパワーだよね

 しかし町を抜けきって完全に田舎区域へ突入しても以前までと違い子供からの「マニー」連呼攻撃がない。いや正確には「ユーユー」も「マニー」にしても言われてるんだけど、その回数が圧倒的に落ち着いたと言うべきか。

 1時間に50回くらい叫ばれてたのが丸1日の合計で50回とかになった感じでさ、余りにも大人しい子供が増えたので別の国へと来たみたいに思ってしまう。

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 謎だ

 もちろん時間帯が良いだとかここの周辺のみ安定してるという可能性もあるので気は抜けないが、石を投げられないエチオピアの走行って本当に文句の付けようが無いくらい気持ちの良い土地なんだよね。もしかすると今日初めてエチオピアの走行が楽しいと感じているかもしれない。

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 バイアナットというメニュー

 やっぱりインジェラ系料理ではあるが、単品メニューでこれだけ多種類の品が並ぶ料理というのは海外じゃまずお目にかかれない。これで30ブル(約100円)とかエチオピア料理は安くて美味い凄い国だと最近は思うようになった。

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 野焼きか?

 多少のアップダウンはあれど全体的には緩やかに登っている道。まぁ登り基調とはいっても路面状況良いこともあり、エチオピアでは一旦2000mの高原地帯入ってしまえば1日で100km走るのはそれ程難しいことではないと思う。

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 気温も低いし

 ただバハルダールまでの道のりで「体力的に消耗してる状態だとエチオピアの子供に対してストレスが激しい」というのがよく分かった。たとえ「マニー」とねだられようともこちらが手を上げて何か声をかけ返すことで、石を投げられる確率はグッと低くなる。

 基本的に元気な状態ならお金をせがまれてもそこまでイライラしないものだけど、これが疲れた状態だとやたら神経に触る。そうするとぞんざいな対応になってしまい、結果として投石受ける確率が上がることに。

 そうして何度も石を投げられてると更に精神的に消耗し「こんなクソ国民とは目を合わすのも嫌だ」という気持ちになる。かくして「もうやってられん」と子供を完全無視して走るのだが、その結果益々激しく石を投げられる・・・という悪循環に陥ってしまう。

 こうした点からも時間や体力が余裕あるうちに走行を切り上げてしまうのがこの国では正解でないかと思い始めた。色々と試行錯誤してるつもりなんです個人的には。

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 早めに終了してもビール飲んでちゃ世話ないが

 兎にも角にも本日のエチオピア走行は実に楽しく走ることができた。やっぱ文句を並べるよりも色々考えて対処していくほうが健全だし気分も良い。良いことづくめではないですか。


 ・・・とまぁ、良い話風にしてるけど、私はそんなできた人間ではないのでして。「マニー」とせがんで来た子供に対して「このクソガキ!頭沸いてるんじゃないのか?蹴り飛ばされたくなけりゃサッサと失せろ!」みたいな罵詈雑言を日本語で並べ立てて言い返しているだけ。子供に対し本気で口喧嘩する35歳の姿は情けない。

 2020年1月29日(水) 走行距離82km 累計108600km